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人妻との不倫はバレるとシャレにならない・現金を脅迫された時の対処法
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《私の彼氏が住居侵入・窃盗で逮捕されて今、留置場にいます。被害総額100万ぐらいで初犯です。初公判で刑事さんから求刑『2年6カ月』って言われて終わりました。来月に判決なんですが卦群猶予つきますか?教えて下さい。実刑になりそうでしょうか?》
矢継ぎ早の質問に戸惑うばかりだ。
詳細がわからないと何とも言えない、と送る。するとまた速攻で返事が。
《北尾さん、北尾さんのわかる範囲で結構です。教えてください、少しでも知りたいのです。初犯でも実刑になるんですか?》
その後、何度かメールのやりとりをしたが、彼女は、実刑になるかどうか知りたいとの一点張り。待ってくれ。読者なら、ぼくにそこまでわかるはずがないことくらい察しがつきそうなものである。ひょっとしてイタズラなのか。
電話番号を伝えると、すぐにかかってきた。声がうわずって興奮状態だ。イタズラとは思えない。
話すうち、ぼくに連絡してきた事情もわかってきた。彼女は、被告である内縁の夫と、ある地方都市から駆け落ちして、今年の初めから東北に。仕事ぐらいは何とか見つかるだろうと考えていたが、仕事そのものが少ないし、やっと募集を見つけて面接してもなかなか決まらない。わずかな貯金はすぐ
底をついてしまった。しかも彼女には連れ子がいて、春から小学校に入学したばかりで手が掛かる。
金も仕事もない。逃げてきた身だから親類にすがることもできない。ないないずくしでどうにもならなくなり、腹を空かせて落ち込む妻子を見かね、夫は窃盗をするようになったのだ。
働いてもいないのに金を持ってくることに疑問を抱かなかったのか。もちろん抱いた。犯罪の匂いもした。が、すでに追いつめられた心境だった彼女には、それより日々の生活をどうするかが大切だったという。
「明日食べる米がない。子供に着せる服がない。先の見通しもまったく立たない。彼が泥棒をしていることは気づいていたけど止められなかった」とすすり泣きしながら彼女がしゃべり続ける。慣れない土地、孤独感、子供に与える影響への心配、裁判の恐怖。ぼくに連絡したのは、地元に友人もおらず、相談相手もなく、不安で押し潰されそうになっているからだった。
刑事事件になったとはいえ、初犯であるし、事情も事情だから、執行猶予の可能性はある。でも、何度も繰り返したこと、被害総額が100万円を超えていることを考えれば、悪質だと見なされて実刑もあり得るだろう。弁償したわけでもなく、被害者の気持ちがおさまっているとも思えない。弁護士も、どちらとも言えないと口を濁しているそうだ。うかつなことを言うわけにもいかず、黙っていると、また彼女の泣き声が聞こえてくる。ぼくにはどうすることもできない。何の力にもなれない。だが、これも何かの縁だ。傍聴マニアのダンディ氏に聞いてみると、こうした事件のポイントは2つ。
被害者への弁償など、示談ができているか。社会に復帰したとき、同じことを繰り返さないためにも、仕事のアテがあるかどうかを裁判所は重視するらしい。
今回のケース、弁償も示談もできてなさそうだし、無職だとすると、実刑の確率もけっこうあることになる。つい傍聴に行くと言ってしまったが、目の前で実刑判決が下されたら、彼女をどう慰めればいいのか。かける言葉もないではないか。裁判所に向かう東北新幹線で、ぼくの気分は暗かった。
受付でスケジュールを確認し、場所を確認するため公判室を覗きに行く。と、向こうに立っていた女
性がこちらを見て会釈した。
「北尾さんですか。本当にきてくれたんですね」
彼女だった。目が真っ赤なのは昨夜ろくに寝ていないせいだろう。顔には涙の跡がたくさんあり、かなり前からここにきていたことを証明していた。部屋の前のソファに座ると、彼女が言った。
「証人になってくれる人がいまして、判決の前に証言をしてくれることになったんです.その方が仕事をお世話してくれることにもなりました」
それはいい。執行猶予への希望が高まる。もうひとついいのは、地裁での公判ではなく簡易裁判であること.新聞をにぎわすようなものではないということだ。てっきりどこかへ就職したと思って
いたところへ逮捕の知らせ。驚いて奥さんに連絡を取り、米を差し入れたりして面倒を見てきたという。住居も、以前娘が住んでいた家賃3万円のアパートへ、自分が保証人になって引っ越しさせたらしい。
「彼女は本当にいい.でね。ダンナも会ったからわかるけど、仕事があれば悪いことなんかしないって。子供がお腹空いたと泣いてさ、しょうがなくてやったのよ」成功に味をしめて犯行を重ねたこと
は言い逃れできない悪事。ちゃんと働いて弁償するまで事件は終わらない。実刑になってもしょうがない。でも、そうなったら奥さんは水商売でもするしかなくなる。本人はいいとしても子供が可哀想だ。だから自分は、彼を雇い入れることに決めた。おばさんは何でもないことのように語るのだった。ダンディ氏が言っていた、仕事のアテはできた。これは大きい。でも、なぜ。
「これも何かの縁だからね」
「でも…」「私は人情で動く人なの」うむむ、すごい。人間のスケールが違う。同じ《何かの縁》でも、ぼくのは彼女のためではなく、自分の好奇心を満たすため。自分が恥ずかしくなるよ。おばさんはこれまでにも、手に負えない不良と太鼓判を押されて行き場のなかった若者を雇い入れたり就職を世話したことが数多くあり、まるで駆け込み寺だと笑う。
「あの人たちも大変だけど、唯一良かったのは、私と知り合っていたことだよ、ははは」
プライベートな情報が暴露される離婚裁判
いつも刑事事件ばかりを傍聴してきたが、今回は民事を狙ってみる。離婚裁判がリアルでおもしろいと聞いたからだ。家庭裁判所で決着がつかず、地裁までエスカレートする理由は何か。恐らく、法廷は感情むき出しのドロドロ劇が展開されているに違いない。毎日、軽く5件以上は開かれる離婚裁判の中でも、狙うべきは、スケジュール表に〈証拠調(本人)〉とあるもの。当事者の夫婦が出廷し、証言するという意味だが、それ以外は代理人たる弁護士同士の事務的なやり取りだけで、実につまらない。該当するものからひとつを選びドアを開けると、傍聴席はガランとしていた。裁判官、弁護士、当事者夫婦すべての視線が、ぼくに突き刺さってくる。無理もないよな。プライベートな夫婦の問題を、赤の他人が聞きにくるんだからイヤな気分だろう。シュミで傍聴されたら腹も立つわな。でもまあ、これも国民の権利。じっくり聞かせてもらいますぜ。まずは、ざっと筋書きを説明しておこやつ。スナックでバイトする中国人妻に夫が声をかけたのがきっかけで、ふたりは結婚。夫の仕事は建設現場作業員で、最初はアパート暮らしだったが、その後、中華料理店を営む両親と同居し、妻は店を手伝うように。しかし、妻と両親との折り合いが悪く、再びアパート暮らしに戻る。子供はふたり誕生したが、専業主婦だった妻の帰宅が次第に遅くなるなどで亀裂が走り、夫は興信所に浮気調査
を依頼。そこで新たな疑惑が発生し、いよいよ修復不可能になっていく。妻は対抗策からか、しばしば中国に帰省しており、半年前からは子供を実家に預け、夫に渡さない構え。そこで、業を煮やした夫が離婚を申し立てたが妻は家裁に出頭せず、訴訟を起こすことになったというしだいだ。夫が日本人で妻が中国人の国際結婚ってだけでもドラマの要素がありそうなのに、妻の怪しい行動あり、興信所を使った夫の調査あり、中国に行ったきり戻ってこない子供をめぐる争いありの複雑さ。さすが、地裁に来る『離婚』は違う。傍聴人・北尾も、メモを取るだけで精一杯の忙しさである。原告である夫はまず、結婚後、妻が人が変わったようにヒステリックになり、食事の世話もせず、掃除洗濯も自分がやる始末だったことを訴えた。朝6時には起きてマジメに働いてるっていうのに、この仕打ち。ロクな妻ではないってことを印象付けておいて、証言は核心部分に移る。
「帰宅が遅くなり、無断外泊もしょっちゅう。週に5回のときもありました。聞いても、理由は教えてくれません」
それは怪しい。というより明らかに異常。ダメ妻だけならガマンもするが不良妻はイカンだろう。妻がそんなことしたら、オレだって離婚だぜ…。ぼくの気持ちもグッと夫側に傾くってもんだ。
「ある日、彼女の手帳に見知らぬ中国人との写真が何枚も挟まっているのを発見し、私は浮気を疑い、興信所に調査を頼みました」
ここがよくわからんなあ。他に選択肢ないのかね。でも、とにかく調べたと。そうしたら浮気の証拠の代わりに仰天事態が。なんと、妻は赤坂の風俗エステ経営者になってたのである。うははへ凄い展開だ。腰が抜けたかもしれんな。これじゃ離婚を決意するのも、子供を自分が育てたいと主張するのも当然。フッーに考えて夫の勝ち勝負アリだろう。だが、凄い形相で夫をニラミつけていた妻は、一歩も引かず応戦する。家事はちゃんとやっていた。育児も問題なかった。貯蓄ができないというが、それは収入が少ないからで、無駄使いはしていない。もちろん不貞などない。エステは友達に名前を貸しただけで200万は名義貸料。経営してない。そこで働いたこともない。親戚のスナックを手伝っていただけだ、完全否定である。でも、名義を貸した友人の名は明かさず、スナック経営者の証言もない。興信所はエステで受付をする妻の写真など、証拠をたっぷり用意している。傍聴席からちらっと見えた夫以外とのツーショット写真も、デート中の雰囲気だ。
水っぽい容姿といい、不利なことになると日本語が理解できないポーズを示す抜け目なさといい、油断のならない女にしか見えない。やってるね。エステで一儲けたくらんだに違いないよ。それどころか自ら接客までしてたと言われても、ぼくは驚かん。ただ、夫も弱点だらけだった。じつはこの男、ア○ウエイのメンバーになったり、自己啓発の会に入ったりして、仕入れや高額の参加費を払うために借金までしていたのだ。その後も妻は涙の訴えを続け「夫はしっかりしてないから子供2人を育て
ることなどできない」と断言。この証言により、できればラクしてゼニ儲けを考える甲斐性なしというイメージができあがる。現場で必死に働くマジメな夫像は吹き飛んでしまった。妻はけしからんけど夫も情けない。ぼくの気持ちも、妻と夫で子供を1人ずつ育てることで手打ちしちゃあどうだ、と変化してしまったよ。妻のてきぱきした証言で公判はスタート。DVの事実を詳細に語る様子には自信がみなぎっている。被告側弁護人の突っ込みにも早口で応対し、あやふやな質問にはくってかかるなど、気の強さと理屈っぽさをうかがわせる。男社会のなかで肩肘張ってがんばってきた、そんな感じ。融通がきかないっていうのか、家庭でもきっちり家事分担とか、男女同権を主張しまくるタイブだ。美人だけど、疲れそう。オレだったらこんな女ゴメンだな。オレの好みはどうでもいいか。
だが、夫はそんな妻さえ見下すような、エリート意識丸出しの男だった。妻の証言中も薄ら笑いを浮かべ、軽蔑の視線を投げかける。それが、わざとらしい余裕のポーズっていうか、パフォーマンス臭いのだ。内心ビクビクのくせに。正直になれよ。こちらとしては夫の立場でリアルに裁判を体験したいのに、これじゃ感情移入できないではないか。私生活でも自分が外科医、妻が耳鼻科医なので、バカにしていたというしな。いや、真実はどうだかわからないよ。でも、いかにもそうだと思わせるエラソーな態度は、裁判官の心証を悪くするってことになぜ気づかない。それとも、わかっていてもニジミ出るのが裁判なのか。妻の妊娠中、逆上した夫が言ったとされるセリフも、医者だけにリアルに聞こえる。
「子供がいなければ、お前なんか殺してやりたい」
メスを握って迫ってくる絵が浮かぶもんなあ。DVの件は妻が押し切った。夫も完全否定はできない。暴力を振るう気はなかったとの言い訳付きで、一度だけ手を挙げたことは認めた。妻が主張したのは4回だ。で、耳がおかしくなった、顔の一部が腫れたということだが、回数はどうでもいい。殴る蹴るの暴力亭主とはほど遠くても、別れたい妻から見れば、暴力が離婚を有利に進める絶好の材料になるのだ。ぼくは妻に手を挙げたことはないが、何気なく背中を叩いたこともないかと聞かれたら「ある」と答えるしかない。妻が苦痛に感じたと主張し、直後に医者にでも行って痛みを訴えたら、なんらかの診断は下されるだろう。裁判では冗談のつもりでとかそんなのは聞かれない。やったか、やらなかったかだ。怖いよ、これは。
残る焦点は娘をどちらが引き取るか。この夫婦には、妻の実家に夫とその一族が出向き、強引に奪い返した経緯がある。だが、この問題も勝負はついた。夫は現在、千葉の病院に転任しており、娘は実家に預けている。娘を母親に預ければ毎日は会えない。なのに転任を受け入れたのはなぜか、という質問に得意満面で答えたのだ。
「○○病院は外科手術では全国で5指に入るところです。私のキャリアにとっていい話ですし、ひいてはそれが娘の将来にもつながるとの判断から…」
妻、圧勝。でも、娘の将来は暗い。
風俗店への金融を専門にやっている
会社の金髪縛り亭主と、その会社で働いていた事務員の夫婦も、DV離婚。これはわかりやすかった。なかなかパワフルな暴力男なのだ。こいつもまた、無理のある薄ら笑いで強気を装い、殴られたという主張にこう答えてみせた。
「被害妄想じゃないですか」
おいおい、被害妄想で壁がプチ抜けるかよ・ここは、酔ってフザけて壁を叩いたことにでもしとけよ。「妻に手を出すのはガマンして、壁に八つ当たりしたんです」苦しいなあ。防御がメチャ甘。
「あなたの同僚らと飲みに行ったとき、奥さんを殴ってみんなに止められていますね。しかもその後、他のお客さんに絡んだ」「あ、あれですか。一発だけ思い切り殴りました」
おいおい、ウソでもいいから否定しろよ。これで妻側の証言はほとんど認められたようなものだ。先に手を出したのは、たいてい妻らしいが、それは不思議なほど問題にされない。DVは基本的に夫による妻への暴力と考えられているのだろう。なんか不公平だが、それが現実だ。DV疑惑で不利になった夫は、.救いを求めるように何度も弁護人に視線をやる。うむと領き、急に激しく妻の金銭管理のだらしなさなどを指摘する弁護人。どっちもどっちのムードに持っていきたそうだ。事実、この妻は毎月の電話代に4万円も使い、ゆとりもないのに犬を飼う、生活力のない女。受け答えもトロく、その場しのぎのいい加減そうな証言が多い。裁判官もそれを認める最悪の展開になってしまう。
こうなったら、親権奪取にホコ先を変えるしかない。妻は現在、アルバイター。若く人生経験も少ない身で十分な子育てができるのか!しかし、反撃はここまでだった。さっきからムカムカしていた妻の弁護人が満を持して質問に立ったのだ。別居前に月収あった夫は、不況で収入激減。しかも、今月いっぱいでリストラが決定し、再就職のアテはない。貯金もなく、子供の面倒を見てくれる肉親も近くにはいない。さらに、部屋を又貸ししていた人間が出ていき、ますます生活が苦しくなっていることまで明かされ、男はうつむくばかりである。泣いているようだ。刑事事件でもないのに、プライベートな情報が暴露されてしまう。
不倫関係にあった愛人から恐喝
裁判ではしばしば証人が登場する。推理ドラマみたいに、目撃者が証言するのはまだ見たことがないが、事件関係者や被告の家族、友人が宣誓し、質問に答えるシーンに遭遇するのは日常的。離婚裁判のように、夫婦それぞれが証人となってやりあうケースもあれば、前回のように、事件を担当した警
察官が証人席に立たされることもある。そのたびに大変だなあと思うのである。証言で嘘を言ったら偽証罪に問われる可能性アリ。それを計算に入れ、質問者はスレスレのところを突いてく
るからだ。なかには証人の経済事情とか仕事状況、夫婦仲など、事件に直接関わりのなさそうな質問も。聞いていて、プライバシー保護は大丈夫なのかと思うことさえある。もしも何らかの事情で自分が証人として出廷することを望まれたら、ぼくは悩む。そして、悪いけどよっぽど近しい人でなければ断ると思う。今回目撃した証人は原告その人である。かつて不倫関係にあった愛人から恐喝され、警察に相談に行った末、告訴したのだ。自分で告訴し、自分が証言して決着をつける。不倫の過去が丸裸になるリスクを承知で証言台に立つ。字面だけ追えば、度胸の据わった男らしいケリのつけ方のように思えるかもしれない。だが、これがなんともシマリのない話なのだ。まず、事件をざっと振り返ろう。ほんの時間つぶしのつもりだったが…
被告のカオリ(仮名)は妻子ある原告の一雄(仮名)と不倫関係になった。ふたりは同じ会社に勤める同僚。交際期間はカオリの退社により関係は自然消滅する。まあ、よくある話だ。カオリはその後、年下の美容師と結婚したが、長続きせず妊娠中に離婚。だが、前夫の借金に苦しめられたカオ
リには預金がなかった。病の影響もあって精神的に不安定になった(自殺未遂2回)彼女は一雄をユスろうと思いつき、「350万円払わなければ、ふたりの関係をバラす」と電話で脅迫、二度に渡って計100万円を振り込ませる。
しかしカオリはそれでも満足せず、その場の思いつきで内容をエスカレートさせた結果、たまりかねた一雄が警察に駆け込んだというわけだ。一言でいえば、精神的に不安定な女が、経済的に追いつめられて引き起こした小さな事件。不倫なんてありふれてるし、被告は事実を認めてもいる。当然、傍聴席にマニアの姿はなく、傍聴者もぼくを含めて数人しかいない。ぼくにしても、他の事件までの時間つぶしのつもりだった。それが、傍聴席に釘付けになってしまったのは、前述のように、原告自ら
が検察側の証人に立つと裁判官が言ったためだ。被告席でうなだれている被告の不倫相手が見られるのだ。めったにない機会だけに、ここで席を立つわけには行かない。予定変更だ。
で、誰なんだ原告って。傍聴席を見渡しても《女たらし》っぽい男はいないぞ。
「では証人は前へ」裁判官の指示で席を立ったのは、意外にも目の前の席に座っていた男だった。
生活に疲れた、なんの輝きも感じられないオヤジである。この男が、あの女と不倫を。しかも8年間も引っ張って、たぶん何度も何度も何度も(くどい)カラダを負ったわけだ。う〜ん、リアルだ。ぼくはワイドショー的興味で、じっくり証言を聞くことにした。そんなにセコいかぶつ脅迫されるんだよ検察官は淡々と事件までの経緯を振り返りつつ、質問をしていった。一雄は潔く不倫を認めたが、口調はすっかり過去の出来事だ。恐喝されたことへの憤りもあってか、厳しい判決を望むという態度である。100万円払ったことについても、まったく悪びれずに言う。
「私にも、彼女を苦しませたという負い目があった」
同情心と、穏便に済ませたいとの思いから、つい支払ってしまったということらしい。でも、なんかセコい気がしないか。「私なりに(不倫が公になることについて)悩みましたが、子供に危害が及ぶのは避けたいとの思いから、警察に相談いたしました」ゼロで済ませようとして女房子供に不倫がバレるのも損。ま、そんなもんだろう。ぼくだって、100万払って済むならそうしようと考えかねない。それより、気になるのは一連のやりとりに必然性が感じられないことだ。ひょっとすると、証言は裏目に出るのでは。そんなふうに思うようになったのは、検察の質問が一通り終わり、弁護側からの質問に移った頃だった。注目したのはカオリの態度だ。うつむき加減ながらしっかり前を向き、真剣に証言を聞いている。ふてくされた様子はまったくなぃそして、ぼくの個人的な印象にすぎないが、よくよく見ると根がマジメで純情そうな女なのである。イメージとしてはワハハ本舗の柴田理恵を少し若くした容姿。水商売でもしているのか、髪は金髪。服装も派手だけど、決して悪い人間には見えない。まだまだ初心者の域は出ないが、ぼくだって傍聴歴1年以上。それなりに犯罪者を見てきた者のカンとして、単純な被害者&加害者の関係ではないと思えるのだ。
そのカンは、老捨な弁護士によって徐々に現実のものとなる。つきあっていたとき、ホテル代や食事代はどちらが払っていました?「ほとんど私です」
「愛人として生活費の面倒などは」「みていません」「彼女を妊娠させたことがありますね。何回ですか」「たしか、二度ほどありました」「堕胎費用はどちらが払いましたか」
「なぜ別れたのですか」「なんとなく疎遠になりまして」「きちんと別れたわけではないんですね」
「それは、はい、そうです」あくまで事実の確認という感じで深く追及は手際よく質問を重ねる手法。反射的に返す一雄の答によって、かえって鮮明にふたりの関係が伝わってくる。妊娠させたら堕ろさせて金で解決。世間知らずの小娘をたぶらかし、女が退社したのを幸いにポイ。手切れ金もナシだから、「うまいことやりやがって」のやつかみ気分も手伝い、一雄の冷たさが印象に残るのだ。
おいおい話がうますぎるぜ。そんなことだから脅迫されるんだよ、という具合に。ぼくなんか傍聴席に戻ってくるときガン飛ばしちゃったもんなあ。すっかり乗せられてしまったよ。続いては被告への質問。ここで老弁護士は、さきほどまでの抑えに抑えたテンションを一気に高めて勝負に出る。
「ホテル代や食事代はどちらが払っていましたか」「ほとんど私です」
質問も答も一雄のときと同噂でも、カオリの答は具体的かつ詳細なのだ。
「それは、彼には奥さんも子供もいて、小遣いも3万円と限られていたし、給料も安いと知っていましたから、独身の私が出すようにしていました」「1回のデート代はどれくらいでしたか」
「はい。食事が3千円ほど、ホテル代が4千円くらいです」
給料日前には節約のためカオリの部屋で食事&セックスしたことなども盛り込まれ、傍聴マインドを満足させるリアリティあふれる答えが出てくる。そして8年間に少なくても500回逢い引きし、1回7千円を支払った計算から、脅迫時に「350万円」という数字が出てきたと、説得力あるストーリーを組み立ててみせるのだ。堕胎についても、カオリは4回中絶し、すべて自分が負担したという。ではなぜ一雄と食い違うのか。答は簡単㈱あとの2回を知らせなかったからだ。
「どうして、あなたは自分でお金を出したり中絶を知らせなかったのですか」
男に捨てられるのが怖かったなんていうとメロドラマ的でつまらなくなるが、カオリは傍聴男の期待を上回る名セリフを口にする。「心のケア代として負担していました」くう、いいねえ。
地方の高校を卒業してすぐ入社し、働きながら通信教育で大学卒業を目指していたカオリは、世間知らずのうえにシャイで、同年代の友人がいなかった。また、当時から麓の傾向もあったため心の支えを求めているところがあった。そこに忍び寄ったのが一雄。カオリにしてみれば、頼れる存在に思えた一雄とのデートは、唯一のストレス解消法だったのだ。そもそも今回の事件の発端はカオリにかけた電話である。3年も会っていなかったのに「携帯を持ったので番号を教える」と連絡したのだ。
なんだよこれは。普通に考えて「そろそろ会いたい」メッセージでしょう。「会ったらヤリたい」でしょう。つうことは、一雄はカオリに未練があったと。ダダでやらせてくれる女が欲しかったと。ま、そう考えるのが自然だわな。そりゃ勝手すぎないかい。傍聴男のぼくにだって不倫経験はあり、そんなもんに目くじら立てるつもりもないけど、なんかセコいんだよな、発想が。
ぼくのなかで弱い女カオリ、つけこむ男の図式が完成する。単純だけど、乗せられているからどうにもならない。被告擁護の姿勢を固めたぼくは思う。一雄、ウソついてるじゃん。ホテル代は自分が出したなんて見栄を張りやがって。

検察が方言で話すときは本気

弁護人に心を打たれたこと、オレはないんだけど、どう

ないですね。検察官はありますけど。

一緒だ。事件とか、女性の検察官が多いじゃない。すると立場を超えて、女性として許せないという気持ちがニジみでてくるときがある。本気で怒ってるんだ。かと思うと冷静に、検察官としてシビアな質問を浴びせるしね。それが交互に繰り返されると、
傍聴人席でKOされてしまい、胸が熱くなることがある。

ははは。個人的な感情をぶつける人は好きですね。裁判で、被告は常習犯で犯行を認めてはいるものの反省の色が薄い。そこで検察官が言うわけですよ。
「あんたね、これまで何十回も同じことやって、やめる気あんの!」
言葉が冷静さを失って、個人的な怒りが表に出てくる。極太の万年筆で机をガンガン叩きながら責め立てたり。

感情的なの、いいよね。

ポッと方言が出る瞬間に《本気》を感じますね。その点、弁護人は芝居っぽく見えちゃうんですよ。

弁護人と比べると検察官は服も質素だもん。

そうですか。

間違いないって。精一杯おしゃれしてるけど、生地が違うって。つうか、そう思わせるほど地味なんだよ。でもキレイな人が多い。弁護人にも美人がいるけど、ちょっと接客業の匂いがするんだよな。

でも検察にいるじゃないですか、質問するときにケツ振りながらする人。

え、そんな人がいるの。

机に手をつきながら。あの人、かなり芝居がかってますよ。

色っぽい?

そうですね。一度すごかったのは、窃盗か何かの小さな事件で、証拠として申請したものが却下されたとき、その場でビリビリと書類を破り捨てたことがあったんですよ。

演じきってるね。何をだろう。謎だ。

最近、見かけなくなっちゃたんですよ。異動かな。

ケツ振りすぎで左遷。惜しい!

男はいまいちですね。

男の地が出るのは工口っぽい事件のとき。それは個人的興味だろうっていう質問を浴びせる検察官もいるね。フーゾクのこととか根ほり葉ほり聞くのとか。

この前「そんなカンタンにできるもんなの?」と、出会い系のシステムにこだわってたのがいましたよ(笑)。

心打たれる話をするつもりだったのに、つながっていかないね。話を聞いていると、小さな事件が好きという共通点はあるけど、裁判の見方はかなり、いやまったく違う。


人情派だよね。

弱いね、そういうのに。オレは物語性を求めるタチだから。しばらく前に書いたけど、盛岡地裁で心打たれまくって泣いちゃったからね。

え、どうしてですか?

まず被告の妻から連絡があって、いろいろやりとりしているうちに「じやあ見に行くから」という話になったの。で、新幹線で出かけていくと、証人として出廷する気っぷのいいおばさんと喫煙所で話をするハメになり、裁判でそのおばちゃんが胸のすくような
熱いトークを繰り広げて、結末は執行猶予がつく。流れがあるんだよ。

泣くってのはないですね。そういうのに当たったと思ったら、法廷出ますもん。

客観的には小さな事件、でも当事者にとっては人生がかかってる。そこに多少なりとも関わってしまったわけだから、釘付けになったよ。

笑えそうなのだと、ヨシ!と思いますけどね。オレは笑うために行ってます。裁判ってドラマ性の高いドロドロした世界だと思っていたんですよ。ところが、国がやってるのにこんなに笑えるのかって。それが新鮮だったんですね。

オレはドラマだな。つい肩入れしてしまい、読者からメールで、北尾は被告に甘いと指摘されることもある。もっと被害者の立場になって考えるとか説教されるんだ。

それは案外ムズカシいかも。

でしよ。被害者は法廷にいないしさ。言いたいことはわかるけど、オレは自分も被告の立場になっているかもしれないという事件を好む傾向があるみたい。それと、同世代に弱い。同世代というだけで、オレのなかで被告の人生を想像してドラマが始まっちゃう
かも

でも、裁判を舞台とするなら、主役は被告ですよね。映画と一緒で、ちょっとでも似た部分があれば感情移入がしやすいんですよ。それとは逆に、理解できない犯罪、ロリコンや放火にもときどき笑えるものが。

わからないから見る、という心理はあるね。

口リコンはどうも嫌だけど、ホモロリコンなら、それも未遂に近いならいいかという。被告は、男の子と公園に遊びに行っただけだと言い張るんだけど、検察が言うんですよ。
「あなた、ベンチで少年の肩に手を置いたと言ってますけど、これどういう意味ですか」
そしたら被告がさらっと、
「どうって、まあ恋人同士がやるような感じですかね」
家にも呼んでて。
「ゲームしたり、戦いごっこしたりしてました」
「ん?戦いごっこって何ですか」
「え、くすぐったり、ズボンの上からオチンチン触ったり」
みたいなね。こういうのは好きですね。
阿曽山さんば裁判員制度とか興味ありますか?

大ありですね。たぶん、オレって、日本で一番、法務省とか最高裁に、裁判員制度のことで電話してる人間じゃないかな。

本当、詳しいよね。裁判まわりのディテールを語らせたら阿曽山の右に出る者はいないんじゃないの。

例えば裁判官が着ている法衣ですが、裁判官のはシルクですけど、スタッフのはポリエステルなんですよ。あれには2種類あるんですねえ。

そういう誰も知りたがってないようなことを調べる姿勢が独特。

あと、これは結構自信持って言えるんだけど、女の子を傍聴に連れていったらすごく喜ばれますね。何度か一緒に行ったけど、感激してましたから。

オレも案内したことあるけど、大満足してもらえたね。

これだけ刺激的で、一風変わったデー卜場所はちょっとないですよ。
かなり説得力のある話だな翁.じゃあ、デート気分でより多くの人が傍聴に来たらいい、と?

うん、それはそれでまた困るかもなぁ。

抽選の倍率が増えたりしたら、イヤだも

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