レンタルルーム
以前は本館と別館の2つが営業していたが、現在は本館のみ。しかも単独男性は強制的に1階に入れられるので、上階を自由に動き回るには力ップルで入室せねばならない。
ここは都内のレンタルルームの中でも、露出趣味の力ップルが頻繁に現れることで知られている。
共有のシャワールームや個室ドアを開けっばなしにして他人に見られたがる力ップルが多いのだ。
洗面台やトイレが廊下にあるのでうろちよろしても怪しまれにくい
露出力ップルはたいてい廊下でいちゃついたり部屋のドアを少し開けている。
相手の警戒心を解くため、女にいわせるのも手だ。
俺が出会った中でいちばん大胆だったのはドアを全開にしてセックスする20代カップル（しかも女はモデル並の美貌）で、彼らの部屋には10人ほどのギャラリーがわらわら集まっていた。
他にも露出力ップルが現れるが、こちらはむしろ声を楽しむ場所かもしれない。ドアスコープのついた部屋にチェックインし（単独可）、廊下をノゾキながら力ップルがどの部屋に入るかをチェック。部屋がわかれば廊下からこっそり音を聞くのが俺の楽しみ方だ。
相互鑑賞はコの字型のホテルの向かいあった部屋同士で、窓を開け広げて痴態を見せ合うのがオーソドックスな利用法である。
以前はなかった窓柵がいつのまにか取り付けられ、やや見にくくなったキライはあるが、まだ十分に使えるし、愛好者は多い。
7、8年前、最初にこのホテルを知ったころの俺はパートナーがおらず、単独で入室しては、窓を開けたまま励むカップルの様子をおとなしく見させてもらっていた。当時はまだ「相互鑑賞」以外でも楽しめたのだ。
ところがここ数年は、ギブアンドテイクが暗黙のルールとなったようで、力ップルで入室して、ある程度の痴態を見せてあげなければならないようだ。
単独男は毛嫌いされる傾向にある。
力ップル喫茶で晒しあうことも珍しくなくなフた今では、わざわざ窓越しに見せ合うなんてさほど需要がなさそうなものだが、さにあらず。
このホテル、仕組みを何も知らない女を連れて来て、ハプニング的に窓を開けて女を辱める男性が結構多いのだ。最初は恥ずかしがって何度も窓を閉めていた女が、そのうち見られる喜びに目覚めて大声をあげるに至った過程を、俺は何度も見たことがある。
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