自宅で売春をしているアジア系外国人が大勢登録されていて、ユーザーがサイトの管理人に希望の子を伝えると、彼女たちのマンション名と部屋番号を教えてくれる、いわば売春仲介サイトだ。
売春女性の数は、函館から熊本まで、なんと100人超え。
繁華街ではなく、郊外のマンションの一室で自宅売春は行われているという。プレイ代金は1万円ぽっきりだ。
さっそくサイトにアクセスしてみたところ、ホーム画面にズラッと女性たちのプロフが並んだ。
顔はモザイクがかかっていたり、加工されたりでよく分からないけど、どの子も美人っぽいオーラがプンプンだ。
さらに彼女たちのプロフには、住んでいる町の名前(町名)まで記されている。都内の子に絞れば下町や郊外のベッドタウンが多いけど、こんな地域で自宅売春なんて行われているのかな?
サイトに載っているカカオトークのIDに、恐るおそるメッセージを送ってみることに。
︿初めまして。荻窪の子と遊びたいんですけど、今日って入れますか?﹀
1分も経たないうちに、こんな返信が届いた。
︿東京都●▽▲●×﹀
なんと! 一発目のメッセージで、マンション名まで送られてきたんだけど!
思わず腰を抜かしそうになったが、この流れで質問してみよう。
︿あの、本当に料金は1万円なんですよね?﹀
︿はい﹀
︿女の子の部屋番号は、いつ教えてもらえるんです?﹀
︿マンション前に着いてから。いちいち質問しなくていいです﹀
ありゃ、なんか怒られちゃった。ここの管理人さん、やけに短気な人ですな。
夜の7時。マンション最寄りの駅に降り立った。
さすがは人気エリアといったところか、駅前の商店街には活気がみなぎっていて、会社帰りのサラリーマンやOLの他に、スーパーのレジ袋を引き下げたママさんの姿も多く見受けられる。
そんなメインロードを抜けて、閑静な住宅街をウロウロしたところで、目的のマンションは見えてきた。
6階建てのオートロックで、下品さはない。汚いアパートを想像していただけに、なんだか拍子抜けだ。こんなフツーのマンションで、本当に自宅売春なんて行われているのだろうか?
カカオトークに、︿いま着きました﹀との連絡を入れる。すると一本の電話がかかってきた。管理人さんからだ。
「モシモシ~、オニーサン?」
おばちゃんっぽい声で、カタコトの日本語で話してくる。
「ゴメンネ~、チョットまだ準備できてナイみたいで、あと5分待ッテテくれル?」
「あ、分かりました」
「モウ~、そんな心配しなくテモ大丈夫ヨ~。モシ気に入らなかったら、キャンセルしてもいいんダカラ~」
玄関で女の子の顔を見てから、セックスするかキャンセルするか決められるという。
「お金(キャンセル代)も取ラナイんダカラ、安心してイイのヨ~」
へぇ、そりゃなかなか良心的なサービスだ。もしとんでもないオバちゃんが出てきたら、速攻で帰ろっと。
部屋全体を赤く照らしている
タバコをふかして時間をつぶしていたところ、スマホに一件のメッセージが送られてきた。
︿301どうぞ﹀
よっしゃ、お待ちかねの時間だ。マンション入口のインターホンを押すと、無言でオートロックのドアが開いた。
エントランスのエレベータから、半袖短パンの女性が下りてきた。住民の方なんだろうか、ペコリと会釈されたので、こちらも頭を下げておく。まさかこの人も、俺がここにヌキに来ているとは夢にも思ってないだろう。
部屋の前までやってきた。人差し指に力を入れてインターホンを押してみる。さあ、どんな女が出てくるのか?
キーッとドアが開いた。すき間からひょいっと身を乗りだしてきたのは、ネグリジェ姿の女の子だ。
年は20代後半といったところで、韓国人っぽい顔立ちをしている。プロフどおりスタイルは良さそうだけど、お世辞にも美人とはいえない。
「…入ッテ入ッテ」
廊下をチラチラと確認し、ドアのすき間からササっと俺の手を引いてきた。
部屋は広めの1DKといった感じで、洗濯機や冷蔵庫といった家電一式も揃っている。そのまま彼女の後ろをついていく。
奥の部屋には、大きなせんべい布団が敷かれていた。天井の蛍光灯には赤いセロハンが巻かれており、部屋全体を赤く照らしている。まるでちょんの間だ。
「あの、この部屋すごいっすね」
「…」
「ここって何年前からやってるんです?」
「…ワタシ、あまり日本語ワカラナイ」
え、マジか。自宅でエンコーするくらいだし、それなりに日本語でコミュニケーションは取れると思ってた。
「あの、先に1万円モラッテもイイデスカ?」
なんじゃそりゃ。その日本語はペラペラなんだな。
「隣りの人に聞こえチャウヨ!」
約束の1万円を渡すと、プレイスタート。彼女はなんの躊躇いもなく、ネグリジェをスルスルと脱ぎ始めた。
おおEカップはあろうかという巨乳ちゃんだ。スタイルも悪くないし、こりゃエッチな体ですな~。
すっかり気分も上がってきたところで、布団の上で手コキしてもらう。スケベなネオンに照らされているだけで、ガチガチに勃起してきた。
すると彼女、近くに置いてあったコンドームの封を切り、チンポにズボっと被せてくる。
「え、まだ手コキしただけなのに、もう始めるの?」
「ウーン、ワタシ日本語ワカラナイ…」
またそれか。こいつ絶対わざとやってるだろ。
チンコにローションを垂らし、ひょいっと体の上にまたがってきた。騎乗位の体勢で合体だ。
するとすぐにわざとらしい演技が。
「ああ、イキそう、イキそう、オニーサン出してイイヨ~」
なんだこいつ! さっさと射精させようって魂胆が見え見えなんだけど。
ふと彼女のデカ乳が目に入った。あれ、なんだかこのおっぱい、全然揺れてなくね?
おもむろに手を伸ばすと、まるでゴム毬のような感触が伝わってきた。うわ、まさかの入れ乳だったのかよ…。
なんだか一気に萎えてしまった。このままじゃ射精なんてできそうにないので、どうにかテンションを上げていかないと。
「ああ、いいよいいよ~! オマンコ気持ちいいよ~!」
自らを奮い立たせるためにわざと叫んでみた。すると彼女の動きがピタッと止まった。
「シーッ! シーッ! 隣りの人に聞こえチャウヨ!」
人差し指を口の前に立てて、半ギレで注意してくる。
そしてロデオのように腰をグラインドさせてきた。すぐに射精感が押し寄せて、フィニッシュを迎えた。
枕元に置いてある時計に目を向けると、まだ部屋に入ってから15分も経っていない。
ウェットティッシュでチンコを拭かれ、すぐに服を着るように促された。
「え、プレイは30分でしょ? まだ時間は残ってるじゃん」
「ウーン、デモ次のお客サン来チャウから…」
若いころのアグネスチャンに似てるな
調査続行だ。
他には、どんな場所でどんな女が自宅売春に手を染めているのか、ウォッチしにいこう。
目を付けたのは、在住の女性だ。前回と同じく、管理人のオバちゃんにメッセージを送ると、すぐにマンション名を教えてくれた。
週末の夕方。西武線に揺られ最寄り駅に降り立った。駅前からかなりの人だかりで、子どもを肩車して歩く親子の姿や、ママチャリに乗った老人たちの姿も目に入る。
まさかこんな平和なベッドタウンの一室で、自宅売春が行われているとは信じられないんだけど…。
大通りが交差した一角に、目的のマンションはあった。
少し年季を感じるものの、立派なコンクリートの10階建てだ。入口に近づいたところで、不動産屋の︽ご入居受付中︾の看板が目に止まった。家賃は5・5万円。単身者用のマンションっぽい。
例のごとく、カカオトークで︿着きました﹀との連絡を入れると、︿401﹀とだけ送られてきた。まったく、これじゃ危ないクスリのやり取りでもしてるみたいだ。
エレベータを上がり、目的の部屋の前までやってきた。ピンポンを押したところ、黒色のネグリジェ姿の女性がチラッと顔をのぞかせてくる。
マスクで顔はよく見えないけど、目もとだけなら若いころのアグネスチャンに似てるな。
部屋の中に招かれたところで、さっそく質問をぶつけてみた。
「お姉さん、どこ出身の人?」
「えと、中国デス~」
「へぇ、ここはいつからやってるんです?」
「ウーン…ワタシ日本語よくワカラナイ…」
はぁ、またこのパターンか。肝心なことを聞くと、すぐに黙りだす。管理人のオバちゃんから指示でもされてんのかってくらいの徹底ぶりだ。
すぐに金の要求をしてきたが、俺には遊ぶ気はサラサラない。キャンセルの旨を伝えると、肩をガックシと落とすアグネスだった。
「ワタシ、初めてキャンセルされたカモ…」
23区内ではなく、郊外にはどんな子がいるんだろう。
次に選んだのは、調布在住の女性だ。
カカオトークにメッセージを飛ばすと、︿いつもありがとね﹀なんて文面とともに、マンション名が送られてきた。もう俺も立派な常連客だな。なんだかちょっぴり嬉しい。
平日の夜8時すぎ。帰宅ラッシュの京王線に揺られて、調布駅にやってきた。
駅前にはカバンを下げた中年サラリーマンや、部活帰りの高校生が歩いている。ザ・郊外といった感じだ。 駅前から歩くこと10分。閑静な住宅街を抜けて、車が行き交う大通りに出たところで、お目当てのマンションが見えてきた。
ガラス張りの入口からはオシャレなエントランスがのぞき、館内はもちろんオートロック。建物の裏手には駐車場まで完備されている。
さっそく値段を調べてみると、なんとワンルームで9万円超え。こんな豪華なマンションの一室が、売春小屋になってるなんて住民たちが知ったら、腰を抜かすんじゃないのか。
部屋番号は︿604﹀とのこと。︿この子可愛いよ﹀なんてメッセージまで付いている。
ドアのすき間から顔をのぞかせたのは、花柄ワンピースに身を包んだ女の子だ。どことなく池田エライザっぽさを感じるし、こりゃ確かに可愛いかも。
「カワイイね、どこの国の子?」
「アリガトウ、ワタシ、タイから来た」
部屋の奥まで招き入れ、せんべい布団のシワをピンと伸ばすエライザちゃん。またまた天井には赤いランプが灯っていて、スケベな雰囲気が漂っている。
キャンセルの旨を伝えたところ、彼女は「エッ!」と声をあげた。
「ワタシ、初めてキャンセルされたカモ…」
★この取材から2週間。サイトを覗けば、新規の自宅売春婦が5人も増えていた。もしかしたら、読者の皆さんが住んでいるマンションでも、自宅売春が行われる日は近いかもしれない。
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