









オレがこの商売を思いついたきっかけは2年前の正月、近所の公園で開かれた餅つき大会のことだった。町内に関心があったわけじゃない。たまたま会場の公園の前を通りかかり、立ち寄ったのだ。園内にはやけに身体障害者姿が目立った。車椅子に乗った人、盲目の人、ダウン症の人…。
これほど大勢を見たのは、学生のとき養誰学校の見学に行った以来だ。聞けばこの餅つき大会、とあるボランティア団体が主催で、健常者の交流の場にもなっているらしい。そうか、どおりで身障者が多いはずだ。しかしまあ、だからといって何を思うわけでもない。せっかくの餅つき大会、突きたてのモチを食べよう。
「ご近所の方ですか?」テントで配っていた餅を頬張っていたところ、話かけられた.身長130センチ、膝から下がない左足…。男は「田中っていいます。48才です」と名乗った。親しげに話しかけられてはムゲにもできない。「あ、どうも、こんにちは」「いやあ、身障者の生活なんてわびしいものですよ」「そうなんですか」「健常者なんか誰も相手にしてくれませんしねえ」
「そんなことありませんよ」とりあえずこの場だけ調子を合わせておけばいいだろう。が、ゆっくりと首を横に振り、意外なことばを口にした。「違うんだよねえ。女性の友だちがほしいんだよ」
なるほど。確かに身障者の場合、ボランティア以外で健常者の女性と知りあうチャンスは少ないのかもしれない。
「失礼ですけど、よかったら紹介しましょうか」「え!本当ですか」「ただ、その女性は忙しい方なので電話で話すぐらいのことしかできませんけどね」その瞬間オレの中に、邪悪な金儲けのアイデアが浮かんだのだ。「ただね、ヒマじゃないところをムリにお願いするわけですから、やっぱりお金は払ってあげてほしいんですよ」
「…いくらぐらいでしょうか」「1時間6千円でどうでしょうか。」「ああ、それぐらいなら全然かまいませんよ」女性に電話をかけさせ料金を頂く。そう。原理はツーショットダイヤルとまったく同じだ。ま、客が1人では大した金にもならないだろうが、一晩の飲み代ぐらいは出るかもしれない。精神的な手助けにもなるかも知れない、そんな軽い気持ちだった。
相談役の女性はすぐに見つかった。最近ツーショットダイヤルで在宅サクラをやっている主婦だ。
「やるやる。だってツーショットの客って少しでも気に入らないことがあるとすぐにガチャ切りするから全然稼げないんだもん。その仕事だったらそんなメに遭うこともないしね」
6千円の分配は彼女に2千円、オレが4千円に決定。少しピンハネし過ぎのような気もしたが、ツーショットの時給などよくて1千円程度にしかならない。それだけ払えば十分だろう。田中さんの自宅にいちいち料金回収に行くのも面倒臭い。まずオレの銀行口座に金を振り込んでもらい、その後、女の銀行口座に給料を振り込めばいい。
女にコレクトコールで電話をかけさせれば、通話料もかからずに済む。と思っていたら田中さんは、たった1週間で6時間以上も彼女との会話を楽しんだ。いくら健常者の女性と友達になれたのがうれしいとはいえ、ハマリ方が尋常じゃない。が、その1カ月後、突然、彼女が「もうやめる」と言い出した。オイオイ、どうしてそうなっちまうんだ。
事情を聞いてみると、田中さんが「ソッチの電話番号を教えてくれ」「会いたい」などとしつこく迫ってくるらしい。ツーショットと違って会話をするのは特定の相手。そういつまでもかわし切れないということか。そこで田中さんのところに「これ以上へンな真似をするなら二度と電話をかけさせませんよ」と警告を入れると、半ベソをかきながらこんなことを言い出した。
「そんな殺生なことを。私にはあなたしか頼れる人がいないんです。お願いだから見放さないでくださいよ」
「じゃあ今後は彼女にムリを言わないと誓ってくれますか」「…いや、彼女にはこだわりませんから」「え?」「ほら、やっぱり話すだけじゃあね。コッチも体がウズくわけだから。ね、わかるでしよ」要するにこのオッサン、オレにセックスできる女を紹介しろと言っているのか。ただこの食いつきを見れば身障者向けの風俗店は行けるかもしれない。すぐに風営法の許可をとった。
田中さんのお相手として、前述の主婦に28才の人妻を紹介してもらった。むろん身障者が客だということもキチンと伝えた上でのことだ。3日後の昼、コンビニの駐車場で援交人妻と待ち合わせ。ここで彼女を拾い、田中の自宅に送る約束だ。駐車場に立っていたのは、ピンクのカーディガンを羽織った太めの女だった。年齢も30代後半にしか見えない。まさに典型的な援交女といったルックスである。一緒にいるところを誰かに見られるのも恥ずかしい。オレはすぐに人妻を車に乗せ、田中の自宅へと向かった。
「君、知らない男の家へ行くことになんの抵抗もないの」「そういうわけじゃないけど…。もしもへンなことされそうになっても、相手の体が不目由だったら女の力でもどうにかできそうでしよ。普通の人よりよっぽど安全なんじゃないかと思って」
そうこうしているうち、田中さんの住む公営団地に到着。「田中さん、川岸ですけど」実際に入った部屋には、家財道具らしきものが何ひとつなかった。食事もコンビニ弁当か何かで済ませているのかもしれない。確かに生活はかなり淋しそうだ。フト奥を見れば、寝室らしき6畳間にすでに煎餅布団が敷かれている。枕元には、大量に買い込んだジュースやお菓子。大変な気合いの入れようである。
「田中さん、相手は素人の人妻なんですからね。あんまりムチャな真似はしないでくださいよ」「ええ。大丈夫です」
万が一という心配もあるので、車内で女の帰りを待つことにした。と、10分も経たないううちに女がエレベーターから降りてきた。オヤ、やけに早いな。ひょっとして田中の体が不自由なのをいいこ
とにヤらずに済ませてきたんじゃないだろうな。
「違うのよ・あの人、3分ぐらいでアッという間にイッちやって」コンドームもキチンと付けてくれたし、危ないメにも遭わなかったと彼女は言う。が、愛撫だけはあまりに気持ち悪くてどうにも耐え難かったそうだ。「なんかね、膝から下のない左足先の部分で、胸とかアソコとか触ってくるのよ・舌とか手とかは全然使わないの」
そこは皮一枚で骨なので触れるだけでもビンビンに感じる、私の一番の性感帯なんだ、と田中さんは言っていたらしい。
「あの、ぼくも-、おんなの人と、肌を、あわせたいんですよ-」田中さんに女を紹介した2日後、オレの携帯に吉川と名乗る呂律の怪しい男から電話が入った。田中さんから紹介されたらしい。もちろん客は大歓迎だ。オレは二つ返事で請け負った。翌週の昼間、吉川さんの住む一軒家に前回の援交人妻と到着。
オレは彼にあらかじめ「言え」といわれていた合い言葉をインターホンに向かって怒鳴った。「市から派遣されてきた民生委員の者なんですが!」吉川さんの話では、身障者の自宅に健常者が訪れることなどまれ。こうした工作をしておかないと、うっかり近所の人間に見とがめられた場合、ヘンな噂を立てられてしまうのだという。う-ん。被害妄想なんじゃないだろうか。
「はい-、いま-、いきます-」ほどなくして玄関口から30代後半の男性が出てきた。手がダラリと下がり、唇から漣を垂らし、脚を引きずっている。車椅子を使っていないところを見ると、症状は軽度のようだ。
「じつは-、ぼく-、おんなのひととした-、ことないんです-」そうか。童貞くんか。あまりに緊張しすぎて体もプルプルと震えている。ここは良い人になって、不安を和らげてやろう。
「心配しなくても平気ですよ。女の子に任せておけば大丈夫ですからね」仕事を済ませた女が家から出てきたのはその10分後。吉川は、手足が不目由だったため、騎乗位でコトに及んだらしい。射精までの所要時間は1分にも満たなかったそうだ。帰る間際に玄関口から吉川さんが顔を出して言った。「つぎのときは-、もっと-、地味な格好で-、きて-もらえますか-」
化粧も不要、服もジーンズでかまわない。色っぽさよりも、近所にバレないように気を遣ってほしいそうだ。「ハィハイ、わかってますから」吉川さん、相当セックスが気に入ったらしい。その証拠に、それから週に1回は必ず女を呼んだ。そうして2カ月が過ぎたころ、2人が「他の女を抱きたい」とこぼすようになってきた。ムリもない。いつもいつも同じ女じゃ誰だって飽きる。
「他の女性とセックスさせてくれるなら、もっと息者のお客を紹介してもいいですよ」身障者とて性欲があるのは当たり前。いやむしろ、セックスへの渇望は健常者より強いかもしれない。実際、そんな者は腐るほどいるし、いくらでもすると言う。よし。新たに風俗嬢の募集の広告を出し集めた女のうち2人をあてがうと、約束どおり藤井という名の客を紹介された。ただし本人ではない。その母親である。
「実は私の息子、妄想があまりにもたくましくて。ホームヘルパーの女性の胸やお尻を触ったり、私の裸を風呂場の窓から覗いたりするんです。このままだと息子に襲われかねません。何とか女性を紹介していただけませんか」「もちろんですよ。そういう人たちのために私はこの商売をやっているわけですから」その1週間後の昼間、郵便局の前で拾ったのはいかにもヤンキー上がりといった雰囲気の30才のバツイチだった。
「相手は身障者だから、できるだけ優しくしてやってくれよ。傷つけるようなことを言ったらダメだからな」「もう、わかってるわよ」
依頼者のマンションに到着すると、先日電話で話した母親がドアを開けて出てきた。
「今日は遠いところをわざわざお越しいただいて申しわけありません。たぶん息子は女を知らないはずです。どうか男にしてやってください」
そう言った途端、いきなり玄関口で土下座しはじめる母親。オイオイ、勘弁してくれよ。どうリアクション取っていいのかわからねえじゃねえか。母親の背後には身長170センチぐらいの男性が立っている。高校生ぐらいのようにも見えるが、30才だと言われても不思議じゃない。いずれにせよ、彼のステレオタイプな表情はまさにダウン症のそれだった。
「私は2時間ほど買い物に出かけてきます。それまでに息子のことをどうぞよろしくお願いします」
母親が、買い物カゴ片手に淋しそうな後ろ姿で往来に出ていく。やはり現場に居合わせるのは相当ツライのだろう。が、トラブルはその後に起こった。女が泣きながらマンションから出てきたのだ。
「見てよ、アイツに噛まれたのよ。こんな仕事もう辞めてやるからね」
男にいきなり押し倒されたらしい。いちおう抵抗してはみたものの、力が強すぎて逃げられなかったそうだ。オレは彼女の機嫌をとるために、ポーズとして帰ってきた母親を怒鳴りつけた。
「ナニが大人しい性格だ!デタラメ言いやがって。もう二度とこないからな」もちろん、この母親には後で電話で事情を話し無礼を詫びた。セコイと思われるかもしれないが、数少ない客を逃すわけにはいかないのだ。実際、この家族からは再び仕事の依頼があり、別の女を派遣した。母親を厳しく叱りつけたのがよかったのか、童貞を捨てて余裕が生まれたのか、それからはレ〇プまがいの騒動もなくなった。うつ病男に女を世話したこともある。吉川さんの紹介で電話をかけてきた、三石という30代の男性だ。小児麻輝の吉川さんとうつ病の三石さん。2人がどこで知り合ったかは言わずもがなだろう。
「ある総合病院の敷地内でうつ状態に入ってしまいましてね。頭を抱えてうずくまっていたところに吉川さんが声かけてきたんです」
ま、見た目も行動も健常者と変わりはない。女のコもたまにはそういう男性とエッチがしたいはず。きっと喜んで相手を引き受けるだろう。が、実際に仕事を振ってみるとこれが全員NG。セックスの最中にうつ状態に入られるのが怖いというのだ。確かに、うつのときは本人ですらその行動に歯止めが利かなくなると聞く。つまりは爆弾を抱えた相手とセックスをするようなもの。彼女らが万が一のことを考えてしまうのもムリはない。そこで仕方なく断りの電話をかけると、三石さんはこんなことを言う。
「それは偏見というものですよ。うつ状態のときは女を抱きたいなんて思わないんです。人に危害も加えませんしね。ただ、自殺するってことはあるかもしれないけど」最後の発言が気がかりだったが、これまで無事に生きてこれたのだ。運悪くその日に自殺するなんてことにもなるまい。もう一度女の子たちを説得してみるか。自殺の件を伏せ、再び彼女らに電話をかけて回ると、ギャラが3万円ならと主婦が応じてきた。現金なものだ。
「言っとくけどこれは治療だからな。かわいそうな人の心の病を直すのが君の役目なの。あんまり金にガッガッしたらダメだろ」車を飛ばして5分ほどでたどり着いたのは、玄関先に補助輪付きの子供用自転車が置かれた一軒家。三石さんは既婚者で、今日は奥さんも子供も家にいないらしい。チャイムを鳴らすと、いかにもサラリーマンといった風貌の痩せた中年男性がドアを開けて出てきた。さっきまで寝ていたのか、薄い髪の毛に寝癖がついている。
「僕、勤めていた会社に病気が発覚してクビになったんですよ。その退職金を全部使い果たしたら死のうと思います」
「…まさかうつになってるんじゃないでしょうね」「いえ、いたって正常ですよ」「女の子には口が裂けてもそんなことは言わないでくださいね」「ええ、わかってます」
1時間後、女は「1万円もチップをもらった」と嬉しそうに戻ってきた。オレの不安は杷憂に終わった。田中、吉川、藤井、三石…その
1カ月100万以上の売り上げがあったのだから商売としてはオイシ過ぎるだろう。実際、もっと本格的に商売を始めれば、相当儲かったことだろう。彼らも他の身障者はいくらでも紹介すると言っていたから、それは十分に可能な選択だった。
が、オレはそこまでこの商売にのめり込みたくはなかった。というのも、身障者というのは想像以上にわがままで、相手をするのがかなり苦痛だったのだ。
慣れてくるにつれ、「ビデオ撮影をさせろ」「SMがやりたい」だのムリな注文ばかりつけてくる。しかも夜中であろうと平気で電話をかけてきて1時間2時間の長話だ。いい加減にしろと殴りつけたくなったことも一度や二度じゃない。そんな連中相手にこびへつらう自分がどうにも好きになれなかったのだ。
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