
アナル用の数珠である。こんなもんに手を出すとは、相当なオナニストに決まってる。顔を拝見するのが怖いほどだ。
目的の家は東京の東部、下町と言われるエリアに建つ綺麗なマンションで、リストの名前とポストの表札も一致した。夜7時ごろ、部屋の明かりが点いてるのを確認して突撃開始。ピンポーン。
●ごめんくださーい。
○…はい。(インターホンで)
●夜分にすみません。商品のアフターサービスで参りました。
○どういったご用件ですか?
●アナルヘブンの使い心地をうかがって回ってるんですが。
(なんとドアが開いた。出てきたのは面長の女性だ。あからさまに不機嫌そうな表情をしている。もしやアナルに数珠が入った状態か?)
●あ、どうもすみません。
○どういうことですか?
●あの、アナルヘブンのユーザーの方に使い心地を聞いておりまして。
○え、なんですって?
●アナルヘブンですね。数珠状のもので、何に使うかは人それぞれなんですが。
○持ってないと思います。
●体内に入れたりする方もいらっしゃって…。
○ないですね。もういいですか。
終始不機嫌なままだった。ケツに数珠が入ってると、なかなか上機嫌にはなれないものなのか。
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