
その運命の日に、親父がもしおふくろとセックスしないで、風俗やオナニーで済ませていたら、僕になるはずだった精子はティッシュにくるまれて捨てられていたんです。
いうまでもなく、前日や翌日の精子は、そういう運命をたどったわけです。
そう考えると、明石家さんまじゃないけど、生まれてきただけで丸儲けなのは事実だなって。
冗談みたいに思うでしょうけど、僕は苦しいことがあるたび、ティッシュに捨てられた何億ものやつらの無念を想像するんですよ。
あいつらより俺はラッキーで幸せなんだって。
そうしたら、小さなことでくよくよ悩むのもバ力みたいに思えるんですよね。
ですよね。だから本来祝うべきは誕生日よりも、その十月十日(とつきとおか)前なんでしょうね。
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