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日常生活に無くてはならぬ携帯電話。
うっかり紛失しようものなら、片腕をもぎ取られたような気分にさえなる。
俺は、酔って三度無くした。
一度は届けられたが、残リは行方知れず。新たな携帯購入は、痛い出費となった。
皆さんも、携帯を一度は無くしたことがあるだろう。
が、中には逆に、拾った経験をお持ちの方もいるかもしれない。
「品行方正な裏モノ読者」なら、当然、届け出たにちがいない。もし俺が拾っても、無くした相手が困ることを考え、すぐに対応する
だろうと思っていたのだが、現実は違った。
今回、俺が拾ったその携帯は、あまりに美味しい電話だったのである。

早朝。駅からタクシーで帰宅中、後部座席の足下に、黒い携幕を発見した
ストラップの類の付いていない、ドコモのニつ折りタイプだ。
あのおー運転手に声をかけようとして、言葉を飲み込んだ。
無意職に開いたその待ち受け画面に、黒猫を抱いたギャルが笑っていたからだ。
もしかして、この子の携帯?
酔っていたこともあり、適当にボタンをピコピコし、写メボックスを開いた。
いかにもなバンドマンとキスしているアンナ。
バースデイケーキの火を吹き消してるアンナ。
黒猫の金玉をさすってるアンナ。

「お客さん、その商店街を入って行ったとこでいいですか」
運転手の間いかけに、ドキっとして携帯を閉じる。
何をやってんだよ
人の携帯見ちゃイカンでしょ。
遣転手さんに「落とし物です」と手渡さなきゃ。
自宅前にタクシーが着く。さあ差し出せ。
人として当然すべき行いを、欲望が邪魔した。もっとアンナの写真が見てー
俺は今一度、携帯を開いて閉じて、ポケットに突っ込んだままタクシーを下りた。

部屋に持ち帰ってはみたものの、ちょろっとプライベートを覗かせてもらったら、翌日には交番に届けるつもりだった。
まもなく落とし主がドコモに連絡し、通信も止まるにちがいない。
いや、もしかしたら彼女が別の電話からこの携帯にかけてくるかもしれない。
電話が鳴ったら出ればいいのか。
そんな勇気はない。とにかく、俺は好奇心が少し満たされれば、それでいいのだ。
自分に、いい訳しつつ、写メボックスをチェックする。
残念ながらエロい画像は1つもない。披氏らしきバンドマンが水バイプで吸引中の画像があった。
たぷん、アンナもマリファナ好きなんだろう

イケメンの写メが入っていた
さっきのバンドマンが一番で、こっちがニ番か。何だかわかりやすいぞ、アンナ。
もちろん、メールものぞかせてもらったが、分量は多いし、内容も固有名詞が飛び交い、さっばり関係図が見えてこない。ああ何だか眠くなってきたな。もうどうでもいいや、この携帯

目を覚ますと、すでに外は暗かった
届けに行くの面倒くせー。心でボヤきながら、アンナの携帯を引き寄せる
〈留守電あり1件)
待ち受け画面に表示が出ていた。アンテナは3本のまま。まだ止めてなかったのか。
メッセージを残したのは彼女自身かもしれない。聞いてみよう。
「もしもし。すみませんが」
中年男性の声だった。
「柳田と申します。この電話を捨われた方は、ogoXXXXXXXXにa柳田までお願いします」
なぜオッサンが留守電
ていうか、柳田ってメールの中にいなかったっけ?
アドレスと送信メールで、柳田を探す。
いた
〈同伴は、やっばり丸。先に着いたら入って〉
〈明日は出勤するの?お土産持っていくよ〉
同伴
彼女はキャバ嬢とかホステスさん?柳田は客なんだろう
女が携帯を落としたのを知ってるってことは、相当な仲か。そもそもこの掛帯だって、柳田が彼女に買い与えたものかもしれない。
ふと柳田のメールが入っているマークを見て、笑いそうになった。$。金つるって意味か
ここに入ってる連中は、みんなメイの指名客ってわけか
エグイね。

バンチの効いたキャラ。披女はいったいどんな人間なのか。
メールを詳しくチェックし、おおよそのことがわかってきた
ピアス有り。昔バンドでボーカルをしており、恋人と数日前に経済的理由でケンカしたようだ。

水商売歴は、そこそこ長く、去年までは、有名キャバクラに在籍
愛人契約と思われる太い客も所有し、ホステスとしての自分に酔っている傾向もあるようだ。
ここまでのべあげると、後ろめたさと同時に、妙な愛着を覚えてきた。
アンナはホステス。店に行けば会えるのだ。
彼女は初対面と思っているのに、こちらは彼氏のアホ面まで知っている。ちょっと愉快ではないか。いきなり好きな芸能人や家族構成を言い当てたらこんなに理解してくれる人なら
とナンバできちゃったりするんじゃないのか
考えれば考えるほど、罪悪感が薄<なってい<。
何とか、アンナの店がわからないもんだろうか。
アドレス帳でいちばん怪しいのは、Kなる店だ
同じ電話番号でホストクラブがヒットする。
ホストにもハマってるのか。
彼女にあってみたいという望みは日増しに強くなり、アドレス帳に登録されていた、店の同僚と思しき女性に、客をよそおってメールを送ってみたのだ。
〈前に一度、店に行かしてもらったんですけど、場所がわかんなくて。その時、メアド教えてもらってたんで、どこの角を曲がったビルでしたっけ?田中〉

一人一人の客のことなんて、どうせ覚えちゃいないだろう。でも、シカトも十分ありうるな。送信して5分、意外にも返信がきた。
〈どちらの田中さんですか?〉
明らかに、警戒されている
でも、ガンガンいこう。
〈2カ月くらい前に、山崎さんに連れて行かれたものですけど〉
イタズラと思ったのか、返事はなかった。もはや、探る手だてはないか

携帯を拾って8日目。まだ電話は止まらない
いったい、どういう神経をしているのか。いや、俺の方がよっぼどおかしい。
正直、まだアンナの店を突き止めることにこだわっていた。
夜、知り合いのキャバクラ嬢から電話があった。日頃から仕事のネタ元になってもらっている女性なのだが、用件が終わり、なにげに例の話を振ったところ、彼女が言うのである
「たぶん、その子はKって店にいるんじゃないかな。ホストクラブって朝3時とかスタートするから、その前がクラブだったりするんだよね」

午後11時過ぎ。いかがわしい通りを、客引きをかわしながら少し歩いたところに、目的の雑居ビルはあった。電話で間いあわすと、飲み放題の1万2千円。
いつボッタクリが起こってもおかし<ないような、怪し気な飲み屋と軒を並べるK。
会員制という表札に不安を感じつつ、恐る恐る足を踏み入れる。
「いらっしゃいませー」
店内は、ゆったりしたボックス席が約10卓。先客は全員中年オヤジで、20代の俺は場違いも甚だしい
逆に不審がられるかもな。
40代くらいのマダムが、
「どーも。ママのョシコです。はじめてですか」
「いや、だいぶ前に来たことがあるんですが」
「あれ、そなんですか。うちの中国クラプ、あまり若い人がこないんで、来られてれば、だいたい覚えてるんですけど。すみません」
よもやこんなマニアックな飲み屋に辿りつくとは。

まさかアンナって、チャイニーズなのか。ママに連れられ、ボックス席に向かいつつ、ホステスたちをチェックする。俺が若いからか、運中もじろじろ眺めてくる。
と、向こうの席に、何+回と見まくった写メの女が。
アンナだ
彼女は写真より4、5倍美人だった
Eカップはあろうという胸元にライターを挟みまき散らしている。やっと会えた。プライベートを知り尽くした女に、やっと。
深い感慨と背徳感でサブイボが出てきそうだ。
ー人のチャイナガールが俺に付いた。
少し話して、なにげにアンナのことを聞いてみる
「かわいいでしょ彼女だけが日本人よ」
そっか・でも、なぜ中国クラブで働くんだろ。唯一の日本人女性なら、客が付きやすいのか。
チャイナガールの話を耳半分で聞きながら、アンナに声をかけるチャンスを伺った。
いきなり指名するのは不自然きわまりない。何かキッカケがほしいところだ
15分後、カラオケを歌い始めた。ここだ。
「うまいねー。バンドでもやってたでしょ?」
声をかけた瞬問、彼女の体がビクリ。
「バレちゃしょうがない。私の声は、やつば聞く人にはわかるのね」
ファーストコンタクトの印象は、オネエキャラ。ちょっと上から目線てなノー天気だ。まずは、テンションを合わせて様子を見るか
そのライターのはさみ方、やばいね
「でしょー」
「ちょっと、指をはさみたくなるなあ」
「えー、何でもはさんじゃうよ」
楽しいこといってくれるねえ。でも、この切り返しは、キャバ嬢の常套句。
うっかりチンポに血を回しすぎて、相手のベーズに引き込まれないようにしなければ
オレ占いやっててさ
ちょっと手を出してみて

思い焦がれた相手との距離が30センチ。
ここまで、長い道のりを歩いてきたものだ。
今回のチャレンジは、もちろん単にプライドの高いホステスをビビらせるとか、相手の心に入り込むとか、そんなユルイものではなく、目指すはあくまでセックス
生意気な女をキャンキャン泣かせたい
アンナが名刺を差し出してきた。
「自分でデザインしたんだよね」
なるほど。では、そろそろネタを小出しにしてい<か。
「黒猫飼ってるでしょ」
「そうなのよ。わかる」
「そりゃあねえ。あ、オレ、占いやっててさあ。ちょっと手を出してみてよ」
「マジでえ」
素直に左手を出してきたが、心はこもっちゃいない。
客の自慢に付き合ってやろう的な雰囲気全開である。今に見とけ。
「キョウダイの数はー」
「おう、当ててみ?」
「兄貴がいるーそして近くに住んでいる」
「すごーい」
「血液型は…Bだな」
「当たってる」
ちょっと本気で驚いてるようだが、あんまりピンボイントで当てまくると、気味悪がられるのがオチ。適当に外しておこう。
「彼氏は、今いないんじゃない」
「うん、いないんだよね」
ウソつけ、本当はいるくせに
でも、自分に関心がありげな客に、彼氏がいるとはいわないか。気がつけば、そろそろアフターに誘う時間である。いったんトイレに入り、誘い文旬を考える。彼女は落ち着いて語り合うより、スカッとハッチャケたいタイプのはず。テクノ好きだから、やっばクラブか
「今からクラブ行こうぜ」
トイレから戻り、ノリ良く誘ってみる。緊張の一瞬。どうよ?
「うーん、この格好で行っていい?」
よつしゃああああ

あんた、マザコンだろ。私に惚れると火傷するよ
深夜ー時過ぎ、タクシーでクラブへ。ダンスフロアに入ると、ドレス姿のアンナに視線が集まる。めちゃ見られてるよー。
「私は、クラブ番長だからねー」
実際、彼女のケツの振りはハンバじゃなかつた。
右に左に左に右に、同時にオッバイもプルンブルン。見てるだけで勃起しそうだ。音楽に合わせて、アンナの腰を抱けば、彼女も俺の背中に手を回して<る。
「私、アンナっていうから。友達になろうよ」
誰がどう見てもイケる流れ。ならば、これ以上、踊っていても仕方ない。早いとこホテルにしけ込むのが正解だろう。ところが。クラブを出て、2人でタクシーに乗り込むや、オレが口を開く前に、アンナは運転手に告げた
「家まで」
おいおい、それはないだろ。もう、オレはその気満々なんだよ。
「今日はやめとくって」
何度も間い正すも、絶対帰るの一点張り。
どうしても引き留めなければ。
「ちょっと来いよ」
アヤカを抱き寄せて、愛を語りかけた。
「アンナはさあ、例えばバンドマンとか、そういうのが好きなハズ。だけど、そういう男たちって、結構、手が掛かるじゃん」
「・・・……」
「だから、自分を強<保とうとしてるけど、実は甘えたいんじゃないの」
以降、ここに書くのも恥ずかしいラブロマンスを脱いた。
が、彼女から返ってきたのは、
「私さあ、ドSなのよね。縛っったりしたいの。舌ビアス付けてるのも、舐めた時に引っかかるから」
どういう意味?オレを舐めたいわけ?
だったら、この際、なりきってたろうじゃないか。
「ボク、本当はMなんだ」
巨乳に顔をうずめるオレの頭を撫でながら、アンナは先ほどより1オクターブ低い声で言う。
「あんた、マザコンだろ。私に惚れると火傷ずるよー」
イラっときたが、ここは必死に我慢。
ドレスの中のヒモバンに手をかける。
「チューしてください」
「無理無理。売れっ子ホステス捕まえてーキスはー万円」
は?携帯をバクってるオレに言う資格はないけど、キス1万円って
「何なんだよ」
思わず素で返すとアンナがそれまで以上の恐いロ調で
「誰に向かって口を聞いてんの」
結局、アンナは路上で、何事もなかったようにタクシーを下車。その30分後には、自々しいメールを寄こしてきた。
〈今日は最高だった。また遊ぽーね。いつでも想ってる〉
さらに、翌々日には、〈今日、時問あったら飲みに来てよ。おねがーい〉
今さらながら警察に携帯を届けておこうと思う
そして、その足で彼女の店に飲みに行こう。
どうやら、オレはアヤカに夢中になってしまったらしい。
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