
























鉄道員にとって最もイヤなトラブルそれは他でもない人身事故、″飛び込み″である経験からいえば
12月後半が圧倒的に多い。たぶん金がなくて年を越せない人が増えるからだろうこのこと以上に
ショックだったのは死体を片づけながら先輩が
ただ人間、何でも慣れるもので、そのうち自分も人の死を単なるトラブルと感じる様になっていった
運転手時代、最初のマグロ(我々は死体のことをこう言う)は80過ぎのおばあさんだった
結局遺体は保守整備用のジャツキで取り出したのだが服がからまつて動かさなきゃマグロ(死体)が取れねえんだよ
飛び込む人間と目が含うというのはどの運転手も一度は経験している
ただこの世で最後に見た人間が、まったく本人と関係ない自分かと思うとどうにもやるせなくなってしまう怪談じみた話ならいくらでもある
引きずられたガラスが割ね血まみれのまま操縦し続けた運転手
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