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ホストにハマって身を持ち崩した女の例は、世の中に腐るほどある。
フツーのOLが、いつしかソープ嬢に転身したりサラ金地獄に落ちたり。
ホストクラブに通い始めて年になる私も彼女らの気持ちはわからないわけじやない。
甘いマスクの男に持ち上げられ甘えられすれば、つい高いお酒を注文してしまうし、ばんばんお金を使っている自分のことを誇らしくも思ってしまう。
でも、あの日以来、私は肝に銘じている。
バカな見栄だけは張るまいと。

都内の某ホストクラブで、不定期にあるイベントが開かれている。
客同士が参加するオークションだ。
商品は、ホスト愛用の携帯ストラップやぬいぐるみなど、ほとんどゴミのような物なのだが、その場のノリで酔っ払った女たちが額を競り上げていくのだ。
「千円からスター卜で。はい、誰かいませんか」
「1万円!」「5万!」
携帯ストラップなんぞに5万単位を支払ぅおバカさんたち。これも女の見栄ってやつだ。
さてこのオークション、実は裏ではしっかり不正が行われている。額をつり上げる役のサクラがいるのだ。常連客の私がサクラを頼まれた。
役割は他の客と競り合って、適当なとこで下りるだけ。もし自分が落札してしまってもお金を払う必要はない。
謝礼はもらえないみたいだけど、お気に入りのホスト君に頼まれれば断る理由はなかった。
本題に入ろう。このオークションで、とんでもないことが起きた。
「はい、じゃあ次はこのスペシャルドリンク行ってみよう」
はしゃぐホストが手に持つのは、1本のヤクルトだった。ウケ狙いのつもりなのだろう。
「1万円」
すぐに手が挙がった。風俗嬢っぽい一人客だ。今まで顔を見たことはなかったけど、慣れたたたずまいからして、何度か来店してるみたいだ。ブサイクの癖に見栄張っちゃって。隣のホストにそそのかされたのか。
「3万!」
すかさず私も応酬する。私がサクラということは一部の人間しか知らないものだから、周囲から歓声が上がる。
「ヒューッ」しかしブサイクちゃんまだ付いてきた。
「5万!」
あちゃー、ヤクルトに5万って。あなたもやるねえ。
「はい5万出ました。もうないですか、もうないですか」
早々と下りておこうと思ったが、隣のオキニ君が「もっと上げられるよ」とせっついてくる。そう、じやあふっかけようかしら。
「10万!」
「おーっと10万出ました!さすがスペシャルドリンク!」
店内は完全にヒートアップしている。
勢いに釣られたか、ブサイクちゃんが応戦。
これまでにも周りのホストに煽られて、ウン十万の金をオークションにつぎ込んだ子は見てきたけど、さすがにヤクルト1本でそれはないだろう。
いや、この際、商品は関係ない。彼女はヤクルトがほしいんじゃなく、私に競り勝ちたいだけなのだ。
すぐに掛け声は100万まで上がった。
このへんで場の空気が緊張してきそうなものだけど、ホスト連中も、他の客も、そして本人すらも、こんな馬鹿げたオークションが実際に成立するとは思っていないようで、ただの余興のようなノリになっている。
「じやあ」
てんでめちゃくちゃになってきたとき、ブサイクちゃんが叫んだ。
「1千万!」
はあよく言うよ。さすがにもう止めておこう。これ以上続けてもシラけるだけだ。
「はーい、千万出ました〜もうないですか〜。よろしいですか〜。はい、では一千万で落札です!」ソフアに座ったまま万歳したブサイクちゃんは、お盆に乗って運ばれたヤクルトをグラスに流し込み、ぐいぐい飲み干している。悔しそうなフリをしながらも、私はほっと胸をなでおろした。
サクラとはいえ疲れる。
彼女が一千万の借用書を書かされたと聞いたのは、次に店へ遊びに行ったときだった。ゴネる様子もなくあっさりサインしたのだとか。
「へぇ、マジで払わせるつもりなの?」
「たぶん、そぅなんじゃないかな」
以来半年余り、店へ行くたびに私は彼女のウワサを聞き出している。
やはりどこかのヘルス嬢だったそうで、従業員が毎週のように店を訪れては数万ずつ回収しているらしい。
法律スレスレ、というより、おそらくアウトなんだろうけど、警察にも駆け込まず律儀に返済してる彼女のことを思うと、つい涙が出そうになる私だ。
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