世の中には困っている人がたくさんいる。試しに広告掲示板のジモティーで調べてみると、「手伝って・助けて」という項目に何件もの相談が投稿されている。彼、彼女らは一体どんなことにヘルプを求めているのか。どんな理由があってジモティーで募集をかけているのか。私、野村がお助けマンになって、一挙に解決して差し上げようじゃないの! 
さっそく募集をかけている人にかたっぱしからメッセージを送りまくった。
『24才男性です。私がお手伝いしますよ!』
女一人だとナメられるじゃないですかまず、返信があったのはこちらの投稿を出していた女性だ。
【至急、私の代わりに電話をしてもらいたい相手がいます。詳細は実際に会ってお話したいので、埼玉まで来ていただける人を募集します。(30代・女性)】 
ふむふむ、何やら込み入った事情がありそうだ。さっそくサイト内でメッセージのやり取りをしてから指定された場所に向かう。東京から電車に揺られること一時間、埼玉県は川口市のはずれにやってきた。待ち合わせ時刻から数分、伝えておいた携帯番号に着信があった。番号は非通知だ。
「もしもし、野村さんですか?山崎です。いま、駅の出口にいるんですけど、どちらですか?」
異様に声が小さい女性だ。イマイチ何を言っているのかわかりにくい。駅の周辺を何度も往復して、ようやく黒いダウンコートを着てキョロキョロしてる女性を発見。たぶんあの人だろ。
「すみません。ジモティーの方ですよね? 私、野村です」
「はい。そうです。遠いところから、わざわざありがとうございます」
「いえいえ、では何をお手伝いすればよろしいでしょうか?」
と、急に下を向いて黙ってしまった彼女。と思ったら急に周りをキョロキョロしだして落ち着かない様子だ。
「あの、ちょっと場所を移動してもいいでしょうか?」
駅から少し離れた広場に移動した。周囲に人は誰もいない。ここまで警戒する理由ってなんだ?
意を決して彼女が語り始めた。
「ここなら大丈夫そうです。実はですね。野村さんに電話してもらいたいのは、私の住む地域の自治会の役員なんです」
自治会ってことは、なにかご近所トラブルでもあったのだろうか。しかし、それなら自分で電話すればいいものを。
「先日、家のポストに自治会からの手紙が入っていたんです——」
彼女の住む地域では、自治会の会員が持ち回りでゴミ収集場の掃除をやっているらしい。だが、絶対に参加したくないので頑なに訪問を無視していたら、とうとうポストに手紙が入っていたのだと。しかも、彼女は表札を出していないのに名前が記入されていた。これが気持ち悪く、抗議の電話を自治会に入れたいという うーむ、ますます自分で電話した方がいいと思うのだが。
「いや、女一人で住んでると思ったらナメられるじゃないですか。なので代わりにお願いしたいんです」
なるほど、女性の一人暮らしはなにかと大変なようだ。
「わかりました。ではお助けいたしましょう」
「はい。念のためルーズリーフに要点をまとめてきたので。それと私にも聞こえるようにスピーカーフォンにしといてください」
渡されたルーズリーフには、自治会には参加しないこと名前を勝手に調べたのは誰なのか聞くことと書かれている。結構、面倒なことになりそうなんだけど。
彼女の携帯を借りて役員さんに発信する。俺にかけたときと同様に非通知だ。プルルルルル。
何度かコールしても一向に出ず、留守番電話サービスにつながった。彼女が耳元で囁いた。
「一応要件だけ入れておいてください」
「はい、えーと、先日ポストに手紙が入っていた者ですけれども…」
「すみません! やっぱり止めます!」
これから説明しようとしたところで、突然横から手が伸びて通話をオフにされた。いったいどうしたんだ。「ど、どうしたんですか?」
「すみません、これ以上こちらの情報を相手に渡すのはあまりよくないかなと思いまして」
この人、精神的に疲れて疑心暗鬼になってるんじゃなかろうか。
「あ!やっぱり加藤家だったんだ」
時間を空けてから電話をかけなおすことにし、近くのマクドナルドに2人で入店。ホットコーヒーを奢ってもらって席に着く。
「いつごろからトラブルが起こり始めたんですか?」
「ここに引っ越してきたのは、3週間前で例の手紙がポストに入っていたのは3日前です」
「つい、最近のことなんですね」
「はい。私っていっさい近隣の人と関わりを持ちたくないんです。それなのに埼玉なんて田舎に越してきたばっかりに……」
東京に住んでいたころは、近所の人なんか顔をも知らないし、お互いのことに干渉しないのは当たり前だった。なのに埼玉ではどうして地域のゴタゴタに巻き込まれなくちゃいけないのか、彼女には意味不明なんだと。気持ちはわからなくはないがそこまで拒否するのは何かあるのだろうか。
「本当に腹が立つのが、ヒマな主婦どもに嗅ぎまわられてることですよ」「はあ」
「私の名前を自治会に告げ口した犯人の目星はついてるんですよ」
目をギラつかせている。
「隣に加藤って家族が住んでるんですけど、そこの主婦が怪しい。いつもじっとコッチをみてるんですよ。ポストの郵便物とかを調べてそうです」
それはさすがに考え過ぎのような気もするが、彼女の鬼気迫る表情に、言葉の上では同意するしかない。「そうかもしれませんね」
「でしょっ! しかも、そこの家の子供に野球ボールをぶつけられたこともあるんです。私のことを詮索する前にガキの教育をしっかりしろって感じです」
徐々にボルテージが上がってきてしまった。さらに、田舎の人間は粘着気質で面倒くさいという話を延々聞かされているうちに、あっという間に30分が経過。電話をかけなおすにはいい頃合いだ。
「そろそろ、もう一度電話をかけてみませんか?」
「え? はい。長々とすみません。それじゃあ行きましょう」
彼女の携帯を受け取り電話を掛けると、今度はすぐに出た。
「はい、もしもし。どちら様でしょうか?」
品のいい丁寧な受け答えのオバ様だ。
「あの、ポストに自治会のゴミ捨て場の掃除の件で手紙が入っていたんですけども」
「あー、山崎さんですね?」
横で彼女が小声で、「名前を調べたのは誰か、名前を調べたのは誰か」と連呼している。それを聞けってことね。「すみません。山崎という名前はどなたからお聞きになったのでしょうか?」
「ああ、加藤さんの奥様です」
なんのためらいもなく教えてくれた。それを聞いて横では小声でボソボソつぶやいてる。
「あ! やっぱり加藤家だったんだ。うわー、やっぱりかよ。ムカつくわー」犯人が特定できてご満悦の様子だ。次の指示としてまたも小声で、「自治会には関わらない、自治会には関わらない」と連呼している。はいはい、わかりましたよ。
「それとですね、自治会の掃除に加わるつもりは一切ないので、これ以上訪問することはご遠慮ください」「あら~、残念ですが、わかりましたわ。でしたらそのようにいたします」
「はい。では失礼します」なんだか思っていたより順調にいったな。人当たりのいいオバ様だったし、悪い人じゃなさそうだった。なにはともあれお助けは成功だ。依頼人も犯人が見つかったことで喜んでいるみたいだし。
「今日はありがとうございました。おかげでスッキリしました!」
変わった女性だったが、無事に問題が解決して何よりだ。これにて、お助けマンは失敬する。
「最悪、転職すればダイジョーブなんで!」お次はこれだ。
︻仕事が忙しくてゴミすら捨てられません。短時間でいいのでタダで手伝ってくれる方はいないでしょうか?︵20代・男性︶︼
家のゴミ捨てを手伝ってほしいってことだろうか。まあ、詳しいことは現地で聞こう。メッセージのやり取りをして、京王線の笹塚駅に向かった。しかし、待てど暮らせど相手はこない。そこに一件のメッセージが届いた。
﹃申し訳ないのですが、消防学校まで来てもらえませんか?﹄
面倒に思いつつ15分ほど歩いてようやく目的の場所に到着した。しかし、集合場所に依頼人はいない。腹が立ってきた。そこにようやく作業着を着た男が駆け寄ってきた。
「すみません! 遅くなりました」
作業着にヘルメットで、無精ひげを生やしたチャラい感じの男だ。手には何個ものゴミ袋が握られている。中には弁当のパックや資材の木片カスのようなものが。もしかしてこれを捨てに行けってことなのか?超かったるいじゃん。
「お待たせしてすみません。一緒にゴミを捨てに行って欲しいんすけど、大丈夫っすか?」
まあ、一応お助けマンだからな。希望に沿って手伝うとしよう。「はい。大丈夫ですよ」
「マジっすか、マジで助かりますよ」
言葉遣いがチャラすぎるだろ。見るからにガラも悪いし。
「自分、ここで修繕工事をやってるんですけど、そのときに出たゴミを持って行きたいんです」
「で、どこに持って行くんです?」
「えっと、あっちの方にローソンがあるんでそこに持って行きます」
ゴミ捨てってコンビニに持っていくのかよ。この人、大丈夫か? 不安になりながらもコンビニを目指して二人で出発。つーか、なんでこんなことに募集をかけてたんだろうか。
「どうしてジモティーで募集をかけてたんですか?」
「いやあ、ハズイんすけど、オレ本当に仕事が遅いんすよ。それで手伝ってくれる人がいないかなあと思ったんス」自分の代わりに仕事をタダで手伝ってくれる人を探すって、神経図太過ぎるだろ。ま、俺が実際に手伝いに来てるわけだから、コイツの作戦は成功してるのだが、どうにも釈然としない。「このことって上司の人にはもちろん秘密なんですよね?」
「あはは、言うわけないじゃないですか、そんなことしたらブン殴られますよ」
笑いごとじゃないような気もするのだが、一切、意に介してないようだ。
「本当はこのゴミも指定の場所に持って行かなくちゃいけないんですけどコンビニの方が近いんでね」チャラくてアホくて、性根まで腐っとるな。
「もし、上司にバレたらどうするんですか?」
「いやあ、バレないバレない。今みんな昼飯食ってますから! でも最悪、転職すればダイジョーブなんで!」
仕事が遅いというよりも、テキトー過ぎる人だなこりゃ。建築業界って厳しいイメージがあるけど、こんなんでやっていけるもんなのか?「失礼ですけど、いまおいくつなんですか?」
「今年で29っすね」「ずっと、建築系の仕事なんですか?」
「現場仕事でいろんなところをを何回も転々としてるんすけど、いまだにダメなんですよ」
なんか予想どおりだな。
「ダメっていうのは?」「いやあ、全く給料が上がらんのですよ。困っちゃいますよね」
ジモティーで手伝いの募集をかけてるようじゃ給料なんか上がるわけないだろ。と心の中でツッコミを入れていたら、コンビニに到着した。
「それじゃ、店員にバレないように、そっと置いて急いで離れましょう」「はい。わかりました」
この口ぶりだと、前に注意されたことがあるのかも。自然な雰囲気を装ってゴミ箱の中に入れて、急いでその場を離れる。なんで俺まで緊張せにゃならんのか。これもお助けマンの宿命か。
「ふー、ありがとうございました。マジに助かりましたよ」
「まあ、俺が一回運んだだけじゃ時間の節約にはならないんじゃないですか?」
「いやいや、会社のみんなは遠くまで持って行ってるんで、ちょっとの時間サボれるんすよ」
意識が低すぎる!
「なんで、ゆっくりタバコを吸ってから帰ります。あざした!」
そう言い残して足早に去っていった。あの様子じゃここの現場をやめる日も近いだろうな。ものすごく自己中心的な募集だったが、無料お助けコーナーに投稿する人の中には、彼のように、ただ面倒くさいからって理由の人も多いのだろう。
「やっぱし一人じゃないのは楽しくていいやな」次はこれ。
【畑の掃除を手伝ってもらえないでしょうか?ガレキが多いので一緒に運ぶのを手伝ってもらえませんか?農業みたいなことも手伝ってもらうかもしれません。】
依頼人に指示されたとおり、埼玉県は春日部市にやってきた。
さらにバスに乗り換えて30分。一面畑だらけの道を進み、目的のバス停に到着だ。かなりの長旅だったな。バスを降りて依頼人に電話をかけたところ、車で迎えに来るから待っていてほしいとのこと。電話を切り、待つことしばし、一台の軽自動車がやってきた。
降りてきたのは、浅黒く日に焼けたオッサンだ。
「いやあ、わざわざ遠いところからありがとうね~」
満面の笑顔に促され車の中へ。
「ここから10 分くらいで現地につきますので、しばらくお待ちください」
なるほど、それなら今のうちに詳しい話を聞いておくとしましょう。
「詳しい内容を教えてもらえませんか?」
「それがよお、ちょっと前に大雨が降ったときがあったろ?」「ええ、ありましたね」
「そのときによぉ、すっげえ強い風がビュンビュン吹いてたんだわ。それでビニールハウスが倒れちまってよぉ」
うむ、そりゃ大変だ。
「まあ、あらかた片づけは済んでんだけどよ、少し手伝ってほしいなと思ってよぉ」
なるほどね。確かにジモティーで募集するにはうってつけの内容だ。そうこうするうちに、依頼人の畑に到着した。冬の時期なので畑には白菜がいくつか残っているだけだ。ここ以外にも、全部を合
わせると体育館くらいの広さの畑を持っているんだとか。
軽トラやらトラクターやらが無造作に駐車されていて、ザ・農家ってかんじだ。例のひしゃげて骨が折れ曲がっているビニールハウスもある。一人で運ぶのは大変そうだ。
「それじゃあ、そっちを持ってくれるか?はい、せーの!」
想像よりも軽いビニールハウスを持ち上げて、農機具がある場所まで持っていく。
「おう、ここでいいぞー。ちょうど機械がサビないように屋根にしておこう」
あっけなく終わってしまった。さて、さてお次はなんだ。
「ほいじゃぁ、種をプランターに入れて行ってもらおうかな」
力仕事から地味目な作業か。よし、やろうじゃないの。これが本当に細かい作業で、細かい穴に種を入れていくのに神経をつかう。
「いやー、やっぱし一人じゃないのは楽しくていいやな」「どういう意味ですか?」
「こんなチマチマした作業は一人でやってたら気が滅入っちまうよ」
たしかに話し相手がいるのといないのじゃ、精神的な疲労度が全然ちがうかも。
「お父さんは昔から農家やってるんですか?」
「いやあ、百姓になったのは5年前だな。脱サラよ脱サラ」
今どき、新しく農家になるのは珍しいと思うのだが。
「もともと運送屋をやってたんだけど、まあ疲れちゃってね。気楽な生活をしたいなと思って農家を始めたのよ」「へー、思い切りましたね」
「あはは、まあ、その代わり嫁さんに逃げられちまったよ」
え? 離婚しちゃったの?「農家ってのはさ、当然食うには困らないんだけど、そのかわり不安定だろ? 天気にも左右されるしさ」
たしかに今日だって、突風でビニールハウスがぶっ壊れちゃってるわけだし。
「ま、自由を得る代わりに一人になったわけ。今の家族はペットの猫だけだよ。あはは」
心なしかオッサンが寂しそうに見えるけど、悠々自適な生活は楽しそうだ。
「ちょっと休憩して終わりにすっか。コーヒーを持ってくるから待ってな」
ホットの缶コーヒーを受け取り休憩タイム。オッサンはニコニコしながら語り始めた。
「実はな、俺には夢があるんよ」「夢って、なんですか?」
「いま、このデカい家に一人で住んでるんだけどよ。これを全部ぶっ壊して、新しいプレハブ小屋立てるんだよ」ほうほう。
「一人で悩んでる人とか、都会がイヤになった人とか、そんなのと一緒に暮らしたいなと思ってるんだよ」なかなか壮大な夢だ。
「金はなくても幸せな生活をしたいんだよなぁ」
その後、車で駅まで送ってもらい別れることになった。去り際にオッサンが言う。
「また、遊びに来てよ。自由に畑を使って野菜を育てていいからさ!」
胸が熱くなるのを感じながら、東京行きの電車に飛び乗った。
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