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ツイッターで援助交際している女の子に会ってみた
まず、ツイッター公式のアカウント検索に「援」や「円募」と入れてみたところ、ズラッとエンコー女たちが出てきた。

うわ、こんなにいるのかよ。

もう動いていないアカウントも半数ほどあるようだが、ほとんどが関東近郊なので選ぶには困らない数だ。

いろいろとアカウントを見て回ると、どの女もトップ画面の最上部に表示される〝固定ツイート〞に、エンコー条件を提示している。

ホ別2でキスなし、場所はどこどこだと嬉しい…など。

そして、アポは〝ダイレクトメッセージ(以後DM)〞と呼ばれるサイト内メールを送ってするのが主流のようだ。

ラインやカカオを伝えてそこでアポ、という流れはほぼゼロと言っていい。


まず最初に目を付けたのは20才のスミレ。

女子大に通っているらしい。アイコンの写真もそこそこカワイく、固定ツイートには『ホ別2』とある。
〈はじめまして。固定ツイートの条件見ました。条件通りでぜひお願いしたいです〉

DMを送信すると、ほどなくして返信が。
〈読んでいただいてありがとうございます、こちらこそ是非お願いします〉

条件さえ飲めば誰だってOKなのだろうか。


新宿駅から少し離れた喫茶店を待ち合わせ場所に指定されたので、中で待っていると

〈もうつくので外で待っていてもらえますか?〉とDMが。店の前にやってきたスミレは、アイコンの美女とは似ても似つかないケバイ女だった。
「こんにちはー。山野さん?」

「スミレちゃん?どうもどうも」

「じゃあ、行きましょうか」

え? すぐホテル行く感じなの?
「いやいや、せっかく会ったんだからもう少しお話ししようよ。こういうの始めてから長いの?」
「うーん、1年半くらいかな。ちょくちょくアカウント変えてるけど」

「へえ。それはなんで?」
「長く続けてるとね、嫌がらせのDMを送ってくる人がいるんですよ。写真と違うだとか、時短女だとか。そんなことないのに」

写真とは確実に違う以上、時短なのも当たってそうなんだけど。
「それは会ったことある人が嫌がらせしてくるの?」

「新しいアカウントで嫌がらせしてくるから、誰かはわかんないんだけどね。たぶんそう」
「大変だねえ。それでも続けてるのってお金のためだと思うんだけど、なんか事情があるの?」

「いや、普通にバイトするのってバカらしいじゃないですか。店長とかに怒られて時給千円とかって、マジでやってられないでしょ。っていうかホテル行かないの?」

「いや、会ったばっかだし、もうちょっとスミレちゃんのこと、知りたいんだけど」

「はぁ〜。そういうのがダルいんだよね、しないなら帰っていい?」

そう言って、駅と逆の方向に歩いていくスミレ。

アイコンとかけ離れた顔面といい、ホテルに直行したがるところといい、駅と真逆の方向に歩いていくところといい、業者の可能性を感じざるをえない。

食いっぱぐれた援デリ業者が新たな食いぶちを求めて、ツイッターに進出しているのかもな。


先ほどと同じ条件でエンコー女を探すが、あまりピンと来る子がいない。

先払いで振り込みを求めてきてるのは詐欺だろうし、毎日のように同じ文章を書き込んでるのは業者だろうし。

これは探し方を変える必要があるな。アカウント検索をするのではなく、エンコー女と交渉しているオヤジのアカウントを覗く作戦でいこう。

エンコーオヤジはこの業界の先輩。目の肥えたオヤジたちがやりとりしている女は期待のできるエンコー嬢に違いないだろう。
この方法で発見したのが、23才大学生のミユ。写真を載せていないため、顔はわからないが固定ツイートに記載された条件は別3。値段に見合ったハイレベルなのだろうか?
〈条件通りでお会いしたいです〉とDMを送ると、

〈こんにちは!ご連絡ありがとうございます、是非お願いします!〉

と好意的な返事があり、そのまま横浜駅でのアポにつながった。


横浜へ到着するまでにミユのツイッターを見ていると、気になる書き込みが。
『「仕事があるから少し遅れます、追加で5千円払うからもう2時間だけ待ってて!」って言って何時間も待たせた癖に、結局来ない最低の男です!絶対会っちゃダメ!』
というコメントと共に、相手の男のユーザーネームとIDが書き込まれていた。どうやら〝晒し〞という行為のようだ。怖い怖い。横浜駅に着くころ、ミユからDMが来た。
〈私は青いシャツに黒のガウチョです〉

あれか。さて、肝心のお顔は…うーん、服装はキレイ目だけど、なんかすげー薄幸そうな女だ。鼻もやたらデカいし、とても3万の価値はない。
「ミユさん?どうも、山野です」「あ、どうも。はじめまして」

「来る前に見てたんだけど、なんか怒ってたね。ツイッターで」
「あー、ほんと酷かったんですよあの人。もうちょっとで着きます!ってのを何回も繰り返してきて、ずっと待たされた挙句、結局会えなくて」
それって、遠目で確認してブスだから帰ったんだろうな。


「ひどいね。そんな男ばっかなの?ツイッターって」
「そういうわけじゃないけど…固定ツイート読まない人は話が通じない人がかなり多いかな。援募集って言ってるのに、セフレになろうとかDM送ってくるおじさんとか。だから固定ツイート読んでない人は無視してる」

「へえ。他に変な人っているの?」

「うーん、拾った写メ送ってくる人は多いかな。グーグルの画像検索とかしたら一発でわかるのに。ジャニーズの画像とか使ってくるからさ。オッサンとかはバレないと思ってるのか知らないけど」
こういうツールを使いこなすあたり、さすがにツイッター女だな。テレクラのおばちゃんとか、グーグルの存在すら知らないだろうし。
「だからもう写メはいいやって。信用できないし」
「じゃあオッサンでも断らないの?」
「うーん、まあね。イヤだけど、仕方ないし」
とは言ってるけど、逆に逃げられてるわけで。あんた、もっと自分の価値を見極めなきゃ。せいぜいイチゴーってとこだよ。


3人目は、古河在住だというアカリ。これも、オヤジのやりとりしている女を辿って見つけた女だ。
このアカリは特に細かく、固定ツイートにズラッと条件を書き込んでいた。
『本番はホ別2・5、お口・・延長戦はプラス5千円』

まるで風俗だな。すぐにDM送信。

〈オプションなしで別2・5でお願いします〉
〈大丈夫ですよー、○日の3時に古河駅で宜しいですか?当日また連しますね〉

古河って茨城かよ。ずいぶん遠いな。ま、でも他に素人っぽいのがいないので、遠出することに。先の2人がビミョーだったので、あまり期待はしていなかったが、アカリは小動物系のギャルといった感じで、服装もかわいらしい。これならホ別2・5は適正だと言えるだろう。フェラが別料金なのはいただけないが。

「アカリちゃん、どうも。山野です」

「…お兄さん、既婚者?」

いきなりわけのわからない質問が飛んできた。
「違うけど…それが何か?」

「結婚、しないほうがいいよ」

「なんで?」

「地獄だから」
会ったばっかなのに、なんだよこの会話。

「えーと、それはつまり、旦那さんとうまくいってないからこういうことしてるってこと?」
「しょうがないでしょ!お金入れないと殴られるんだから!」
聞けば、仕事もしないで毎日遊んでいる旦那の遊び金を用意するためにツイッターで援交しているとのこと。

「旦那さんは知らないの?このこと」
「知るわけないじゃん。鍵アカにしてれば、バレるわけないし」
鍵アカとは〝鍵付きアカウント〞の略で、回覧を許可された人以外はその人の投稿を見ることができず、検索にも引っかからないアカウントのこと。
「ふーん、ツイッター援交は始めてどれくらいなの?」
「2年前かな」

今19才で2年前ってことは…ツイッター、危ねえ!年齢層が低いとは思っていたけど、まさかここまでとは。
「普通の出会い系とか、やってないの?」

「やってたけど、すぐやめた。ツイッターの方が全然いいよ。出会い系は酷い人ばっかり。お風呂入ってる間にサイフからお金抜いたり、ヤリ逃げしたり」
「ツイッターの人はそんなことないんだ」
「そうだね、付き合って欲しいとか言ってきてストーカーみたいになる人は多いけど、酷いことはされないかな」「年齢層はどんな感じ?俺くらいの人って来る?」
「20代はあんまり来ないけど、ツイッターの人は30代が多い。出会い系は50代とか40後半とか、そんなのばっか」女だけじゃなく男もやはりツイッターは若者のツールで、だから彼女もこの場でのエンコーに落ち着いたのだろう。ラストは19才の大学生、レイカ。

固定ツイートの条件は、『ゴム付キスフェラありのホ別2・8』さらに『必ずヒゲは剃ってきてください』とある。こんな条件は初めてだ。
〈こんにちは、当日はヒゲを剃ってから向かいます。日が合えばお会いしたいです〉
〈ありがとうございます。会う前に写メ交換したいんですが、いいですか?〉
あまり気乗りしないが、写メを送ると、レイカも写メを送り返してきた。

なかなか可愛く、強気な値段設定も納得だ。

2日後に松戸で会うことに。当日、松戸駅へやってきたレイカは、ほぼ写メどおりの、志田似の娘だった。

今回の調査では間違いなくナンバーワンのルックス。これだったら3万弱、払ってもいいかもな。喉が渇いたというので、近くのファミレスへ。

「レイカちゃん、松戸は地元なの?」
「うーん、遠くはないけど、地元ってほどでもないですね。新宿とかだったらみんな来やすいんでしょうけど、知り合いに会いたくないんで…」
なるほど。中途半端な場所を指定するのは、知り合いに援交がバレるのを防ぐためなのか。
「気になったんだけど、写メを交換するとドタキャンとか減るの?」
「そうですねー、冷やかしみたいな人とか、ドタキャンとかはかなり減りますね。でも拾いの写メ送ってくる人は多いですね」

この子もちゃんと画像検索してるのね。画像検索はツイッター援交女の標準装備と見ていいだろう。
「どうやったらドタキャンされないかみたいなことって、自分で考えるの?」

「ラインのグループがあるんですよ。それで変な人から身を守る方法とかを交換してるんです」

「そんなのあるんだ。そのグループは何人くらいいるの?」
「今は11人ですね。みんなツイッターでつながって、そこからグループ作りました」

「んで、ヤリ逃げした人の情報とかを共有してると」
「するどいですね。あはは」そんなライングループが存在するとは。

「手慣れてるねえ。ってことはエンコーは長いの?」
「いや、半年くらいですよ。自分の身は自分で守るしかないじゃないですか」

「そこまでして頑張るのって、なんか理由があるのかな」
「ちょっと重い話なんですけど、いいですか?聞いて萎えたりしないですか?」

そんな前フリをするってことは、相当キツい話なのか?
「私、お父さんに虐待受けてて。殴るとか蹴るとかじゃなくて、性的なほうの虐待で。それで、お父さんのことが許せなくて。妹と一緒に家を出たいんです」
「それは、妹さんもやられてたの?」

「そうですね。それなのにお父さんは何にもないように家で振る舞ってて。私、それが許せなくて」
…予想以上に重たい話だった。でも3万弱で買える志田ちゃんなら大当たりなのでは?

最後に、ツイッター援交の際に気を付けるべきことをまとめてみたいと思う。
・固定ツイートの条件は必ず確認し、読んだ旨を伝えること。でないと返事は99%返ってこない
・ギフト券、銀行振り込みでの先払いを要求する女は9割方サギ
・ラブホ街待ち合わせor場所移動拒否の女は業者確率大
・エンコーオヤジのフォロー欄は良質なリスト
・「新宿以外でお願いします」など、大都市を避けるような待ち合わせは素人の確率大
・拾い写メは向こうも警戒している。使う場合は画像反転やトリミングで対策を取るべし

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