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コンビニで一人でお酒を買った子をナンパしたら上手く行った体験談

金髪の若いコが、ハンバーガーとお菓子と缶酎ハイを買っていた。家で誰か待ってる感じではないと思うけど。 
いつもの文句で声をかける。
「おねーさん、これから家飲みですか?」
「いや…」 
おっと、いきなり壁を作ってきましたな。
「バイト帰りとか?販売員さんって感じするんだけど?」
「美容師」
職業を明かした。しゃべりたそうじゃん。
「立ち仕事で大変そうなイメージがあるんだけど」
「まあそこそこ」
「ストレスも溜まるでしょ、よかったら飲みに…」 
と、誘おうとしたとき、彼女が目の前のバス停のベンチに座った。「バスで帰るの?」
「次のやつ逃すと、歩いて帰らなくちゃいけないんで」
最終バスが来るらしい。疲れてるから歩いて帰りたくないわけね?
でも、このまま帰って一人で飲むのもさみしいと思ってるはずだけど。 
ひとまず彼女の横に座る。
「ねえねえ、ぼく、缶ビール持ってるんだけど」「そうなんですか」
「おねーさんの持ってるそれ、缶酎ハイでしょ?バスが来るまでの間飲もうよ」
「でも…」
まあまあと促すと、彼女はコンビニ袋に手を突っ込んだ。よし、2人で飲んでしまえば楽しくなるはずだ。缶ビールを突き出すと、彼女も自分の缶酎ハイをコツンと当ててきた。
「はいおつかれ」
「でもここで飲んでいいんですかね」
まわりの目が気になるのか、ハンバーガーを頬張りつつ、照れ臭そうにチビチビ口をつけているが、楽しそうだ。ほらねーさん、やっぱり酒は人と飲むほうが楽しいでしょ?
「あ、でもバスが来た!じゃあそろそろ行きますね」 
おいおい、チューハイ飲みながらバス乗るんかよ!深夜0時を過ぎた。 
コンビニ前で張っていると、ボーダーのスカートを履いたぽっちゃりちゃんが、スーパーの袋を持ってやってきて、コンビニ入り口のゴミ箱に捨てた。ああいうやついるんだよな。 
おや? 
彼女、コンビニの中へ入って、酎ハイを1本買って出てきたぞ。しかも袋には入れずそのまま握ってるし。すぐにでも飲みたいのか。急いで近寄っていく。自分の持ってい
る缶チューハイを突き出しながら。
「おつかれさまでーす。おねーさん、いいもん持ってますね」
「そうですかぁ」
彼女も缶を突き出してくる。
「というか、袋入れてもらわなかったの?」
「はははっ。袋必要ですかって言われたから必要ないって。ゴミになるし」

何だかノリよくしゃべってくれるじゃん。
「というか、さっき家で食べたパスタのゴミ袋も、そこのゴミ箱に捨てたし」
つまり、さきほどオレが見たのは、晩メシのゴミを捨てに来た光景だったのか。
そして缶酎ハイって…侘びし過ぎる。
「おねーさん、よかったら、ここらへんで座って飲みますか?」
「はははっ。てか、おにーさん、私によく声かけてきましたね。すっぴんだし」
「まあ、これ1本だけ付き合ってくださいよ」
「じゃあ、まあはい」 
広場のベンチでチビチビ飲み始めた。彼女がカバンの中からタバコを取り出す。
「吸ってもいい?」
「いいよ」
…って、ん?
カバンの中に毛むくじゃらの物体が見える。ぬいぐるみだ。
「あ、見られた。恥ずかしいんだけど。でも持ってると落ち着くんだよね、これ、クマ太郎って言うんだ」 
ぬいぐるみを持ち歩くねーさんか…。
「名前は?」
「カオリ」

22才で、仕事はハケンらしい。
「ちなみにカレシとかいるの?」
「春までは…」
しかし、突っ込んで聞くと「クマ太郎がいるからいいんだもん!」と人形に抱き付いておどける。なんかこいつオカシくない?
まもなく彼女の缶酎ハイが空いたところで誘ってみる。
「ねえねえ、居酒屋にでも行かない?」
「うん、いいよ」
やっぱりこの手の女はついてくるよね。
オレ、こういうの引き当てるの上手いよね。
近所の居酒屋に入り、たわいもない会話をかわす。
「いつもこんな夜中にチューハイとか買いに行ってんの?」
「だね〜。なんかヒマだし立ち読みついでとかに」 
この一言で、生活習慣も部屋の様子も手に取るようにわかる。家賃5万ぐらいのアパートでだらしない毎日を送ってるんだろな。料理なんか絶対してねーし。しゃべるうちにちょっと酔ってきたのか、彼女はトロンとした目でこちらをじーっと見つめてきた。
何だこの雰囲気…?
何となく胸に手を伸ばそうとすると、さっとかわされた。
「はい。今、エロくなったでしょ!ダメダメ」 
ちっダメか。と思いきや、彼女が言う。
「ねえねえ、カラオケとか行きたくない?」 
安い店を知っているという彼女の案内でカラオケへ。どういうつもりの誘いなんだろう。エレベータに乗った瞬間、何気にしなだれかかってみる。
「あぁ、まだぁ〜」 
まだ?まだってことは?やっぱりそういうつもりじゃん!
部屋に入ると、彼女は無言でさっと曲をいれた。しかし歌うことなく、こちらに手を伸ばしてくる。抱き寄せてってことらしい。行かせてもらおう。
おおいかぶさる。キスをかまして、大きな胸をモミモミモミ。
「ねえ、電気消したら、ヤっていいよ」
何を言うかと思ったら、ねーさん、めっちゃヤル気マンマンじゃん。もちろんヤラせてもらうけど。スカートとパンツを一緒に脱がす。ぱっと見てわかるほど、割れ目がぬるっと光っている。もうびしょびしょじゃん。
「ねえ、舐めて?」 
さっき出会ったばかりの男に、クンニ要求かよ!
めっちゃ淫乱じゃん。
お望みのままクンニを5分ほどかましてやると、お返しにロングタイムのフェラをしてくれた。つくづく不思議な女だ。ついさっきまで、部屋でパスタ食いながらゴロゴロしてたのに、ゴミ捨てのついでにここまでするかよ。ナマのままバックでハメて、最後は背中に発射!

恋人募集の看板を持って新しい出会い方を探してみた

今までの俺の恋人探しは、自分の連絡先をいかにして多くの女性たちの目に触れさせるか、に主眼を置いてきた。手紙つき風船を飛ばしたのも、新幹線の立て看板に目をつけたのも、すべてベクトルは同じだ。今回も方向性は変えない。用いる手段は『チンドン屋』だ。パチンコ屋の新装開店などで登場するあの集団。なかなか人の目を集めている気がするのだがどうだろう。今の時代、あのアナログ感はかえって目立つんじゃないか?とはいえ、チンドン屋が「恋人募集」なんて仕事を受けてくれるのやら。あの人たち、パチンコ関係しかやってなさそうだし。ネットで見つけた都内のチンドン屋に話を振ったところ、打ち合わせ場所の喫茶店に、担当者のおっちゃんが現れた。

「どうもタカダです。ご相談のお話ですが…」
「できますかね?」「やったことはないですが、お引き受けしましょう」
料金は、3人編成で2時間7万円。そこそこいい値段だ。もちろん演奏しながら練り歩くだけじゃ、
恋人作りにはならない。宣伝方法は、「恋人募集」というポスターを掲げて、渋谷の町を練り歩いてもらうことにした。「恋人募集」の一文と携帯番号、オレのニックネーム「マー君」、そして顔写真は、普段のオレの坊主頭ではなく、過去の写りのいいモノを載せる。さらにタカダさんの提案で、連絡先を記したビラも配ることにした。すぐに電話をかけられない女性には助かるだろう。
当日の土曜。昼2時。渋谷駅前は、夏のような陽気である。若い連中で溢れるセンター街の入り口で待っていると、カラフルな着物姿の3人が近づいてきた。ちょんまげカツラをかぶったタカダさんが先導している。「お待たせしました」連れの2人は、水戸黄門の助さんとお絹(由美かおる)風の方だ。2人ともベテラン役者みたいな落ち着いた雰囲気だ。タカダさんが作ってくれた宣伝ポスターは2枚。自分の太鼓に1枚、もう1枚を助さんの背中へ取り付ける。では、みなさんお願いします。
3人が通りの真ん中に歩いていく。サックスがスマップの「世界に一つだけの花」を奏で始めた。オレはちょっと離れた場所から見守らせてもらおう。
「そこを歩くおねー様方、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。この写真の青年、現在、恋人募集中でございます」
タカダさんの口上に、周囲の視線が一斉に飛んできた。

「名前はマー君。なかなかイイ男じゃないですか? ほら、おねーさん、この電話番号にかけてみてください」センター街の入り口がちょっとしたステージみたいになった。写メもバチバチ撮られている。すごい注目のされ方だ。女の子グループがヒソヒソ喋っている。「マジなのこれ?」「携帯さらしてんだけど」「かけてみたら?」
ふふふ、迷ってないで早くかけておいで。センター街の入り口で宣伝を続けること分ほどで、やっかいそうな状況が発生した。お回りさんの巡回だ。
「これ、キミ?」オレの顔とポスターをジロジロ見比べる警察官。「恋人募集してんの?」「…はい」
「ふーん、ま、それは別にいいけど、同じ場所でパフォーマンスするのはダメだからね」
ふーん、じゃあ渋谷の街をぐるぐる練り歩きますか。センター街を抜け、109、そしてぐるっと回ってハチ公銅像のほうへ。その間、服屋のスタッフさんが顔を出してきたり、2階のカフェから写メを撮られたりと、まったくもってスゴイ注目のされ方だ。ただ、それにしては電話がなかなか来ませんなぁ。1時間が経過。休憩のために宮下公園へ移動する。とそこで突然、電話が鳴った。非通知である。来たか?

●もしもし。
○あ、繋がった。マー君?(男の声)
●はいそうです。
○恋人募集してるんですか?
●そうです。
○怪しい店とか? 騙しとか?
●いや、そういうのでは…。
○こえーよ!
電話は切れた。チンドン屋の3人が心配そうにこちらをのぞき込んでくる。
「何て言ってました?」
「男でした。怪しい業者だと思われてるっぽくて」
「じゃあ、仙頭さん本人を見せるってのははどうですかね?」
助さんがボソっと言った。おっと、それはナイスアイデアだ。写真だけで「この男いい男でしょ? 電話をかけてください」では、悪徳フーゾク業者と一緒だもんな。休憩を終え、再びセンター街の入り口へ戻ってきた。さて気合いを入れましょう。タカダさんの口上が始まった。「そこを歩くおねー様方、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。この青年にご注目」めっちゃ見られてる。けっこう恥ずかしいかも。でもここは気合いでオレも声を出す。「ご紹介にあずかりました、ぼくマー君でございます。カノジョがおらず、毎日の生活はさみしい限り。もっか恋人募集中の男でございます」
そう呼びかけながら次々とビラを差し出していく。それを援護するように、3人のサックスや太鼓が鳴り響く。まわりを見れば、今日一番の注目のされ方だ。どうだこの宣伝力は。おっ、電話が鳴ったぞ。

●もしもし。
○はははっ。(男の声)
●もしもし。
○おまえバカか?
イタ電かよ!かくして2時間のチンドン屋は終了した。あとは、時間差でどれだけ連絡が来るかだ。女子ってのは、買い物を終えてからゆっくり電話したがるもんだからな。電話が鳴ったのはその晩からだった。19時21分
●もしもし。
○もしもし、マー君?(男の声)
●はい。
○マー君さぁ、人の女にちょっかいかけようとしてんの?
●…ちょっと状況がわからないんですけど。
○オレのカノジョの鞄からマー君のビラが出てきたんだけど。
●…それは何というか、町で配っているポケットティッシュくらいの意味で…。
○おまえさぁ!
この後もさんざん怒られてしまった。何をそんなに神経質になってんだか。
20 時03分
●もしもし?
○……。
●聞こえますか?
○……。
●あのー、イタズラだったら切りますんで。
電話を切ると、またすぐに掛かってくる、というイタズラを10回以上繰り返された。うっとうしい。
22時13分
●もしもし。
○もしもし。マー君…さんですか?(女の声)
●はい、そうです。
○渋谷で見たんですけど、彼女募集ってやつ。
●ありがとうございます。
○これ、テレビの企画とかなんですか?
●いや、テレビとかではなくで、単純に個人でやったんですけど。
○そうなんですか? 反応とか来ました?
●イタズラばっかりですよ。
○はははっ。じゃあ、頑張ってくださーい。
やはり個人が本気であんなことをするとは思わないのかもしれんな。
22時45分
●もしもし。
○こんばんは。好みのタイプとかあるんですか?(女の声)
●もしかして恋人募集を見てくれた方です?
○そうそう。おにーさんも誰でもいいってわけじゃないでしょ?
●まあ…。
○私はね、やっぱり嫌いな部分が同じ人かな。パートナーにするなら好きなことが一緒な人がいいとか言うじゃない? でもそれは間違い。それは割と離婚する。おにーさんも離婚は。
恋愛についての持論を延々語ってくれた。ヒマ潰しにかけてくんじゃないっつーの。翌日12時31分
●もしもし。
○もしもし(男の声)
●はいはい。
○マー君は、ゲイとかじゃないんですよね。
●はい、違います。(すぐ切る)
ま、こういう輩が現れるだろうとは予想していた。
なんと、電話は以上5人だけだった。なんてこったい!
もし今後、なんらかの展開があるとすれば、22時13分の彼女ぐらいだろう。着信番号が残ってるし、こっちからかけてやれ。だが、繋がらないし留守電にもならないので、電話番号を使ったショートメールをしておく。

『先日の恋人募集ではお騒がせしました。電話もらってからも、相変わらずイタズラが続いています(笑)』あえて単なる報告だけのあっさりしたメールを送ってみた。すると、速攻で返事がきた。
『wwwwww。まったく来なかったんですか?』
『ぜんぜんです』
『へー』
チャットみたいにポンポンとメールが繋がった。よっぽどヒマしてんのか?
『今日はお休みですか?』
『仕事中です』
『すみません、仕事中に。ちなみに何をされてるんですか?』
『パチンコの景品交換所』
金を受け渡すあの人たち、ケータイ片手でも務まるのか。いずれにせよこのテンポの良さ、一気に押してみるか。
『今日はお仕事いつまでです?』
『夕方までですよ』
『お仕事終わったあと、もし良かったらお茶でもどうですか? せっかくだししゃべったりしたいんで。よろしくです』
『いいですよ。私、好きな店があるんですけど、そこでもいいですか?』
さらっとアポれてしまった。しかも、教えられた店は、代官山のお洒落カフェだ。意外とイイ女だったりして?夜7時。待ち合わせの代官山駅前には、子供の参観日に行く母親みたいな微妙に着飾った熟女が立っていた。
「マー君ですか?」
年齢は40代前半くらいか。お見合いパーティでよく売れ残っているような雰囲気の方だ。電話の声は若かったのに。ん? 彼女がオレの顔をジロジロ見ている。
「写真と雰囲気ちがいますね?」
「…いや、あれはちょっと前に撮ったもので。最近、坊主にしちゃって」
「ふーん」
いかん、これじゃ裏モノがさんざん標的にしている詐欺写メエンコー女と一緒だ。
「すみません。でも恋人募集してるのはマジなんで」
「ああ、そうみたいですね」そうみたい? 言い回しが引っかかるな。上から目線?
白々しい空気のまま、シャレたカフェへ。ベッド席に二人して寝転がる。
「そういや、お名前聞いてなかったですよね」
「ああ、小島です」
下の名前を言わないあたりも、ずいぶん他人行儀だ。注文を終え、彼女のほうから口を開いた。
「マー君は本気であれで恋人を探してたんですか」
「いや、ちょっとフザけた気持ちもあったんですけど、こうやって小島さんに会えたし間違ってなかったのかなって」
100点の答えを返したつもりだったが、彼女の表情は冴えない。さて困ったものだ。この人、ぜんぜんノリ気じゃなさそうじゃん。さっきからずっとスマホいじってるし。
「小島さん、なんか怒ってます?」
「怒ってませんよ」
「でもなんか機嫌悪そうだし」
「あー、なんか印象違うかなって」
うっ、やっぱり詐欺ポスターのことを怒ってるのか。あれ、3年くらい前の奇跡の1枚だもんな。
「あの写真のボクは気に入ってくれてたんですか?」
「うーん、気に入ったっていうか、ちょっとどんな人か知りたいかな、ぐらいの感じ?」
「今のボクはどうですかね」
「そういうこと言ってるんじゃなくて、嘘はダメって思いません?」
あー、こりゃ相当怒ってるわ。さっさと帰ろっ。みなさん、チンドン屋で恋人を募集するときは、現在の写真を使いましょうね。って誰もマネしないか。

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