
Kが妙なことを言い出した。
「最近さあ、サルサやってんだけど、かなり楽しいんだ」
「サルサって、踊りのか?」
「そう。半年ぐらいレッスンに行ってんだけど、やっと踊れるようになってきてさ」
何をとち狂ってサルサなんぞ習ってんだ。あんなもん、オッさんの踊りだろ。
「おまえ全然わかってない。半年で3人とヤレたし俺」
「え!」
半年で?おまえが?マジ?しかも、そのうち1人とはセフレの関係だって?うそつけ。
「サルサは手を差し出すと、基本的に女の子は断れないルールなんだよ。それで一曲一緒に踊ってしまえば、簡単に会話できるだろ?」
「でも、そんなんでセックスまでいけるのか?」
「うん。しかも即」
うらやましすぎだろ!
「来週、イベントあるから一緒行くか?」
「え、うん、まあ行ってもいいけど」
何げない返事をしつつ、内心大喜びだった
何でも、毎月一回、「サルサナイト」なるイベントが行われているのだが女性の数が圧倒的に多く、初心者でも簡単に誘い出すことができるというのだ。
「夜のー時に終わるから、外に連れ出すには調度いいよ」
終電が早いので、 そのままホテルにつながる可能性大
K君、きみはいいヤツだー
エントランスでホストのような黒服に入場料3千円を払い中に進むと、途中、ギラギラの服を着た中年女性とすれちがった。年齢層高くねーっ
キャバ1500人のメイン フロアは、手を取り合って踊る無数の男女たちで埋め尽くされていた。若い女性の姿も目立つええぞー。
酒を飲みながら 女の物色を始めた
途瑞、目の前にやせ型の女が現れた。いいケツしてるなー。声をかけても軽くあしらわれそうだけどさ。
「そこの女、エロいなあ」
ニヤニヤ笑いながらKに耳打ちすると 「じゃあちょっと見てな」
言うが早いか、K、ズンズン女の前に進んでいきやがった。そして女性の前にバッと右手を差し出すと、なんと彼女が自然にその手を取り、密着するように踊り出すではないか。
エロ女を前後左右に動かしながらクルクル回すK。女も目を見つめ合わせて微笑んでいる
どうなってんだよ
「ムダに話す必要ないんだよ。話は踊った後にすればいいんだから」
なんたる余裕。Kくん、いつの間にそんな大きな男になったのよ。
「とにかく、まずは踊りを覚えることだな?ベーシックっていう基本のステップがあるんだよ。こうやって左足をー歩前に出して戻る、今度は右足をー歩下がってまた戻る。これを覚えれば違ってくるよ」
Kから簡単な手ほどきを5分ほど。これだけで、もう踊ってこいってか
「わりーけど、おまえの世話をしてるヒマはないから」
面倒くさそっに言われ、オレはー人取り残された。んーまずは誘ってみるしかないか。
30分たった、誰一人として、 声をかけられなかった
他のペアのダンスを見れば見るほど、気持ちが!絶対、 あんな風には踊れないっす
誘ってもバ力にされるだけっす。 いや、そんなマイナス思考でどうする心ウジウジしてねーで、声かけろよオレ。 酒を煽りつつ歩き回っていたところ、力ウンターのそばにー人で立つ20代半ばぐらい の子を発見。思い切って近づいた。
「あの、初心者なんですけど、 いいですかっ」
「いいですよ」
あっさり笑顔でOK。さー ここからが本番だ。おぼつかない足取りで前後に動きながら顔を寄せて会話すると、彼女はサルサ暦2年、 イベントにはほとんど毎回来ているというベテランだった。
よ、よろしくお願いします。
「相手をターンさせたいときは、どうやるんですかっ」
「簡単なのは、こーやって左手でクルっとそう、そんな感じー」
繋いだ手が暖かく、しっと りしている
息も伝わってくる。ああいい気分だあ一すっかり舞い上がるオレだが、ステッブのバリエーションがあまりに少ないので、1 曲踊りきることさえできない。
このとき、オレは本気でサルサを習う決意を固めた。
ネットで調べたところ、サルサバーは六本木を中心にいくつかあり、毎日、格安料金でレッスンが行われていた。選んだのは、2千円前後で初心者のレッスンが受けられるという「G」だ。
初日、小箱のクラブみたいなGのフロアに、平日にもかかわらず、男女がレッスンを受けに集まっていた。数は少しだけ女性の方が多いようだ。女性インストラクターが前に出て、スピーカからサルサが流れ出した。
「初心者の方も、とりあえず真似をして動いてみてください」
最初に簡単なステップ、後半は初心者と中級者に分かれ、それぞれペアでの練習が始まった。学生時代はバスケ部に所属してたオレ。
運動はそこそこ出来るつもりだったが、ぎこちなく足元を見ながら動いているうち、学生のとき、リコーダーの練習で何度も居残りさせられた経験を思いだした。あの縦笛の穴を押さえる指の動きが苦手なように、オレはサルサに関しても出来の悪い生徒のようだ。
なんせ、基本となるべーシックステップすら上手くこなせないのだ(他のみんなはかなり上手い)。先生によれば、まともに踊れるには「最低でも3カ月ぐらいかかるねえ」とのこと。続けられるか、オレ。
結局、まったく上達しないままレッスン終了。この後はフロアで自由に踊っていいらしい。さっそく、一緒にレッスンを受けていた女の子を誘ってみる。
「お願いします」
「あ、はい」
彼女は笑顔で応じてくれたが、1分も持たなかった。サルサは基本的に男がリードするダンス。初心者同士の場合は特に。リードできなければ、女の笑顔も消えていくというものだ。社交ダンスでいう「壁の花」に成り下がったオレは、ただ指をくわえて、皆の踊りを見つめていた。
先ほどの彼女も、常連らしき男に誘われ上手に踊っている。
さっきから、女性陣に言い寄られっぱなし。
片手から両手、後ろに回して二回転。って、上手すぎ…。
あれだけ踊れれば女の子も股間が濡れてくるかもしれない。いやきっと濡れてるはずだ。フロアで汗を流し、ベッドで汗も流すのか。くそ、早く踊れるようになって、絶対、セックスまで持ち込んでやるぞ。
レッスンに通い始めて3週間。《できない生徒》も少しずつ上達し、初級から中級へとステップアップした。
中級コースのステップを何個か覚えれば、相当な自信になるに違いない。そう、踊りが上手な男は落ち着いて自信たっぷりである。
「初心者なんですけど、僕と踊ってくれますか?」なんて態度じゃ、あの工ロエロな輪の中に入っていけないのだ。
1ヶ月が過ぎ、オレは再びサルサイベントに参加することにした。
ダンスのコンビネーションを3つぐらい覚えた。1曲ぐらいならなんとか間は持つ。あとは、自信だ。ハツタリでも余裕しゃくしゃくの態度で接するのだ。
当日のフロアは、露骨に異性を漁り合う競売会場と化していた。
ー回目は感じなかったが、今日はちょっとした乱交パーティに参加しているような気分だ。ダメで元々、ひたすら踊りながら「セックスしたーいー」と心の中で絶叫してそうな女を見つけ、右手を差し伸べるのだ。
都合のいいことに、会場の女の子は大半は一入で来ているいわゆる単独女。
うまく歯車がかみ合えば持ち出すのはそんなに難しいことじゃない
しばらく目ぼしいのを探して、比較的地味な服を着た20代のOL風を誘ってみた。最初はいい雰囲気だった。彼女の表情にも笑顔が絶えない。
が、そのうち相手の目が泳ぎ始めると、いつの問にか気まずい空気に変わり、曲が終わると同時に、さらりと離れていった。鳴呼。めげずにオレは挑んだ。幸が薄そうなOL、友達と来ていた初心者、いい感じで脂の抜けた熟女。何度か相手を変えて踊った。が、うまく誘い出せるまでにはいかない。や
はり、この程度の踊りではダメなのか。
敗戦色が増してきたころ、1人でカクテルをちびちび飲んでいる女が目に留まった。
とびきりの美人ではないが、スカートからのぞくふくらはぎがなんとも目に心地いい。
すかさず接近。右手を差し出した。
「サルサ暦はけつこう長いの?」
「え、全然初めて。ここ来たのだってまだ2回だけ」
「オレも全然踊れないから大丈夫だよ!」
自信たつぶりに中級レッスンで習った簡単なコンビネーションを繰り出した。彼女も、必要以上に近い距離で瞳を見つめられて、まんざらでもない表情をしてる。いいぞ、いい雰囲気だ。
曲が終わったところでバーに誘うと、思ったとおり、すんなり付いてきた。いける、かも。
名前はマミ。派遣社員で一人暮らし、うっすら負け犬臭が漂う福島出身のEカップ(推定)だ。
すでにかなりの量を飲んでたらしく、彼女は終始テンションが高かった。天気の話から(最近暖かいね)花見の話になり(近くの桜が超キレイなんだよ!)再び踊ってクルクル回転させ(桜が散る前に花見しようよ)、外に連れ出した。タクシーで向かうは、目黒のオレの自宅アパートだ
1時間後、目の前にマミの裸体があった。この日のために買っておいた南米音楽をかけながら、さて念願の騎乗位サルサファックといこう。
「ほらいくよ!はい、ベーシック、前、後ろ(あんあん!)、
ライトターン、ほらべーシック.べ・工・シ・シ・ク(あああん)」
た、たまらん.バックで発射した後、マミに間いてみた。
やっぱ、あそこにいる女は実際のところセックスしたくて来ているのかな?
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