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ドラゴンゲート。この名前を聞いてすぐにピンと来た方はかなりの通である。
最近、若い女性の間で密かなブームを巻き起こしている中規模のプロレス団体だ。
ふつう、プロレスラーというと、いかにもごつい男を想像しがち。ジャンボ鶴田やジャイアント馬場、アントニオ猪木などが良い例だ。
ところが、ドラゴンゲートの場合は、どこを見渡してもイケメンばかり。それこそ、そこらのタレントに優るとも劣らないルックスのレスラーが揃っているのだ。
希代の「イケメン団体」の練習生だったオレが汗と女にまみれた半年間。耳をかっぽじって聞いてくれ。

プロレスラーを志す人間は大きく二つに分かれる、とオレは思う。
一つは、地元でも有名なアマチュアの格闘家。もう一つが、虚弱体質の反動でプロレスにハマるタイプだ。
オレは典型的な前者だった。
小学5年のとき、たまたま全日本プロレスの地方興行を見たのだが、中学、高校と柔道を習い、全国大会にも出場。いつしかぼんやり「レスラーになりたい」と思うようになっていった。
しかし、問題は身長だった。
165センチしかないのだ。大手の団体に入るには、最低でも170センチ後半は必要。もはや成長
は望めない。
そこで考えた。体が小さいなら、軽量系の選手として、アクロバティックでキレのある動きで勝負すればいいのだ。
折しも、世間では軽量級のスーパースター、ウルティモドラゴンが主催するインディ団体「闘龍門JAPAN」(現在のドラゴンゲート)が、若い女の.たちから「イケメン団体」とキャーキャー騒がれている。心は決まった。
さっそく「週刊ゴング」に掲載されていた《練習生募集》の告知に申込用の書類を送付すると、3カ月後に面接を行う旨、ハガキが冊いた。全ては、ここから始まるのだ。

会場のティファ有明には、男が集まっていた。思ったより普通の体型のヤシが多い。しかも体力測定
や計量はなく、面接だけらしい。ラクショーか?
気楽に面接に臨み、オレはブッ飛んだ。なんと、担当官が憧れのウルティモドラゴンその人だったのだ。
「中村さん、応募したのはどんな理由?」
「ぼ、僕は昔からレスラーになりたいと思ってました。それで、ウルティモドラゴン選手が団体を立ち上げたときから、機会があればチャレンジしたいと」
「やって行ける自信はある?」
「はい、頑張ります!」
あまりの緊張で何を話したかまるで覚えてない。ウルティモドラゴンと直接、ことばを交わすなど想像もしてなかった。
その興奮が未だ冷めない1カ月後、自宅に合格通知が届いた。
同封されていた書類によれば、まずは半年間、道場に住み込み、レスラーとして必要な筋力や持久力、受け身の取り方などを学ぶらしい。
しかし、あんな簡単な面接だけで合格とは、いったいオレの何を評価してくれたのだろう。
その疑問は後に解けた。闘龍門の場合、食費兼会費の名目で72万円もの入学金を取るため、応募者が落ちることはまずないらしい。早い話、学校のようなものなのだ。
決して選ばれたわけではないことがわかり、正直落胆を覚えた。それでも、プロレスラーは長年の夢。オレはすぐにバイトを辞め、親から借りた金を振り込んだ。

ここで闘龍門の試合スタイルについて説明しておこう。
闘い方は、ルチャリブレ、いわゆるルチャである。皆さんも、トップロープから宙返りで相手に襲いかかるマスクマンの姿を見たことがあるだろう。軽量の選手が空中戦など、派手なパフォーマンスを見せつけるのが売りだ。
ただし、闘龍門の場合は、ここに一ひねり加えている。イケメンレスラーたちが、お笑いで会場を盛り上げるのだ。
例えば、中心選手のマグナムTOKYOは、入場時におひねりをもらうのが恒例。彼が踊りながら袖口から登場すると、若い女のが争うように縦折りのお札をパンツにねじ込む。
肝心の試合でも、選手がレフリーをフォールする、通常はありえない場面があったかと思えば、そのすぐ後に手に汗握る真剣勝負が繰り広げられる。このムチャクチャぶり、ある意味でのバランスのよさが人気の秘訣であり、これまでプロレスなんぞに興味もなかった若い女を会場に運ばせる要因なのだ。
さて、晴れて闘龍門JAPANの練習生となったオレは、4月、神戸市須磨区にある道場に初めて足を踏み入れる。《同期》は約50名いた。

道場の決まりを聞き、全員で軽く汗を流しただけ。後は2段ベッドが2つある殺風景な4人部屋に案内された。今日からここがオレの寝床になるらしい。
翌日から始まったトレーニングは想像を超える過酷さだった。
午前中は10キロのランニング、20本の300メートルダッシュ、柔軟、腹筋、背筋、腕立て伏せ、
スクワット。午後はウェイトやスパーリングが待っている。
食事は朝、昼、晩の3回で、朝っぱらから大量の肉と野菜が入った鍋とどんぶり飯が出た。
関西風の味付けで美味しいのだが、あまりの疲労でノドを通らない。それでも、体を作るべく、ムリヤリ胃に流し込む。
最初の1週間が地獄だった。自分なりに鍛えてきたつもりなのに、何度も吐いてはクジけそうになった。
当然、ついていけないヤシらはどんどん辞めていき、順調な連中も、膝、腰、肩、首を痛め、脱臼やヘルニアになった時点でリタイヤ。
2週間後には50人が20人にまで減っていた。その中に、オレはかろうじて残った。

ルームメイトは痩せ型の関西人・河中、プロレスオタクでノアが好きな磯野、背が高くてマッチョな林田の3人。全員が超のつくほどのプロレス好きだった。
しかし、プロレスを語り、汗を流すだけで、若い男の欲望が満たされるはずもない。実際のところ、みな怪物のように女に飢えていた。
「じゃあみんなでナンパしに行こうや!」
土曜の午前の練習を終えたところで、河中が言いだした。明日は練習が休みだ。
「神戸の三ノ宮はアッイで〜。あそこは、軽い女が死ぬほどおるし」
河中と林田は比較的ナンバ慣れしてるらしい。オレは街で声をかけた経験は3回だけ(いずれも失敗)。磯野は一度もないらしい。掴みは、河中と林田に任せた方がよさそうだ。疲労でクタクタの体を引きずり、JR三ノ宮駅に到着。なるほど。近くに大学や短大が多いのか、若い女がうじゃうじゃ歩いている。
さっそく、林田がギャルっぽい3人組の女に近づいた。
「すいませ-ん。僕たちプロレスラーの卵なんですけど、ちょっとお茶してくれませんか?」
「ごめ〜ん、いまウチら急いでんのよ」
「ちょっとも時間ないの?」
「うん、これから友達と遊ぶ約束やねん、カンニンな」
10組に声をかけて、何とか3組の携帯の番号をゲット。ひとまず居酒屋に入ったところ、隣のテーブルで女子大風の4人組がちらちら目配せしてることに気づいた。
「ああ、これうまいよね〜」
「あはは!なに勝手に食べとんねん」
「いや、違うんだよ。お腹すいてるんだよ」
河中が、おどけた調子で隣の席の料理に手を伸ばすと、女がバカみたいに笑い出す。調子に乗って、鍛えられた腕や胸を触らせても、キャッキャとは大はしゃぎ。信じられん。
「ところで、みんな間龍門のレスラーなんでしよ」
「ん?ああ、このTシャツのロゴね。てか、なんで闘龍門のこと知ってるの?」
「だって、ここらじゃ有名だよ」
1時間後、オレは隣に座っていたリサをホテルに連れ込み、駅弁で一発、バックで一発決めた。なんだか、素晴らしい未来を予想させる一夜だった。

興行の行われる日は、練習生も会場の設置や、ガードマンの仕事にかり出される。
ある日のこと。某地方の会場でいつもの通りリングを組み立てていると、宝田という一つ上の先輩練習生が話しかけてきた。
「お前ら派手に遊ぶのもいいけど気をつけるよ-。客には絶対に手を出すな」
闘龍門では関係者が女性客と個人的な関係を持つのは厳禁となっていた。
もちろん、ルールは守りますよ。
「いるんだよ、まだデビューもしてないのにファンの女に手を出すやつが。常連のファン同士は
繋がりがあるから一発でウワサが広まるぜ。特に最近は2ちゃんに書き込まれたりするからな」
ん?てことは、実はみなさん遊んでらっしやるの?先輩レスラーはクソ真面目なぐらいエロい話をしてこないけど…。
「バカ。お前らだって、これからやる試合の《ブック》のこと知らないだろ。それと同じだよ。
ファンと選手のセックスなんて雰囲気で感じるものでさ、部外者には言うわけないって」
《ブック》とはプロレスの試合のシナリオのこと。もって回った言い方だが、そこはイケメン揃い。やっぱ、そらそうですよね。よし、それならオレも意識改革しようではないか。ファンが相手なら話は早いぞ。
鼻息を荒くしたものの、考えてみればオレは練習生。女性客はみな、人気レスラーが目当てなのだ。会場整理の男が、声をかけたところで乗ってくる女なんて・・・。
待てよ。試合が終わった後にマスクを被って、会場周辺をウロついたらどうだろう。デビュー前のレスラーと勘違いした女が引っかかるんじゃないか。
もちろん、先輩に見つかったら大事だが、他に道はない。アントニオ猪木も「迷わずゆけよ。ゆけばわかるさ」って言ってるしな。

1週間後の週末、大阪府立体育会館。オレは会場警備に就きながら、試合が終わるのを今か今かと待ち詫びていた。
8時終了。ぼつぼつと人が外に流れ出した。頃合いを見計らって会場を抜けだし、便所でファンに借りたマスクを頭から被る。白いジャージのズボンに闘龍門のロゴ入りTシャツ。
ちよいと体は細いが、どこから見てもルチャドールだ。会場から離れたところをウロチョロすると、すぐに反応が現れた。女たちが指をさしながらクスクス笑い出したのだ。
そして、
「あの〜、写真撮らせてもらってもいいですか?」
来た〜20代のOL2人組。
どうぞどうぞ、このオレでも良ければ、いくらでも撮ってちょうだい。
それぞれと2ショットで写真を撮っていたところ、別のグループも何組か集まってきた。ちょっとした人だかりである。
「何期生なんですか?今日の試合出てました?」
「今日は出てないんだよね、メキシコから帰って来たばっかりだから…」
ヤベー。これ以上話してたら、偽物だってバレちまう。オレは慌ててOL2人組の手を取り、場を離れた。
幸い、2人は何の疑問も持ってなかった。何でも、これから梅田駅まで出て別々の方向に帰るという。
う-ん、どちらがヤレそうかなと見比べていると、1人がボソッと舷いた。
「私、ストーカー市川選手のファンなんですよ。変ですかね(笑)」
ストーカー市川は、コミカルな動きがウリの3枚目。こっちの方がカタそうだ。
地下鉄の駅でもう1人の.と別れ、JRの改札に行く途中、オレは彼女の手を握り言った。
「ちょっと飲みに行こうよ」
彼女は恥ずかしそうに肯いた。こうして、オレはファンの女とミーハーなマッチョ好きを食いまくるようになる。とにかく、面白いほどオチるから笑いが止まらない。
が、好事魔多し.まもなく体に異常が出始めた。セックスとウェイトの頑張りすぎで、膝と腰が徐々に悪くなっていったのである。
まもなくメキシコ留学の資格が与えられる(渡航費用は自己負担)というのに、故障となれば全てはおじゃん。ムリをしてでも練習を続けるしかなかった。
そんなある日、事件は起きる。
ラブホテルで女とプロに漬かっていたら、足元の石鹸で思いっきり転倒。そのまま大きく滑り、ガラスにプチ当たってしまった。大きな音を立ててガラスが砕け散り、膝から下が血まみれになった。慌てて病院に駆け込んだが、もう遅い。次の日、退院したときには、松葉杖の生活を強いられるようになっていた。
仲間に別れも告げずに、ひっそり実家に戻ったのは、その1週間後のことだ。
☆現在、オレは単身メキヘンコに渡るべく、1人で自主トレーニングを積んでいる。女遊びは当分、封印だ。
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