
材料
エンゼルトランペットの葉
セージの葉
パッションフラワーの葉
ベルヴィアヌスの種
エタノール
調理法
1、30枚ほどの葉をちぎり、エタノールにひたす。そのまま常温で2時間放置
2、1をザルでこし、葉を捨てる
3、残った液体に、さらに4〜5枚の葉をひたす
4、ドライヤーでアルコールを飛ばし、皿にこびりついた葉をこそげ落とす
ケミカルドラッグ亡き後、唯一、ヘッドショップで生き残る確率が高いのが幻覚性の植物だ。マジックマッシュルームを引き合いに出すまでもなく、自然界のブッが、時に人工の麻薬に等しい作用を持つことは周知の事実だろう。
挙げた材料は、いずれもLSD系の成分を含む天然ハーブである。園芸店ではおなじみのアイテムばかりだが、エタノールで成分の抽出を行うことで、サイケデリックなドラッグに早変わりするらしい。
さっそくネットでエンゼルトランペットの葉を取り寄せ、完成品をアルミホイルに包んで点火。肺いつぱいに煙を吸い込むや、世界がグニャリと曲がった。加えて、見えない人間に肌をなぶられるかのような不快感が続く。完全にバッドトリップだ。
30分後、今度は背後から何者かが抱きつき、耳元でブッブッとささやき始めた。全身に鳥肌が立ち、心臓の音だけがやけに大きく鼓膜に響く。
もはや限界。慌てて手近に用意しておいた眠剤を飲み下し、ギブアップと相成った。
もう二度とやるまい。
※この記事は知的好奇心を満たすために読み物としてお読みください。本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用・実行は厳禁です。
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