
中国地方最大の繁華街である広島市に、是非ともご紹介したいお店があります。
俗に言う相席屋なんですが、実はとある秘密があるんです。
地方ならではのユルい空気のおかげか、なんとビックリ、未年の女が店にやってくるんです。
しかも彼女たちがガバガバ酒を飲んでるんだから、もう何と言いますか。
いまから、その模様を詳しくご説明しましょう。私が広島にやってきたのは昨年9月、会社の転勤を理由に引っ越してきました。
その時期はコロナがまばらだったことから、地元民の同僚と頻繁に飲みに行っており、その際、どこか面白い店はないかと尋ねてみたのです。
「なあ2軒目どっかいい店ないの?」
「それじゃあ、俺がよく行く相席屋に連れてってやるよ!」
私自身、相席屋は東京で体験済みだったので、正直あまり気乗りはしませんでした。タダ酒目当ての女ばかりで、いい印象がなく、なんとなく敬遠していたのです。
「いや、めっちゃ楽しいから行こう!」
と、強引に促されるまま、初めてそのお店にやってきました。広島では人気の店のようです。
キャバクラ顔負けの豪華な内装で、しかも店内の熱気がものすごい。東京ではブームが過ぎ去った感の強い相席屋ですが、ここ広島では現役のようです。
すると同僚が何やら入り口に立つ店員と話し始めました。
「今日も盛り上がってるねー!できれば若くてカワイイ子をつけてよ」
「いつもありがとうございます!では少々お待ちください」
店員に女の子の注文ができるのは、同僚が常連だからだろうか。
店員に促されてソファに着席。
「なんで女の子のリクエストなんてできるの?お前が常連だから?」
「いや、この店はわりと自由に要望を聞いてくれるよ。まあ女子が余ってるとき限定だけど」
ふーん、そりゃ男にとっては好都合だ。
数分後、席にやってきた子の姿を見て、俺はビックリした。
「はじめまして〜。サオリっていいま〜す」
「ども〜、その付き添いのマユカです!」
二人ともカワイイ。しかもかなり若そう、お肌のハリがピンとしてます。東京の相席屋とは大違いです。
「俺はマサっていいます! こっちは会社の同僚ね!二人はいまいくつなの?」
彼女たちが2人で顔を見合わせてます。ん? どうした?
「えーと、本当はダメなんですけど、いま19です!」
なにー! み成年ってこと?
やけに若く見えたわけだ……。
「ここ、店員がゆるいんで、私らみたいな子結構いるんですよね〜」
彼女たちから、そんな話を聞いて驚いていると、同僚がニヤっと笑った。
「まあ、気にせずみんなで飲もうよ!」
ひとしきり盛り上がって、女性が移動する時間になり、そのタイミングで同僚に聞いてみました。
「なあ、この店、未年なんかいて大丈夫か?」
「ああ、店員も黙認してるんじゃね?」
東京じゃ絶対ありえないけど、これが地方特有のおおらかさなのでしょうか。改めてビックリです。
この体験に気を良くした私は、現在まで何度も足を運んでいますが、もちろん全員が未年ってわけじゃありません。
あくまで体感ですが、だいたい全体の1割ほどでしょうか。
そんな折、つい3カ月ほど前のことです。
再び同僚とこの店に行き、イイ感じになった女の子と抜け出すチャンスを得ました。
茶髪でイケイケっぽい女の子2人組だったので、4人で飲みまくり店外に出る流れに。
自然とカップル同士に分かれて、同僚たちは次の飲み屋へ。
こっちはもちろんエッチを狙いたい。
「次はどこ行こっか」
そう言いながらギュッと手を繋ぐと、握り返してきました。
こりゃもうホテルにゴーです。
が、ふとある疑問が湧いてきました。
「そういえば、いま何才?」
「え? 18だけど?」
んん? 18? や。
「そうそう、来月高校卒業するんだよね〜」
いやいや笑いごとじゃないよ!
急いでその場を後にしました。
あぶね〜、このままホテル行ってたら一発アウトでした。
もし旅行や出張なんかで、広島に来る機会があったら、ぜひお気を付けてお楽しみください。
店名は書きづらいですが、広島ではそこそこ有名です。
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