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股間のむずかゆさに我慢できずベッドの上で目を覚ますと、チンコの先っちょから白っぽい液体が渉んでいた。精液じゃない。膿だ。まさか性病っ
ここ最近、彼女のミユキ以外の女とはセックスしていないし、フーゾクにも行ってない。昨夜もたっぶり2時間、濃厚なプレイだった。まさかアイツ浮気してるのか?さっそく近くの泌尿器科に向かうと、先生は事もなげに言った。
「検査してみないとわからないけど、恐らくクラミジアでしょう。抗生物質出しとくから飲んでみてください」
ミユキのことは信じたいが、俺が浮気してない以上、彼女が原因に決まってる。すぐに呼びつけ、話し合いが始まった。
「ねえ、正直に答えて欲しいんだけどさ。最近、誰かと浮気した?」
「え、私がっしてないよ。なんでそんなこと聞くのっ」
「性病になったんだよ。今日病院行ったらクラミジアって言われた」
「ちょっと待ってよ。私浮気なんてしてないよ」
「そうか。でもさ、俺、オマエ以外の女となんてー年以上してないんだぜ。風俗だって行ってない。お前にうつされたとしか思えないだろ」
「ひどい。私だってアツシ以外とエッチしてないよ」
「わかった。とりあえずお前も病院行って検査してきなよ。話はそれからだ」
検査すればやはり彼女もクラミジア。
ラミジアだった。この一件が元で俺たちの関係はギクシャクしてしまい、結局別れることになった。
半年後、友人たちとの飲み会で出会った友美と新たに付き合うことになった。趣味も似てるし体の相性も悪くない。順調な滑り出しに見えたが、付き合いを始めてわずか3週間後、事件は起きた。友美が泊まりにきた週末、再び我がチンコが懸きだしたのだ。前回と同じ症状だ。またクラミジアになったのかっ友美も浮気するような女だったなんて。まだ付き合ってからー力月も経ってないのに。さっそく話し合いが始まった。
「なあ、オレ性病になったみたいなんだよ。お前以外の女とはセックスしてないんだけど、何か心当たりある?」
「そんなのないよー私だってアナタとしかしてないもん。アツシこそ浮気してるんじゃないのっ」
またかよ。お前が浮気してないのに、何でオレが性病になるんだよ。彼女は浮気を認めないどころかオレが原因だと逆ギレし、結局、ケン力別れのような形になってしまった。まったく女運がない。それからしばらくして、飲み屋で知り合った大学生のユウコといい関係になった。根が真面目で引込み思案なタイプ。今度こそまっとうな恋愛関係が築けるはずだと思ったが、わずか1カ月でその希望も打ち砕かれた。再びクラミジアになったのだ。
「私、浮気なんてしてないよ。アツシ君は?」
「オレだってしてないよー」
もう女なんて信じない。彼女もいらない。いまの世の中、男とヤルことしか考えられないビッチばかりなのか。
そしてつい先月、またもオレはクラミジアにかかってしまう。付き合い始めた女のせいだ。
「またですか。お薬ちゃんと飲んでます?不特定の女性と関係を持つ場合はコンドームを使わないと。HIVになる可能性もあるんだから」
病院に行くと医者に怒られてしまった。これで4度目の来院だけに、先生もオレに問題があると思っているようだ。オレは先生にこれまでの経緯を説明した。3人連続で付き合いだした途端にクラミジアになったこと。他に女遊びはしてないこと。
「うーん、何かおかしいね。ひょっとしたら喉頭クラミジアかもしれませんよ」
「喉頭って、ノドですかっ」
「ええ、女性に多いんですが、こく稀に男性がかかることもあるんでね」
クラミジアが喉にうつるなんて知らなかった。でもちょっと待て。過去3回、薬を飲んで治してるじゃないか。
「喉の方はかなり治りにくいんですよ。長い期間しっかり抗生物質を飲まないと根治しませんから」先生の読みでは、何らかの原因でオレの喉がクラミジアになっており、毎回付き合うたびにクンニによって相手の性器にうつし、そこからオレのチンコに感染しているのでは、ということらしい。
「何か心当たりありますかっ」
あった。2年前、会社の忘年会の2次会で、罰ゲームとして先輩のチンコを口に突っ込まれたことがある。しかもその先輩、ナンパが趣味の遊び人なのだ。
「あの、一応、喉も診てもらっていいですか?」
検査の結果、先生の読み通り、オレの喉にクラミジアの菌が発見された。付き合ってきた彼女たち、本当にごめんなさい。すべて僕が悪うこざいました。
もう一つ性病持ち女性とのエッチ体験談

埼玉県・熊谷は県北部の中心都市であり、夏場は猛暑に見舞われるこの街は、ヘルス街としてもよく知られている。若い嬢による本番前提のサービスは「熊谷流」と呼ばれ、夜も〝熱い〞街として風俗マニアの間で名高い。熊谷駅を降り立つと、すでに真夏のようなむわっとした暑さに身体が覆われた。駅前では霧吹き装置がせわしそうにフル稼働している。その駅前ロータリーに面した雑居ビル内に、テレクラはあった。すぐにバレるウつかないでくれ入室からわずか10分。すぐに電話がつながった。
「私ワリキリなんだけど、いい?」
聞こえてきたのは20代後半から30代くらいの気だるい女の声だ。受話器の向こうでうるさい音楽が鳴っている。室内か?
「大丈夫ですよ。いまご自宅ですか?」
「ちがうちがう。駅前で車とめてんの。だからすぐ会えるんだけど…ワリキリ以外ではぜったい会わないからね?」
車の中からテレクラとは、郊外らしい風景だ。
「すぐに行けますよ」
「あ、ちょっと待って。いちおうプロフィール言っておくね。年齢は25。身長は150で体重は45キロくらい。仕事はね、サービス業。普通だと思うよ」
「わかりました。5分くらいで行けます」
「車は白のボックスね。南口のロータリーにいるから。てかお兄さん若い?」
「28才ですけど」
「やばい! 若いね! 珍しい!」
提示されたワリキリ条件はホテル代別で1万5千円だ。駅前のロータリーへ向かうと、たしかに白いミニボックスカーが停まっていた。後部座席にはスモーク、車高はやや低い。典型的な郊外の若者仕様だ。運転席に座っていた黒髪の女性が、こちらに気づいたらしく、助手席のロックを外した。ドアを開けて乗り込む。
「ナナさんで間違いないですよね?」
「マジで若いじゃーん!」
キツネ顔に、濃く赤いアイシャドウ。なにより異彩を放っているのが髪型だ。『王様のブランチ』で、はしのえみが演じた姫〞のようなくるくる巻きのパーマには、ところどころに白髪が混じっている。25才とはとても思えないのだが。
「車で移動するかんじですか」
「うん、すぐそこだから」
車が動き出した。ハンドルにはピンクのヒョウ柄のカバーがかけられ、バックミラーには羽毛のキーホルダーが垂れ下がっている。スピーカーから聴こえてくるのは昔懐かしいユーロビートだ。
「ユーロビートお好きなんですか?」
「あっ、わかる? クラブ最近いってないけどさ。クラブ行ってる?」
「いえ、行ってないですね」
「じゃあ、DJなんだね」
なんの「じゃあ」なのかまったくわからない。
「昔こういう曲を聴いてたんですか?」
「うん。20才のころ。最近クラブ行ってないから車で聴いてるんだよねー」
これらの音楽が流行ったのは90年代後半のこと。計算すると、最低でも彼女が30才以上なのは間違いない。まったく、すぐにバレるウソをつかないでくれよ。車はすぐにホテルの駐車場へと吸い込まれていった。茶色い壁にヒビが入った昭和風のラブホテルで、我々のほかに車はない。
部屋に入ると、姫さんはバッグからケータイ充電器を取り出し、すぐにテレビ裏のコンセントに差し込んだ。ランプがついたことを確認しながら、こちらを見ずに口を開く。
「先にお金もらっていい?」
入室からケータイ充電、ワリキリ代請求までのスムーズな一連の動きは、彼女がこれまでこなしてきた数多のエンコー経験の賜物だ。受け取った金を雑にバッグに押し込んだ彼女が、無言でバスタオルを手渡してきた。さっさとシャワーを浴びろってことか。素っ気ないな。
しかたなく風呂場へ移動しようとしたところで、呼び止められた。
「あ、ちょっと待って」
バッグから取り出されたのは歯ミガキ粉だった。
「これ使って」
「え?」
「ホテルのってちゃんとキレイになるかわかんないでしょ?私こういうの、すんげー気つかうから」
歯ミガキ粉なんてどれも大同小異だと思うのだが、そうでもないのだろうか。
シャワーを浴びながら、ドアを開けたままで会話を続ける。
「テレクラはけっこうかけるんですか」
「2カ月に一回くらいかな? いまの仕事だとちょっとお金が足りなくてさ」
「サービス業でしたよね」
「そうそう。ホームセンターの倉庫のバイト」
「レジとか接客ではなくて?」「ううん、私は夜間の作業だからさ」
それのどこがサービス業なんだ。ウソだらけだな、この人。
「時給が低いんですかね」
「そうだね。前はキャバやってたからまだあったんだけどさ。25才までキャバやってー、辞めたあとはちょっとヘルスもやって。ヘルスは1年くらいしたけど景気悪くなって辞めちゃったけどね」
最初の25才という年齢設定はどこに行ったのやら。
「キャバやってたってことはけ
っこう派手だったんですかね」
「そうだね、ギャルやってたし。肌もめっちゃ黒くしてさ」
「けっこうやんちゃしてたんですか」
「だね、すっげーやんちゃしてたわ。私、そんときからオシャレに金使っててさ、派手な生活してたんだよねー」
だとすると、古典派作曲家のようないまの髪型もおしゃれの一環なのかもしれない。
「それは、コテで巻いてるんですか?」
「ああ、これ? これはね、パーマ。ほら、いまデジタルパーマって流行ってるじゃん?」
「セットがラクなやつですよね」
「そうそう。私さ、髪型にはすっげー神経質でさ、月に2回は美容室いくんだよね」
その神経質さの結果がこの髪型。どう考えてもオーダーミスだよ。
「てか、スズキさんは結婚してないんだっけ?」
「そうですね」「恋人もいないんだよね? 毎日なにしてんの? ていうかテレクラで一人でなにしてたの?テレビ? AV? オナニー?」
この人も、ときどき当連載で遭遇する、テレクラ男を小馬鹿にすることで精神の均衡を保つタイプのようだ。今まで感じたことのない挿入 裸になってシャワー室に入ってきた姫さんは、丹念に俺のチンコを洗い上げた。石けんのついた指を尻の穴につっこんだり、カリまわりを何度も何度もぐるぐる手のひらでまわしたり。また、自らもガニ股に足を開き、泡をマンコに何度もごしごしとこすり上げる。満足しきってタオルで水気を拭き取る姿には、まったくゲンナリだ。風呂をあがってから、なぜか彼女はベッドの上に座ったままじっとして動かない。どうした?
「あの、適当に始めちゃっていいですけど」
「え? フェラとかするかんじ?」
「苦手でしたら大丈夫ですけど」
「フェラって彼氏ともしたことないんだよね」
元ヘルス嬢がよくも言えたもんだ。自分のプロフィールをすぐ忘れてしまう病気なのか?
「じゃあどういうセックスしてたんですか」
「適当に濡れたら入れる、みたいなカンジ」
「じゃあ僕が攻めないといけないってことですかね」
「ううん。とりあえずフェラするけど、私ゴムつけてからじゃないとやんないから。そういうの、すんげー気使ってるからさ」
出た、得意の潔癖症。別にナマフェラへのこだわりはないので、手持ちのゴムを渡す。
「え、これって自分で持ってきたの?」
「そうですけど」
「これ、どこで買ったの?」
「そのへんのドラッグストアですけど」
「ちょっとさ、私病気とか中出しとか怖いんだよね」「はあ」
「ゴム、こっちがつけていい?」
「いいですよ」
そう言うと、姫さんはバッグの中をガサゴソと探り出した。
「これ、私がもってきたゴムね」
「はい?」
「これつけてフェラするから」
歯ミガキ粉といいコンドームといい、このこだわりはいったい何なんだろう。始まったフェラは、下手くその一言に尽きた。口にチンコを含んだまま、じっとして動かないのである。そもそも舌を使うことを放棄しているのだから、これはフェラですらない。
「もう挿入で大丈夫だね。騎乗位、ラクな体勢でやるね」
次の瞬間、姫さんは両足を大きく広げ、威勢良く胸を張った。両ひざを直角にして、真ん中でマンコとチンコのポジションを合わせ始める。横綱・日馬富士の土俵入りを思わせる見事な不知火型だ。
「よいしょっと」
少しだけ生暖かい感覚に包まれた。亀頭の先に何かが当たる感触がする。今まで感じたことのない挿入感だ。締まりはあるけど、中はすかすかしてるっていうか……。姫さんが腰を動かしはじめる。
「あんあんっ!」
こちらの快感はまだないというのに、彼女は一方的に喘ぐ。すぐにチンコが萎えはじめた。緩さのせいかまったく感度が伴わないのである。気になり、挿入部分を見てみると……あれ、マンコに入ってないじゃん!なんと、彼女は右手でチンコの先を握り、腰を動かすだけの素股をしでかしていたのだ。
「ああんっ、ああんっ!」
「あの……」
「ああっ、ああんっ!」
「あの、入ってなくないですかね」
 動きをやめた姫さんが、挿入部分に目をやり、大げさに驚いた。「あれ? ああ、あれ?」こんな下手な芝居、見たことないぞ。次はゴマカシのきかない正常位だ。ごろんと仰向けになった姫さんの股にちんこをあてがう。
「まって! ちゃんとゴムついてるか確認するから! 私さ、一回ゴムに穴あけて中出しされたことあるんだよね。そんなに精子中に出したいのかよって!変態じゃない? だから私、すんげー気つかってんだよね」
起き上がった彼女は、チンコを丹念に観察して、ゆっくりうなずいた。許可がおりたようだ。では、いよいよ……なんだ、この臭いは。汗と土が入り交じったようなこの独特の臭気。クラミジアだ! この人、性病を気にするくせに自分のクラミジアに気づいてないのか!
ただでさえやる気のなかったセックスへの気力がゼロになった。
「すみません、ちょっと萎えちゃったみたいで」
やはり長めのシャワーを浴び終えて出てきた彼女は、急ぐように服を着替え始めた。
「今日のお金は何に使うんですか?」
「明日美容室いくって言ったじゃん?それに使うよ」
大事なお金がおかしな髪型代に化けてしまうとは、なんとも切ない。
「美容室はどこにいくんですか」
「地元だよ。ていうか地元以外は行ったことないし」
大宮などの近隣の街には出かけたりしないのだろうか。
「大宮とか人多すぎてムリなんだよね。キャバやるにしても怖いし。ヘルスだって大宮みたいな都会だと、どんな客が来るかわかんないじゃん。病気とか怖いし。私そういうのめっちゃ気つかうって言ったじゃん?」
ホテルを出て小走りで車に向かう姫さん。外は風が強くなってきた。
「早くして。車入んないと髪乱れるから」
その髪型がそもそも乱れていることに、ついに最後まで突っ込むことはできなかった。

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