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そんな時期、世に大きく報道はされなかったものの、中学によるイジメ事件では前代未聞の出来事が北海道旭川市で起きている。
婦女暴行と強制猥せつにより、すでに送られたと記されていた。夕イ厶ラグの裏には、生徒たちのプライバシ—に配慮した学校関係者や警察の思惑が伺える。すなわち、被害者の少女甲野春子さん当時・中や加害少年人ら当時・全員中の卒業を待っての新聞発表である。『なにぶん事件に関わった生徒はみな将来のある身。他の生徒たちの気持ちも考えて、校内でもこの問題について公には説明はしておりません』多少表現に違いはあれど、事件を報じたメディア各紙は、こんな旭川市立北都中学の教頭のコメントを載せている。
札幌に次ぐ第の都市とはいえ、のどかな町の中心部に位置する同校。学年の生徒数は約〇〇名、制服はジャージとい子校で起きたのはいた』『残念だ』といぅ言葉などむなしく響くばかりの、やりきれない事件だった。春子さんは、どんな思いで学舎を発って行ったのか。本来なら人並みに楽しい垄活を送れたはず。いや、目鼻立ちのハッキリとした彼女のこと。周囲よりも充実した青春を過ごせたかもしれぬ。が、その魅力的なルックスこそが地獄へのキップであった。
加害生徒たちの素行不良が顕著になったのは、中学年の夏ごろからだ。自分たちのグループにチ—ム名を付けて、常に集団で行動。休み時間や放課後、校舎二階の水飲み場付近にたむろした。何をするわけでもなく、ダラダラとくっちゃべる。話題の中には、むろん『セックス』も入っていた。すでにカラダは大人。性欲は余りあるほど持ち合わせていた。ヤリたい。いや、オッパイやアソコだけでも触りたい。本能だけで回した頭の先に、春子さんの存在が浮かび上がった。男と日男は、入学当初より美貌の彼女に目をつけ、顔を見るたび、声をかけていた。対して春子さんは彼らを無下にしない。多少ではあるが惹かれてさえいた。ワルがカッコイイ
若さ故に陥りやすい陳腐な思考を、彼女もまた持ちあわせていたらしい。あの女なら言うことを聞きそうだし、多少、強引にいっても問題ないんじや?中学の二学期。男と日男は、春子さんを美術室に呼び出す。どのように誘ったのか。何故いきなり大胆な行動に踏み切れたのか。残念ながら今回の取材ではわからなかった。ただ、のちに春子さんは『他の女ヘ子が男や男からカラダを触られたという噂を聞いたことはあったと証言している。つまり何らかの経験から、すでに少年たちの理性は壊れていたようだ。さて、部屋に彼女を招き入れた彼らは、たわいもない会話のあと、おもむろに少女を押し倒した。「きゃ—」男は、泣き叫んで抵抗する春子さんに対して平手で頭部を殴打した。
「うるせぇ、泣くな」彼らは、下着の上から胸や陰部を満足するまで触ったあと、吐き捨てるように言い放つ。「ちくるなよ。ちくったら今のことみんなにばらすぞ」脅しに、春子さんは屈服した。人に相談して、仕返しされたらどうしよう。みなに知られたらイヤな女と思われるかも——。後に公判で確認された前提事実によると、その日のことを、春子さんは次のように結論付けた。これ以上、なにもなければいい。早く忘れよう』。しかし、男と日男は忘れなかった。言いつけを守る従順な春子さんに味をしめ、ときを置かずして、同じ美術室に彼女を呼び出す。彼女は言われるがまま教室に足を運んだ。断って暴行されるより、従う方が賢明。才の少女の心理は、この際、ジャージの上からカラダを触られていたときに起きた思わぬハプニングが、よく表している。「何やってるの?」春子さんと同じクラスの女子生徒が、偶然、教室内に入ってきた。一瞬動きを止める不良ども。そして鬼の形相で春子さんを睨む。結果、彼女はクラスメ—卜に覇気なく答えるのである。何もないよ」
「いい女がいるんだぁ。言うこと聞くし、チチ揉みほうだい!」「マジでぇ」「マジマジ」「オレも触りたい」「いつしよにやるう?」「やるやる!」春子さんが次に呼び出されたとき、彼女の前に、男と男の他人の少年がいた。胸をつかまれたり、股をさすられたり。人のいたぶりは、分以上にも及んだ。状況は深刻になってきていた。何とかしなければ。けれど、人には言えない。この、一人思い悩む心境に、イジメの地獄はある。男らに繰り返しカラダを触られながら、春子さんは苦しんでいた。
そんな、ある日のことだ。「最近、元気ないね」日頃から、ぅすぅす彼女の性的被害を察知していた友人の子が声をかけてきた。「なんかさぁ、先生に話した方がいぃょ」「…ぅん」しかし、彼女が意を決し、相談を持ちかけた担任の対応はお粗末だった。そのときのやり取りを、前述の〔前提
事実〕は、『教論は、下を向きながらわかったと言い、詳しい被害内容さえ聞かなかったとしている。ィジメの陰に往々にして存在する問題教師の無関心。春子さんを取り巻く環境も例外ではない。この点に関して、事件後、もっとも物議をかもしたのは、彼女が中学に上がったころの行動である。その日。少年たち人は、特別活動室の奥の小部屋で、春子さんの力ラダを触っていた。しかし、彼女を教室に連れ来こんでいく現場を、前出の子に目撃されたとは夢にも思っていない。子は春子さんの危険を察知。近くにいた若い女性教師に状況を説明し、様子を見に行ってくれるよう頼んだのだが…。「アナタたち何やってるんですか?」「いや、何でもないですよ—」場を取り繕う少年らに、篇は「早く出て行きなさいよ」と注意したのみ。春子さんが勇気を振り絞り「助けて」と声に出したにもかかわらずだ。おまけに、若い女性ということで日頃から生徒にナメられていたのだろう。少年らが「帰れ!」「帰れ—」とはやし立てると女性教師は、そのまま教室を立ち去っているのである。中学年の春。最終学年に入ったことで、不良グル—プは、一気に悪事に拍車をかけていった。他高とのケンカ、バイク窃盗等々、上級生がいなくなったことで、タガの外れた連中は、春子さんへの暴行も急激にエスカレ—卜させていく。以降、彼女が受けた凄まじいレ〇プの実態を具体的に記そぅ。年月下旬某日。この日、少年たちは、それまで『お触りまで』だったイラズラの線を超える。「用事があるから出て来てよ」男と日男が、電話で春子さんを呼び出したのは夜時頃。待ち合わせ場所は、学校近くのス—パーだった。彼らは、現れた彼女を力づくで一階の身体障害者用便所に連れ込み、内鍵をかける。
春子さんの悲鳴を遮るように、男が彼女の胸を突き飛ばした。間髪を入れず馬乗りになり頭部を殴る。男は陰部。カラダを撫で回した後、口淫を強要、顔面に射精した。さらに、性器の中に指を入れ搔き回しながら脅迫する。
「このことを誰にも言うなよ。しやベったら殺すぞ一」泣きわめく春子さんの股間は、真っ赤に染まっていた。男が、春子さんに連絡を入れて、ス—パ—に来るように指示。前回と同じ便所に連れ込んだ。その日、暴行に参加した者は、男や男の他、不良グル—プのメンバ—。そのうちの一人を除く少年人は、順に春子さんに自分のモノをくわえさせ、ロの中にした。
このとき男が呼び出したのは、学校近くにある高架下の空き家。少年たち人はジャンケンで順番を決め、交代で彼女にロ淫させた。この空き屋においては、その後回にわたり口淫を強要している。
「寝顔を見ると、涙がこぼれていたんで、どうしたの?と聞いたんですけど『何でもないよ』と言つてました。まさか、そんなことになっていたとは…」事件後、当時の春子さんの状況について、父親は捜査麗者にそう話す。方、彼女は当時を振り返り、「もう誰かに喋らなければ、やっていけないくらいツライところまできてました。夜も眠れなかったです」事実、この時期に春子さんは、番仲の良かった後輩の子に対して、暴行の事実を話している。同時に担任教師に対しても二度相談。何とか状況を打開しようと試みたが、これが裏目に出る。教師の対応は、ホ—ムル—ムの時間に語られた、ありきたりなものだった。
「クラスの中で、女子の体にタッチしている男子がいるようだけど、それはセクハラと言って、社会問題になってることと同じだ。人の嫌がることは二度とするな」
学級全体を対象とした注意のみで終わった指導は、春子さんをさらに追いつめる。不良どもが告げ口に逆上し、暴行の回数を増やしていったからだ。中学の秋には、特定の少年を見張りに立てて、トィレや教室など学校内でも、ひんぱんに口淫を強要している。これにより、春子さんに少年たちが付けたあだ名は『シャブシャブ』。由来は『口淫しゃぶる』らしく、彼女を校内で見かけるたびに、彼らは々にからかった。『シャブシャブ、ヤリマン、シャウエッセン』「シャブシャブ」。残酷以外のなにものでもないが、一方でその表現は間違ってなかった。春子さんは、それまで口淫までしか許していない。何度も犯されそぅになりはしたものの、そのたびに必死に抵抗。女としての最後の砦を何とか守ってきたからだ。
彼女のすべては奪われる。男により呼び出された先で、殴られ、恫喝され、ついには強かんされてしまうのだ。氷がいいか?パチがいいか?それから週間が過ぎた、クリスマスィヴの午後時過ぎ。加害生徒名が、下校中の春子さんに声をかけてきた。「学校で先生が呼んでるベ」口調は威圧的だった。彼女に思い当たる節はない。「氷がいいか?バチがいいか?陰部に挿入する意」少年たちがニヤニヤと笑う。周囲に人影はなく、辺りは雪景色だ。もうィヤ!彼女は無言で立ち去ろうとした。「じや氷だよ」少年の人が、春子さんを雪の積もった路上に突き飛ばした。うつ伏せに転ぶ彼女。起き上がろうとしたところを倒した。少年に連行される形で春子さんが学校に戻ると、生徒用玄関に、少年が待っていた。彼女は、必死に周囲を見渡した。知り合いがいれば助けを求めるつもりだった。
「どうしたの?」突然、春子さんの墓から声がした。たまたま通りかかった教師だった。不良グル—プの中に、女子が人いることを不審に思ったらしい。が、男に鋭い視線を送られたら、彼女は「なんでもないです」と答えざるを得なかった。行き先はわかっていた。階の男子便所でぁる。そう考えただけで、春子さんは反射的に座り込み、泣き始めた。が、少年たちは容赦しない。髮トイレの個室の中。少年たちは、順番に股間を目の前に突き出してきた。もう彼女に拒否権はない。とにかく、できるだけ早く終わってほしかった。「やめてえ、それだけはやめてえ—」悲鳴を上げたのは、男を相手にしていたときでぁる。ロだけでは満足できなかった彼が、無理やり股間を押しつけてきたのだ。腰を打ち付けられている間、彼女は無言でいた。大粒の涙が止まらなかった。どれほどの時間が経ったのだろう。ショックに打ちひしがれ便所を出た春子さんは、廊下をフラフラと歩いていた。と、そこへ偶然にも後輩の子に出会う。すべてを打ち明け、そのまま人階段でむせび泣いた。「どうしたの?人とも」「…先生、私さっき…」事件はこうして明るみに出た。
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