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ミュージシャン、バンドマン気取りでモテるナンパ法を編み出した
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モテたいために、フォークギターをやっている。ショーモナイと笑わないでほしい。福山だって、きっとキッカケはそうだったはずだから。ただ、オレはまだ始めたばかりなので、あんまり上手ではない。一応、AとかCとかGとかコードは押さえられるため、簡単なカバー曲でモテたいのだが…。
駅前や公園など、路上で弾いてもぜんぜんダメだった。誰も聞いてくれず、まったくモテない。もっと練習しなくちゃいけないのかな。
そんなある日、練習のために、ギターを持って『貸しスタジオ』へ出かけた。スピーカーやミキサー、ドラムセットなどが一式揃っている、音楽用のレンタルルームだ。料金は1時間1500円くらいだ。
いつもは自宅や公園で練習しており、貸しスタジオを使うのは初めてなのだが、スピーカーやモニターに囲まれたこの雰囲気、テンションが上がるねぇ。部屋に漂う独特の機材の臭いも素敵だ。
レンタルのアコギをアンプにつないでジャカジャーン! 音がいいねぇ。壁への跳ね返りがいいからなんだろうけど。もっとボリュームを上げよう。ジャカジャーン! 気持ちいいなぁ。何だか上手くなったような気になってくるし。しばらくジャカジャカやったところでタバコ休憩に。いったん貸しスタジオの外に出たとき、ちょうど建物の前を通りかかった若い女と目が合った。
おっと、この場面、オレのことをミュージシャンだと思ってくれてんじゃね? …って待てよ!?一つのナンパアイデアが頭に浮かんできた。いっちょ、試してみっか。
「あのー、今、ここで演奏してるんですけど」
ミュージシャン気取りで声をかけてみる。
「自分、ギターやってるんですけど。おねーさん、歌ってもらうことってできません?」
「えっ?」
「今日はボーカルの女友達がドタキャンしちゃって、その代わりで」
「…いや、ちょっと急いでますので」
去って行ってしまった。ナンパだと勘付かれたか?
いや、これがカラオケボックスなら怪しすぎだろうが、貸しスタジオだけにそうでもないのでは…。
確信してチャレンジを続けてみたところ、6人目に1人の大学生風ちゃんが足を止めてくれた。「とりあえず、中をのぞくだけでも。スタジオなんて、あんまり入ったことないでしょ?」
「まあ、はい」
「じゃあ、ぜひぜひ」
ポンと背中を押す。よし、第一段階クリア。
中へ誘い込むと、彼女の表情がぱっと明るくなった。
「へー、すごーい。こんな感じなんですか」
 そうだろ、ワクワクするだろ? 第ニ段階クリア。
 すかさずマイクと、自前のJポップのギタースコアを手渡す。
「よしじゃあ、歌ってみてくれないかな? この中から曲を選んでもらって」
「えっ」
「これなんかどうかな? イルカのなごり雪」
「…古くないですか?」
わかっちゃいる。でもこれが今、オレが一番得意な曲なんだって。
 構わず弾き出した。ジャーン、ジャーン、ジャーン。
「汽車を待つキミの横でぼくは〜」
 歌いだしたぞ! どうだいネーさん、この音響、いい感じでしょ?
「今ぁぁ〜、春が来てぇ、君は〜、きれいにぃ、なった〜」
ノリノリノリになってきたじゃないか。このままガンガン行きましょう。次も簡単な、スピッツのチェリーで。「キミを忘れない〜。まがりくねった道をゆく〜」
 というわけで、2人で楽しむこと1時間ほど。すっかり仲良くなったところで「またボーカルに誘わせてよ」と連絡先を交換して別れた。大成功!
 現在、オレはこの貸しスタジオナンパ作戦を繰り返し、4人の女の子と仲良くなった。目指せ福山で、今後も頑張っていきます!

ビジュアル系のバンドマンになれば誰でもモテモテ伝説の真偽

無邪気な少年時代、勉学に明け暮れた青春の日々、そして編集者としての年月。辛く悲しい出来事も数あれど、周囲の人々の助けにより大過なく過ごせたことを思えば、これはこれで満足すべき人生前半戦だったといえよう。ならば、心の中にくすぶり続けるこの寂しさはいったい何なのか。未だ充たされぬ乾いた思いはどこから来るのか。答は1つ。私は生まれてこの方、女性にキャーキャーいわれた経験が絶無なのである。

勘違いしないでほしい。なにも、恋心を告げられたことがないとか、デートしたことがないとか、対価を払わずにセックスしたことがないとか、そういうことをいっているのではない。

キャーキャー言われるとはつまり黄色いとも形容される、あの独特の声援を受けることであり、道を歩けば手製のクッキーや花を差し出されることであり、望んでもいないのに電話番号を教えられることである。モテモテここに極まれりといった状態、その現場にただの一度も身を置いたことのない人生なんて幸福と呼べるのか。今後、たとえ莫大な大金を手にしたところで、空虚感は常につきまとうに違いない。
中田、松坂、キムタクついでに中居クン…。うらやましいなあと思う。いや、最近ではうらやむのもバカバカしくて、彼らは住む世界が違うんだと無理矢理思い込もうとする自分がいる。どうせいまさら努力したところでイタリアのサッカーチームやプロ球団に招かれるわけもない。やはり私を含む世の大多数の男はモテモテの夢ゲあきらめ、人並の生活に満足するしかないのである。ああ、悲しきかな悲しきかな、我が人生。
しかし世間を見回してみると、容姿に優れているでも、特殊技能に恵まれているわけでもないのに、なぜかモテまくっている男たちがいることに気づく。ヴィジュアル系バンドの連中だ。あれのいったいどこいいんでしょうか、みなさん。ヴィジュアルとは名ばかり、彼らが二枚目でもなんでもないことは周知の事実である。

いや、実際には男前がいるのかも知れんが、周囲から伺えるのは、派手な化粧を施した神経質そうな表情のみ。要するに真のルックスは求められていないのだ。ならば音楽はと言えば、どれもこれも金太郎飴のようなもんで、ラブだの祈りだのジェラシーだの、とにかくそのようなことを騒々しい演奏に乗せて叫んでいるに過ぎない。あれぐらいなら自分でもできるんじゃないか、私は常々そう思っていた。

楽器はできなくとも、ボーカルならどうとでもゴマかせるし、差恥心さえかなぐり捨ててしまえばそれなりの出で立ちになるはず。野球やサッカーで活躍できない以上、もうモテモテになるためにはこれしか方法がないのではないか。そんなふうに考えていたのだ。そんな私が、愛読者に格好の人物がいることを知ったのはこの春のこと。

彼、東郷君(25才)は、数年前まで自らヴィジュアルバンドのボーカルを務め、現在では、地元甲府を中心にインディーズバンドやアイドルタレントをプロデュースしている男だ。彼がなんとかしてくれるんじゃないか。わざわざメンバーを集めて練習するような面倒は御免被るが、彼ならオイシイ部分だけを味あわせてくれるんじゃないか。そんな期待の元、私は東郷君に計画を持ちかけた。

「ちょっとお願いがあるんだ」ヴィジュアル系になりたいんだけど、いかがなものか。ソレっぽく見えるようにプロデュースしてもらえないものか。というのも実はモテモテ体験をしてみたいと考えており……。
「なるほど。確かにヴィジュアルやってればモテますよ」

「でしょ?そこでなんとかオレもさあ・・」

ムシのいい相談に、彼はすぐさま快諾の返事をよこした。

「いいっすねえ。オレそういうの好きなんで、すぐに計画たててみますよ」
9月23日、甲府。テツジン、始動

数日後、東郷君よりアイディアが伝れた。これから新たにメンバーを募集していたのでは時間がかかってしょうがない。そこで、現在彼がプロデュースする「セレスト・ビス」というバンドの特別メンバーとしてライブに出演するのはどうだろうか。

「うん、いいねえ」「東京の大物アーティストがやってきたことにして」

「なるほどね。で、それでモテる?モテるの?」

「大丈夫です。打ち上げも準備しますから」

彼日く、この手のアマチュアバンドは、ライブ終了後にファンのコを交えた打ち上げを実施することが多く、モテモテ状態になるのはまさにそのときだという。ステージと客席では距離がありすぎるが、打ち上げとなれば女のコたちもお目当てのバンドマンに気軽に接することができる。

つまりその場で軽く会話を交わして、いわゆる「お持ち帰り」をしてしまえばいいのである。現に彼の現役時代もこのパターンで数え切れないほどの女をモノにしてきたそうだ。

「なるほど、それは2、3人まとめて持ち帰ったりも可能なわけ?」

「そりやいくらでもいいですよ」「あ、そ、スフフフ、そうなんだ」

当初より、キャーキャーだけでなく、ファンからの肉体提供をもモテモテ度の指針として位置づけていた私としては、3P4Pとは願ったりである。

「で、佐藤さん、名前はどうしましょう」

「名前?」「ええ、xならトシとかョシキとか、みんな呼び名があるじゃないですか」「あ、そうか。うーん、じゃあテツジンってのはどう?」「はい?テツジンですか」「そう、テツジン」「うん、わかりました」

かくして私テツジンは、「セレスト・ビス」の特別メンバーとなり、土曜日、甲府市内のライブハウスに出演することになった。
1000枚のチラシが甲府市内にパラまかれた

一緒にステージに立つメンバーとの顔合わせ、及び写真入りチラシ作成のため、私は甲府を訪れた。「セレスト・ビス」という舌を噛みそうな名のバンドメンバーは、ボーカルのレイ君と、ギターのケン君の2人。ま、どこにでもいそうな20前半である。まだ顔にニキビ跡の残るこの2人ですらモテモテ人生を謳歌しているとは、やはりヴィジュアル系の力は絶大なのか。

「ねえ、レイ君。やっぱヤリまくりなの」

探りを入れようと、長髪にサングラスの彼に尋ねてみる。

「ぽくはあんまりそういうの興味ないんで」生意気な口をきく男である。

「ケン君はどうなのよ。ヤリまくってんでしょ。ククク、いいなあ」

「まあ、ほどほどですよ」「あ、そう」

彼ら2人、20才そこそこにして、もう女なんてどうでもいいぜ的な余裕しゃくしゃくぶり。憎たらしいな、まったく。ただ2人によれば、ヤリまくつているかどうかは別としても、バンドをやる前に比べて圧倒的にモテ始めたことは事実らしく、市内を歩いていてファンに呼び止められることもしばしばだという。

「それじゃあ、プロモ用の写真を撮りましょう。」

東郷君の手により、私は眉毛を剃られ、頬にファンデーション、唇には口紅を塗られていった。

「お、なかなかいいですねえ。うん、似合いますよ」ホンマかいよと鏡を見ると、なかなか様になっておるじゃないの。
ルナシーとかってこんなんだったよな。この後、衣装を身にまとって写真撮影。それを元に作成したプロモ用チラシ1千枚が、市内の路上やレコード店でバラまかれ、地元の情報誌には「大物アーティスト登場」と銘打たれた告知広告が掲載される運びとなった。
演劇までやらにゃならんの
東郷君がレイ君ケン君を率いて会社にやってきた。私の歌う曲が出来上がったのだ。「テツジンさんには1人でこの曲を歌ってもらいます」

テープをラジカセに入れると、キーボードが流れ出した。荘厳かつ神聖かつメランコリック、とでも言おうか。教会などで流れる葬送曲のような雰囲気だ

「ほう、いい感じだね」「ええ、これはテツジンさんが登場するときの意楽です」

特別メンバーのテツジンは大物アーティストであるからして、重々しい意楽に乗って登場しカリスマ感を与えねばならない。この男、ちゃんと心得ている。長いキーボードが止み、リズムボックスがおもむろに8ビートを刻み始めた。

いよいよ私の歌う曲「テツジンの世界」だ。と、ささやくような声でバックコーラスが割り込んできた。『テツ・ジン、テツ・ジン、テツ・ジン』ん?

「ちょっと、これはおかしくないかなあ」「いや、大丈夫ですよ」

少々おマヌケ生別奏に引き続き、歌が始まる。

「月遠い街が暗く深くたたずむ残された亜夢のような静けさ許されざる罪を犯すしもべの閉ざされた悪夢のような鳴勲」

その後も大仰な歌詞がとめどなく続く。「これ、どういう意味なの」

「意味はないっすよ」「あ、そう。この“透色の罪“ってのは」

「あ、そんなの適当です」

ヴィジュアル系なんて雰囲気だけ。それっぽい言葉がまぶしてあれば、何を歌っていようがどうでもいい。そんな確信を抱かせるに十分な彼の説明である。曲は3分ほどで終了。使われたコードは3つだけなので簡単に歌えそうだ。

「オッケー、これを歌えばいいんだね」

「ええ。で、歌が終わったところで、ちょっとした劇をやってもらいます」「劇?」「ええ、劇です。最近はこういうのがウケるんですよ」

ヴィジュアル系バンドは、いかに独特の世界にファンを引き込むかが勝負であり、それには歌や演奏だけでなく演劇の要素を加えるのも効果的だという。有名どころでは、マリスミゼルなるグループがフイブ中に劇を取り入れているそうな。彼が用意した台本によれば、劇の設定は、堕天使の集うェトルワ・セルクーユの支配者であるテツジンが大事にしていたオルゴールをレイ君が少年に奪われ、ああだこうだ---、・・。

「何だよ、これは」
「あんまり考んないでください。で、テツジンさんの台詞は3つです。まずはこれですね。」

「オマェか?私の遣いの者から聞いたのだが、ある少年にあのオルゴールを渡したそうだ」

「これ、オレが一」言うの?

「ええ、そうです。ちょっとやってみましょうか。お前かー私の遣いの者から聞いたのだが」「……」「はい、やってください」「お前かー私の遣いの者から聞いたが・・こコ遅いますねえ。もっと手振りを加えて」「こう?己」「あ、いいですねえ」

「こうね?」まさかこの年齢になって人前で寸劇を披露することになろうとは。モテモテの道は険しい。
前奏曲が流れる中観客の待つステージへ
悪夢、しもべ、鳴動、背徳、東縛、透色-・・。

メロディーは単調でも、普段使ったことのない単語がこれだけあると暗記するのも苦労である。さらに、オルゴール云々の台詞や振り付けとなると、どこで練習すればいいのやら。本番当日までのおよそ1カ月、私は何度もテープを聞き直し、口の中でモゴモゴする毎日を送った。もちろん仕事などロクにしていない。そしていよいよライブ当日。「モテモテっすよ。うらやましいなあ」

新宿発のあずさ車内で、カメラマンとして同行の編集部・武田が羨望の眼差しを向けてくる。以前の私も、こやつ同様、自らを嘆きつつ、スポットライトを浴びる者に対して嫉妬と羨望の入り混じった感情を抱いていた。何事も一歩足を踏み出すことだよ、心の中で私はそうつぶやく。

甲府駅に着いた我々は、楽屋として準備されたライブ会場下のカラオケボックスへ。スケジュール表によれば、本日はメインの我々以外に地元の2バンドが出演することになっているらしい。客寄せパンダとして集めておいたのだ。むろん連中はライブの真の目的を知らない。廊下ですれ違った他バンドのメンバーに向かい、

「おい、こちらテツジンさんだ。挨拶しろよ」

あまり知られていないが、ヴィジュアルパンドの世界は体育会を思わせるタテ社会である。先輩は絶対的存在、後輩には服従が義務づけられている。

「あ、おはようざいます」「おはよう」

調子に乗って、東郷君がデタラメを並べる。

「昔、東のx、西のフラワーって言われてたの知ってるか」

「いや、知らないです」

「テツジンさんはそのフラワーの関係でいろいろやってたんだよ」

「え、そうなんですかーよ、よろしくお願いします」

深々とお辞儀して両手を差し出す少年たち。その手を握り返しながら私も

「ごくろうさん」とねぎらいの言葉をかける。

敵(ファン)を欺くにはまず味方(他バンド)から。これは打ち上げの席において、私が誰よりも高い地位にあることをファンのコたちに見せつけるためである。彼女らは権威を好む。全バンドマンたちにかしずかれる男を見れば、

「まあ、そんなに偉い方なのね、抱かれてみたいわ」と錯覚も起こそうというものだ。軽いリハーサルを終え楽屋で化粧をしているところに、カメラを抱えた武田が入ってきた。ヤツによれば、すでに入り口付近は開場を待つ若い女で溢れ返っているらしい。
「スゴイっすよ、いっばい来てますよ」

その言葉を聞き、突如言いようのない緊張感が襲ってくる。いくら田舎のライブハウスとはいえ、中には目の肥えた意楽ファンが混じっているかもしれない。ロクに歌詞すら覚えていないこんな状態で大丈夫なのか。控え室から会場へ歩みを進めるにつれ、逃げ出したい衝動が膨らんでゆく。

「それじゃ、テツジンさん、行きますー」

合図と共に会場内にあのキーボード意が流れ、客席がザワつき始める。小道具のろうそくを左手に持った私は、ゆっくりした足どりでステージへと向かった。
じっと耳を澄ますグルーピーたち
ステージ上から見るに、客は150人ほどだろうか。9割以上を若い女性が占めている。純な眼差しでこちらを見つめる彼女ら。かすかに聞こえてくるざわざわは、大スター故に漏れるタメ息か。荘厳な音楽が終わり、スポットライトが私を照らす。

『テツジンの世界前奏スタート。テツ・ジン、テツ・ジン、テツ・ジン』

同時に、向かって左側の客席より、かすかな笑いが起きた。やはりこのかけ声はまずかったか。が、ここで照れ笑いなんぞを浮かべていてはテツジン様の威厳が台無しである。そんな笑いなど聞こえぬような素振りで、私はマイクを握りしめた。
「街が、暗く深くたたずむー」

この1カ月、何度も何度も繰り返し口ずさみ、それでもなお完壁には暗記できなかった歌詞が、意外とスラスラ出てくる。もう先ほどまでの緊張感は道えていた。

「透色の罪がまた揺れて消えるー」

曲調がハードでないため、頭を振ったり拳かかざしたりする客はいない。みな一様に、押し黙ってじつと耳を澄ましている。大物アーティスト、テツジン様の歌声をじっと。笑える。テツジンの世界が終わり、レイとケンがステージに。ここからは演劇だ。

「ああ、テツジン様ー」「オマエか?私の遺いの者」

静かなライブハウスに、レイ君と私のくさい台詞が響き渡る。クスリともせず、それを見つめる甲府のグルーピーたち。おかしな世界があるもんだ。寸劇が終了し、すべての役割を終えた私はドラムセット横へ移動。レイとケンの演奏が始まった。若いくせに2人は堂々としたもので、身振り手振りを加えて独特の世界を演出する。私はその後ろでろうそくを持ったまま立ち続け、眼球だけをせわしなく動かしながら客席の女のコを物色していた。
「あの、テツジンさんサインください」
「いやー、なかなか良かったですよ。声も出てたし」

控え室に戻った私を東郷君が出迎える。
「あ、そう?まあ、あんなもんかな」「ええ、あれだけ歌えれば寸分ですよ」

「へへへ、そう?」

ライブハウスのオーナーによれば、今日のライブは甲斐バンドが以前出演したときの動員記録を塗り替えたとのことだ。テツジン、あの甲斐バンドを越える。その事実に鼻孔が膨らむ。しかし妬みからか、横から武田がチャチャを入れてくる。

「佐藤さん、オレ笑いこらえるのに必死でしたよ」

「何が?」「ずっと後ろで立ってたじゃないすか。仏像みたいでしたよ」

「アホ、あれがテツジンの役割やないか」「あんなのでモテますかね」

「いけるいける。まあ打ち上げを見とけよ」

化粧を落としながら、私はご機嫌だった。緊張からの解放、心地よい充足感、そしてこれから訪れる至福の時。日常の生活では決して体験できないであろうカタルシスが全身を襲う。
3バンドすべての演奏が終わり、タ方の5時。そろそろ外に出ようとカラオケボックスを後にすると、表の商店街で出待ちの女のコたちがわんさか群れをなしているのが見えた。「

ヤバイっすねえ。モミクチャにされますよ」

「ハハ、どうしよっかなあ」

しかし、意を決して表に出ても、みな遠巻きに眺めているだけである。山梨のコたちは控え目なのか、恥ずかしがり屋さんばかりなのか。ざっと見た感じ、1人きりで来ているコはおらず、みな2、3人のグループになって道路の端に固まっている。会場の暗がりでも察しはついていたが、ほとんどが10代半ばだ。

あ、テツジン様よ、あなた話しかけなさい、いやよワタシ恥ずかしいもん、何よさっきまで騒いでたじゃない。そんな会話が聞こえてくるようだ。しょうがなく、わざと着かず離れずの位置に立ってタバコをふかしてみる。と、ようやく1人の高校生らしきコが手帳を持ってやってきた。

「あの、サインください」

うつむき加減に頬を赤らめている。来たか来たか、こういうのを待っていたんだよ。「うん、いいよ」受け取ったボールペンでゆっくりと書き込む。さっき楽屋で考えたサインだ。

「キミ、名は?」「あ、ユカリです」「ユカリちゃんね。はい、ユカリちゃんへ、と」ありがとうございますとサインを受け取った彼女は、友達の輪の中へ戻っていった。可愛いものである。さて、お次は誰が来るのかな。サインぐらいいくらでもしてやりまっせ。ニヤつきを抑えながらクールに脚を組んで立っていると、全度はこれまた高校生らしきコが握手をせがんできた。

「あ、どうもありがとね」なんて言葉をかけつつ、しかと握手。ああ、女子高生の柔らかな手を握るなんていつ以来だろう。もっと来いよ、どこでも握ってやりまっせ。
しかし攻勢はここまで。他の連中は、メイクを落とした私がテツジン様であることに気づいていないのか、あるいは畏れ多いのか、まったく近づいてこないのだ。レイやケン、そして他のバンドメンバーが彼女らの輪の中で談笑しているのを、私は遠くから眺めていた。ザコはいいよなあ。
服装が明らかに違うが威厳は保てるのか
待望の打ち上げは近くの居酒屋で行われた。出席者は、ライブに出演したメンバーと、そのファンのコ総勢30人。とりあえずはレイ君ケン君を両脇にしたがえ、酌をさせている。

「テツジンさん、どうもお疲れさまでしたー」

この様子を見て、ファンは気づくだろう。この場での権力者が誰なのかを。そして誰に抱かれることが誇りとなるのかを。

「テツジンさん、ありがとうございました」

大物ぶりを吹き込まれたバンドの面々が、次々とビールを注ぎにやってくる。

「お、ご苦労さん」「いやー、やっぱ存在感ありましたよ」「そう?」

「これからも指導お願いします」「うん、そうだね。君たちいい音出してたよ、うん」「ありがとうございます」

ここまで低姿勢になられると、いい気分を通り越して申し訳なくもなってくる。ただのオッサンですよ、ホントは。
別テーブルでは、場をわきまえたファンたちが物欲しげな目でこちらを見て……いない。彼女らは彼女らでワイワイ楽しそうだ。ファン同士の交流とでも言いましょうか、牽制のし合いとでも言いましょうか。さて、どれを持って帰ろうか。問題はほとんど全員が女子学生なことである。プライベートならいざ知らず、企画でちょっかいを出すわけにはいかない。となると狙いは、すでに20才を越えているであろう、隅のほうに陣取った3人組グループとなる。彼女らをまとめて面倒見ますか。最初はバンドマンとファンにはっきり二分されていた酒席も、時間が経つにつれ男女入り乱れての合コン状態となっていった。

ところが、女性陣に対し露骨に迫っていく者は皆無で、次回ライブのチケットを配ったり、疲れのせいで寝転んだりと、ギラギラした素振りが見られない。やはり女なんてどうでもいいっす的精神状態なのか、連中は。もったいない。それにしても、この場における私の浮きようといったらどうだろう。

他の男は全員、肩までかかる長髪を茶色や金に染め、黒シャツにサングラスという出で立ちなのに対し、私は山登りに出かけるようなチェックシャツに、頭髪は寝グセでボウボウ。とても同じステージを踏んだ同士とは思えない。ライブではなく打ち上げこそが本番だと認識していたにも関わらず、こいつはちょっとマズかったか。
格下のはずの少年に3人組をさらわれる
いくら待っても3人組はそばに寄ってこない。やはりあまりに大物となると、尻込んでしまうのだろうか。本意ではないが、こちらからさりげなく近づいてあげるか。

「どうもテツジンです」「あ、初めまして」「うん、今日はありがとうね」「……」

どこまで照れ屋さんなのか、合コンで気のない女に話しかけたときのような冷たい間が生まれる。その様子を察知してか、小判鮫のように張り付いていた武田がすかさずフォロー。

「ほら、ろうそく持って後ろに立ってた人」「ああ、あの」「そうそう、あの人」「へえ」

ちょっと不愉快である。なんだ、その説明は。私だって歌ったし、劇も披露した。あの熱演を見てなかったのか、キミたち。しかし、そんなことを力説してはテツジン様のカリスマ性が薄れてしまう。ここはおとなしくしておこう。

「まあ、今日は久しぶりだったんで、あんまり歌わなかったけどね」

「へえ、そうなんですか」「うん」
せっかくこうしてそばに来てあげているのに。3P4P当たり前じゃなかったのかよ。3人組の態度が芳しくないため、私は標的を変更。ファンたちのそばに陣取り、彼女らによる甘い誘惑を待った。ところが、このコたちはこのコたちで、プリクラ交換やパラパラの教え合いなどに忙しく、すぐそばにいるスターに見向きもしない。いよいよあせってきた私は再びターゲットを変え、例の3人組をそばにはべらせてみたものの、名前、年齢、どこから来たのか、そんな質問をこちらから振ることでよつやく会話が成立するという体たらく。テツジンに対する好意はうかがえない。どうしたものか。あそこまで壮大な計画を立てておきながら、私はモテモテ人問になれぬのか。見ると、ずっとヘコヘコしていたバンドメンバーの少年たちがあの3人組を2次会へ連れて行く。

「テツジンさん、お疲れさまでしたー」「おう、お疲れさん」

最後まで威厳だけは保ってみたが、沸き起こる屈辱感に耐えきれず、私はその場にヘタリ込んでしまった。

巨乳バンギャをセフレにする
巨乳バンギャを味わうには“名残あり”のフレーズを使え
ある朝、自宅で歯を磨いていると、腰に急激な痛みが走った。ギックリ腰だ。うずくまる俺に力ミさんが駆け寄ってくる。
「大丈夫っそう言えばこの前、駅前でこんなチラシもらったから行ってみたら?」見れば、どうやら駅の近くに鍛灸院がオープンしたらしい。ま、ここは頼ってみるしかないな。
「じゃあ予約しておいて。会社終わったらタ方に行ってみるから」
なんとか勤務を終え、タ方、チラシの住所を訪ねてみると、そこはどこか見覚えのある家だった。誰の家だっけ。んーっと。
表の看板で誠灸師の名前をて、俺はようやく記憶をたり寄せた。白井慶子。小学のクラスメイトだ。
同じクラスだった慶子は、級友の誰もが認めるお嬢様だった。身長が高く勉強もできた上に、家が金持ちなので服装もどこか華やいでいた。6年生の早い段階から、東京の有名私立中学に進むと言っていたほどだ。近所の公立中学に進むのが当たり前の時代に、東京の、しかも有名私立だなんて、子供ながらにも、「あいつは住む世界が違う」と思ったものだ。もちろんモテていただろう。クラス男子のほとんどが、ほのかに惚れていたはずだ。卒業後は東京の中学へ行ってしまった彼女と顔を合わせる機会はなかった。近所に住んではいても学校が変わると疎遠になるものだ。ただ中学時代友達と一緒に、慶子の家に何度かイタズラ電話をかけたことはあった。本人らしき声が出れば、「パンティ何色っ」と尋ねる他愛のないものだ。こんなことをするぐらいなのだから、やっぱり好きな気持ちはあったのだろ1つ。あのころから25年あまり。俺は結婚して実家の近くに家を建て、子供も2人。当然、慶子も結婚してどこかに行ってておかしくないのに、なぜ今ころ実家で鋪灸師をっ認しみながら、俺は院のトビラを開けた。
「こんにちは。やっぱり佐々木君だったのね」
慶子は、俺の顔を見るなり言った。「ほら、予約のとき奥さんが佐々木裕也ってフルネームでおつしゃったから、ひょっとしてと思って」名前だけで気づいてくれたのか。うれしいものだ。もう40目前だといっのに、慶子は水野真紀のような顔立ちをしていた。6年生当時もかわいかったが、今も十分いい女だ。「いやー、なんかギックリ腰でさ」「うん、じゃあそこに寝て」尻までパンツを下ろして鍍を打ってもらいながら、2人で互いの近況を話し合った。慶子は私立中学から短大までトントンと進学し、結婚して子供もできたが、10年前に離婚して実家に戻ってきたそ1っだ。その後、勉強を重ねてようやくこの鍛灸院を3日前にオープンさせたばかりだという。「実は初めての患者さんなのよ」
「え、そうなの」確かにこんな小さな町では、誠灸院の世話になる者など数少ないだろう。俺もギックリ腰にならなければ一生縁がなかったはずだ。帰り際、慶子がケータイ番号を書いた紙切れを手渡してきた。「ここにいないこともあるから、予約のときはこっちに電話して」40前の女とはいえ、水野真紀似である。あの憧れのクラスメイトである。実家にイタズラ電話までしたあの慶子である。男として下心の沸かぬわけがない。鍍のおかげで翌日にはすっかり痛みなど吹っ飛んだ俺だが、その後も週に2度ほどメンテナンスを理由に慶子の元を訪ねるようになった。
「実はね、私、離婚してから相年ぐらい、男の人と何もないのよ」何度目かの通院時、腰をマッサージしながら慶子が大胆にも言った。「もう女として見られてないのかもねえ」「そんなことないよ、まだまだキレイだし」
「またまたー、そんなこと言って」謙遜しながらもうれしそうな慶子。こいつは押す価値ありー「なあ、今日こ飯でも食べに行くっ」「うん、行く行く」食事の後、彼女はあっけなくラブホについてきた。細身の体型は崩れておらず、小ぶりな胸にむしゃぶりつくと、甘い声を上げる。さあ、では脚を開いていよいよ挿入しましょか。
「痛っー」「あ、ごめん」
「10年ぶりだから、やっぱり痛いみたい」ほんとにそこまで久しぶりだったとは。慶子って昔かり真面目だったもんなあ。
★この日から慶子はセフレになった。生真面目な女ゆえ、同窓会や町でバッタリ再会してもこうはならなかったろう。病院の先生と患者といつ関係だからこそ、ここまで親密になれたに違いない。近所の同級生のみんな、ギックリ腰になって横取りするんじゃないぞ。
ビジュアル系バンドマンの肉便器のバンギャのエッチ体験談
いやあ、雨めんどうだよね。ほんと、いやになっちゃいますよね。あれ、今ってお暇な感じですか?
ヒマすぎて死にそうですよー。じゃあ、ちょっと退屈しのぎにモデルとかやってみない?え? どんな感じのですか?ちょっとセクシー系な感じです。お礼も弾みますよ。え〜、やりますよ。いいんですか!?だって暇ですもん。雨もちょうど弱まってきましたし。
つかれたー。
じゃあ、時間もあれなんでサクサクっと脱いじゃってくれますか?
は〜い。でもあんまりジロジロみないでね。
ん? このオッパイはまた…。
実は私子供がいるんだ。
なるほど。子供がいるとこうなっちゃうんですね。
ダメだった?
いえ、たまにはこういうのもいいかも。人妻さんだったんですね。
違うよー。旦那はいないの。結婚とかしてできたわけじゃないんだー。
じゃあ、もしかして子供は自分一人で育ててる感じですか?
そうだよー。ちゃんと園まで送ってるんだ。
え、エロい、じゃなかった偉いですね。今彼氏とかはいるんですか?
いないなー。もうなんかね。そういうのは要らないって感じ。束縛されるのが嫌なんだよね。あ、子供が甘えてくるのは大好きだよ。
僕も甘えたいなー。
んー。お兄さんがあと20歳若かったら甘えさせてあげたんだけどね。
もっと早くに出会いたかったです。ちなみに性感帯はどちらですか?
クリだよ。他の部分が感じにくいからか、クリがもの凄く敏感なんだ。
なるほど。自分舐めるの上手いほうなんで、どうですか?だめ。疲れちゃって子供のお守りができなくなっちゃうもん。
残念です。最近Hなことってしてないんですか?
そういえば全然してないな。
じゃあ、溜まってるでしょ。
僕が解消してあげま……。
大丈夫でーす。自分で解消してるんで。
いやいや、やっぱり本物の方が気持ち良いですよ。
ん〜、でもなー。お兄さんH下手そうだしなー。
そ、そんなことないですって。
経験人数も少なそう。実は童貞だったりして?
そ、そんなことないっスよ。そちらこそ経験人数はどれくらいなんですか?
20人くらい……かな?
なかなかの人数ですね。その中で変な性癖をもった人とかっていましたか?
いましたよー。私なんだかMに見られることがよくあって。相手の男が飲むように強要してきたことがありましたー。
それで、飲んだんですか?
飲んでませんよー。逆に飲ませてやりました。私、こう見えてもSなんですよ。
全然みえませんねー。
本当ですってー。高校時代なんかバリバリのヤンキーだったんですからー。
ま、まじですか!?
まじっス。だいぶヤンチャしてましたよー。
へえー。じゃあ、Hもヤンチャしちゃった感じですか?しましたねー。でも今となっては良い思い出ですよ。
激しいプレイとかしたんですか?
そういうのはあんまりなかったかな。あ、でも首を締めながらHはしたことある。
それはハードですね。締める側ですか? 締められる側ですか?
もちろん、締める側ですよ。当時ちょっとMっぽい男と付き合ってたんですけど、その人が求めて来て。最初のころは締めすぎちゃって、気絶させたことがありました。
そ、それはずいぶんとハードな感じで。
でも別の男とHしてる時にケンカになって、殴られたことはあったよ。
どうなったんですか?
殴り返して、返り討ちにしてやりました!
たくましいですね。
よく言われます。でも、実は酔うと凄い甘えたがりやになって子供っぽくなるんですよね。
ほほう。じゃあ、撮影が終わったらお酒でも飲んで甘えちゃってくださいよ。
奢ってくれるなら!まじですかっ!?喜んで奢っちゃいますよ。じゃあ、終わったらいちゃいちゃしましょうね。そうですね。
やった。では最後に今後、どんなHをしていきたいですか?涙がでるくらい激しくて気持ちいいH!
ありがとうございました。
PS飲んでも甘えてくれませんでした。
バンギャの世界って便器か財布しかない・3回淋病になったセフレ
こんにちは。
はい…こんにちは。
ちょっと3分いいですか? いまヒマなの?
えっはい…。バイト終わったところです。なんのバイト?
パン屋さんでレジやってます。どんなご用なんでしょうか?。
とりあえずご飯食べに行こうよ。色々お願いしたいことがあるんだ。
あっ、はい。でも帰らないといけなくて…。
家はどこなの?
西武線です。高田馬場から乗って●●●まで。
じゃあ、高田馬場駅まで散歩しようよ。
あ、はい…。
(歩きながら)実はね、雑誌のモデルやってるコ探してるんだけど、興味ないかな?
…それってエッチなヤツですか?。
するどいね。そういうの抵抗ある?
んー、でもないかなあ。お金とかもらえるなら。
はいはい。ゲンキンなコだねえ。
でも、あたしでいいんですか? あたし、きもいし、バカだし…。
いやいや、キミみたいなコがいいんだって。とりあえず行こうか。
は、はい。
近くのラブホテルに移動
もしかして、まゆちゃんは、元いじめられっ子?
なんでわかるんですか!?
中学と高校でずっとです。
自信がなくておどおどしているヤツはいじめたくなるもんだよ。でも彼氏は優しくしてくれるでしょ?
去年別れましたけど、私の彼、バンドやってて、全然優しくなかったです。他にも女の子一杯いたし。どんなバンド?
ビジュアル系です。好きなバンドを追っかけてるうちに、メンバーとつきあうようになった感じです。
つまりまゆちゃんはバンギャなの?
そう。でも、バンギャの世界って、『便器』か『財布』しかないんです。
どういうこと?
『便器』は、バンドのメンバーとセックスだけのおつきあい。『財布』は、お金を貢ぐ関係。バンドって、スタジオ借りたりいろいろお金かかるんですけど、そういうのはファンの女が払うものなんです。
元彼にとってまゆちゃんはどっちだったの?
どっちかっていうと『便器』なのかな。お金は他の女の子からもらってたみたい。
他にはどんな人と付き合ってきたの?
つきあったのは5人ですけど、みんなバンドのメンバーです。みんなナマでいろんな子とやっちゃう人たちだから、私、3回淋病になりました。
偏ってるねえ。じゃあ初めてのセックスの相手もバンドの人ってこと?
19才のときにバンドメンバーとセックスしました。
どういう状況で?
好きなバンドの打ち上げで、『俺、お前のこと一生守るから』って言われて嬉しくなって、そのまま彼のマンションに行きました。初セックスの感想は?
『あ〜私、彼女になれるんだ』ってすごく嬉しかったです。気持ちよくはなかったけど。
サブカル女子や隠れ巨乳バンギャ天性のセフレ体質ヤリマンの見つけ方
1、バンギャ(ヴィジュアル系バンドの女性ファン)と現役バンドマンとの交流を目的とする、ちょっと特殊なSNSだが、俺自身はバンドなんぞとは縁もゆかりもない、ただのオッサン会社員だ。そんな男が、ここでどんな美味しい思いをしているのかというと、ライブ観賞のため地方から大阪へ遠征してくるバンギャを次から次へと自宅に泊めてやり、そのつどセックスに持ち込んでいるのだ。
最初から流れを説明しよう。登録を済ませてからまずやるべきは、地方在住の女の子たちに友だち申請(マイタヌ申請)をしまくることだ。ただし、当然、誰でもいいわけではなく、頻繁にこちらの地元、俺の場合は大阪にやって来る女でなくてはならない。そこで便利なのがメンバー(ユーザー)検索欄にある「よく行く箱、スポット」という項目だ。ここに「大阪」と入力し、女性メンバーを検索すると、該当者が一覧で表示されるのだ。彼女らに友だち申請する際は、あらかじめプロフで何のバンドのファンか確認しておき、こう切り出せば大抵は承諾してくれる。
「こんにちは。むかしアマチュアのV系バンドでベースやってた者です。俺も●●(女の好きなバンド)のファンなんだよね。よかったらマイタヌになってください」
ちなみに、SNSのルール上、男性ユーザーは現役、あるいは元V系バンドマン以外、登録してはイケナイことになっている。テキトーなウソで誤魔化しておくべし。ある程度友だちを増やしたら(目
標20人)、今度は彼女たちとラインIDを交換し、日常での交流を心がける。といっても、本腰で会話する必要はない。2日に1回ほど「今日の昼に食ったソバ、超旨かった」みたいな一方的な報告を入れ、こちらの存在を忘れさせないようにしていれば十分だ。ただし、この台詞だけは必ずどこかの時点で吹き込んでおくべし。
「今度、ライブで大阪に来ることがあったら教えてよ。ホテルじゃ金かかるだろうから、ウチに泊めてあげてやってもいいよ」
バンギャというものは、しょっちゅうバンドを追っかけて全国を回っているため、金欠が常態になっている。がっつかず、親切心から泊めてやる的態度で言えば、警戒されるどころか、大喜びされるハズだ。
2、アニメやゲーム好きが集うこのSNSを使ってます。女性が管理人のコミュニティに登録して、その当人とお近づきになっているんですよね。狙いは、新しくできたコミュニティです。テーマはなんでも構わないんですが、他の男性メンバーがまだが集まっていないぶん、動き回りやすいんですね。先日、僕が登録したのは次のようなコミュニティです。
〈タイトル/××は主人公管理人/●●(女性のハンドルネーム)参加条件/誰でも参加可能
カテゴリ/マナクミア〜学園の錬金術師たち〜メンバー数/1〉
 現状メンバーは1人だけですが、ミクシィあたりなら日を追うごとにその数は増えていくはず。まして女性の管理人なら、ナンパ目的の男が殺到することでしょう。ところが、一向にその気配がない
のです。3週間が経過しても、メンバーは3人で、男は僕一人だけ。おかげでいとも簡単に彼女と友達になれました。
〈今度遊びませんか。オンラインゲーム一緒にやりましょうよ〉
〈いいですよ〉
なぜこんなオイシイ状況が生まれるのか。理由はイマイチわかりませんが、みな管理人の性別よりコミュの内容の方を重視するのかもしれません。証拠にこの手の穴場コミュニティはいくらでも存在します。僕自身も似たような経験が三度も…って、あ〜、やっぱ教えるんじゃなかった!
ポッチャリ女に目がない人は、このSNSを知らなきゃ絶対ソンだ。メンバー数3万人。その半数以
上を占める女性ユーザーは、1人の例外もなくデブという、天国のような場所なのだから。今まで、俺はこのSNSで20人以上のぽちゃ子を食い続けてきたが、もっとも簡単な方法は何かと問われれば、きっぱりとこう答える。「近所で異性のぽちゃ友募集」コミュのオフ会に行け、と。
俺がもっぱら参加している都内のオフ会を例に挙げると、規模は20人ほど。男女比は4対6と、毎回、女性陣の方が多く、しかもその多くは初参加のウブい娘たちばかりとうれしいこと尽くめだ。で、肝心の攻め方だが、ここはあえて奇をてらわず、ストレートに行った方がいい。とにかく誉めて誉めて誉め倒すのだ。これまでモテとは無縁の人生を歩んできた彼女らがトローンとなるくらいに。
「めっちゃカワイイよね。彼氏いないってウソでしょ?」
「すごくタイプなんだけど。ちょっと独占してもいい?」
「えっ、モテたことない? またご謙遜、ご謙遜〜」
さらにデブ女は、食欲も旺盛だが、酒の飲みっぷりもほれぼれするほど豪快だ。ヨイショの合間にどんどんアルコールを投入していけば、十中八九、お持ち帰りが可能となる。
ただし一つ注意点が。オフ会の常連オンナは、過去に何度もヤリ捨てられている経験があるため、男の誘いにはまったく乗ってこない。どころか、場合によっては初参加女性を男の手から守ろうとさえしてくるのだ。会場に到着したらまず、どれが常連組かを見定め、距離を置いて活動すべし…
3、いろんなアダルト系SNSで試行錯誤を繰り返した結果、ようやく自分なりの必勝法を確立できたので報告したい。主戦場とするのは、アダルトSNSではsexiと人気の面で肩を並べる「ixim(裏ミクと読む)」だ。ここでまず、自分と同じエリアに住む女を検索し、それぞれのトップページに片っ端から飛んでいく。チェックすべきは、その女が加入している全コミュニティの中で、非エロ系のものがどれだけの割合を占めているかだ。「美術館が好き」だとか、「タイ料理が最高」だとか、とにかくアダルトの匂いがまったくしないコミュが3割以上あるなら合格、アポ率はかなり高いと見て間違いない。ヤリマンには、男と寝ることで精神の安定を図るメンヘラ気質な負のタイプと、セックスを純粋なレクリエーションとして楽しむ正のタイプにわけられるが、この非エロコミュ女子は後者に属する連中なのだ。彼女たちの中で、セックスは美術館やタイ料理と並列であり、恋愛感情とは分離している。まさに天性のセフレ体質といえよう。こういった連中への正しいアプローチの仕方は、同族アピールに限る。こちらは純粋にセックスを楽しみたいだけだし、一度寝たからって彼氏ヅラするようなこともない、ただ、体の相性が合えばセフレとしての関係を続けたいと思っている、そんなスタンスだ。彼女たちにすれば、自分のポリシーと完全に一致するわけだから、迷惑であろうはずがない。むしろ歓迎してくれる場合がほとんどだ。
4、全国のモテない男女が集まるSNSで僕のようなフツメンナンバ好きが女をラクに喰うには一番熱いツールです。狙いはオフ会に絞られます。オフ会専用ベージを開けば、事前に何人ぐらい女が来るかなどを確認可能なので、出来るだけ女の子の割合が多い会合を選ぶのが正解です。実際、会場に来る女の子は男慣れしていない地味な子ばかりです。だからと言ってブスではありません。ちょい力ワ系のサブカル女子や隠れ巨乳といった、宝の持ち腐れの子たちも結構な確率で紛れ込んでいるのです。ここは非モテのオフ会。男たちは女の子に話かけようともしないので、たった一度声をかけてあげるだけで女の子は、この人私に話しかけてくれた人だと、好感を持ってくれます。ただし、あまり積極的に話しかける社交的な男は『チャライ人」だと思われ、毛嫌いされてしまいます。たった一度だけ話しかける。一度会話を交わしたら、あとは後日に2人でご飯の約束でも取り付けるだけ。2人っきりになった時に肉食系全開で口説き落とします。
5、この掲示板にはヴィジュアル系バンド好きの女性が集まっている。好きなバンドのことや、カッコイイ男についてなどの議論が交わされる場だ。そんな一見すると健全な場が、売春の温床となってしまっている。
〈ギャを雇うスレ〉
〈【都内】蜜専門〉
このようなタイトルのスレッドで援助交際を求める男女の書き込みが盛んに行われているのだ。“ギャ”はバンドマン好きの女性を意味する。彼女らは好きなバンドのライブやイベントのために地方遠征することが多く、万年金欠状態のため、雇われることに抵抗を示さないのだ。“蜜”も同様の意味で、カラダを提供する代わりに貢いでほしい(=金銭を援助してほしい)と暗に意味している。このような蜜希望の女性の中にはとても若い子も多く含まれている。由々しき事態だ。
ビジュアル系バンドが好きな女が集まる掲示板に、「添い寝」というなんとも中途半端な募集をかけるスレッドがいくつかあります。女たちが『今日、添い寝してください 身長160Hカップ』などと書き込みをしているので、それにメールを送ると、けっこう会えます。こちらのスペックは、ビジュアル系とまでは言わずとも、以前にけっこうマジメにバンドをしてたぐらいにしておいたほうがいいですね。
〈元都内バンド麺(=メンバーの意)30才です。細身でメイク映えする顔と言われます。添い寝しながらお話しましょう〉
さりげなく「メイク」の文字を入れることで、向こうが勝手に「ビジュアル系バンドをやってたのかな?」と勘違いしてくれます。募集に対してこのメールを爆撃することで、10人に1人ぐらいは会えますね。添い寝といいながら、向こうもバストカップを書いてるぐらいなんで、寝転がった瞬間から襲ってしまっても大丈夫です。基本、ちょいポチャの20代前半女子が多いですが、中には中島美嘉っぽい、小ぎれい系のメンヘラ女子なんかもいて、案外楽しめちゃいますよ。
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