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インフルエンザにかかったせいで、東京にいるレイちゃんと会えるチャンスをふいにしてしまった。もともと大阪東京と住んでいる場所に距離があるうえ、相手は国際線のCA。なかなか会う機会を調整できないし、1月は休暇を旅行に充てるという。次に会えるチャンスは2月になりそうだ。くっそー、なんでこんなときに限ってインフルなんかにかかるんや。予防接種まで受けていたのに…。

レイちゃんと会う予定だった翌日には熱も下がり、体調はすっかり元通りになった。ピンピンと元気な状態が逆に腹立たしい。

このまま何もせずに年を越すのだけは我慢できない。こうなりゃ他の女で埋め合わせをするしかないか。12月もあと1週間残っている。会えるだけの女と会い、ヤレるだけの女とヤろう。
LINEやフェイスブックを見て、年齢問わず会えそうな女に片っ端から飲みの誘いを入れる。そう言えば、レイちゃんと2次会で同席していたC子、T子(大学の同級生)から『忘年会しようね』と誘われていた。気乗りせずにスルーしていたが、こいつらにも連絡してみるか。
ヤッたことのない女ばかりじゃなく、ヨガインストラクターのKEIKO先生にも連絡してみよう。あの気持ちいい特別なセックスを再び味わえれば、すっきりといい正月が迎えられそうだ。 
20代が2人、30代が3人、40代はKEIKO先生、50 代はC子とT子と合計8名に連絡し、12月最終週に4連チャン、5人とのアポが取れた。レイちゃんと会えなかったことのリベンジになるわけではないが、きっちり成果を出して、気持ちよく年を越そう。KEIKO先生とはラブホに直行
●12月26日 20代看護師
いい感じで2軒目に行こうとしたら、「結婚することになりました。ぜひ河内さんに旦那に会ってほしいので次の店に呼んでいいですか?」と言われた。2軒目は3人で飲んで、早々に解散。
●12月27日 30代アパレル勤務のOL
いい感じで2軒目まで飲んで、店を出る。手を繋いで歩き、ビル陰でキス。ホテルに誘ったが、「ゴメンね。結婚してる人とは絶対にエッチしないと決めてんねん」
はぁ、ヤレると思ったのに。 
20代、30代との飲み会では結果を出せず、明日は久々のKEIKO先生だ。彼女とはお互いの打算、駆け引きの末のセックスだった。翌日に簡単なお礼のメールをやり取りして以来連絡していないので、少々気まずい再会ではあるが、明日は明るく会って、明るくヤろう。
●12月28日 KEIKO先生
「久しぶりですね。嫌われちゃったのかと思ってた」
 明るく笑うKEIKO先生、相変わらず40代には見えない若々しさだ。食事をしながら、互いの近況を伝え合う。自分のスタジオを持つという夢に対しては着実に進んでいるようで、春にはオープンするそうだ。
「整形外科のドクターとコラボすることになって、リハビリのトレーニングも兼ねたスタジオにする予定なんですよ」
 ふーん、医者をうまいこと抱きこんだんやろなぁ。さすが、KEIKO先生。ということは、今は彼女に打算はないということだし、俺もそれに応えるフリをする必要もない。純粋にセックスを楽しむだけだ。
話は早いので、2軒目に行かずにラブホに直行した。部屋に入るや否や、キスしながら裸になってベッドに。前回同様のエロくてねちっこい前戯を経て、正常位で挿入だ。
正常位から騎乗位という体位の中で、KEIKO先生の超絶柔らかい身体を活かした様々なバリエーションの姿勢で結合する。
「すごいなぁ」と思わず声に出してしまった。
 前回と同じく、最高にすごくて気持ちいいセックスだったが、今回は興奮度がやや下がり、KEIKO先生のすごさをやや冷静に観察している俺がいた。
 少々無理して2回戦に挑んだせいか、ぐったり疲れてしまった。ハードなトレーニングしたみたいや。河内くんとこの歳でこんなんになるなんて
●12月29日 C子、T子
 よく考えればこの4連チャン、20代↓30代↓40代↓50代と毎日年代が上がっている。今年の最後に会う女が50代のオバハン2人組やなんて…。順番間違えたかな。当日連絡があり、もう一人同い年のK子が参加するという。オバハンがもう一人増えてもなぁ。
「河内くん、今日はハーレムやねぇ」とC子。そんなん嬉しないわ。
 でも、3人とも歳はとっているが、若いときは結構かわいかった。一人ひとりは、ヤレんことはないというレベルだし、4Pとなれば興奮するかも。いやいや、逆にキツイか?
楽しく1軒目、2軒目と盛り上がり、時刻は0時前。3人とも旦那がいるし、終電で帰ろうということになった。俺とC子は帰りが同じ方向。ホームで逆方向のT子とK子を見送ったあと、俺が「もう1軒、行く?」と訊くと「うん、行く」とC子は即答した。
自然な流れで、軽く飲んでホテルに。昔かわいかったとはいえ、今は普通の50代のオバハンだ。想像以上に身体はくずれ、胸にもハリはない。
 久しぶりのセックスなのか、C子はすごく興奮して大きな声を出していたが、俺はどちらかといえば淡々と行為をこなし、C子がイッたので頑張って射精した。
「河内くんとこの歳でこんなんになるなんて、思ってもみなかったわ。30年も前に出会ってたのに」
俺も、今年最後の女がC子になるとは思ってもみなかったよ。やっぱり、若いコがいい。レイちゃんがいい。来年こそはという想いで年を越した。

1月になり、SNSでレイちゃんの近況をチェックしてみた。旅行に行くって言ってたけど、写真でもアップしてないやろか。期待どおり写真は見つかった。しかしそこに写っているのは、レイちゃんとイケメンの彼氏がラブラブで抱き合っている姿だった。

それも何枚も。結婚式の二次会では、
「彼、ひどいワキガなんで、友達には別れた方がいいって言われてるんですよねぇ。どう思います?」
なんてひどいことを言ってたのに…。単に距離や時間の問題ではなく、厳しい。レイちゃんを落とすのは本当に厳しいと絶望的な気持ちになってしまった。

大阪と東京という距離、さらには国際線のCAで日本にいないことが多い勤務形態というハンデもあり、レイちゃんとはヤルノートにその名を刻んでから一度も会っていない情けない状況が続いている。
彼女の日常は、こまめにアップされているSNSからうかがうことができるが、そこではイケメンの彼とのラブラブな様子をのろけている状態だ。正直、厳しい。厳しすぎる…。やっぱり彼女をターゲットにしたのは無理があったのか。昨年末に東京で会えるチャンスをインフルエンザでフイにしたのが痛かったなぁ。
会社での昼休み、ブルーな気持ちで、レイちゃんがSNSにアップしいるあのときの結婚式や2次会の写真を見返していた。透き通るように白く、可愛いえくぼで微笑んでいる彼女は、他の女性たちとは違う種類の生物かと思えるほどダントツに綺麗だ。
ため息をつきながら写真を眺めている俺に後輩のOが声をかけてきた。ときどき一緒にナンパにいくカルい男だ。
「河内さん、このコ、めっちゃ可愛いやないですか!」
「せやろ。CAなんやで」
「やっぱり。で、もうヤッちゃったんですか?」
「アホか。そんな簡単にいくわけないやろ。東京に住んでるし、彼氏もおるんやぞ。20
代やし。会うだけでも一苦労やし」
「ふーん、ガンガンいったらいいのに。河内さんやねんから」
Oにそういわれて、改めてレイちゃんの写真を見る。そうやなぁ、俺、なんもしてへんやん。そもそも『ヤルノート』って、地獄の底まで追いかけてヤリたい女のファイルじゃなかったのか? そして、レイちゃんは、出張の日程が合わないと会いに行かないなんてセコいことを考えるような対象なのか?やっぱり、レイちゃんとヤリたい。遠いだの、出張がだの、彼氏がだの四の五の言わず、会いに行こう。戦わずして敗れるようなことはしたくない。よし!さっそく、レイちゃんに連絡しよう。
『年末はドタキャンしてゴメンね。近々東京で会えたらって思うんやけど、空いている日を教えて』
いつまでたっても既読にならないので、不安な気持ちになったが、翌日にやっとメッセージが返ってきた。
『お返事、遅くなってごめんなさい。お誘い、ありがとうございます! 2月〇日はどうですか? 勝手いいますけど、日が合えば、久しぶりにぜひお会いしたいです!』
相変わらずのそつないメールではあるが、返事がきてよかった。その日に出張する予定などないが、この際、関係ない。午後6時には会えるということなので半休して東京に行こう。よしっ、気合が入ってきたぞ!そして、あっという間にその日がやってきた。適当に仕事を片付けて、昼から新幹線に飛び乗る。
さあ、今日はどういう作戦でいこうか?彼ともラブラブみたいだし、この厳しい状況をどうやって逆転できるか、座席で考えまくったが、正直言って妙案が浮かばない。
いいや。あれこれ考えるのはもうよそう。はっきりと想いを伝え、白黒はっきりさせるしかないじゃないか。小田原駅を通過するころには腹もすわってきた。
レイちゃん、待ってろよ!
5分前から待ち合わせ場所でスタンバイしていたら、遠くから近づいてくるレイちゃんを発見。ジーンズにブルーのタートルのセーター、グレーのコートとシンプルな服装だが、オーラが他の女とまったく違う。まるでファッション誌から抜け出てきたようだ。
「河内さん、お久しぶりです。〇〇の結婚式のときはホントにありがとうございました」
 いやー、ほんまに可愛い。再会できてよかった。
「今日は、東京で仕事だったんですか?」
「いやいや、今日はレイちゃんに会うために来たんやで」
「またまた〜、河内さん」
 完全にオヤジのジョークだと思われている。店に入って、新婦の話、近況の話から
始まる。やっぱり、彼ともうまくいっているようだ。
「河内さんは大人なので、一緒にいてすごく楽ですね。彼はお子ちゃまで、もう喧嘩ばっかり」
それって、男としてぜんぜん意識されてないってことか? 今まで落とせた若い女性たちの中には、その関係からじっくりと攻めていったパターンもあったが、レイちゃんの場合はそんな悠長なアプローチをする気はない。
「河内さんから見たら、私もお子ちゃまでしょ?」
「いやいや、俺は、レイちゃんを大人の女性として見てるし、魅力を感じてるよ。今もドキドキしてるし」
「えっ、そうなんですか? 娘みたいに暖かく見守ってもらってるって感じてました」
「ううん、完全に女として見てるで」
 レイちゃんの表情に困惑が浮かんでくる。
「そう言っていただけるのは嬉しくもあるんですけど、彼もいるし、やっぱりちょっと困るかな…」フラれたってことだ。正直、厳しいんじゃないかとは思っていたが、やっぱり悔しい。
「あはは、無理やったか。残念やなぁ」
翌朝が早いというので1軒で終了し、明るく振舞って別れた。うまくいけば泊まって始発で帰ればいいやと思っていたが、余裕で最終の新幹線に間に合ってしまった。帰りの車内で、ビールを飲みながらSNSに上がっている彼女の写真を眺め、「ほんまに可愛かったなぁ」とウジウジと未練たらしく過ごし、新大阪に着いたときにもう忘れることにした。次行こ、次。とは言うのものの、こんなに綺麗なターゲットの後にヤリたいと思える魅力のある女性が現れるのか。レイちゃんのおかげでハードルが上がってしまったぞ。そういうことから、次の気になる女性はなかなか出てこないだろうと思っていたのだが、今までにない、思わぬ形で〝彼女〞は俺の前に現れた。
ある休日、嫁さんと近くのスーパーに行った。週末にはビールなど重いものを買うので、俺が一緒に行くことが多い。嫁さんがいろいろ買い物をしている間、雑誌のコーナーで立ち読みをしていたときのこと、俺の横に一人の女性が来て、女性誌を読み始めた。40才くらいだろうか。夏目三久アナに似たショートカットの美女だ。
『おっ、なかなか綺麗やん』と思って見ていたら、彼女もこちらを向いて目が合った。
「あっ、こんにちは」
彼女から挨拶してきたが、知り合い?いやいやこのレベルの美人の顔を忘れることはない。
「いつも奥さんと来られてますよね。仲いいなぁ。うらやましい」
嫁さんと来てることも知ってるのか。ご近所さん?子供の学校の父兄とか?うーん、やっぱり思い出せない。買い物を終えた嫁さんが近づいてくると、その女性は「じゃ、また」と言ってすっと立ち去った。
その翌日、仕事帰りに家の近くのコンビニに立ち寄ったとき、帰り際にあの夏目アナが入ってきた。

「あらまた会いましたね」と彼女。
「ご近所でしたっけ?」
「まあ、そうですね」
「すいません。失礼なんですけど、なんのお知り合いでしたっけ?」
気になるので訊いてみた。
「いや、知り合いではないですよ。お名前も知りませんし。スーパーでよくお見掛けするのでお声かけしただけなんです」
よく見掛けるくらいで男に声をかけるか? 嫁さんがいるのも知っているのに。俺からナンパすることはあっても、声をかけられることには慣れていない。もしかして逆ナン? 少し嬉しい気分で彼女と別れた。もうちょっと話したらよかったかな。
 そして、なんとその週末、またあのスーパーの駐車場で嫁さんを待っていたとき、夏目アナが「こんにちは」と声をかけてきた。これは偶然か?こんなに何回もバッタリ会うものか?
「よく会いますね。奥さんと一緒じゃなかったら少しお話ししたいのに」
えっ、どういうこと? ドッキリかなんかじゃないのか? それとも嫁さんが俺を試そうと送り込んだ刺客なのか?


機内でスチュワーデスをトランプでナンパ

多くの男はスチュワーデスとハメてみたいと願っている。アテンションプリーズ、オチンチンプリーズと言わせたがっている。とはいえ希少価値のせいでなかなか願望はかなわないもの。飛行機に乗った機会に白いうなじでも眺めるのが関の山だ。ところがどっこい、関東某県にスチュワーデスばかりをナンパしてはハメ撮っている男がいるという。そのブッ、ぜひ見せていただけないものかと、編集部は取材を申し込んだ。

男は待ち合わせ場所にママチヤリで現れた。年齢は40手前か。ファッション、ルックス共にこざっぱりしたイイ男だ。物腰も柔らかい。とりあえず彼は手持ちの戦果を見せてくれた。機内で働く制服姿の女性の写真、同人物がベッド上で悶えるビデオ。そのセットが数人分。紛れもない本物だ。かなり興奮する。そのまま誌面に公開できれば、読者のみなさんもさぞ喜ばれるに違いないが、制服によって航空会社が特定されるため残念ながらモザイク写真で勘弁いただきたい。ではいったいどうしてこんなうらやましいコトが出来てしまうのか。だいいち、どこで彼女らと出会うのか。彼が特異なのは、空港やホテルではなく、機内でナンパする点にある。しかも名刺を渡すだけの単純な手法ではなくちゃっかりメアドを聞ぎ出してしまうのだ。

仕事柄、国内出張の多い彼は飛行機に乗る際に必ず、スチュワーデスと客が向かい合う非常口前の席に座る。飛行中に話しかけるためだ。しかも新人スッチーが配置されがちな右後方から狙う。便の選び方にもこだわる。

彼女らは勤務中でもトランプに興じる第声のタイミングは、飛行機が飛び立ってから、シートベルト着用サインが消えるまでの数分間。つまりドリンクを配り始める前になる。

「札幌初めてなんですよ」「お腹痛いので薬ください」

何だって構わない。とりあえず最初の壁は崩れる。さて、これだけなら単に会話しただけになるが、彼がメアドまで入手できてしまう秘密は、安定飛行に入ってからの突飛な行動にある。なんとおもむろにトランプを取り出し、怪訝そうな表情を見せる彼女らに「1枚ひいて」と、いきなり手品を披露するというのだ。勤務中のスチュワーデスがそんな誘いに乗ってくるものか?どの子も皆にこやかにトランプに興じている姿が映し出されているのだ。きっかけ作りのノウハウはここまでである。到着すればすぐメールを送信。後は普通の〇を落とすときと同じ感覚で、アポに持ち込む。後日彼女らがヒマなときに会うことがほとんどだが、ときには現地で密会することもあるという。

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