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先月号で編集部の方が、東京にどんな盗撮電波が流れているかを調査していた。
カーナビを13チャンに合わせ、のんびりドライブしながら電波を拾うといっものだ。
俺も数年来同じようなことをしている。
ただし、盗撮ではなく盗聴。
それもわざわざ盗聴器を仕掛けるのではなく、漏れ電波を受信するだけだ。
車に受信機を取り付けてぶらぶら走っていると、ときどき雑音と共にコードレスフォンでの会話が聞こえてくるので、ブレーキを踏み、目をつぶって耳を澄ます。
他人の会話というのは、なぜこうも楽しいのだろうか。
どこかの奥さん同士、親子、ときにテレクラらしき会話やテレフォンセックスなども聞こえてくるとドキドキする。

昨年の夏の夜、市内を走行中、小型スーパー付近で、受信機が男女の会話をキャッチした。あわててスーバー駐車場に車を停める。
男「そんなこともあるんだよーな」
女「おかしいね。前にも言ってたじゃん。それとさあ」
男「ああ、それとは別」
女「そうだっけっ」

声の印象からして2人とも20代か。こくごくフツーの会話
それでもついつい聞き入ってしまうのが、この遊びの不思議なところだ。
男「ナオの友達、Jリーガーになったん、どうした」
女「どうしたか知らない。友達じゃないし」
男「友達って、言ってなかった?」
女「トシ君が勝手にいってたんじゃん」
トシ君とナオと呼び合うこの2人、想像するに、ただの友人同士といったところか。

でもいいなあ。彼女いない歴30年以上の俺には、こうやって気軽に電話できる女友達がいるだけでも羨ましい。
すでに深夜0時。もしかしてテレフォンセックスに発展するかもと期待したが、くだらない会話のまま電話を終えてしまった。やっぱ友違とそんなことしないか。

ナオ、俺と付き合ってくんない?
2日後、またいつもと同じように漏れ電波を探して走っていると、例のスーバー付近で聞き覚えのある男女の声が聞こえてきた。あの2人だ。こういっことはそう珍しくない。人が電話をする相手など、結構限られているものだ
耳を澄ませば、あいかわらず共通の友人がどうしただの、テレビ番組はこうしただの、性の匂いのしない話題ばかりである。
男女間でこんなにツマらない会話ってのも珍しい。
が、油断するうちに、テーマはいつしかのっびきならぬ方向へ。

男「気になっていないと言えば嘘になるんよ」
女「え」
男「ナオ、俺と付き合ってくんないっ」
やっば好きだったのか。なーんか、前からそんな気はしてたんだよな。ち・えっ、フラれちまえ。
女「え、いいのっ」
男「うん、付さ合おうよ」
女「びっくりした。うん、いいよ」
おいおい、なんてこったい。あっさり承諾しちまったじゃないか。喜ぶ男と、その様子がおかしくて笑う女。恋の始まりですか、よろしいねえ。どこの誰とも知らぬ男女がどうなろうと知ったこっちゃない。普通の人はそう思う。が、マニアは違う。

感度良くキャッチできる電波があれば、それはーつの定番メニューとなる。
だから俺はその後も、他にいいクーゲットが見つからないと、ついスーパー方面へ車を走らせるようになった。
ひょっとすれーぱ勢い余ってテレセに流れるかもと期待して。
2人の電話は、たいてい夜の11時ころと決まっていた。
俺も毎日俳個でさるわけではなく、他の時間帯がどうか調べたわけじゃないが、聞こえてくるのはいつもこの時間だ。2人とも結構忙しいんだろう。
ケータイを使わないのは、電波状態が悪いからか、持っていないのか。電話代をケチって家電にしてるのかもしれない。盗み闘きするうちに情報は増えていった。
2人は専門学校時代の同級生だったこと。共に25才なこと。
ナオは、ここ神奈川に住んでいるのだが、トシ君ははるか遠い福島の独身寮にいること。
しょっちゆう電話ばかりしてるのも遠距離恋愛のせいかもしれない。
会話内容からして、週にー度は会っているようだが。

不穏な空気が流れたのは、ヤツらが付き合って2カ月ほどしたときだ。
途中から聞いたため原因はよくわからんのだが、その日、俺がスーバーに到着したとき、2人は喧嘩の最中だった。
女「いってたじゃん」
男「言ってないよ。誤解だって。前も」
女「もういいよ情けないって思わないのっ」
ナオちゃん、遠距離恋愛なんかやめときなよ。こんな近くに俺もいるってのに。電話の切られ万はよくわからなかった。トシ君が捨て台詞を吐いたようにも聞こえたし、ナオがガチャ切りしたようにも思われた。もう絶望的やね。
シメシメと喜ぶも束の問、いつのまにか2人は仲直りしていた。
ま、別れたからといって俺の元へ来るわけじゃな。いんだけども。力ップルである以上、スケべなやりとりを求めていたのだが、いつまでたっても聞こえてこなかった。
あそこが楽しかったとか、あれが欲しいとか、もうどうでもいいことばかりだ。こうして不定期に半年ほど続いた盗聴だったが、ある日を境に、俺はヤツらをターゲツトから外すことにした。
例の如くスーバー駐車場で腕組みしながら拝聴していると、トシ君が軽い調子で言う。
男「結婚したいなー。しようーかっ」
うわっ、ついにそんな話にーどうなのよナオちゃん、OKしちゃうのっ
女「うん、いいよ」
車内でー人寝転がっているのが、急に虚しくなった。俺が彼女もできぬまま暗い趣味に没頭する問に、こいつらはただの友達から婚約者にまで発展してしまった。何なんだよ、この差は
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