HON22-09[184]

その日、池袋のテレクラで、自称55才の「サチコ」と名乗る女とアポを取った。
向かったのは埼玉県東部の聞いたこともない小さな駅。ここで待ち合わせ、彼女のリクエストで、ホテルの前に軽く昼酒を飲むことになっていた。
 
約束の駅に到着したものの、駅前には飲み屋らしき店がない。
聞いていたケータイ番号にかける。
「今、駅に着きましたけど」
「もう飲み始めているからこっちまで来てちょうだい」
電話で道案内され、目的の居酒屋らしき店に着いた。入り口にはゴミ同然の雑貨や服などが、野菜の無人販売所のように売られている。ホントに飲み屋なのか?
思い切ってドアを開けて中へ。
「いらっしゃい。…あ、サチコちゃんのお連れさん? 彼女ならもう来てますよ」
 
声の主は40代くらいの小太りオバちゃんだ。店主だろう。
店内はずいぶんと狭く、客の座る場所は、小上がりにある2つの座卓しかない。その座卓のひとつに干しイモのようにひからびかけたバーさんがチョコンと座っている。
肝心のサチコさんはどこだ?
と、干しイモバーサンが口を開いた。
「遠くまで来てくれて、ありがとうございます」
え、この人? このバーサンがサチコさんなのか? 

60超えどころか、70に届いててもおかしくないんですけど。なんてこった! 
自責の念で倒れそうになっていると、店主が尋ねてきた。
「オニーサン、何飲みます?」
「じゃあ、ビールで…」
 続いて彼女は俺の目を見た。
「あの、私も1杯いただいていいですか?」
「…はあ、いいですよ。1杯くらいなら」
流れ的に、ここの飲み代が俺のおごりなのは確実。店主が平気で客にたかってくるような店での長居はキケンだ。声を落としてサチコさんに言う。
「はやくここ出てホテルに行きましょうよ」
「まだ来たばかりじゃないですか。ちょっと飲みましょうよ」
「ここにはよく来るんですか?」
「ええ、コンビニのバイト終わったら、ほとんど毎日来ているんです。食べ物も美味しいし、カラオケもあるし居心地いいでしょう。アナタもなにか食べません?」
「じゃあ、焼き鳥ください」
出てきたのは串ではなく、鶏肉をタレで炒めただけの手抜き料理だった。しかも不味い。
ひどい店だ。
もう一度、サチコさんにせがんでみる。
「もう出ましょうよ」
「えー、私まだ飲みたいんですけど。それに今日はもうそんな気分じゃなくなったの」
 さすがにイラっと来た。遠路はるばる人を呼びつけといて、気分じゃなくなっただと?
 そんなやり取りの直後だ。店主が聞き捨てならいセリフを吐いた。
「ねぇ。ママ…じゃなくてサチコちゃん、グラス空いてるよ。おかわりする?」
 ん、ママだって?
 その瞬間、ある構図が頭に浮かんだ。実はこの店の本当の店主は小太りオバちゃんではなくサチコさんで、テレクラに電話したのは、店に客を呼ぶための口実なのでは? とことん腹立だしいバーサンだ。よし、帰ろう。
「俺、帰ります」
「え、もう? 寂しいな。もう少し飲みましょうよ」
「ホテルに行けないなら来た意味ないですから」
 会計は5千円だった。やや割高に感じられたが、ま、ボッタクリというレベルでもない。

店に呼ぶ作戦は使わないらしい
こんな以前の出来事を紹介したのには当然、理由がある。
今回、俺は池袋のテレクラに行ったのだが、そこで偶然、またあのサチコさんと電話がつながったのだ。
彼女は、俺が2カ月前に会った男とは気づいた様子もなく、さらっとワリキリを希望してきた。
俺も気づかぬフリで話を進め、前回と同じ展開になりそうなら電話を切るつもりだったのだが…。
「私、いま春日部にいるんですけど、これから一緒にホテルに行ってくれませんか? ちょっとお金が必要なので」
 
春日部は埼玉県にある市だが、前回呼びつけられた駅とはエリアが違う。もう少し話してみよう。
「お金は何に使うんですか?」
「ケータイ代を払いたいんです。春日部駅とか来れますか?」
 どうやら今日は店に呼ぶ作戦は使わないらしい。だったら面白そうだし、会ってみるか。
「行けるには行けますけど、ちょっと遠いなぁ。池袋で会うのは無理ですか?」
「ごめんなさい。池袋まで行く電車賃もないんです。どうか春日部でお願いします」
春日部から池袋までは電車で700円ほどだ。たったそれだけのカネもないなんて。ますます興味が湧いてきたぞ。
「わかりました、春日部まで行きます。いくら希望ですか?」
「ホテル別で1万円でお願いします」
あの老体に1万は高すぎるが、今回は特例だ。しかし、2度も続けて騙されるわけにはいかない。念押ししておかねば。
「ただ、そんなに時間の余裕がないから、会ってから食事とかには行けませんよ。それでも大丈夫ですか?」
 一応、予防線を張ってみたところ、彼女が即答する。
「もちろんです。オニーサンの都合に合わせます」
 俺と会ったらどんな顔をするのか見ものだ。
「あの子、客商売を甘く見ているんですよ」
 
1時間後、春日部駅に到着。
サチコさんとは駅前で落ち合った。
こちらの顔を見るなり、彼女が深々と頭を下げる。
「わざわざ遠くまで来ていただいてすみません。今日はよろしくお願いします」
 
内心、「あれ、この前お会いした方じゃないですか!」のようなリアクションを期待していたのだが、なかなか図太い神経の持ち主のようだ。あるいは老婆だけに、俺と会ったことを完全に忘れている線もあり得る。
「ホテルは近いんですか?」
「はい、ご案内しますね」
ゆっくり歩いてホテルに到着。部屋に入ってから質問をぶつけてみる。
「あの、ちょっと前に俺と会ったの覚えてます?」
「ええ。もちろん。一緒に飲みましたよね」
覚えていたのか。なら早く言ってくれたらいいのに。
「あの店の店主って、もしかしてサチコさんなんじゃないですか?」
 彼女の目が泳いだ。
「な、なんでそんなふうに思ったんですか? 私はただの客ですよ。あの店のママは別にいます」
とりあえず、きっぱりと否定はしたが、どこか落ち着きがない。
「でも、なんであの店によく通ってるんです? 正直、食事もあんまり美味しくはないし、値段も高めだし」
「そりゃ、店を気に入ったからですよ」
ひと呼吸置いて、彼女が続ける。
「でも料理が美味しくないっていうのは間違ってますよ。私が作る料理はちゃんとしてるのに、あの子に任せると全然うまく作れないんですもの。下手なんですよ」
ん、私が作るってどういうこと?
「サチコさん、やっぱりお店の人なんでしょ?」
「違いますよ。客観的に見てそう思うだけです。あの子、客商売を甘く見ているんですよ」
「へえ、そうなんですね」
「そうなんですよ。私はね、お金の計算で間違うことはほとんどないんですけど、あの子に任せるとそういうのがちょくちょくあるんです」
何度も任せるとか言っちゃってるし。
まさに語るに落ちた、である。自分があの店の店主だと自白したも同然だが、本人にその自覚はないらしい。
ボケ始めてんのかな?
これくらいのサービスデリヘルじゃ基本です
疑問が解けてスッキリしたところで、一緒に風呂へ入ることに。
服を脱ぎだした彼女を横目でチラ見する。想像したとおりの無惨な裸体が現れてゲンナリしたが、何より驚いたのはマスクを取った彼女の顔だ。
口元が妙にヘコんでいるのは、おそらく歯がないせいだと思われる。その点を彼女も気にしているようで、やたらと手で口元を隠しがちだ。
さらにもうひとつ、ショッキングな光景が。足の指が数本、腐ったバナナのように真っ黒なのだ。何の病気かしらないが、うっかり触れないよう気をつけねば。
俺が顔をしかめている一方で、彼女自身はご機嫌な様子で胸にボディソープを塗りたくっている。
「じゃあお身体、洗いますね」
泡まみれの胸を背中に押し当ててきた。ヌルヌルの心地いい感触が背中に円を描く。むろん、性的なコーフンは少しも起きないが、かなりこなれた印象だ。
おっと、彼女の足の指が至近距離にあるぞ。用心、用心。
「上手ですね。むかし、風俗とかやってたんですか?」
「ふふふ、やだー。そんなのやったことないですよ」
「本当ですか? 身体の洗い方が、ベテランの域ですよ」
「これくらいのサービス、デリヘルじゃ基本ですよ。お金をもらってエッチするなら最低限、男の方の身体もちゃんと洗って差し上げるのが普通でしょう」
デリヘル経験者じゃん! こんなにボケちゃって大丈夫か、この人。
「男の身体を洗うのが普通だなんて、立派ですよ。若いころはかなりモテたんじゃないですか?」
「たしかに20代のころはモテましたよ。芸能人にも言い寄られたことありますし」
 その話が万にひとつ、本当だったとしても、客としてフーゾクに来た芸能人だろう。
「サチコさん、ご結婚は?」
「だいぶ前に離婚しちゃいました。子供ももう大きいですし」
 彼女の年齢を考えれば、息子、あるいは娘はすでにオッサン、オバハンになっているはず。その母親とこれからやろうってんだから、まったく泣けてくる。

弾力のある歯茎が実に気持ちいい
風呂を出てベッドに横になる。すぐにサチコさんがヨタヨタとついてきた。
「そろそろ始めましょうか。フェラから始めたらいいですか?」
そう言うと、おもむろにチンコをモミモミしてからパクっとくわえ出した。これは絶品だ。
「うわっ、気持ちいい〜」
「ほはったれふ(よかったです)。よふほへられはふ(よく誉められます)」
これが世に名高い歯無しフェラの威力か。ツルツルで適度に弾力のある歯茎が実に気持ちいい。オナホにチンコをねじ込んだような感覚だ。
 
このまま目を閉じて、快楽に身を委ねていれば確実に射精できるが、それでは格付け委員長として失格だ。形だけでも挿入しておかねば。
「そろそろ入れますね」
「はい、生で入れていいですよ」
「いや、ゴムはつけるので大丈夫です」
「遠慮しなくていいんですよ。ピルも飲んでいることだし」
何がピルだよ。
20、30年前に閉経してるくせに。
「大丈夫っす。俺、ゴムセックスが好きなんで」
きっちり根本までコンドームを装着してから、正常位で挿入する。ブスリ。
「あー、入ってきた。硬くて気持ちいい〜」
しかし彼女の膣は、歯無しフェラの気持ちよさより格段に落ちた。
ドス黒い足の指がワキ腹に接触するのが気になって仕方ないうえに、歯のない口や、白髪だらけの陰毛、ヌンチャクみたいに振り回せそうな垂れ乳など、どこに視線を向けてもビジュアルショックがついて回るのだ。
これじゃ中折れするのも仕方ない。
「なんか緊張してるみたいなんで、もう一度フェラしてもらっていいですか」
「もちろんいいですよ」
絶品フェラが始まるやいなや、瞬く間に射精できた。やはり素晴らしい。目をつむってなきゃイケないのが難点だけれど。
「よかったら、これから居酒屋行きませんか?」
別れ際、やっぱりあの店に誘われたが、もちろん丁重にお断りした。カラクリを知った以上、ついて行くわけないだろうに。
ワザとなのか、天然なのか知らんが、いずれにせよ、ボケ過ぎだ。
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