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年収200万。現在、俺の生計はこの程度の稼ぎで成り立っている。
36の独身男としては寂しい額なのだろうが、贅沢をしなければ、そこそこゆとりの生活は送れるし、貯金だってできる。個人的な不満はない。

どころか、ちょっと自慢したい気分だ。というのもこの200万、何かしらの労働で得ているのではなく、来る日も来る日も、ただ食っちゃ寝を繰り返すだけで、懐に入ってくるカネなのだから。


この5、6年、俺は治験ボランティアだけでメシを食っている。たまに日雇いバイトのようなこともするが、それでも年間を通してみればわずか20日ほど。治験一本で食っていると断言しても、差し支えないだろう。働かずとも生きていける境遇。誰もが一度は憧れる生活。そこに至るまでの経緯、そして現在の俺の暮らしぶりについてお話しよう。


得体の知れない薬の実験台に使われるなんて
俺が初めて治験を経験したのははるか12年年ほど前、まだ24才のころだ。当時の俺は、大学を卒業するも定職に就かず、浮き草のような人生を歩んでいた。バイトを転々としながら、年に一度、東南アジアで2カ月ほど遊び呆ける。先のことなど少しも考えず、ただ目の前の楽しさに夢中になっていた。短期のバイト先で、同年代の同僚から気になる誘いが舞い込んできたのは、そんなある日のことだ。
「竹永くん、治験に興味ない?」
治験とはたしか、新薬の臨床試験に被験者として参加するボランティアのことだ。結構な報酬がもらえると聞いたことがある。
「治験のことは何となく知ってるけど、それがどうしたの?」
「俺の高校時代の先輩が医学部の学生やってて、いま、そこで行う治験の協力者を探してるんだって。やってみれば?」
「自分がやればいいじゃん」
「いや、俺はいいよ。なんか怖いじゃん」
こっちだってそうだ。得体の知れない薬の実験台に使われるなんて冗談じゃない。
「竹永くんなら興味持つと思ったんだけどな。10日間の入院で20万円もらえるって話だしさ」
「え、20万も!?たった10日の入院で?」
それだけのカネがあればバンコクでしばらく豪遊できるじゃん!
「ごめん、やっぱやりたいかも。てか、やるやる、やらせて」
むろん不安がゼロになったわけじゃない。どころか現時点では1ミリも減ってない状態だが、日給7500円のしがないバイトには、それほどまでに魅力的だったのだ。10日で20万!
翌日、さっそく同僚の先輩から電話があった。一度、某大学病院まで来て、事前検診を受けてほしいという。治験を受けるには健康体であることが絶対条件、検査の結果次第では失格になることもあり得るのだとか。もちろん承諾したうえで、気になっていたことを尋ねてみる。


「ちなみにその治験って、どんな薬を飲むんですか?」
「花粉症の新薬だよ」なあんだ、花粉症か。それなら大してビビることもないな。


拍子抜けするほどラクチン
数日後、大学病院へ。案内された検査会場には、俺の他にも治験希望者らしき男たちが20人ほどおり、まもなく現れた担当者が説明を始めた。いわく、治験というのは、何度も動物実験を繰り返し、その過程で安全性が確認された開発中の新薬を、はじめて人間に投与する段階のことを指すらしい。したがって、そこで検証されるのは、その薬を人間に用いても安全かどうかの一点のみ。


ちなみに薬の効果については、実際にターゲットとなる病気の患者を使って別途、試験を行うのだそうだ。この後、治験の同意書にサインをして説明は終了。続いて身長体重や血圧の測定、採血や心電図など一般的な健康診断と変わらない検査が済むと、一律3千円の交通費をもらって解散となった。病院から検査をパスしたと電話があったのは、3日後のことだ。

日ごろ不摂生な生活を送っていただけに正直、安堵した。迎えた入院当日、受付で案内された部屋に入ると、同じく検査に合格した被験者たちがイスに座っていた。今回の治験参加者は計11人。俺を含めた本メンバー8人が10泊し、残りの3人はいわば補欠で、本メンバーが体調不良などで抜けたときのために、2泊だけ参加するらしい。
こうして始まった治験ライフは拍子抜けするほどラクチンなものだった。もちろん、入院中には面倒なルールがたくさんある。大好きなタバコはNGだし、食べ物や飲み物を外から持ち込んでもダメ(すべて入院時に、厳重な荷物チェックを受ける)。やたらと規則正しい生活を強いられる毎日は、刑務所に入ってるような気分だ。
何より、連日、朝食の前に行われる採尿、体重測定、問診、血圧測定などの検診は面倒この上ない。しかも採血に至っては投薬の影響が最も出るからという理由で、日に10回も15回も行われるのだ。しかし、言ってしまえばそれだけのコトに過ぎない。バイトに出勤してあくせく働くことを思えば、身体的にも精神的にもケタ違いにイージーだ。
事実、投薬や検診のとき以外は好きなだけ昼寝ができるし、娯楽室へ行けば、テレビゲームや大量のマンガや小説もある。加えて、3度の食事もめちゃくちゃウマいのだから、これで文句を言ったらバチが当たるというものだ。

そしてその思いは、退院後に受けた事後検査でさらに増大する。医師から異常ナシのお墨付きをもらってから、ポンと支給された20枚の1万円札。世の中に、こんなオイシイ仕事があっていいものかと、感動を禁じ得ないのであった。


体重問題はウエイトベルトでクリア
寝ながらにして大金を得る。こんな体験をして価値観が変わらない方がおかしい。以降、俺は治験にのめり込んでいく。ネットで調べたところ、治験を斡旋している業者の存在を知り、そこで募集されている治験に応募するようになったのだ。


狙うは入院期間15日前後の長期のみ。治験の世界では、入院1日に支払われる報酬は2万円以上が相場らしいので、15日なら最低30万の計算になる。せっかくバイトを休んで臨むのだから、カネは一度にガッポリ入った方が効率がいいのだ。

ちなみに治験を実施する製薬会社は、被験者に支払われるギャラを「負担軽減費」というややこしい名称で呼んでいる。報酬、ギャラといったことばは絶対に使わない。治験はあくまでボランティア、金銭で被験者を釣るようなマネはしていませんよ、というスタンスなのだ。おそらく法律上の微妙な問題がそこにあるのだろう。

さて、治験の応募を精力的に開始した俺だが、当初の目論見とは裏腹の事態が待ち受けていた。最初にして最大の関門とでもいうべき事前検診、これが思ったよりもシビアで、不合格になることが3度に1度ほどあるのだ。
治験ではその都度、取り扱う薬の種類が違うため、事前検診でもどんな検査のどの数値を重要視するかが変わる。したがって、前回の治験に参加できたからといって、次もパスできる保証がないのだ。こちらにできることと言えば、なるべく健康的な生活を送り、検査数値が少しでも良くなるよう祈るしかない。

さらに俺の場合、別の問題もあった。もともと太りにくい体質のため、引っ越し屋や工事現場の仕事など、しんどいバイトが連続すると体重がごっそり落ちてしまい、事前検診の場でBMI値(身長と体重の比率)が基準をハズレてしまうことがあるのだ。

これでは当然、検査などパスできない。しかし、この体重問題に限っては、のちにあっさり解決策を見つけた。体重計に乗る前に下腹部にウエイトベルト(オモリ入りのベルト)を巻き、それをパンツで覆って隠すのだ。

オリンピックやボクシングの試合ならともかく、治験の事前検診で不正に目を光らせてるスタッフなどいるわけがない。そもそもそんなことなど想定もしてないのだから、これくらいのことなら余裕でダマせるのだ。
「回数をこなしたいなら非加盟を受けりゃいいじゃん」
治験を始めてから4、5年も経つころには、年間で60万以上はコンスタントに稼げるようになっていた。多いときは90万に到達する年もあったので、小遣い稼ぎの額としては上出来と言えるレベルだろう。ただ同時に、いつしかバイト生活をやめて、治験1本で食っていきたいと夢想するようになっていた俺には物足りない額でもあった。

1カ月の家賃を含めた支出が15万だとしても、年間180万のカネが必要になる。それを考えればお話にもならない。治験でジャンジャン稼げない原因はハッキリしていた。実はこの業界、治験を受けた人間の健康面を配慮する観点からブランクを空けないと次を受けられないというルールを設けている。

つまり、治験を受けられるのはマックスで年3回までと決まっているのだ。しかも、治験を行っている医療施設は、臨床協会という組織に加わっており、治験参加者の情報を共有している。ために、十分なブランクを空けずに新しく応募したところで、審査からハジかれてしまうのだ。これではどうすることもできない。

潮目が変わったのは、とある治験に参加したときのことだ。参加者の中に、見慣れた人物を発見した。金のネックレスに色付きメガネをかけた中年男。
あちこちの治験を受けに行くようになると、行く先々で「あ、こいつ、前も一緒だったな」というヤツがちょこちょこ現れてくる。

俺と同じく、治験に群がるハイエナのような連中だ。そのネックレス野郎もそんな中のひとりなのだが、それまで俺は、治験の現場で居合わせた連中と会話らしい会話をしたことがなかった。見るからに底辺臭を漂わせているダメ人間ばかりで(人のことは言えないが)、交流を深める気になれず、あえてひとりで行動する道を選んでいたのだ。

がなぜかこのときは、向こうから声をかけてきたネックレス野郎と話し込んでしまい、その中で重要な情報をキャッチした。ネックレス野郎が言う。
「治験の回数をこなしたいなら非加盟を受けりゃいいじゃん。え、もしかして知らないの?」
まったく知らなかった。治験を実施する医療施設のなかに、臨床協会に加盟していないところがあっただなんて。

彼によると、非加盟の施設は数こそ多くはないものの、関東地方にいくつか点在しており、それぞれ月に3、4回程度、治験を行っているらしい。非加盟の施設を2、3カ所ほど知っていれば、加盟と合わせて年間10回程度、治験を受けることが物理的に可能だという(同じ施設で4カ月のブランクを空けず、連続で治験を受けることは非加盟でも不可)。

そんなわけでネックレス野郎から、非加盟の病院をいくつか教えてもらった。同業者との情報交換は重要。その事実をまざまざと実感した次第だ。

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