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その日、オレは1カ月ヤリトリしたメル友と初デートを楽しんでいた
熟年露出カップル!これ完全な露出カップルだ
露出カップルの行為は最後まで見届けるのが礼儀だ
オレも衆人環視の中で天国を味わった
『深夜、ベンチにコンドームを置いておくと、翌朝、使用済みゴム(精液入り)と電話番号のメモが置かれる』
この話を初めて聞いたのは中学時代だが、あれから約15年が経った先日、当時の同級生と会ったときに久しぶりにこの話が出た。
「ウチの子供(小学5年生)がさ、岩槻公園のコンドームの話を聞いたんだって。懐かしくない?」
何年続いてるんだよ。いったい誰の仕業なんだ。
「カノジョとヤッたゴムなんだよ」
深夜1時。広大な公園の中心に位置するベンチに向かった。真っ暗な公園内に人の気配は感じられない。さて、手にした新品コンドームはどこに置けばいいのか。ベンチの下にしよっか。よし、あとは明日の朝、同じ場所でメモを回収するだけだ。あくまで本当にあればの話だが。
翌日。ベンチに向かうと、それらしい物は見あたらない。ん、待てよ、あれは…。ベンチの奥にある植え込みの中に白い紙が落ちていた。その上にはだらりと伸びたコンドームが。…マジかよ、使用済みじゃん。あっ、電話番号も書いてある!
〈TEL080 -××××-××××TELください〉
汚い紙に汚い手書き文字で番号が記載されている。あのウワサ、マジだったんだ。しばし感傷にひたっていたところでふと我にかえった。この番号の主の意図を確認しなければならない。さっそく電話だ。プルルル。プルルル。 …留守電だ。なんだよ。いちおう『手紙を見て電話しました』と吹き込んでおこう。2日後、ケータイに着信が入った。例の番号からだ。
「もしもし」
「ああ、電話くれた子?ごめんね遅くなって」
しゃがれ声のおっさんだ。
「コンドームを置いたんですけど、あれ、なんなんですか?」
「あのねえ。カノジョとヤッたゴムなんだよ、あれ」
「え、そうなんですか?」
「そう。ああやってコンドーム置いてくれる人がいたら、オレたちのプレイを見せてあげることにしてんの。だから電話番号も置いてるわけ。だってネットとかだと怖いじゃん?だからさ、電話番号を置いておけば秘密で会えるからさ」
ガーっと話し続けるおっさん。なんでもあの公園には毎晩出向いており、コンドームがあったときはその場でカノジョさんとプレイして、使用済みのゴムを置いてるそうな。
なるほどなぁ。変態の仕業だったんだ。
「とにかくさ、明日の夜も公園に行くからぜひぜひみてよ。プレイ見せてあげるし、もしかしたらイイことあるかもしれないしさ。じゃあ、公園の駐車場に着いたらまた電話してね」
ここまで来たらそのプレイとやらを見ないわけにはいかない。イイことあるって、きっと交ぜてくれるってことだろうし。
「ねえ、チンポ見せてよ〜」
翌晩、再び公園に足を運んだ。駐車場にはクルマが数台停まっているが、人影は見えない。
「もしもし、着きました」「おお、ハイハイ!じゃあ、例のベンチまで来て!オレももうすぐ行くから」
ドキドキしながらベンチへ。あいかわらず真っ暗でケータイの灯りがないと前も見えないほどだ。ベンチに座ってこれから始まるであろう痴態に思いをめぐらせる。いったいどんなカップルがやってくるんだろう。きっとフェラくらいはしてもらえるだろうな。もしかしたらハメハメだってOKだったりして。背後に気配を感じたのはそんなことを考えていたときだった。ベンチの裏の茂みに誰かがいるような気がする。緊張しながら振り向いたところで、腹のあたりに何かが触れた。え、え、なに?
「待ってたよ〜!ねえ、いいでしょ?」
あのオッサンの声だ!
ズボンに手がかけられているのに気づいてすかさず後ずさりした。なんだこいつ!
「誰!?」
「電話してたじゃん。ねえ、チンポ見せてよ〜」
「はぁ?」
「いいじゃん、ねえ〜」 
ケータイで照らしてみれば老人とおぼしきシワシワの顔が見えた。女はいない。
即座に悟った。ああ、そうか。ホモか…。
「ちょっと、そういうのはムリだから。オジサンいつもこんなことしてんの?」
「ええ〜、ケチ〜。いつもじゃないけどさぁ。君ノンケでしょ?」
「そうだけど」
「お願い、チンコ見せてくれるだけでいいから〜」
あきれた。なんなんだコイツは。 とりあえずそういうのはムリだと言い聞かせ、ベンチに座らせる。
「昔からこの方法でオトコを呼んでるの?」
「まあねえ。でもオレだけじゃないよ」
「どういうこと?」
「サインだからさ。ホモのサイン」
なんでもあの電話番号は、ホモがパートナーを探すために置かれるものだという。じゃ
あ「カノジョとどうこう」っていうのは?
「ああ、電話のときに君はノンケだとわかったからさ、ウソついたんだよ。とりあえず
ここまで来てほしかったから」
ノンケのチンコを触るのが一番コーフンするから、との由らしい。なんなんだよ。
疑問は解決した。なんとも後味の悪い結果だったが、同級生の息子クンに知らせてあ
げるとしよう。オジサン何やってんだと言われそうだけど。
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