
都内近郊に暮らす俺の行きつけは、近所のバーだ。
バーといっても、オシャレな雰囲気は一切ない。古びた雑居ビルの一室で、年老いたママが一人で切り盛りしている、場末のスナックのような店だ。
当然客も、俺のような所帯持ちのオッサンばかりだ。都心ではなく、近所でしっぽりと飲みたい人たちもが多いんだろう。
そんな寂れたバーに、今からおよそ3年前、一人の女性店員が入ってきた。
彼女の名前はアカネ。年は32才で、顔は若槻千夏に似て美人だ。いかにも元ギャルっぽい雰囲気で、昔は渋谷で朝まで遊んでましたよ~的なエネルギーを感じる。
当然、何度か顔を合わせるうちに仲良くなった。ただ、この時点ではヤリたいだの狙おうだのとは考えてなかった。
なんせアカネは人妻だ。昨年の結婚を機にこの街に移り住んだという、新婚さんだったのだ。
まだ旦那とはガンガンセックスしてるだろうし、そんな状況ではつけ入るスキはない。だからこそ、アカネには気張らずに話しかけることができた。
彼女が入店してから3カ月が経った日のこと。会社終わり、夜の11時ごろに店のドアを開けたところ、カウンターにはアカネの姿だけが。今日はママの休養日のため、1人で店を回しているようだ。
店内を見渡しても客は誰一人いない。郊外の寂れたバーとはいえ、普段なら何人かいるはずなのに。しけてんな~。
店には俺たち2人きり。自然、彼女のこれまでの恋愛遍歴を聞いてみたり、好きなタイプを話してみたり。酒の力を借りて、ふだんは触れなかった話題にも、ガツガツ踏み込んでいく。
そうこうするうちに、時刻は0時。思わず尋ねてしまった。
「あのさ、家に帰らなくて大丈夫なの? 旦那さんいるんでしょ?」
彼女はケロッとした表情で答える。
「いや、いつも朝帰りなんで大丈夫ですよ~」
旦那は都心で居酒屋を経営していて、昼夜逆転の生活を送っているという。
「私も前まで旦那のトコロで働いてたんですけど、やっぱり深夜はしんどくて~」
ふーん、だから地元のこの店で働きだしたってわけか。でもこれ、チャンスなのでは?
酒を飲みながら、思い切って聞いてみた。
「あのさ、もしよかったら休みの日にでも飲みに行かない?」
翌日のアカネとのラインで、俺は勝利を確信した。
なんせ彼女が提案してきた居酒屋は、隣町にあったからだ。
なにもやましい気持ちがなければ、近所で飲みましょう、という流れになるはず。これは確実にヤレるぞ…。
おっぱいでもマンコでもない。ヒザだ。
当日は、やはり予想どおりの展開だった。大衆居酒屋で飲み食いして、二軒目はバーへ。酒が回ってフラフラになったアカネの手を握り、歩くのはラブホ街だ。
ただ、このビクトリーロードの道中、一つの憂いもあった。
なんせアカネは、旦那への不満があったからこそ、俺のようなオッサンに付いてきたわけだ。
それも偶然仲良くなっただけであって、本人がその気になれば、セフレ相手なんて簡単に見つかるだろう。つまりは、今夜のプレイで何かしらのインパクトを残さない限り、次はない。
そんな不安を抱いていたところ、一つの考えが頭をよぎった。
そうだ、俺にはあの技があるじゃないか。ヒザの外側から内側にかけて舌を這わせる、ヒザ舐めだ。
ホテルにチェックインしたところで、アカネをギュッと抱きしめる。そのまま熱いキスを交わして、ベッドへ。
アカネの物欲しげな目をヨソに、俺が向かうのはおっぱいでもマンコでもない。ヒザだ。
スキニージーンズを素早く脱がせたところ、スラっと伸びた足が露わになった。その足をピーンと伸ばして、ヒザ下からゆっくりと舌を這わせていく。
力を入れてベロの先端を尖らせていき、ヒザに当たるか当たらないか、ギリギリのラインでスー…と線を引いていく。
「うふふ…くすぐったいよ~」
恥ずかしそうにつぶやくアカネ。ふん、そんなに余裕ぶっこいていられるのは今だけだぞ。
片方のヒザに舌を這わせているときは、反対側を指の腹でなぞっていく。ヒザの外側を5周したら、次は反対側。ヒザの皿の形に沿ってひたすら舐め回していく。
これを交互に繰り返していたところで、アカネから吐息交じりの声が漏れた。
「ンッ、ちょっと~…」
よしよし、イイ感じだ。
舌を這わせていく範囲を、だんだんと縮めていく。乳首を攻めるときのように、円を描きながらヒザの中心に寄せるのだ。
内側に向かっていくうちに、アカネの口から「アアアン…」というアエギ声が聞こえてきた。
「どう? 気持ちいい?」
「ん、これやばいかも…」
ヒザの中心に到達すれば、再び外側へ。こんなことを何度か続けているうちに、ヒザに舌が当たるたび、アカネの体はビクっと反応するようになった。
ふと、彼女のパンティが目に入る。股を軽く開き、クロッチ部分に指を当てて驚いた。
あれ、もう濡れてる! まだマンコに触れてすらいないのに…。思わずパンティを脱がしてみたところ、そこにはトロトロのオマンコが。再びヒザを舐め回し、クリトリスを軽くイジってやれば、悲鳴にも似た声が上がった。
「アアンッ! ダメッ!」
俺の舌と指は止まることを知らない。何度もイジっていくたびに、アカネのアエギ声が部屋中に響きわたる。
「大丈夫? 触るのやめようか?」
「ううん、ダメ…」
「じゃあもっとエッチなことしてほしいの?」
「…はい、してほしいです」
なんということだ。そこに笑顔で接客していたアカネはもういない。ただ快楽にアエぐ淫乱女の姿しかなかった。
★ 結局この日は、手マンで1回、セックスで1回イクという、大満足のプレイで幕を閉じた。
この一夜のおかげで1年間はセフレ関係にあったが、コロナでバーが閉まった影響で、あえなくコンビ解消に。皆さんもぜひお試しあれ!
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