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ただ一人のターゲット、花屋のひかるちゃん。以前買った観葉植物の植え替えの際に話せたきり、1週間以上話ができていない。
せっかく「よかったらお部屋でどんな感じでこのコ(観葉植物)が居るのか、教えてくださいね」と言われて、「また写メ撮ってみせるわ」と返したのに、LINEも交換できなかったのはほんまに不覚だ。まぁ、断られてたかもしれないけど。
今やってることは、前を通ってひかるちゃんが店にいれば外から会釈する程度だ。積極的に花屋の前を通るようにはしているが、なかなかそれ以上のアプローチができていない。男の俺が花や観葉植物をしょっちゅう買うわけにはいかないし。うーん、どうしたものか…。月になり、緊急事態宣言も解除されたので、ご無沙汰していた知り合いのバーに足を運んだ。おぉ、若いコが新しくスタッフに入ってるやん。二十歳くらいの彼女、愛想もよく可愛い。まぁ、ひかるちゃん程じゃないけどな。
俺の前についてくれたので、色々話を聞いてみよう。初対面とは思えないほどフランクに話してくれるし、ひかるちゃん攻略のヒントを掴めるかもしれない。
彼女、ミキちゃんといい、大学生で歳も21と、ひかるちゃんとまったく同じだ。ストレートに訊いてみる。
「ミキちゃんくらいの若いコの中でオッサンが好きってコ、どれくらいいるもんなの?」
「私、結構、年上好きですよ。周りに『おじ好き』って呼ばれてるくらいですから。40歳位までなら全然大丈夫です」
『おじ好き』でさえ40歳が限界か……。前の俺でもOKの『枯れ好き』はおらんのか?
「100人に一人くらいちゃいますか。私の周りには一人もいないですね。いるとしたらマニアかパパ活でしょ」
ひどい言われようだ。
「誰か狙ってるコいるんですか?」
「まあな、ちょっと気になってるコがおんねん」
「そのコ、マニアだったらいいですね。でも河内さん、年よりずっと若く見えるんで、いけるかもですよ」
今さらフォローしても遅いわ。
「どういうアプローチがいいと思う?」
「うーん、落ち着いた年齢の人からしつこく来られるとちょっと怖いですしね。でも奇跡が起こるかもしれないですよ。危険な目にあったところを助けてあげるとか」
そんなドラマみたいなことが起こるわけないやろ。やっぱり現実は厳しそうだ。ひかるちゃんがマニアだったらいいけどな。ほんまに奇跡でもおこらんかな。
想いは日に日に募っていく。テレビで彼女に似た高橋ひかるが出演していると、つい『彼女、今どうしてるんかな。会いたいなぁ』と思ってしまうほどだ。でもこの気持ち、俺、ほんまにヤリたいのか。いつものようにダメ元でアタックして、あかんかったら次のターゲットに行ったらええやんという気にならない。大事に、慎重にと思っている自分がいる。そういえば、彼女をおかずにオナニーしたことは一度もないよな。
やっぱりひかるちゃん、ヤリたいというより、「好き」なんじゃないか。これじゃ『ラブノート』やん。まぁ、いい。あれこれ考えることはやめだ。2人を繋ぐ観葉植物は、幸いすくすくと元気に育っている。まずは、彼女も『このコ』と言ってくれている観葉植物の状況を伝えよう。毎日、店の前を通り、4日目にやっとひかるちゃんの姿を見つけることができた。店に入って話しかけようとしたその時、彼女が俺に気づき、店の外に出てきてくれた。
「こんにちは、あのコはその後どうですか?」
「おかげで、植え替えの後すごく元気になったよ。写メ撮って見せるって言ってたのにごめんね。撮っておいたらよかったなぁ」
「いえいえ、またの時でいいですよ。でも元気でよかったです」
「もしよかったらLINEで送ろか?」
ちょっと勇気を出して言ってみた。どうだ?ひかるちゃんは何の躊躇もなく、「はい、お願いします」とポケットからスマホを取り出した。えっ、ホンマにいいの?
俺のQRコードを読み取ってもらう。
「シンサクさんとおっしゃるんですね。スタンプ送りますね」
きたきた。名前は『あかね』ちゃんなんや。これから君は、ひかるちゃんじゃなく、あかねちゃんだ。あまりにもあっけなくLINEの交換ができたので、そのときはそんなに感じなかったが、アジトに戻る道すがら、自分の顔がどんどんにやけていくのがわかる。ついに繋がったぞ!
ちょっと残念なのは、LINEのプロフィールが子犬の写真だということ。ひかるちゃん改めあかねちゃんの写真だったら、いつでも顔が見られるのに。アジトに戻って観葉植物の写真を撮り、LINEで送る。
『こんな感じです』
『うわ、すごく元気ですね。よかったです。また、元気がなくなったり、何かあれば声をかけてください』
LINE交換できたのはよかったが、当然のことながらこの後、話すトピックスが浮かばない。いきなりご飯に誘う勇気も勝算もないしな。ありがたいことに、時々あかねちゃんから『こんな可愛い観葉植物が来ましたよ』というお知らせが入る。販促なんだろうが、コミュニケーションするきっかけにはなる。
『なんていう植物なの? 今度いっぺん見に行くわ』
あかねちゃんがいる日を聞いてお店を訪れ、まんまとその植物を買わされてしまった。でも、その分、距離は少し縮んだんじゃないか? 縮んだと思いたい!
今回買った観葉植物の写メを送ったり、返事をもらったりするうちに、『大学って、週何回くらい行ってるの』とか『シンサクさんはどんなお仕事されてるんですか』とかちょっとプライベートのやり
取りができるようになった。よしよし、やっぱり距離は縮んでるやん。  
そして、11 月の初めに思いもよらないメッセージが届いた。
『シンサクさん、突然ですいません。よかったらご飯いきませんか』
本当に突然だ。なんでいきなり食事の誘いが来たのか、うれしい気持ちより、驚いて動揺している方が大きい。ちょっと落ち着いて考えてみよう。
そんなに仲良くなったわけじゃないのにこんなオヤジを若い女のコから食事に誘うとは、もしかしてパパ活? それとも怪しいビジネスの勧誘? いやいや、天使のようなあかねちゃんに限って絶対にそんなことはないはずだ。
となるとこれはやっぱり…。俺は『奇跡』を信じる。
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