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ありえないほどに暑い夏が続いています。この本が出る頃には、そろそろ涼しくなっているでしょうか?
コレを書いている現在。死にそうにアツいです。もうクーラーのガンガン効いたお部屋でしか生きられません。言うなれば、都会で飼われた深海魚。空気調整がされていない場所に行ったら、速攻倒れる自信があります。
そんな暑さの中、今月も高田馬場のルノアールで、編集長と打ち合わせです。
「町田、キツいな、このアツさは」
「もう、本当にキツいですよ。この打ち合わせのあと、ルノアールから出て帰らなきゃいけないかと思うと死にたくなりますね」
「まったくや! 不快指数もグングン上がるで、これは!」
窓の外は、真っ白な太陽に照りつけられた世界。すべてのやる気が削がれる世界です。できることなら一日中、水風呂の中に入って過ごしたい!
「せやなぁ。こう暑いと、すぐに汗だらけになってしまうし、何回もシャワーを浴びたいもんなぁ。それならいっそ、水風呂の中ですごすのも悪くないなぁ……」
そう言いながら、ぼんやりとした目で宙を見る編集長。しかし次の瞬間、その目が「カッ!」と見開いた。
え、なになに??
「汗だらけ! エエやないか! 汗だらけの身体でプレイしたら、それはそれは不快指数の高いプレイになるやろうなぁ!」
 え? はい? それはそうかもしれないですけど、それがどうしたんです? なんか心なしか目が笑ってません? 怖いんですけど。
「夏は、汗ばむし、ほっておいたら身体中が蒸れっ蒸れになるやん? とくにキンタマとか、汗だらけの蒸れ蒸れやったりすると、ホンマに臭いし最悪やん? その最悪さをフーゾク嬢に味わってもらうんや! どや!」
 どや? と聞かれても、単純になんの話をしているのかがわかりませんし、ちょっと今、あなたのことが怖いです。
「……っていうか、フーゾク嬢をイヤな気持ちにさせるのが目的ですか?」
「いや、イヤな気持ちにさせるのが目的やない! そんな『イヤな気持ちになりながらも、しっかりプレイしてくれるのか?』っていうところがミソなんや! そういう意味でいえば、蒸れに蒸れたキンタマなんて、相当イヤな気分になるからな!」
 そう言いながらニヤニヤと笑顔の編集長。「悪くないテーマやと思うよ」と、ご満悦だ。
 ……ってことで今回のテーマは、
「蒸れ蒸れのキンタマをフーゾク嬢はしっかりと舐めてくれるのか?」に決定いたしました。
 ……ホントに? こんなテーマで本当にいいの? 言っておきますけど、ボクがやろうって言ったんじゃないですからね? 狂ってるのは編集長だけですからね?

││蒸れたキンタマ。
たしかに、夏の暑い日、連続してお風呂に入れなかった日とかに、股間が臭くなって、ズボンの間から、ファンキーなスメルが上がってくることは、ままあります。
その臭さをはらんだキンタマをフーゾク嬢に丹念に舐めさせる。ヌメヌメと、じゅわっとした玉の裏をベロンベロンと舐めさせる。真夏のキンタマは、ドブのような臭いがすることもある。たしかにキツい。
そんなわけで、まずは臭いキンタマを作らなくてはなりません。そこで、ネットで「臭いキンタマ」でキーワード検索をしてみます。
すると、Yahoo!知恵袋にこんな質問が!
「金玉袋はなぜ臭い匂いを放つんでしょうか?」
この質問者は、なぜこんなことをYahoo!知恵袋で聞こうと思ったのでしょうか? 頭がおかしいとしか思えません。
しかし、そこはさすがのYahoo!知恵袋。キンタマ袋についてもキッチリと答えている人がいました。
『いわゆる陰部には、〝アポクリン汗腺〞が多く分布しています。この汗腺から分泌される汗が、細菌によって分解される時に発生する臭いです。
アポクリン汗腺から分泌された汗には中性脂肪・脂肪酸・コレステロールといった脂質や鉄、色素、細胞破壊成分が含まれており……』
……なんかよくわかんないけど、真面目に答えてくれています。とにかく〝アポクリン汗腺〞という汗の出る穴から、変な臭いのするモノがみゅるみゅると出てくるから臭いのだ、と。つまり、コレステロール値が高くて、汗っかきのデブとかのキンタマは超臭いってことですね。
さらに、他にも調べてみると、「キンタマが臭いのは、精液と小便が混ざった臭いだからだ」と主張している人もいました。たしかに、オナニーをして、数日お風呂に入れなかったりすると、股間のニオイは、そんな感じのニオイに支配されたりします。と、いうわけで臭いキンタマを作るには、お風呂に入らないのはもちろん、脂っぽいモノをたくさん食べて、オナニーとか、小便をしたあとで、しっかり拭かない! そういう努力が必要なようです。これを一週間ほど続ければ、最強に蒸れた〝臭
いキンタマ界屈指のキンタマ〞ができあがるに違いありません! しかし、こんなにたくさんキンタマって文字を打ったのはじめてです。
20年前、キンタマって書くために上京したわけじゃなかったんですけどね。

││夏。今年の夏は、記録的な猛暑です。
なんか、クーラーを付けなかったために、熱中症で死んだ人まででてきたようです。
そんなシャレにならないほど暑い日が続く中、臭いキンタマ作りにいそしむボク。
 この連載では、今までも何回か「風呂に入らない身体でプレイしたらどうなるか?」とか、「2週間、洗わなかったチンカスだらけのティンコを舐めさせたらどうなるか?」みたいなテーマがありました。そのたびに、
「何日もお風呂に入らない生活」というものは経験しています。
しかし、それは秋とか冬だった場合。このクソ暑い真夏にそんなことができるわけがありません。他の仕事に支障がでます!
あくまで臭くしなくちゃいけないのはキンタマのみ。そこで、ティンコをサランラップで包み、きんちゃく袋のように、タマごと根元を輪ゴムで止めます。どうですか! これなら、キンタマの蒸れをキッチリとサランラップでガードしたうえ、シャワーも浴びれるのです! これで臭いのは股間のみ。身体や頭は清潔そのものでございます!
シャワー問題がクリアになったことで、精神衛生上、ちょっとはマシになりました。あとは、こまめにオナニーをしたり、小便をしたあと、あまりしずくを落とさないようにします。

││臭キンタマプロジェクト開始から3日目。
股間がカユくなってまいりました。股間というか、キンタマ袋の裏あたり。パンツに手を突っ込みボリボリと掻く。うひぃぃいぃ! 気持ちいいいいい!!
ひとしきり掻きむしったあと、じっと手を見る。すると、爪の間にびっしりと黒い汚れが入り込んでいます。
テーブルの上にティッシュを広げ、爪楊枝で爪の間の黒いモノをこそぎ出す。消しゴムのカスのようなモノが、ティッシュにどんどんたまっていきます。
恐る恐る、ティッシュの上にたまった消しゴムのカスの臭いを嗅いでみる。
んーーーーー!!! 臭い!!!!
風呂に入ってないときの、垢の臭い。そしてそこにうっすらと混ざった精液のイカ臭さ。アンモニア臭もプラスされています。かなり順調です。
さて、そこからさらに2日。ここらへんから、プレイするときに精液が少ないと寂しいので、オナニーはストップ。ひたすら小便をしたあとに、そのままパンツにinする生活が続きます。
このくらいになってくると、身体はキッチリ洗っているのに、股間からブァ〜ンとファンキーガッツマンな臭いが上がってきます。
仕事で原稿を書いているときなんて、臭いがそのまま上がってくるから、身体を傾けて臭いの湯気を避けながらキーボードを叩いております。けなげ!
さらに、「小便をしても臭くなるのはあくまでもティンコの先から亀頭の部分。キンタマにも小便を!」と、いうことで、シャワーのとき、ラップで包まれた、きんちゃく袋の中で放にょうしてみました。ゾゾゾッという感覚とともに、黄色い液体で満たされていく透明なきんちゃく袋。隙間から、2本、3本、シッコの黄色が線のようにシタタタタっと流れ出る。腰をくっくっと振り、ラップの
中を掻き混ぜます。ふぃーー、シッコだらけのキンタマの完成です!

ラップを外し、そのまま風呂場で小便だらけになったティンコとキンタマを乾かします。このままシャワーで洗い流したらキレイになっちゃうし、かといってバスタオルで拭くのも抵抗がありますからね。
ぼんやりと、風呂場の床に座る。
風呂の窓の外からは、ミーンミーンとうるさく鳴くセミの声。少年時代のあの夏の日。
夏休みの自由工作で、マッチ箱を200個くらい使って、巨大なロボットを作ったっけ。マッチ箱の中には、数本マッチ棒を入れて。セロテープで張り合わせて作ったそのロボットは、「最後、火を点ければ、マッチ棒に引火して、爆発のような最期を遂げる」という〝ショッカーの怪人みたいに自爆する〞というコンセプトで作ったっけ。
あのロボットって、どうしたっけなぁ。学校に提出して、2学期が終わるときに戻って来たのは覚えてる。でも、燃やしはしなかったはずだ。あのロボット、どこにいるんだろう。
 そんなことを、ぼんやりと思い出した。
 まさか40歳を過ぎて、臭いキンタマを制作する夏を過ごすとは思いませんでした。
 なんだよこれ。悲しすぎる自由工作。鼻の奥がツンとする。え、ヤバい。泣きそうなんだけど。ダメだ! これで泣いたら、本当に死にたくなる!

奥歯をギュっと噛みしめて、風呂場から出る。さっき脱いだパンツを再びはく。まだシッコが乾いておらず、パンツにジワっと液体が染み込む感覚がした。
 臭キンタマ制作委員会も、一週間を迎えました。正直、ありえないほどの臭いを放っています。完成です!蒸れっ蒸れの臭キンタマの完成です。あの日、夏休みのマッチ箱ロボットが完成したときほどの感動はありませんが、そこそこの達成感です。

││さて、いよいよお店選びです。
今回、もう行く店は決めていました。即尺専門店『S』でございます。この連載でも何度かお世話になっている、即尺の老舗店。値段は、70分で2万8500円という、まぁまぁなお値段です。今の援交の相場が2万円ですから、素人女性とのセックスよりもお高いわけです。まぁ、この自由工作をベロンベロンいってもらうわけですから高くはないですけども。
「出勤予定」のバナーをクリックすると、すぐに目に飛び込んで来たのは、Aちゃん(21歳)。目から下はボカシがかかっていますが、ちょっとつり目で気の強そうな表情。身長150センチのやせ形なのにFカップ。その素晴らしい身体。いいじゃない!そそられるじゃない!
 さっそくお店に電話して、「Aちゃんはどうですか?」と聞いてみる。「あー、1時間後でしたら行けますよ!」
「じゃあ、お願いします。あのー、チンコ、ちょっと臭いかもしれないですけど、大丈夫ですかね?」
念のため聞いてみる。まぁ、ちょっとどころではないのですが。
「もちろん大丈夫ですよ! まぁ、程度にもよりますけど、程度を超えていた場合は、洗っていただくことにはなっちゃうんですけど……でも、Aちゃんはサービスの良いコなので問題ないと思います!」
程度にもよる……。まぁ、間違いなく、この店員が考えている程度は超えていると思いますが。でも、こんな質問に対しても「Aちゃんは大丈夫だと思います!」と断言するところを見ると、かなり彼女、優秀なんですね。
それではと、Aちゃんを指名し、そのまま案内所に来てくれ、というので一路池袋へ。肌が粟立つほどにキツい日差しの中、山手線で向います。
案内所まで歩くだけでも、額から汗が溢れ出す。鳴り響くミンミンゼミの声。汗が眼に入る。
やっと案内所に到着し、予約の2千円と75分、2万8500円を支払う。さらにホテル代で3500円。
……総額3万4千円! ヒー! 高すぎるよ!
案内所のおっさんに、キンタマの臭いを気付かれないかとドキドキしながら案内所を出て、指定されたホテルへ。ガチャっとホテルの部屋に入ったときには、もう汗だくでした。グレイのTシャツが汗で色が変わっています。ふひぃーーー! クーラーの風が心地良い! 生き返るーー!! さぁ、Aちゃん、早くカモーン!!
……待てよ。そもそも今回のテーマは、「蒸れ蒸れのキンタマという、不快指数MAXなモノを舐めさせても、フーゾク嬢はキッチリ舐めてくれるのか?」という自由研究です。そう、つまりは〝不快指数〞を上げることが重要なのです。
……と、なると、このクーラーで冷えきった快適な部屋はどうなのか?もっと不快指数を上げるには、クーラーを切って、蒸し蒸しした部屋にしておくほうが正解なのでは?
もちろん、これからやってくるAちゃんだけでなく、ボク自身にとってもキツいことだ。しかし、せっかく作った臭キンタマ。最高に最低な気持ちで舐めてもらった方がいいだろう。
決心を決めたボクは、そのままクーラーの電源を切る。カーテンを開け、陽の光を充分に取り込む。暑い!10分ほどすると、部屋の中は蒸し風呂のように暑くなってまいりました。Tシャツが肌にベタつく。
ソファーに座ってると、股間からもうもうと臭いが立ち上ってまいりました。首を横にして避けます。パンツの中に手を入れて、キンタマの裏をザリッと掻く。手を出して見る。ビッシリと爪の間に、黒。臭いを嗅ぐ。一瞬、喉の奥から、何かが上がってくる感覚! ひぃぃーーー! 完璧! 準備万端です!!

││コンコン。
不意に、扉をノックする音。
……来ました。即尺専門のフーゾク嬢、Aちゃんがやってまいりました。
さぁ、みなさん。これから町田足土の夏休み、自由研究の実験に入ります。テーマは、「1週間、洗わず、精液と小便でコトコト煮込んだ蒸れ蒸れのキンタマをフーゾク嬢に舐めさせたらどうなるのか?」
ご注目下さい!!!
「どーもー、こんにちは……」
扉を開いた瞬間、そこに立っていたのは、黒とピンクのタンクトップワンピースに、白い羽織。ちょっとギャルっぽいメイクのAちゃん。サイトの写真の印象よりも、ちょっとポチャっていますが、全然範囲内。けっこうカワイイです。
「……大丈夫ですか? 暑くないですか?」
ボクの顔が汗だらけなのを見てなのか、部屋の温度があきらかに暑いのか。まぁ、両方だと思いますが。
「あぁ、俺、クーラー苦手なんだよね」
「あ〜、いますよね。そういう人」
そう言いながら、バタン、と扉を後ろ手に閉じ、部屋に上がると、そのままボクの前にペタンと座るAちゃん。
おぉ! このまま即尺ですか?? 行きますか? さすが即尺専門店! 話が早い!!
ジーンズのベルトとチャックをカチャカチャと外してきます。ジーンズすらも汗でしっとりと濡れています。
ズルッ。
ジーンズが、ふくらはぎあたりまで一気に下ろされる。何日もはいていた、紫のボクサーパンツが大きく突起しております。
あきらかにズボンを下ろした瞬間、ぷんわりと〝あの臭い〞が上がってきました。鼻孔をガンガンに刺激しています。Aちゃんの顔を見ると、気付いていないのか、表情は変わりません。
パンツの表面をグググっと盛り上げるティンコ。先っちょはガ汁でヌルヌルになってます。親指の腹部分で、そのヌルヌルをなでてくる。くひぃ〜〜〜たまらん!
そして、いよいよ、Aちゃんの両手が、ボクサーパンツにかかりました。……来る! ボクの夏の努力の結晶が、今、解き放たれる! とびっきりの自由研究が、今、はじまる!ずるり。
「………」
一瞬の間。あきらかに、ボクのスメル粒子は、Aちゃんの鼻の中に吸い込まれていってます。どうだ! 来い!
「……グ、グっぅんん」
今の何??? ちっちゃい咳払いみたいのをしました!
右手でギンギンに勃つティンコをコスコスとシゴきながら、じっと見つめるAちゃん。わかるわかる。舐める勇気がないんだよね? わかるよー。ボクだったら絶対無理だもん!
でも、いつまでもそのままじゃいられない。さぁ、舐めてもらうよ。人生の辛酸を。
「Aちゃん。タマ舐めて?」
「……ウン」
 そう言うと、目が合って、ちょっと笑顔になる。そうそう、こんな臭いティンコ(とくに粘膜っぽい亀頭部分)は舐めたくないよね。
「それなら、キンタマの方がマシ」って思うよね。今、一瞬見せた笑顔は「やった! どちらかといえば、まだマシな方。キンタマを舐めて、とりあえず亀頭から距離が置ける!」って思ったからだよね。
 でも、正直、亀頭よりもキンタマの方が臭いんだけどね!
 ヌロォ……。 右のタマに舌がくっつく感触。
「ゲーーッホッ! ゲホッ! ゲホッ! ゲホッ! ゲーーーーホッ!!!!」
 次の瞬間、勢いよく咳が飛び出した。
「ゲホッ! ゲーーホッ! ゲホッ!ゲホッ! ゲーーーホッ! オッッッエエーッホ!!!」
 全然、咳が止まりません。
「ゲーーーーホッ! ゲホッ! ……ハァ、ハァ……ハァ…」
 肩で息をするAちゃん。顔を上げると、真っ赤な目から涙。顔中、脂汗。すげーー! こんなになっちゃうの??
「大丈夫…?」
 あまりの光景に、思わず言葉が出てしまう。
「……うーん、ちょっと、あの……お風呂、入りました?」
「うん、もちろん入ったよ(一週間前に)」
「あー……そうですか……ちょっと、ダメな臭いがしちゃって……」
「ダメな臭い?」
「私、洗ってないのでも、まぁまぁ大丈夫なんですけど……これは、私の中で、ダメっていうか苦手な臭いがして……」
 どう考えても、Aちゃんだけじゃなく、どんな人でもダメな臭いですよ。でもね、ここはしっかり舐めてもらわないと。こっちも一週間かけて作ったんだから。遊びじゃないんだよ、遊びじゃ。
「あの……シャワー、一緒に浴びてもらえますか? 一応、お店の人からも説明ありましたよね? 『あまりに臭かったら、シャワーに入ってもらいます』って」
 ……しまった! 電話で予約を取ったときに、言っていたことが筒抜けだったのか!! うわーー! やってしまった! これまで頑張ってきた自由工作が一瞬で水の泡になってしまう! まだ提出もしてないのに、マッチ箱のロボットが燃やされちゃう! やだ! そんなのやだ!!!
「………………………」
「………………………」
こちらが黙ると、あちらも黙る。無言のプレッシャーを与えるが、Aちゃんもティンコを握ったまま何も言いません。
「……じゃあ、さ。あと3分だけタマを舐めてよ。亀頭部分とかは舐めなくていいから。俺、タマ舐められるの大好きなんだよね」
「………………」
「ね? たっぷりタマを舐めてよ。そしたら、シャワー一緒に浴びようよ?」
「……………………」
「ね? クーラー効いてないから、汗もすごいじゃん? さっさと3分間頑張って、サッと冷たいシャワー浴びたいでしょ?」
 黙りながら、ティンコを小刻みにシコシコとしごいていたAちゃん。おもむろにべぇ〜〜〜〜ろんと舐めだしました。
 ベロん。ピチャ。ベロっ。ベロン。ピチャ。
 口に唾液を貯めて、唾で洗う要領でキンタマを舐める。Aちゃん、顔中汗だらけ。タンクトップから見える鎖骨のヘコみに、汗が数滴たまっています。
「じゃあ、片方のタマを口にふくんで、優しく舌でコロコロしてごらん…?」
 そう言うと、言われた通り、口の中にスポンとタマを含む。にゅもにゅもと舌が動く。
「ぼぉおぇえええええええ!!!」
 わぁーーー!!! ビックリした!!!
 急に爆発音のような音。同時に、Aちゃんの口から飛び出るキンタマ。
「もぉぉ無理ですーー!! 無理ぃいい!」
 あきらかに、泣いてます。ちょっと尋常じゃないくらいに泣いてます!
「……え? なにが無理なの?」
 ちょっと威圧感を与えるように、静か目なトーンで言う。
「無理ぃ、無理ぃ! ゴホッ! ゴホッ! ゴーーホッ! だって、本当に臭いの! 吐き気がするの!」
「……お客さんに失礼じゃない?」
「ごめんなざい! でも無理! 唾液で濡らしたら、乾いてた臭いにおいが復活したみたいになって! 倍以上臭いからぁぁ! ドブみたいなのぉ! 無理ぃ!!!」
 マジか?? こんなにフーゾク嬢が取り乱したの見たことないよ! 
「おねがいします! シャワーに入って下さい!!」
 そう言って、泣きながら頭をペタンと下げるAちゃん。完全な土下座状態だ。
 もう、ここらへんが潮時だろう。がんばったよ。Aちゃんは充分がんばった。
「……わかったよ。シャワー、浴びるよ」
 ヒックヒックとしゃくりあげながら、立ち上がるAちゃん。
「ごめんなさい……ありがとうございます……本当にごめんなさい……」
 泣きやまないAちゃんの肩を抱いて、そのままシャワールームへと向かったのでした。
 蒸っし蒸しの部屋。フローリングの床には、ボクのガ汁と、Aちゃんのヨダレ、そして二人の汗が、湖を作っていた。そんな感じで、ボクの自由研究は終わった。
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