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時は、中国三国時代。魏・呉・蜀の三国にわかれ、三つ巴で戦っていた時代でございます。
後の蜀の初代皇帝となる劉備玄徳が、軍師として迎えようとしたのが、“伏竜”こと、諸葛亮孔明。
まだ名前が売れていなかった孔明の家に、3度おもむいたのです。しかも3回目は、昼寝をしていた孔明を起こさずに、目が覚めるまで待っていたというのだから驚きです。ガツガツせずに、礼を尽くして3回通った劉備は、最高の軍師を手に入れたのでした。この一件は後に“三顧の礼”と呼ばれるようになったのでした。めでたしめでたし。
 
……めでたくはないけれども、これがいわゆる三顧の礼です。これを手コキ嬢相手にやるってことですね。
まぁ、たしかに同じ客が立て続けに3回もきたらサプライズも加わって、孔明じゃなくても心を開くかもしれません。編集長が言うようにセックスも可能かも! 
試してみる価値はありそうです。
 でも、問題があります。 1つ。3回も立て続けに行って、勃起するのかってこと。
 
せっかく連続で来店しても、ティンコがフニャチンだったら女の子もテンションが下がってしまうことでしょう。
でも逆に、1回イッたのにギンギンに勃起していたらどうか。
「いつもは、こんなに勃たないのに……君がめっちゃ可愛いからだよ……」
みたいなことを言えば
「このお客さん、本当に私のこと好きなんだ……トクン(心臓の高鳴りの音)」と喜ぶに違いありません。
ここは、しっかりと勃起しなくちゃいけませんね。
 
読者の中には、「いやいや、別に何回も射精しなくてもいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれません。
しかしそれは浅はかです。
もし射精せずに帰った男が、すぐ来店したらどうなります? 女の子は「あー、イケなかったから、イキたくてしょうがなくて戻ってきたのね」
と思うかもしれません。そうなったら、
「すぐにまた来る」というサプライズが薄くなってしまうのです。
ここはしっかり射精したうえで「賢者モードになっているのに、君が可愛くて、また会いたくて来ちゃったよ!」というのが効くんです。
なので、3回中、2回勃起&射精はマストなのです!
 
しかし、そうなってくると、完全に体力不足です。立て続けに2回。さらに最後(目指せ本番!)も合わせると3回の勃起&射精ができるほど若くはありません。今年で48歳ですもん。
ここは、あまり使いたくないですが、勃起薬を用意しましょう。これも三顧の礼には必要なモノなのです。
作戦も決まったところで、さっそく編集長が行ったという手コキ店のサイトを覗いてみましょう。
ズラーっと並ぶ女の子の写真。ほぼ全員の顔にボカシがかかっています。
そうそう、手コキ嬢ってガッツリフーゾクに沈んでない、半分素人みたいな子が多いからボカシがデフォルトなんですよね。
「本日出勤」を見ると5人。う〜〜ん、どれにするか。お、このMちゃん、プロフィールの性格の欄に「おっとりな清楚系の美少女。控えめなので、お客さんが心を開いてあげてください!」と書かれています。いいじゃん! 
おっとりで控えめの清楚系! 
さらに163センチのスレンダー系。なのにおっぱいはサイズD!!
この子に決めました! 
この子こそ“孔明ちゃん”です。三顧の礼の計で心開いちゃおうじゃないの!
では、お店にお電話の時間です!
「はい、もしもし〜」
 元気の良さそうな店員の声です。マヂカルラブリーの村上(デブの眼鏡の方)っぽい声。
「すみません、これからMちゃんっていけますか?」
「はぃ〜〜〜、Mちゃんでしたら、16時から大丈夫ですよ〜。お遊びのコースはいかがいたしましょうか?」
「えっと、どんなコースがあるんですか?」
「AからDまでありまして、Aコースは、プレイ時間は15分で2980円。こちらは女性には一切さわれないコースになっております」
 げぇ〜! 15分でさわれないの? 
それはキツいだろ、いくらなんでも。
「Bコースは、プレイ時間は20分。3980円で、女性の服の上からバストタッチのみできますね。Cコースは、Bと同じく20分で、女の子はトップレスになってバストタッチが可能です。お値段は4980円です」
 うーん、Aよりはマシだけど、あまり変わんないなぁ。で、Dコースは?
「Dコースは、プレイ時間が30分。オールヌードで、お互いの乳首を舐められるコースです。1万2千円となっています!」
 イチニー!? いきなり高くない!? っていうか、Dコースを頼むくらいなら、ヘルスとかピンサロに行った方がいいだろこれ。しかもさらに指名料が千円かかるって……。
 正直、手コキだけで行ける自信がありません。ボクが大好きな乳首を舐めてもらいつつ、ディープキスしながらシゴいてもらわないと射精できないよ!
 ちらっとオプションの料金表を見てみる。 え? 「乳首舐め2千円」「ディープキス3千円」って、高くない?? 
普通の風俗なら、3千円で顔射できるのに!
 
これ、2つのオプションつけて、Bコースを選んだとしても、1回につき、1万円かかっちゃうじゃん。予算2万5千円しかないのに、全然ダメじゃんか!
仕方ない。まずはオプションはなしで、Bコースで行ってみよう!
(カメラ切り替わって、池袋)
 はい! そんなわけでございまして、池袋にやってまいりました。時計は15時50分。そろそろお時間でございますよ。
 ポケットには、しっかりとシアリス(勃起薬)を忍ばせております。もちろん1回目なので、まだ薬は飲みません。まぁ、Mちゃんのレベル次第では、今日は使わないかもしれませんのでね。
はい。
店に到着。2階に上がる階段をゆっくり上がり、看板の出ている扉を開けます。
「いらっしゃいませ〜〜。ご予約のお客様でしょうかぁ〜〜」
 聞き覚えのある甲高い声。マヂカルラブリーの村上! 電話に出たあいつだ。見た目はミディアムの黒髪の細目で、村上には似てないけど。
「あ、町田です」
「はい、町田様……Mちゃんをご指名のお客様ですね。お待ちしておりましたぁー!」
 そう言って、カウンターに写真を出してくる。
 …………クソッ!!!! マジか!!!! 孔明ちゃんのボカシなしの写真。ほお骨が出てて、鼻の穴がしっかり見えています。さらにクッキリほうれい線! 若そうには見えるけど、可愛くない! くぁ〜〜〜! やられた!
 これは……マジでやばいぞ。この子と3回プレイするってことでしょ? この顔だとオプションを付けないと、けっこうしんどいんじゃないかしら。
「……えーっとそうですね。ディープキスと乳首舐めをお願いすると、全部で1万円になるってことですかね?」
「あー、Mちゃん、ディープキスがNGな子になってますねーはいー」
 えええー! そんなことプロフィールには書いてなかったじゃん! 
やられた! くそ! 村上、ちょっとくらいは申し訳なさそうな顔しろや!
 ……どうする? いや、もしかしたら孔明ちゃん、写真はブスに見えるけど実物はけっこう可愛いかもしんないじゃないか。写真うつりが絶望的に悪いのかもしれない。逆に! 
1回目だし、ここは神に祈りつつ、ノンオプションでチャレンジしてみよう!
 一瞬、頭の中に劉備が、泣きながら優秀な部下である馬謖(ばしょく)を死刑にしている姿が浮かんだ。そう、ここでボクも決断しなくてはならない。泣いてオプションを斬る、だ!
「じゃあ、オプションなしで大丈夫です!」
「わかりました〜。では、こちらにどうぞ〜」
 そう言って、カウンターのすぐ横の扉を開き通される。えええ?? こんなに近いの??? これじゃあ、中で話してる声とか聞こえちゃうじゃん!マジか!?
 なんと劣悪な戦場か!
 赤く細長いソファーベットのある4畳半くらいの部屋。座って待つこと5分。コンコンとノック音が鳴った。頼む!!!
写真うつりが悪い子であってくれ!!!!
「こんにちは〜〜」
 ニッコリ笑う。ほお骨が盛り上がる。鼻の穴がプクっと広がる。制服を着た、写真と全く同じ姿の孔明ちゃんが入ってきました。
 終わった。完全に人選を間違えた。
このほお骨の鼻プク女で3回イカなきゃいけないのか!? クソー!!!!
 しかし、ここでテンションを下げてしまうのは三流の武将がやることです。勝利のために、無理矢理にでも兵の士気をあげるのです!
「えー、っていうか、めっちゃ可愛いね」
 手をギュッと握り、喉の奥から声をシボり出す。まったく思ってないですけども。
「えー、ありがとう〜〜」
 そう言って首をすくめて、上目遣いになるほお骨。なんだそれ! わざとらしい芝居がかった言い方は! 胸がザワザワする!!!
「っていうか、さっきお店に来て、ボカシなしの写真を見て『やった!』って思ったもん。めっちゃタイプの顔だわ!」
「えーそんなこと言われたことないよ〜」
 だろうね。でもさっきのわざとらしい「ありがとう〜〜」よりは、ちょっと素っぽい言い方だったけども。
「っていうか、こういうところで働かなさそうなタイプだよね。すごいピュアっぽい!」
「んー、去年、上京してきてぇ。東京って大変じゃないですか。で、いろいろ悩んで。このお店に入ったのも2週間前なんで〜」
「やっぱり悩んだ? こういう店で働くのは抵抗あるもんね」
「あー、エッチなこと好きだから、そこまでは悩まなかったです。ヘルスとこっちと迷った感じですね〜」
 なんだそれ! どこが清楚系なんだよ!
「そうなんだ。やっぱりヘルスとかはやりたくなかった?」
「そうですねー。初めて会った人にいろいろしなきゃいけないのって、ちょっと無理かなって思って」
「ディープキスがNGなんだもんね?」
「そう、ちょっと無理かなーって。あ、じゃあ、ズボン脱いでもらえますかぁ〜? あんまり時間ないんで」
 たしかに手コキタイムは20分しかない。トークしてる間に時間なくなっちゃいます。光の速さで、ズボン&パンツとTシャツを脱ぎ捨てて全裸になります。
 ソファベッドに足を広げて座ると、まだふにゃふにゃのティンコを触り始める孔明ちゃん。
 可愛くないけど、実年齢20歳だそうで、なかなか制服が似合っています。白いワイシャツの中でとんがった胸が主張しています。黒と白のチェックのスカートからニョッキリ出ている真っ白な太もも。太ってないのに、ちょうどいい太さ。かなりの肉感が思ったよりもそそります。
 Bコースは、服の上からのバストタッチのみだけど、太ももに手を伸ばす。つるっつる! 触り心地いいじゃない! 
しかも「ダメ」とか言いません。
いいじゃないの! 続いて服の上からおっぱいを触る。
……が、ブラが硬くて、おっぱいを感じられません。これはパットでも入ってるのかしら? 本当にDカップあんの?
続いて、スカートごしにお尻を触る。ムッチムチな感触! これはエロい!
「本当は、お尻さわっちやダメなんですよ〜。あ、でも、お尻さわったら硬くなってきましたね〜」
 孔明ちゃんの言う通り、ティンコがだんだん硬くなってきました。なんだかんだ言っても、やっぱり制服の力は偉大ですなぁ。あっという間にガッチガチになりました。ブスでも制服。
 ふとタイマーを見ると、なんと残り4分! ええええー? もうそんな時間? やっと勃ったばっかりなのに!
 本当なら「ちょっとだけ乳首舐めて!」とか、「キスして!」とか「フェラって知ってる?」とか、射精するために、いろいろ頼みたいところですが、この三顧の礼、ガツガツしてはダメなのです! 孔明の心は掴めないのです。
ここは手コキのみで射精しなければ!!
 
ソファベッドに横になり、目を閉じて集中! タマキンと竿に意識を集中させる! 
うおおおぉおぉぉ!!!!
「もっと、もっとシゴいて!」
「うん……こう? すっごい硬いよぉ」
うわ、「硬いよぉ」とか、そういうわざとらしいのいらないから! 
集中してシゴけ! バカ! ほお骨!!
ガンガンガンと、まるで敵の策略にハマり、くやしさのあまり机を叩きまくる武将のように、思いっきりティンコを握った拳を上下させるほお骨。
く、ああああー! 見えた!!! 射精の光が暗闇から見えてきたぞ!
 タマキンからティンコへ快感が駆け上がってくるうう!! あ!!! ああ!あぁぁあああー!!!!
「すごい! すごい出てる!!!!」
 目を開けると、ティンコの先から、噴水のように白い液が吹き出していました。
「あぁ、気持ちよかったよ。ありがとうね」
 服を着ながら、孔明ちゃんの顔を見ずに言う。あまりの激しさに、ティンコがヒリヒリと痛い。
「ううん。イカせられて良かった〜」
 そう言ってニコニコ笑う孔明ちゃん。
ふぅー。とりあえず1回目はクリアだ。セックスへの一つ目の布石ですよ!
「めっちゃ良かったよ。男の精液の量って、相手の女の子の可愛さに比例するからね(嘘)」
「えぇ? 初めて聞いた!」
「イギリスのどこかの大学の研究結果でわかったらしいよ(適当)。っていうか、Mちゃん、マジで可愛いし……っていうか、普通に付き合いたいもん」
「えええー、そんなこと言われたことないよー!」
だから、そりゃそうだよって。
でも、こんな口先の言葉でも、本気で喜んでるようです。滑稽ですね。
「じゃあ、また来るよ」
「ありがとう。でも、そう言っても、本当に来てくれた人って、ひとりもいないからね」
 まぁ、そうだろうね。そのほお骨と鼻の穴を見ちゃあね。
「いや、俺は約束したら守るから。また来るって言ったら、また来るから」
「ありがとう〜〜。じゃあまたね」
 そう言って、恋人つなぎでボクの手を握ると、部屋の中から部屋の扉までの2歩を促すように引っ張る。この短い距離でラブラブっぽい雰囲気出してくるなよ! 短すぎだろ!
 店を出て、生暖かい風が吹く大通りに出た。はぁー。マジかー。
体はエロかったけど、もうちょっとだけ可愛かったらなぁー……。

 店から徒歩5分の喫茶店に入り、コーヒーで一息つく。ふぅー、あったかい。
 それにしても可愛くなかったなぁ。
アレは手ぶらで2回目は無理でしょう。さっきの激烈手コキでティンコが負傷してしまいました。このまま勃起は不可能と思われます。
 仕方ありません。ポケットから、
「最大24時間効く」と呼ばれる勃起薬、シアリス20グラムをコーヒーで流し込みます。ゴクン。よし、ここから1時間ほどで効いてくるはずです。
 そして、2回目は、さすがにオプションを付けなくちゃ無理でしょう。ボクの快感のツボである「乳首舐め&ディープキス」があればなんとかなるのに。
 よし、ここは賭けだ。
 孔明ちゃんはディープキスはNGかもしれませんが、フレンチキス(2千円)ならOKだそうです。なので、フレンチと乳首舐めさせ(2千円)をオプションで付けて、流れでディープキスへ移行するのはどうでしょう。
「初めて会った人とディープキスするのは無理」って言ってたけど、ボクはもう初めてじゃないし、あれだけ褒めてたわけだから、ボクのことを嫌いなわけじゃないだろう。NGなはずのお尻も触らせてくれたし、イケるんじゃないでしょうか。もしかしたら2回目にして、ディープキスからの流れでセックスへの可能性もゼロではないもんね。
 作戦が決まったところで時計を見ると、17時40分。シアリスを飲んでから1時間が経過しています。よし、行くぞ!
 喫茶店を出ると、もうとっぷりと夜になっていました。ビルの明かりの上に広がる暗い空を眺めながら電話です。
「もしもしぃ〜〜」
 また村上だ。
「あ、先ほど行かせてもらった町田ですが、Mちゃんって今から行けますか?」
「あ、はいー。空いてますよ。2回続けてですか?」
「はい。すごく良い子だったんで、また会いたいなって思って。もうすぐに行けるんですが」
「わかりました。コースはどういたしますか?」
 ここはもう一度、Bコースで9千円で!
「承知いたしました。お待ちしております」
 電話を切った時には、店の前に到着していました。本日2回目の店へと続く階段を上る。
「いらっしゃいませ〜〜、町田様、お待ちしておりました〜〜」
 村上に顔認知された! 2回目にして常連気分ですよ。さっきと同じ部屋に通されます。またここかよ! ここだと、万が一セックスできても声でバレちゃいそうなんだよなー。
 待つこと6分。コンコンとノック音のあと、ガチャっと扉が開く。
「……ええ〜〜、本当に来てくれたの〜〜?」
 顔がパァっと明るく輝く。驚きと嬉しさが混じったような顔だ。好感触だ。
いいぞいいぞ。
「だから約束は守るって言ったじゃん」
「言ったけど、こんなにすぐ来てくれると思ってなかったんだもん!」
「うん。終わって、喫茶店でコーヒー飲んでたんだけど、いろいろ思い出してて。また会いたくなっちゃったんだよね」
「えー、すごい嬉しいんだけど」
 いいじゃないか。さっきまでのわざとらしい喋り方は消えましたよ。これは心開いちゃったんじゃないの?
 ダラダラしゃべってる時間はありません。時間は20分ですから! キスは解禁になったわけですから、ここは攻めます!
 立ち上がって、ギュッと力を入れて孔明ちゃんを抱き締めます。そのまま、唇をちゅうううっと押し当てる。唇はちょっと開いています。嫌がっていたら、唇は固く閉じられてるはずです。
これはいける!
 いや、焦るな! ガツガツするのは三顧の礼の計においてはご法度。舌を入れたいのをグッと堪え、孔明ちゃんのほっぺ、耳元、首あたりにキス。口からちょっと舌を出して愛撫します。
「……んんん〜〜、あぁん……」
 高い声出ました。吐息を耳元に吹きかけながら耳にキス!
「あぁ〜〜……っん、ん……」
 悪くない反応です。これはいいぞ!下唇をチョロっと舐める。すると、孔明ちゃんもボクの上唇をハムっと咥えてペロっと舐めてきました。きたきたきたー! これ、ディープキスいけちゃうだろ!
 しかし次の瞬間、孔明ちゃん、体を離すと、ボクのジーンズのベルトをカチャカチャと外し始めました。トロンとした目でボクをじっと見つめてきます。こりゃあエロい!
「すごい……1時間前に出たのに、こんなに……すごい」
完全にシアリスの効果です。負傷したはずのティンコがしっかりと勃起しているではありませんか。これはすごい!
光の速さで全裸になると、ソファベッドに寝転がり、孔明ちゃんを添い寝させます。ボクの左足を両足で挟ませがらピッタリと抱きつかせるように密着。
「じゃあ、俺の乳首舐めてみて。左の乳首の方が感じるんだよね」
「えへへ、そうなの? いいよ」
 ぴちゃ、ぴちゅ、ぴちゃ。
 ボクの目を見ながら、上目遣いで乳首を舐めてくる。さらに左手でガチガ
チになったティンコをシゴいてきます。
そう! この体勢が一番イキやすいんですよ!!
 そしてこれでディープキスさえあれば完璧!
「……キスして」
 乳首を舐める舌を止めて、孔明ちゃんがキスをしてくる。ちゅっちゅと音を立たせて、そのまま舌を入れる。
「……ん〜〜、ダメぇ〜〜」
「お願い。めっちゃ好き……」
「え……」
「マジで付き合いたい」
「…………」
「恋人同士のキスしよ?」
「ん〜……まだ会ったばっかりだし……」
「いや、2回目じゃん?」
「そっかぁ……だよねぇ。……じゃあ、次来たときね……」
 次!?
 マジかよ! 2回目でディキスはクリアしておきたかったのに!
 くっそ! マジか! このクソ孔明。ブスのくせに!
「次に来たら、恋人同士のキスしてもいい?」
「え〜〜、なんか約束しちゃうのもなぁ……。でも、いいよ。っていうか、次は、はだか同士で抱き合いたいなぁ」
 はだか同士?? それって、つまりDコース(30分1万2千円)ってこと?高すぎるよ!
 でも、孔明のDカップのおっぱいをブラなしで揉みたいのも事実。それに裸同士だったら、フェラとかセックスもスムーズにイケちゃうんじゃない?迷う! どうしよう!
 頭の中で計算機をフル回転させる。
現在、1回目で5千円、2回目で9千円。3回目が1万2千円だと合計2万6千円! 千円オーバーだけど、まぁ、経費ギリギリだ。ここは勝負に出るべきじゃないか???
「どう? イケそう?」
 不意に孔明が心配そうに聞いてくる。
アラームを見ると、残り2分40秒! ええ! マジか!!?
 もう時間ないじゃん!!
「なんとか頑張るから、Mちゃんも頑張って。俺の乳首を思いっきり吸いながら、シゴいてくれる?」
「うん。がんばるね!」
 再び、目をつぶり集中!!
 もう果たして、ここまでして射精する必要があるのかよくわかんないけど、本日2回目のタマキン&ティンコに鬼集中です! うりゃああああああ!!!
 
 池袋駅前にある喫茶店。テーブルに突っ伏してグッタリとしているボク。
店の時計の針は、21時過ぎを指している。 
結局、2回目もなんとか射精に成功。
ティンコへの負担がハンパないです。3回目、これいけんのか??
 さきほど店を出る時に孔明ちゃんの今日のスケジュールを聞いたところ、22時までで、最終案内は
21時半。万が一、他の予約が入っちゃうとまずいので、「なんか、ヌードにしとけばよかったって後悔したので、21時半にDコースで予約お願いします」と頼んできました。村上も「……はい! 町田様、ありがとうございます!」とニッコリ顔でしたよ。
 正直、いくらシアリスを飲んでいるとはいえ、ここまで続けて激しく抜かれたら、もう勃ちあがる元気は残っていません。セックスチャンスが訪れても取りこぼすかも。くぅ〜〜、キツいなー、今回。しかも孔明ちゃん、ブスだし。
 気がつけば、21時20分。そろそろ行かねば。
 ダルさの限界を超えた体にムチ打って、なんとか立ち上がる。池袋の街をフラフラと歩きながら、本日3回目の階段をのぼった。
「ありがとうございます、町田様!」
 元気のいい村上が部屋に通してくれる。え! さっきまでのカウンター近くの部屋じゃない! 店の一番奥の個室です。やった! ここなら会話とかも聞かれる心配ないじゃん!

さぁ、これで泣いても笑っても最後の勝負です! 
三顧の礼の計は、果たして成功するのか? 手コキ嬢である孔明ちゃんの心を開かせて、セックス(せめてフェラ)はできるのか!
 コンコン。
 ノック! 来た!! 来たぞ!!!
「……本当に来てくれたんだ! 予約を入れて行ってくれたってスタッフさんに聞いてたんだけど、時間になって来ないかもって思ってたんだよ……。めっちゃ嬉しい! っていうか高いコース選ばせちゃって本当にごめんね!」
 孔明ちゃん、もう完全にニッコニコです。
「だって、本当に可愛いし。普通に付き合いたいって思ってるから」
「ええ〜〜…………うふふ」
 完全に喜んでます。しかも「この人、本当に信じてもいいのかも」って顔してますよ。これは三顧の礼の計、完全に決まったんじゃないですか??
「じゃあ、お互い裸になろうか」
「ええ〜〜、すっごい恥ずかしい……」
 制服をたどたどしく脱いでいく孔明。さぁ、魅惑のDカップを見せるが良い!
 …………え?
「……えぇ〜、おっぱい小さいから恥ずかしいんだよね……」
 はぁ?? Dカップだよね? サイトのプロフィールにDカップって書いてあったよね? 全然小さいじゃん! 
Bくらいしかないよ? どうして?
「何カップなの?」
「多分、Bとか」
 そうだよね?? Bだよね? Dじゃないよね?
「あ、そうなんだ。サイトのプロフィールにはDって書いてあったよね?」
「あ、それ、スタッフさんがBとDを聞き間違えちゃって。直しておいてくださいって言ってるのに、まだそのまんまで……」
 なんだそれ! これこそ孔明の罠だ! ふざけんな!!
 ハラワタが煮え繰り返るのを我慢しながら、思いっきりディープキスをかます。口を開く孔明。でも、舌を全然絡めてこない! なんだこいつ!
「舌出してごらん?」
「私、舌が短くて、全然出せないんだよね」
 ………はぁ? え? ええ? なにそれ??
 こっちは、セックスを狙っているとはいえ、「ディープキスのOK」と「Dカップのおっぱい」が確約されたと思ったからこそクソ高いDコースを頼んでるのよ? それなのになんなん? なにこの仕打ちは!??
「頑張って舌を絡めて」
「でも、キスのオプションは選んでないですよね?」
 一瞬、すーっと頭から血の気が引いていくのがわかった。孔明!!!  クソ! これらすべて貴様の策略か!!  マジかよ! 
 その後、セックスどころかフェラもしてもらえませんでした。「一瞬、おちんちんにチュってして!」という小さな望みすらNG。マジか。信じられない。このボクが。セックスの天才と(佐藤編集長にのみ)呼ばれたこの町田足土が完敗とは……!
 結局、一勝も拾えずに茫然自失しているボクは、シアリスの効果が残っていたティンコから、3発目の精液を搾り取られ、真っ白に燃え尽きたのでした。あぁ、悔しい。

というわけで、三顧の礼を尽くしたのですが、完全に孔明の罠にハマってしまいました。悔しい!
悔しすぎます! しかも最後に送り出される時に
「次来てくれたときにL I N E交換しましょうね」って言われましたが、これもどう考えても罠です。
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