セフレが欲しけりゃセフレがいっぱいいる友達から分けてもらうのが一番

サエない中年オヤジが、レディコミ誌のメル友募集に自分のメアドを公聞、運絡を寄こしてきた人妻を次から次へと喰いまくるという体験談は、うらやましい限りだった

仕事は手抜きばかりだが、ことセックスにかけてはあらゆる努力を惜しまぬ私である。

さっそく、この方法をマネてみた

あのオヤジがヤレて、私にヤレぬわけがない。が、甘かった

雑誌に3度もブロフィールを送りつけたといっのに、載る気配がない。なぜか。電話で編集部に間い合わせたところ、毎月4、5人の掲載枠を巡って応募者間の刈争が激化しているらしい。おいおい、なんだよ。んなこと聞いてねーぞ、チクショー。

まったくもってやる気をなくしていた私の頭に、ナイスなアイデアが浮かんだのは今年6月のこと。

すでにプロフが掲載されている男性にお願いし、接触してきたオンナを分けてもらうことはできないだろうか

例の漫画ルポを読む限り、女性読者から届くメールの数は相当だ。

が、現実的に考えて、その中から実際に会い、セックスまで持ち込める人数となると、おそらく半分以下。つまり、そのメールの段階で切られた連中のメアドを聞き出そうというのだ。

むろん、問題はある。先方が見ず知らずの私の図々しい頼みを聞いてくれるかどうか。

普通に考えれば、無視されるのがオチだ

あれこれ悩んだ末、メアド1コにつき2千円支払うという条件を提示することにした。それでも断られたら、キッバリあきらめるまでだ。私は交渉相手に同じ都内在住の加藤氏（38才）を選んだ。年齢の最も近いのが、彼だった。

メールを送って3日後、待望の返事が届いた。

〈小菅様へ。おっしゃる通り、拾てメールはたくさんありま中にはメル友になることを断っても、しっこ＜送って来る人がいて困ていたとこです。そういうのばかりでよければ、よろこんで彼女たちのメール、転送しますよ。ちなみにーコ2千円はちょっともらいすぎなので、半額にまけておきますね（笑）〉

加藤氏は、振り込みを確認しだい、12人分のメールを送ってくれるという。なんて話のわかる人なんだっ

翌日、教えられた口座に1万2干円を振り込むと、約束どおり、メアドが転送されてきた。そして、氏が彼女たちとやり取りしたメールの１部も。

〈知らない人からメールもらっても、彼女たち、きっと無視するでしょうから、私に成り切った方がよろしいかと〉

ーホント、いい人だな。女の年齢は下が30才、上は50才。全体的に坂を食い過ぎているキライはいなめない。しかも写メ付きのメールもゼ口。他人の余り物なのだから、当然っちゃ当然だが、やはりちと厳しいものがある。

しかし、この12人みながみな私の大好きな人妻であった。

何でも氏、独ろ女性以外興味がなく、始めから既婚者は除外していたらしい。

図らずも、利害関係がー致したといつわけだ。

誘えば、全員すくにヤレそうだ善は急げ。

私は氏になりすまし、オンナたちとメールのやり取りを始めた。氏とメアドが違う点については、毎日あまりに女性からメールが届くため、あえて変更したのだと説明しておいた。

しばらくは、無難なやりとりを心がけた。いきなりスケべ心を出すのではなく、相手の出方をじっくり伺ってやろうという腹だ。

が、そんなヌルイ作戦はー切不要だったらしい。

〈子供を産んでから旦那が全然相手をしてくれなくて、すごく寂しいの〉

〈近所にすっこく可愛いラブホがあるんだけど、まだ行ったことないんだよね、え〉

〈女ってね、いつまでも恋愛をしていたい生き物なのよ〉

〈ここ取近、すこく欲求不満なんです〉

数回のやり取りで、すでにこの状態。誘えばすぐにでもヤラせそうな勢いなのである。

いやー、さすがレディコミの読者というべきか、みなさん実に話が早い。

とはいえ、さすがに全員を相手にするほど私もバカではない。彼女たちのルックスもわからないし、中には明らかにエンコー目的の輩が数人いる。年齢が45才以上の女も避けたいところだ。

徐々にターゲットを絞り、最終的に、サョ30才、ユウ34才、力ズミ39才の3人が残った。

選んだ理由は、いずれも、写メの要求にすんなり応じたこと。その上でこれならまあなんとか喰えるでしようと判断したからだ（さすがに、ずば抜けた上玉はー人もいなかった）。

結論から言えば、3人とも簡単にヤレてしまった。苦労しただけに、精子をぶっ放す際の快感もひとしお。それはそれで満足だったのだが、欲を言えば、もう少しスケべな女でいてほしかった。

3人とも会うまではやたら積極的だったにもかかわらずセックス自体は極めてノーマルだった。