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「私は、中学2年生の5月に…』で始まる一文の送り主は、安原(仮名)なる44才の男性。れいぷ事件の告白だ。

オレの読後感から話そう。変態の作り話、これだ。仮にもれいぷ事件である。それが被害ペンネームに「菊穴がうずく」とはふざけすぎてないか。多少の脚色を考慮しても、話がデキすぎ。編集部は与太話に付き合うほどヒマではない。申し訳ないが、ポツ。そうなるハズだった。

が、追記にある「保谷という地名が妙に気になり、オレはゴミ箱直行をとどまった。
単なる《作り話》なら、あえて具体的地名を追記する必要はないだろうし、思いつきで記載するにせよ、もう少しメジャーな地名を付けるのが普通だろう。にもかかわらず、保谷。この中途半端で、だからこそリアルな街で、もしや彼の記述する通りの事件が起きていたら・・」
今一度、文章を読み直す。屋敷「洗腸」「サイクリングロード」…。さっきまでモノク口だった諸所の情景が、急に色を帯び始めた。

「もしもし。安原です」
電話口には、愛想の良さそうな女性が出た。聞くと奥さんらしく、安原は外出中と言う。戻られたら連絡がほしいですー。
「はい、伝えておきますね」
手紙の変態っぷり。そのインパクトがあまりに大きかったため、記載されていた既婚に、オレは疑問符を付けていた。が、申告は《シロ》のよう

不謹慎な興味が頭をもたげたが、詮索はやめておいた。手紙の忠告は《他言無用》
もちろん、家族に迷惑をかける気はさらさらない。奥さんとの電話から、小1時間。携帯が鳴った。安原だった。
「鉄人社さん?連絡もらったようだけど、手紙って何の話ですっけ?」
「はい?」
「いや、月末は懸賞の時期でしよっ・いろんなとこに出してるから、わかんなくなっちゃって」
「保谷のれいぷの件なんです」
「あああれですか。泣致されてSMってやっですか、されましたね」
れいぷ事件をアレ呼ばわりか。編集部への投稿を懸賞をこっちゃにしているところも、謝礼目当ての握造投稿ってとこか。

一気に興味を失いつつも、とりあえず詳細を伺いたい旨を伝え、2日後に会う約束を取り付ける。
「当日、阪神のマークが付いた服着てますよ。仙頭さんは?」
服を確認されるとは、男とテレクラの待ち合わせをしているみたいじゃないか。気持ち悪い。
でも答えないわけにはいかない。
オレは茶色の帽子かぶってます
当日。新宿に、阪神服の男は立っていた。
「あっ、ども」
会釈する安原と目が合い、一瞬たじろいだ。ツヤった肌に、強烈な男色を感じる。心してかからねば。
喫茶店で、安原はその精気のない口調を徐々にヒートアップさせ、《事件》を語り始めた。
「その頃住んでいた家の裏に、竹林があったんですよ。5月でしよ。梅雨時期の竹林ってのは、ほら『精子』の臭いがするじゃないですか」
気色の悪い形容を用い、オレが呆気に取られるのを確認した後、ノートに簡単な地図を書き始める安原。田無と保谷の市境のもので、真ん中に『サイクリングロード』とある。
その中に丸を付け安原は続ける。
「竹林の横道を通っている時に、中から軽トラが飛び出して来て、跳ねられたんです」
当時、彼は電車通学。最寄りの田無駅から家までは自転車を走らせていた。
事件が起こったのは、その帰宅途中。時間帯は夕方6時くらいだという。
「女性っぽい服装をした人間が2人乗ってましたね。跳ねられたオレのとこに、助手席の人間が降りて来て『手当てするから』って車に乗せられたんです」

それが泣致の始まりだったと彼は言う。で?
「軽トラは、そのまま竹林の中に入って行きました。中には2階建ての日本家屋があったんですけど、扉や窓などは全部ありませんでしたね。まっ暗でガラとした廃嘘のような感じで、すぐに地下に降りる階段がありました。運転席の女に付き添われて降りていくと、階段は17段ありましたよ」
『入ると、すぐに地下』とは信じ難いが、それより自分が下った階段数をなぜ記憶しているのだ。ありえないでしょうう、普通なら。
「いや、数えてましたから」
安原は譲らない。跳ねられた際に痛めた右足をかばい左足を軸足に一歩一歩降りたため、数え間違いはないと語気を強める
「まっ暗な部屋がありまして、そこで付き添いの女に突き倒されたんです。上の方に小さな窓があるんですけど、鉄格子が入ってました。長い時間そこに1人でいた後、複数人が入ってきて、れいぷされました」

ここまで言われるなら事件を調べるしかない。一緒に今の現場を歩くことにした。

「よくこんな地図持ってるねえ」
店主によると9」はあの辺の地主だったようで、現在の5宅横には、大きな竹林があったらしい。中に建物などなかったというが・・
「当時、学生がさらわれたっていう話、お聞きになったことはありませんか?」
「ないねえ。けど、当時はサイクリングロードに、こんなに街灯なかったし、ほとんど畑ばっかりだったから、チカンは多かったよ」
保谷の現場から自宅に戻ったのが夜10時。落ち着く間もなく安原から電話が入った。
「明日なんですけど、午前3時くらいを考えているんですが・・」
なぜそんな深夜に?聞けば、理由が理由だけに、家族が寝静まった頃を見計らって、家を出たいという。不気味。限りなく不気味。だが、次のアポイントがいつになるかわからないことを考えると、承諾するしかない。
「で、話変わるけど、お願いがあってね」
「何ですか?」
「仙頭君の友達に、ホモの人っていませんかねえ?いたらちょつと紹介してほしいんですが」
一瞬何を言っているのかわからなかった。ホモの友だち?紹介してほしい?保谷のことでアタマがいっばいで、安原の性癖がおかしいことを忘れていた。
《驚樗の時間設定》(ホモ話》《出先は人気のない場所》
安原はオレをヤる気だ

当日、深夜2時過ぎ。最寄り駅で安原と合流し、彼の車で保谷に向かう。後部座席にもう1人男が座っている。万がーを考え、急速同行を頼んだオレの知人だ。安原には力メラマンと紹介してある。ガラガラの深夜道路と、下見済みのオレのナビで、車はすんなり現地に到着した。
「うわああああー、ココですよ。ココ。間違いないって」(妄想》といつのは、《作り話》ではない。(妄想》を抱く人間にとって、その《妄想)は《現実》である。安原は現場を見て、予想以上に混乱した。さあ何か思い出さないか?
妄想の《裏打ち》になる何かを。

「家は、建て替えられてますけど、間違いなく、ここに『屋敷』がありました。今の家の、もうちよい右ですね」
「安原さんのお話、ちょっとおかしいんですよ。何か忘れられてませんかねえ?」
「…」
「昨日ここら辺調べたんですよ。そうすると、周りの住人の方はみんな、そんな事件なんて聞いたことないって言ってるんです」
「ら致されたことですか?」
「そうです・ですから、推測ですけど、安原さんは、「5」さんちの不気味さと、何かの恐怖をこっちゃにされてるのかもしれないと思って?」
「警察は調べましたか?」
「警察は、資料がないと言ってました。古すぎて、調査不可能です」
「警察に残ってないのが気がかりですね。ま.あ、いいですけど。逆にあれば、下手すりゃ、オレが前科モンになっちゃうし」
「えっ、何ですか?」
「いやあ…被害届けがずっと残れば気持ち悪いし」
「はあ?何をおっしゃってるんです?」
「どうですか?もしかしたら、あの家が誰かに貸されていたりした時期があるかもしれませんよね?」

状況証拠からして、間違いなく事件は架空の出来事。オレが聞きたいのは、その裏に隠された《真実》なのだ。
「あなたおかしいですって。言ってること全部。《妄想》なんですよ。本当のこといいましようよ」「・・・……じゃあ、オレ2日間、何してたんだ?」
「何か思い出すことは?」
「いやあ-・・…はあ」
安原は、空白の時間に対する、とまどいを隠せず、青ざめた顔で、じっと『5」宅を眺めたままだ。

「ダメです。気持ち悪い。このぶっとい木。できれば、全部焼いてみたいですね。木々もいらないし・・」
「気味悪いから焼きたいと?」
「まあ、人が住んでらっしゃるなら、しょうがないでしょう。まあ、近日中に、この辺、放火がないでしょう・おそらく、オレは来ませんから、これから」
芳しい情報を見付けられぬまま帰路を急ぐ車中の空気は、重たかった。安原の《妄想〉は、想像以上に深かつたようだ。別れ際、安原は気持ちをぶつけるように、オレに言った。一生残るような傷が残っていればよかったのに。みんなが信じてくれるから」
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