
オレを含めて相当数いるはずだ。実際、ミニスカ制服から伸びる脚は生つばものだし、カワイイ子も多い。まして小汚いオッサン客ばかりのパチンコ屋にあっては余計にまぶしく見えるものだ。
そんな〝コヒレ〞とお近づきになるには、正攻法じゃちと厳しい。
彼女たちは我々が思っている以上にモテモテで、客からこっそり連絡先を渡されるなんてことには慣れている。つまりよほどのイケメンじゃないと振り向かすことは不可能だ。
であれば俺のようなブサメン親父ができることは何か。決まっている。カネの力に頼るのだ。
まずはターゲットのコヒレからコーヒーを買うのが先決だが、その際、500円をチップとしてくれてやる。コヒレは高時給の仕事で、それだけにカネ目当てで働く女がほとんどと言っていい。そういう人種にはたかが500円でも、こちらの好感度がハネ上がるのだ。会話も重要だ。
「俺コーヒーが好きでさ」とか「この仕事って大変?」とか話題は何でもいい。
とにかく、こちらがマトモな人間だと伝われば目的達成だ。あとは一連の作業(コーヒー購入↓チップ渡し↓会話)をあと2回繰り返し、相手に安心感と好感をたっぷりと与えたところで、こんなメモ書きを渡す。
「すごく素敵な方なので失礼を承知でお願いしたくなりました。お小遣い2万円で僕と遊んでいただけませんか。LINEのIDは……です。お返事待ちしてます」 そもそもコヒレは、ヤンキー上がりやお水経験者、あるいは生活に貧したシングルマザー率が異常に高い。皆さんもきっと上手くいくはずだ。
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