
ある日、仕事の都合で、5才の子供と都内のホテルに一泊することになった。
ビジネスホテルではなく、お台場にある景観の良いゴージャスなホテルだ。
せっかくのいいホテルなのに、仕事が済めば2人で眠るだけ。なんかつまらない・・
そう思うや、私はパソコンを取り出してネットに接続。
今夜の飲み相手を見つけちゃおうー
急ぐときはチャットに限る。
すぐにツーショット・チャットルームで30才の独身男を見つけた。
仕事が休みで、都内のネットカフェにいるらしい。
お酒飲む人?
〈飲むよ。今度一緒に飲もうよ〉
じゃ、今日は?
〈え、いいよ。どこで?〉
〈〇〇ホテルの部屋〉
〈いいよ、行く〉
仕事が終わり、夜。携帯に電話してみると、「今向かってるところ。ロビーに行くよ」ほどなくして本当に彼がやってきた。
なかなかスマートな好責牛で、両手にたくさんの飲み物、食べ物を抱えている。
部屋で子供はもう寝息を立てている。
2人は深夜まで、夜景を見ながら飲み、語った。
チャットで話していただけに、初対面とは思えない盛りあがりだ。
そして予想どおり、誘われた。
でも約束にはないからといって断る。
子供が隣にいては集中してコトにおよべないし、その日は最初からそういう気分ではなかったから、飲むだけに徹底したかったのだ。
蛇の生殺し状態で気の毒だけど、約束違反ではないので・・、
彼はソファで仮眠し、明け方、電車の時間を見計らって帰って行った。
彼にはその後一度映画に連れていってもらい、食事をご馳走になったが、一線は越えていない。
嫌いじゃないけど、なぜか欲求が沸かないのだ。
パソコンにウイルスが侵入して、メールの送受信ができなくなってしまったことがあった。噂ではかなり悪玉のウィルスらしい。
メールができないなんて、私にとっては男とのやりとりがストップしてしまう。
すかさずチャットルームに飛び込んで、ヘルプミープリーズ!
〈こんにちは!〉
あたりかまわず話しかけ、
〈パソコン詳しい?〉
と聞いて回る。
何人かにあたってみると、やっぱりいたいた…。
コンピュータのシステムエンジニアをしているという。
〈ウイルスについて詳しい?〉
〈もちろん〉
〈感染しちゃったら、治せる?〉
〈2人の人を救ったよ〉
〈3人目の依頼が来たら?〉
〈君だったらいいよ。治しても〉
話はトントン決まり、その週末、会うことになった。パソコンを治すだけの目的で。なんて優しい人なんでしよ。
当日。
「びっくりした-。こんなきれいな人が来るなんて、思わなかったから」
「いきなりパソコン治してなんて、図々しくてごめんね。お昼おごるから」
彼は車のバッテリーを利用して、パソコンを治していく。私は黙って横で見守るだけだ。
ようやく一段落した。フーー、昼の1時をすぎている。お腹もすいた。焼き肉屋にでも行こう!
さすがに会計は私が持った。友達に聞くと、ウイルス感染でショップに依頼すると、費用3万は下
らないらしい。おいしい焼き肉を食べパソコンも治って5千円とは、お得感いっぱいだ。
サザン茅ヶ崎ライブ。このチケットが入手困難だった。ネットオークションで1枚3万円などと、どんどんと値段が吊り上り、問題になっていたぐらいだ。
ところが、とある出会い系サイトで知り合ったメル友が、開催1週間ほど前にこんなメールを送ってきた。
〈サザンの茅ヶ崎、行かないの?チケット2枚あまってるけど〉
〈くれるってこと?〉
〈ううん、定価で譲るってことだけど…〉
互いの家が遠いこともあって、受け渡しは、コンサート当日、現地でということに。これはかなり危険だ。なにせお互い顔を知らない上に、現地にはファンがあふれかえっているはず。会えない可能
性だってある。
当日、彼と連絡が取れた。さらにどうにかこうにか対面できたのは、わずか25分前だ。走って来る彼は汗だくだくになっていた。
「はじめまして…ハァ…ハァ。ごめんね、ギリギリになって」
「いいよ、手に入っただけで。悪いから、定価よりすこし多めに入れておいたよ」
と、端数を繰り上げた分のお金を入れた封筒を差し出した。すると、
「ごめんね。僕たち、そういうことしたらダメなんだ。ダフ屋じゃないから。看板しよってるでしよ。いいよ、ぴったり定価だけいただくよ」
「そう…。ありがと」
「じゃあね」
そう言って、彼は会場内へと消えて行った。
ライブは夏の暑さと観客の熱さが入り混じった、熱狂のステージとなり、私と子供にとっても夏のいい思い出となった。
その後彼からのメール。
〈この前は本当にぎりぎりになってしまい、かえって迷惑をかけたね。思いのほかいいかんじの女性だったから、ぜひ、許されるなら、ちゃんとしたデートの誘いをしたいんだけど〉
でも私の中では、彼は単にチケットを手配してくれる人というくくりになっていたので、デートな
どは考えられない。丁寧にお断りの返事を出した。
今春、久しぶりに大好きなニューヨークへ行くことになった。
子供を祖父母にお願いしての旅なので、4泊6日と短期間。
さて、その短い時間をどのように有効に使おうかな…。
やっぱりネットしかないかー
ネットの掲示板は、カテゴリ別にいろんな同士が集っている。
さっそく、NYのカテゴリへ。
「NYに行きまーす。現地在住の方、ガイドおねがいできる方、いませんか?」
こんなメッセージでも返事はあるもの。なんと4人もの男性が名乗り出てくれた。
A・駐在3年目のバツイチ、33才。
B、フリーター、26才。
C・駐在5年の35才、独身。
D・不動産業経営48才。妻帯者。
さてと、どなたにお願いしましょ。と考えているうち、現地で果たして確実にあえるのか気になってきた。みなさんメールアドレスは教えてくれたけど、あちらでパソコンをつなげられるかどうかわからない。連絡がとれなければおしまいだ。
なのでこの際、全員とアポを取ってしまおう。それぞれの人と、~つまくバッティングしないように約束をとりつける。
Aは1日グルメガイドをしてくれると言い、
Bは深夜のクラブに連れていってくれることに。
cはミュージカルのチケットを取っておいてくれて、
Dは取りあえずお茶でも飲もう
NYに着ぎ、さっそく部屋にこもってやっとの思いでパソコン接続に成功した。
これで、インターネットも見られるし、メールも送受信できる。
すぐ4人にアクセスし、到着したことを伝えた。〈ハロー着きましたー〉
次の日、AくんとNYドライブ探索、グルメの後、セントラルパークで昼寝(女1人では決してできない)をし、バーで飲んで、部屋まで送ってもらった。とても楽しく優しい人だったので、私から誘ってみる。
「部屋に寄って行く?」
彼は思ったとおり素敵だった。避妊具がないからとわざわざ買ってきてくれて、感激。すてきな一夜を過ごすことができた。
翌日は昼間、ショッピングを楽しむ合間に、不動産業のDさんとホテルのラウンジで待ち合わせ。
見かけは結構なナイスガイだけど、48
インテリ風で話が合わない。30分くらいお茶をして別れる。
その夜、Bくんとクラブへ。彼はパンクバンドをやっているそうで、髪の毛が青い。目が優しく、好感度バツグン。クラブは酔った男女、ゲイが入り乱れて踊り狂っていた。
初めて見る狂喜乱舞の世界。
Bくんはマリファナを勧めてくれた。試しに少しだけ吸ってみた。ちょっといい気分だけど、ハマるほどではないかな。踊り飽きてそろそろ明け方。コンドミニアムまでタクシーで送ってもらうことに。酔って甘えたい気分だったので、また語る。
「部屋に寄って行く?」
彼も朝、帰って行った。ラストはCくんと、ミュージカル鑑賞劇場で待ち合わせ。ショーはオールヌードの男性が歌って踊る、日本では見られない変り種だった。男性器をブラブラさせて踊るミュージカル、奇妙な体験だ。観劇後、食事をご馳走になり、話も弾んだ。
「明日、帰国なんだけど、思い残すことが1つあるの。一度でいいからハーレムに行きたかったんだ。でも女1人じゃ危険だって聞くし…」
彼は、「それじゃあ、僕が付き合ってあげるよ」
結局翌朝まで一緒にいてくれて、午前中、地下鉄に乗ってハーレムに行き、散歩した。
食べてみたかったソウルフードの店やアポロシアターにも。
そして、思い残すことは何1つなく、帰国することができた。
たのしいNY1人(?)旅だった。3人のおかげで、寂しい夜もなかったし。
でも、日替わりで3人の男性と夜を過ごしちゃったなんて、ちょっと考えものかも。
ネットってすっごーく便利。会う人会う人みんな優しくて、紳士的だし。
これなら特定の恋人なんていらないかも、そんなことを思ってしまった。
バツイチシングルマザー30才。
これからも、ネットの向こうの人とどんなことが起きるのか、楽しみでしょうがない。
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