私は自分で自分に驚いていた。
妻を叱りとばすつもりが、逆に妻を求めてしまった自分。
しかも結婚以来初めてとも言えるこの興奮。
もしかして私は、他の男と寝た妻を改めて抱くことに無上の喜びを覚える人間なのではなかろうか…













もはや間違いなかった。
妻が浮気相手と話す会話を盗聴した日と、それ以外の日では、
同じ彼女を抱いてもまるで興奮度が違う。私は妻の浮気に嫉妬することで、
異常なまでの興奮を覚えるヘンタイなのだ。
とはいえ、このまま見過ごしていけば家庭崩壊は確実。
危険な″遊び″にはピリオドを打たねばならない
こうして私と妻の立場は明らかになった。私の奴隷になってもいい。それは私を満足させるに十分な答だった。そして同時に考えた。今回の一件で妻は私に逆らえなくなった。 一方、妻の不貞に屈折した興奮を覚える自分がいる。ならば、どうだろう。彼女をわざと他の男に抱かせてみては。そこで嫉妬に狂った後、妻を抱く――。想像しただけで、下半身がうずくではないか。
むろん妻はその申し出を断れない。いや断らないと言った方が正解か。私はすでにわかっていたのだ。彼女もまた快楽に貪欲な女。違った刺激を与えれば、喜んでそれを受け入れてくれるに違いない
- 関連記事
カテゴリ
タグ