
きっかけはある求人誌だった。
「テレホンアボインター、1千円+歩合」
仕事はカンクン。コレ見ながら電話かけてアポを取るだけ
担当のオッサンがそっ言いながら目の前に出したのは、何十枚に重なった名簿。
必ず、お母さんを呼び出して、 一度直接会って話をさせてくださいって口説いてよ。ま、そのうち慣れるからガンバってみて一
というわけで、さっそく当目のタ方から名簿を元に電話をかけまくる。
「もしもし、恐縮ですが私、慶応大学2年の鴨井と申します。実はお宅のお子さんの勉強を面倒見させていただけませんか」
最初ガチャ切り。 こちらの話に耳を貸してくれるのは10件にー件くらいだ。ま、それ だけ怪しいということだろうう
アポ取りの手腕を買われたのか、 半年後、私は営業の正社員に。
仕事内容は、アポインターがあらかじめ約束を取り付けた家庭へ出向き、自社に登録した家庭教師を勧めるというもの。
派遣の他にもう1つ、重要な任務があった!教材の販売である。
バイトで半年、営業で3年、そして営業兼経理で半年の4年を勤めた後、私は3人を引き連れて独立した。単純な話、自分でやった方が絶対儲かるに違いないと思ったからだ。
家庭教師派遣業はカンタンに始められる
ふとあることに気づいた
客の元へ人を派遣。これ、出張系風俗にソックリではないか。相手の希望を聞きつついかにこちらのベースに乗せるか、ドタキャンやトラブル時の対処法、若い女性の扱い方・・
考えれぱ考えるほど、共通点が多い気がしてならない。
そんなわけで私は家庭教師派遺業と平行しながら、デリハリーヘルスを開業した
私のやり方が特殊なのは家庭教師の仕事も微妙にリンクさせている点である。
家庭教師派遣集をやっていれば、 センセイのトラブルは付き物だ。
例えば、男大学生が自分の教えている女生徒に手をつけてしまったとき。
私は必ずセンセイの親へ出向いているが、ふくみのある言い方で責めたら、○万を渡されたことがあった。さしずめ口止めってところだろう。
一方、女のセンセイで多いのが、ドタキャンを連発するパターン
そういうナメた連中には、夜の方で働いてもらうことにしている
さすがにムリヤリ働かせるわけにもいかないので、本人とよく話をしてから決断。
これが結構反応がよく、「やりますーー」と即答するコの多いこと。
おかげでデリヘル嬢の求人も最初の1回だけで出す必要がなくなった
最近、私は店のチラシに 「在籍ホンモノの女教師」
★世問のイメージと比べれば、家庭教師派遣ほど裏のある業種もないと思う。
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