「当時は援交全盛期でしたのでイケるかな、と。従来の製品より陰唇をグッと小さくし、中も狭くしたんです」
未成熟な性器をイメージしたロリ用のオナホール。
これ以上相性抜群の組み合わせはなさそうだが意外にも商品は期待ほど売れなかった。
「ロリ好きなオタク系連中は当時からたくさんいましたけど、オナホールにお金を使うなら、１本でも多くゲームやアニメを買いたいってことだったんじゃないでしょうかね」
販売後、中を狭くしすぎた結果、半勃ちでは挿入しずらいという欠点も明らかになった。
これは大きい。まだ少し柔らかいムスコが、ホール内のヌルヌルな感触に刺激され、徐々に完全勃起する。言うならばフェラ的な高揚感を味わえないのは、いかにも物足りなさそうだ。
「それなら、ちょうどいいのがありますよ。『ディープスロート』と言って、フェラのホールです。
口内射精し放題です（笑）」
ゴムの挿入口に縁取られた真っ赤な口紅。一見、マヌケな造型だが、入口は広く、中はノドチンコも再現されていて、これが絶妙な刺激を与えるそうだ。
ほほう。ちょっと試してみたいかも…。
「お尻を含めた下半身全体の巨大ホールです。尻をわしづかみにしたり、スパンキングしたり、これはヤリ応えがありますよ。ただ、残念ながらリピーターがあまりつかなかった。行為の後で６キロの合成ゴムを風呂場で洗う虚しさに耐えられないみたい（笑）・それを差し引いても、気持ちいいんですけどねえ」
確かに遊び応えはありそうだが、定価も４万８千円とハンパじゃない。造型が複雑なため、どうしても原価が高騰してしまうらしい。
何でも最後にソロバン玉を引き抜く工程で、製品のヒダヒダを壊さないよう、ゴムを左右に思いっきり開かなきゃならないのだが、これがすべて手作業で、工員にかなりのスキルが求められるそうだ。
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