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テレクラの閉店ラッシュが止まらない話題はここのところ毎号のように触れているが、先日、ついに大本山ともいうべきリンリンハウス歌舞伎町店までもが消滅した。いよいよ本格的に、テレクラ大崩壊のカウントダウンが始まったようだ。
格付け委員長としては、最後の店舗が閉店する瞬間まで活動を続けていくつもりではあるものの、果たしていつまで存続してくれるのやら。
さて、今回は久しぶりに都心を離れることにした。舞台は、北関東でも数少ないテレクラ保有都市のひとつ、高崎だ。

そりゃ他の客も愛想をつかす

レンタカーで目指す店に到着したところ、呆気にとられた。日曜の昼時にもかかわらず駐車場はガラガラ。3年前に来たときはもう少しにぎわっていた気がするけど…。大丈夫か?個室に入って5分、さっそく電話が鳴った。この店は、女からの電話を他の客と奪い合う早取り制だが(都心は店員が取り次いでくれるシステムが主流)、客がほとんどいないせいで、苦もなく女とつながった。
「こんにちは。俺、東京から来てるんですけど、今日会える人を探してまして。どんな人探してます?」「私も会える人探していますよ」「もちろんワリキリだよね?」
「ううん。私、そういうのキライなんです」
ほお、珍しいこともあるもんだ。カネのやり取りナシに会いたいだなんて。
「ちなみに、歳はおいくつですか?」「26です」
まあ、ウソだな。この声の疲れ具合からして20代はあり得ない。30後半、下手すりゃ40代だろ。
「とりあえず会いませんか?」
「いいですよ。15時にセブンイレブンの●●店で待ち合わせしませんか?」
 あっという間にアポれてしまった。が、スマホで検索したところ、件のコンビニはここから車で45分の距離にある。スッポカされたら一大事だぞ。
「じゃあ、電話番号の交換をさせてもらっていいですか?」「それは無理」
 なぬ? こいつもしや…。
「でも遅刻したり、迷ったりするかもしれないから番号わからないと困るんですけど」
「大丈夫。ずっと待ってるから」
「そうですか。じゃ今から向かいますよ」
バーカ、誰が行くかってんだ。セックスにカネも要求せず、そのうえ連絡先も教えないなんて、冷やかしかサクラのどっちかに決まってるっつうの。しかし、お次の女も…。
「私、純粋にセフレを探してるから、お金とかいらないの」
「よかったら会いましょうよ。いまどこから電話してます?」
「高崎から車で1時間半くらいのとこ。迎えに来てくれる?」
「ええ、いいですよ。じゃあ連絡先を教えてくれます?」
「うーん、ゴメンね。そういうのは私、イヤなの」
 その後も同内容のウソ臭い電話が2本連続するにいたって、俺は確信した。このテレクラ、サクラばっかじゃん! そりゃ他の客も愛想つかすわ。よほど安く買いたたかれているようだ
ようやく本物っぽい女から電話がきたのは、入店からじつに4時間以上も過ぎたころだった。
「あの、ワリキリで会いたいんだけど、そういうのアリな人?ちなみにこっちは熟女なんだけど」
 聞きなれたセリフにホッと胸をなで下ろしつつ答える。
「はい、こちらもワリキリ希望です。熟女なんですか? いいですねえ。おいくつなんですか」
「49才。あと、中年だからそれなりに太ってるよ。さすがに渡辺直美ちゃんレベルじゃないけど」
 心の底からその話が本当であってほしいと願う。
「少々の太目ならむしろ好きなので安心してください」
「え、ホント? よかったぁ」
「ちなみにいくら希望ですか?」
「逆にいくらがいいの?」
「できれば1万円でお願いしたいんですけど」
「うん、いいよいいよ。OK!」
声のトーンから喜びようが伝わってくる。普段はよほど安く買いたたかれているようだ。
「ちなみに今どこですか?」
彼女によれば、高崎市内にある某スーパーの駐車場から電話してるんだとか。
「連絡先の交換できますか?」
「うん、私もそのほうが安心。すれ違いとか嫌だし」
念のため、サクラじゃないことを確認しておこう。いったん店の電話を切り、自分のスマホで教えられた番号にかけてみる。
「はい、もしもし」
スマホからは、先ほどの中年女の声が。よし、これで安心だ。
「じゃあ、これから行きますね」
「よろしくねー。私、リカと言います」
女性ホルモンが完全に枯渇して
スーパーの駐車場に到着後、遠くからこちらを見つめるデブおばちゃんの存在に気づいた。全身黒ずくめという出で立ちは、電話で聞いていた服装と一致する。あいつがリカさんか…。
電話がかかってきた。
「いま駐車場に入ってきた銀色のクルマ、アナタのでしょ?」
「はい、そうです」
まもなく、彼女が助手席に乗り込んできた。
「どうも〜。はじめまして、リカです〜」
彼女に対する初見の印象は、長髪のデブオッサンだ。シワとシミの目立つカサカサの皮膚、マスクの上からのぞく陰険そうな一重瞼、角張った顔の輪郭。もはや女性ホルモンが完全に枯渇してしまったのだろう。
「じゃあ、行こうか。ホテルはあっちの方にあるから、向こうの出口から出て」
甲高い声とともに、コーヒーとタバコのまじりあった不快なニオイが漂ってきた。泣けてくる。吐く息までオッサンだなんて。
「いやぁ、オニーサン、結構かっこいいねえ」
「そうですか?」
「うんうん。すぐ名前が出てこないんだけど若手俳優の誰かに似てるもん」
いきなり下手くそなお世辞を言いだしたのは、おそらくいつもこのタイミングで男たちから断りを入れられるからだろう。涙ぐましい努力と言ってやりたいが、効果があるとはとても思えない。ホテルに着いた。
「このホテルお気に入りなの。ちょっと古いけど、安くて広いし」
部屋に入り、マスクを取るリカさん。ニコリと笑うその口は前歯が半分ほどなく、残った歯も黄ばみや虫歯らしき黒ずみが著しく、〝乱ぐい歯〞も確認できる。おぞましいというしかない。
「そういえばリカさんて、ご結婚されているんですか」
「してたけど、とっくの昔に別れちゃった。いまは息子と二人暮らししてるの」
「息子さん、大きいんですか」
「いま24で、トラックドライバーをやってるのよね」
「へえ」
「あら、そういえばオニーサン、どことなく息子に似てるわね」
なんだか気分の悪い話だ。ボコボコした形状はカリフラワーに酷似
シャワーを済ませると、先に体を洗い終えていたリカさんがバスタオル一枚でAVを眺めていた。
「エッチビデオ観るの好きなの。一緒に観ようよ」
「ええ」
大いに賛成だ。この、オッサン顔の搭載されたみにくい肉塊を、なんの小道具もナシに抱くのはあまりにシビアだ。しばしAV鑑賞するうち、彼女が隣に寄り添ってきた。
「いいカラダしてるね。乳首とか感じる?」
「ええ、まあ」
「じゃあ、いっぱい攻めちゃおうっかな」
乳首を舐めると同時にペニスにも手が伸びてくる。ピチャピチャ、サワサワ。しかしチンコの反応はすこぶる悪い。
「あんまり元気ないね」
「そうみたいですね」
「きっと緊張してるんだね。ラクにしてね」
勃ちの悪さの原因が、自分の容姿にあるとはカケラも思ってないようだ。たくましいなあ。まあ、そもそもテレクラ女なんて、たいてい樹齢2千年の御神木より図太いもんだけど。と、なんだかんだ偉そうに言っていても、AVの威力とそこそこ上手いフェラさえあれば、簡単に8分勃ちしてしまうのが俺のチンコだ。
ジュッパッと音を立て、チンコから口を離した彼女が、首をかしげて尋ねる。
「もう入れる?」
「入れましょうか」
手を使わず、口だけで器用にコンドームを装着した彼女が仰向けになって脚を開いた。しかし、長い陰毛に埋もれた膣口に亀頭をあてがおうとしたとき、ふと視界に妙なモノが。おや、何だこれは?
左大陰唇のあたりに、肉の芽のようなものが2つ、ちょこんと鎮座しているのだ。大きさはどちらも大人の小指の先ほどもあり、表面がボコボコした形状はカリフラワーに酷似している。この、いかにもまがまがしいカリフラワーの姿を、以前ネットで見た記憶がある。これ、尖圭コンジローマのイボじゃね?んで、たしか尖圭コンジローマって感染性の性病だったよな…。固唾を飲んで見守っていると彼女がじれたように腰を振る。
「どうしたの? 入れないの」
ひどいデブスとはいえ人並みの気遣いができる性格をそこそこ評価していただけに、裏切られた気分だ。こんな恐ろしい毒カリフラワーを咲かせてる分際で「入れないの?」だと? タワケが!触れなければ、感染する恐れはない
当然のごとく、チンコはまたたく間にしぼんでしまったが、カリフラワーさんの態度はあくまでも無邪気だ。
「大丈夫よ。リラックスして。こういうときは頑張ろうとしないでラクにしたほうがいいから」
「はい、少し休憩します」
「うんうん。はい、お水飲んで」
気の弱い俺としては、尖圭コンジローマを指摘し、それを理由にセックスを止めるなんて展開は極力さけたいところ。このままインポ状態を維持し、フェイドアウトする形がベストだろう。カリフラワーさんが言う。
「きっと疲れてるんだよ。ちょっと肩でも揉んであげようか」
「あ、はい」
カチカチに張った肩の筋肉を、カリフラワーさんの親指がグイグイと力強く揉みほぐしていく。こりゃ相当うまい。
「うわー、めっちゃ気持ちいいですわ〜」
「腰もやってあげようか」
「お願いします」
何の気なくうつ伏せになったところで、彼女が俺の尻の上によっこらしょっと座りかけた。ヤバい、イボに触れちゃうって!
「あ、ちょっとストップ。尻を痛めてるんで、そこに乗るのはちょっと…」
「あら、そうなの。残念」
そう言いつつ、尻や太ももをフェザータッチでさすってくる。そしてその手はやがてゆっくりとチンコの方へ。この人、なんとしてもヤる気らしい。
「仰向けになって。もう一回フェラしてあげる」
「はあ」
唾液でダラダラになった舌を亀頭や竿はもちろん、玉裏からアナルにまで這わせていく献身的なフェラはお見事という他なく、そのせいでチンコはまたたく間に完全復活を遂げてしまった。同時に、俺の心境にも変化が。こんなに頑張ってくれたんだし、もうこの際、挿入してやってもいいのでは?イボにさえ触れなければ、感染する恐れはないんだし(たぶん)。では、バックの体勢で挿入するとしよう。皮膚接触を避けるには、相手の体をコントロールしやすい体位が一番だ。
浅い挿入を心がけ、リズミカルに腰を振った。さすがはヤリたがりというべきか、カリフラワーさんの感度はかなりのもので、あられもない声が部屋に響きわたる。
「うーん入ってる! いい、いいよ〜! もっと突いて」
突如、彼女の尻から猛烈な圧力を感じた。チンコをより深く挿入させようと、自らケツを押し付けてきたのだ。させるか!すかさず両手に力を込め、尻の突撃を食い止める。圧力は消えた。しかし、しばらくして、
「ああ、いい! 気持ちいい!もっと突いて!」
また猛然とケツが襲いかかってきやがった。ヤバい、止めろ!さらにその後も、
「ああ、いいわ、もっと!」
来るな、ストップストップ!しょーもない攻防を繰り返した末、ようやく射精に至ったわけだが、冷静な頭で目の前の肉塊を眺めると今さらのように戦慄した。こんなカリフラワー付きのオバハンに節操なく挑みかかっていたなんて。俺の性欲、コワッ。

群馬県の高崎でエッチ大好きな人妻に会う

今回の訪問地は群馬県の高崎だ。いまどきは政令指定都市でもテレクラ絶無のエリアが少なくないのに、高崎市内にはまだ元気に営業している店舗が2つもあるそうな。それほどの活況なら何かの弾みでイイ女に当たる可能性もありそうだが、そんな淡い期待をことごとく粉砕してくるのがテレクラの恐ろしいところだったりする。油断は大敵だ。
お目当てのテレクラ店へは高崎駅前で借りたレンタカーで向かった。地方のワリキリ界では車が必須だと思ったからだ。店内へ入ると、なるほど確かにコールの数は多い。が、相当数のサクラが紛れ込んでいるようでなかなかアポに結びつかない。ようやく本気っぽい女とつながったのは、入店から実に6時間後、午後4時になってからだ。
「おたくは何希望? 私は今からワリキリで会える人を探してるんだけど」
「あ、そうなんですか。俺もワリキ…」
 言い終わる前に女が口を挟む。
「じゃあ会おっか。私は43才で、152センチ55キロ。体型も顔も普通かな。胸はCカップの80よ。それでいい?」
わずか6秒で自分のプロフィールを余すことなく言い切った。同じセリフを何百回も口にしてきたからこそ可能な芸当だ。
「大丈夫ですよ」
「あと金額は1万5千円が希望なんだけど」
「わかりました」
「あーはいはい。あなた交渉とか苦手なタイプでしょ。普通は40代って言ったら1万円にしてとか言ってくるもんなのにね。じゃあ、セックスも淡泊であっさり終わっちゃうタイプね。絶対そう」
は? なに勝手に決めつけて納得してるんだよ。
「じゃあ交渉したら1万円にしてもらえるんですか?」
「甘いなぁ。人に指摘されて『じゃあ、1万で』とか言うのってどうなの? 今さら遅いよ」のっけから神経を逆なでしてきやがるが、今こいつを逃すと次いつまたアポれるかわかったもんじゃない。ここは我慢だ。
「じゃイチゴーでいいです」
「いま●●スーパーの駐車場にいるから来てくれる?」
スマホの地図で確認したところ、車で5分ほどの距離だ。
「わかりました。すぐ行きます」
「こっちは日産のデイズだから。色は赤ね。あと、私は『しのぶ』よ。本名じゃないけど。じゃ着いたら携帯ワンコールして」一方的に話し終えると電話はぷつりと切れた。
「溜まってるのよ。つまりイキたいのよね」
待ち合わせの駐車場に着いた。しのぶさんの車は一番奥にポツンと停まっている赤色のアレだろう。案の定、車を横付けしたと同時に小柄な中年女がこっちに乗り込んできた。「こんにちは。…あら、結構若いのね。へえ、声はオジサンみたいなのにねぇ」
早々に嫌味を発する彼女の顔をあらためて見る。ノーメイクの老け顔。性別の境界が非常にあいまいな造りだ。『ダンシングオールナイト』で一世を風靡した、もんたよしのり似か。よれたTシャツに安物のジーパンという出で立ちも性別不明ぶりに拍車をかけている。こちらがゲンナリしてることなど露も知らず、もんたが艶っぽい声を出す。
「ちょっとね、溜まってるのよ。つまりイキたいのよね。男の人だってあるでしょ? そういうの」こんなオトコ女にイキたい云云語られてもどんよりするだけなんですけど。にしても彼女、よほど自分語りが好きなようで、車が発進してからもいっこうに
話は止まない。
「パートの仕事始めたばかりでさ。電子部品を作る工場なんだけど、それが細かい仕事でホント疲れるのよ。性欲が溜まるのは仕事のストレスも原因だと思うわけ」
突然、もんたから質問が飛んできた。
「あなた、血液型は何型?」
「あ、A型です」
「はいはい、だと思った。運転、慎重だもんね。私さ、A型とはあんまり合わないんだわ。セックスも大人しい感じなんでしょ。絶対そう」
「まあ、たしかに激しくは…」
「私は激しいのが好きだから。でも、こう言ったってA型の人は激しくしないのよねぇ。絶対そう。あなたの場合は愛撫も手を抜くタイプじゃない?」
「いや、俺は…」
「ね、シューアイって知ってる?韓流アイドルなんだけど、最近、めっちゃハマっててさ〜」
人の話はさえぎるわ、思い込みは激しいわ。つくづく、テレクラってなんでこんなおかしな人間ばかり吸い寄せるんだろ?やがてもんた行きつけのホテルに着いた。部屋に入るやいなや、彼女がテーブル上のドリンクメニューを引っ張り出す。
「ここに来たらまずやることあるんだ。ジュース何飲む?」
彼女、このホテルの利用者に無料サービスされるジュースとケーキをことのほか楽しみにしてるんだとか。
「あ、じゃあお茶で」
「無難ねぇ。ウチの旦那と一緒。冒険心がないっていうか、そんな保守的な生き方で楽しいの?」
たかがお茶を選んだくらいで人生まで否定されるとは。いい加減マジでぶっ飛ばしたくなってきたぞ。…ん、てか今、旦那って言ったよな。人妻なのか、そのツラと性格で?
「結婚してるんですね」
「そうよ。高校生の娘も2人いるのよ」
現在、一家は狭いアパートで生活してるそうで、暮らし向きは厳しいと彼女はいう。
「旦那はトラック運転手なんだけど、長距離からルートドライバーに変わっちゃって給料下がったのよ。だから私がこうして頑張ってるわけ。ま、エッチは大好きだから、いずれはパートをやめてワリキリ1本で行きたいんだけどね」
はぁ、糧を得る手段の取捨選択が完全に間違っているだろうに。湯船が沸いたところで、もんたがさっさと服を脱ぎ始めた。
「お風呂入るでしょ?一緒に浸かろうよ」
わかってはいたが、目を背けたくなる裸体だ。鏡餅シルエットの腹回り、カサカサの肌、虫に食われた跡のような複数のシミ。汚いにもほどがある。が、湯船に入ると、もんたは醜悪なボディをむしろ誇らしげに見せつけてくる。
「ふふふ、おっぱい吸う? オマンコも触っていいよ」
丁重に辞退するつもりだった。が、彼女は仁王立ちになり、有無を言わさず股間を向けてくる。相変わらず一方的な流れだ。
「ほらほら、ちょっとだけ。たぶんもう濡れてるから」
「は、はい」言われるまま、膣口の辺りを指で触れる。確かにそこはすでに愛液でヌラヌラしており、その感触を楽しむようにしばらくいじくっていたら、意図せず、つるりと奥に入ってしまった。
「んーふー、んーふー。そうそう、ゆっくり指で円を描くようにかき回してみて」
そこそこ感じてるようなので、少しだけ指の動きのピッチを上げてみる。ぴちゃぴちゃ。ぬちゃぬちゃ。と、ここで彼女から待ったの合図が。
「ちょっとだけって言ったのに本気になっちゃダメだって。私、イく時はベッドで思い切りイきたい人なの。そんなこと言われなくても普通にわかりそうなものだけどね。あなたいつもフラれるタイプでしょ。絶対、女の人をフッたことないよね」機嫌をそこねた様子で風呂を出たもんたは、濡れた体をろくに拭きもせず、どかっとベッドに腰かけた。「パート先にさ、すっごく嫌らしいオヤジがいるんだけどね」なんだよ、また脈絡もなくムダ話を始めるつもりか。
「で、その人がね、私にエッチさせてくれって言うの。3万払うからって」
「へえ。で、エッチしたんですか?」
「やめてくれる? するわけないじゃない。だって同じ職場よ?バレたらお互い家庭が崩壊しちゃうんだよ?」
「まあ、そうですね」
「でしょ。私はそういう風にやっていいこととやっちゃいけないことがわかるわけ。風呂場で無理やり私をイカせようとするあなたとは違うの。常識があるの」
どうやら、職場エンコーがダメなのと風呂場でのマジ手マンがNGなのは同レベルの常識と言いたいらしい。
「あーいいのパンパンして!」
「そろそろニャンニャンしちゃおうっか」
萎えまくりのセリフを吐き、ベッドの上でダルマボディをごろんと転がすもんた。とりあえず備え付けの電マで手抜き愛撫をスタートさせると、彼女は苦悶の表情を浮かべつつ言った。
「う〜ん、クリちゃんも気持ちいいんだけど、私、中派なの。やっぱりオチンポ入れてほしい。じゃないとイケない」そうは言っても、チンコは微塵も反応していない。
「じゃあ、ちょっとしゃぶってもらえますか」「うん、あなた旦那のオチンポに似てる。亀頭が小さめだし。こういうオチンポはここが好きなんだよねえ」
彼女の舌先がチンコに触れた。カリの下部分をネロリ、ネロリとねちっこく集中的に責める舐め方で、想像した以上に上手い。
「あっ、気持ちいいですね」
「でしょ、絶対そうだと思った」
 なんとか6分ダチになったところで、挿入を試みる。ややユルめのマンコではあるが、ガバガバというほどでもない。もんたは、ぐいぐいと腰をグラインドするたび、処女を破られる少女のように目をギュッとつむって喘いでいる。
「んー、んー! んあああ!」顔の造作がもんたよしのりでは、とても射精にこぎ着けるのは無理っぽい。苦し紛れにアダルト放送をつけ、ひたすら画面に集中していると、ようやくペニスに熱い血液が集まっていくのを感じた。あとは腰を高速回転させるのみだ。そりゃ!
「あーいいの、パンパンして!もっとパンパン、そうパンパン!…ふう〜おええ、おええ〜」
えずきと変わらぬうめき声をあげ、彼女が先に果てた。その途端、急激にアップする膣圧。ゴムの中に精子がどくどく飛び散ったのは、それから間もなくのことだった。駐車場へ戻る車内でも、もんたは相変わらずだった。
「今日さ、結構精子出してたよね。相当、興奮したんでしょ?」
「いや、あれくらいは普通…」
「絶対そうだって。群馬来たら連絡ちょうだいよ。また気持ちよくさせてあげるから」
 いや、もう結構です。

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