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10月、兵庫県の片田舎で新しい仕事が始まった。
正直、ため息が出るほど単調な仕事だ。詳しくは書けないのだけれど、とにかくタイクツでしかたない。毎日のように社員たちには物覚えが悪いことを呆れられ、時間がたつのが異常に遅く感じられる。あるとき、同じ時期に中途入社した男からこんな話を聞かされた。
「赤澤さん、なんか言われてましたよ。あの人はデラックスな弁当を見せつけてくるって」
オレはいつも出社途中、駅ナカの弁当屋で、幕の内や寿司などの弁当を買っていく。いわゆる観光客用の弁当で、千円を超えるようなものだ。なぜなら会社の近所はロクな食い物屋がないし、コンビニの弁当なんかとても食べる気になれないからだ。それを会社の休憩室で食べているわけだが、社員たちには、高価なオカズをわざと見せつけてくるように映るらしい。そんなとこまで見られているとは
驚きだ。人の昼飯なんかに興味があるなんて。あんまり目立つ行動はできないな。それにしても刺激が少なすぎる。
仕事が終わってもなにもやることはなく、近くの食堂でメシを食ってまっすぐ部屋に帰るだけ。飲む習慣がないので行きつけの飲み屋なんてできっこない。新しい友達ができる想像すらできない。こうなるとオグの存在が恋しくなるわけだが、また例の、ラインの返事が遅い問題が発生しはじめ、イライラは増すばかりだ。もう彼女はきっぱり別れたがっているんだろうか。
あまりにパッとしない生活を案じてくれたのか、それとも最後通牒のためなのか、10月のとある週末に、オグが兵庫に遊びにきてくれることになった。
最寄りの新幹線駅まで迎えにいくと、オグはさっぱりした表情でホームに降りてきた。
「慎吾さん、すっかり兵庫の人になりましたね」
兵庫の人って、まだひと月しか住んでないし。
「この前は、急かしてすみません」
婚期婚期と連呼したことを反省しているようだ。
「もう結婚とかじゃなくていいです」「え?」
「そんなに焦ったりしませんから」
なんだろう、この方針転換は。いまいち釈然としないままトンカツ屋で昼飯を食うことになった。と、そこで彼女の口から驚愕の告白が。
「会社、やめようと思うんですよ」
「は?」
「それでどうしようかなと思って」
「っていうと?」
「あっちにいる理由もないので、こっちに住んでもいいかな、とか」
なんだって? いったい彼女は何を企んでいるのか。この地に縁もゆかりもない、というか、オレしか知り合いがいない以上、部屋に転がり込んでバイトでもするしか生活の術はない。つまり同棲ってことだ。もしそんなことになれば、オレの今のさみしさはなくなるだろう。弁当だって駅ナカのじゃなく、手作りが食えるかもしれない。
しかし同棲なんて既成事実ができてしまえば、もう後戻りはできそうにない。困るぞ、それは。喜ぶ表情を作ることもできず、あいまいな返事をしたっきりトンカツ屋を出て、2人で市内をぐるっと回った。途中、何度も「遠かったです」と遠距離のツラさをアピールしてくるオグ。聞こえないふりをするオレ。いったいこの先どうなるんだろう。 

翌日、新幹線のホームでお別れをした。
「慎吾さん、このまま乗っちゃえばどうですか」
「そうしたいのは山々やけど」
「また来ますね」
うれしい言葉だが、今度来るとき彼女はどういう立場で、どんな荷物を持ってくるのか、今はまだわからない。仕事を辞めて兵庫県に住むとまで言い出したオグだったが、ちょっと考え直したようだ。
電話で彼女いわく、
「この歳になって同棲とかしてる場合じゃないと思いまして」
そりゃそうだ。オレは40代、彼女は30才を超えてるんだから。しばらく遠距離をつづけるしかないだろう。と安心していたら、次のパンチが飛んできた。
「私もご挨拶に行けると思ってたんですけど」
「え、挨拶?」
「慎吾さんは私の実家に来ましたよね。次は私の番じゃないんですか?」
 
なんてことを言い出すのだ。オグの実家に行った目的は「ご挨拶」なんかじゃなく、借金のレベルを探るためだったに過ぎない。結果的に内実はよく掴めなかったわけだが、すくなくとも「次はウチの実家へ」という予定があったわけじゃない。
「行っちゃいけないんですか?」
「いや、別にあかんわけじゃないけど…」
本音では、ゴールインへの既成事実を積み重ねられていく怖さがあるとはいえ、あかんとは言えない。
「12月には行けるものだと思ってました」
「そんなこと何にも言ってないやん」
「年内には、って言ってましたけど」
そんな約束した覚えはないのだが、適当にあいづちをうったことがあったのかもしれない。この後、言った言わない、行く行かないの喧嘩がつづき、結果的に押し切られるような形で「行く」に決まってしまった。決定的だったのはこの一言だ。
「慎吾さんはすぐ曖昧にするから、私がぐいぐい行かなきゃダメなんです」
 
二の句を継げなかった。今の時点でこんなに喧嘩していて、この先どうなるんだろう。もしや結婚なんてことになっても、長続きするとは思えないんだが。
12月の前半。新大阪で待ち合わせた。オグはニットにスカートと、普通の服装だ。事前に母親には電話してある。結婚とかじゃなく、あくまで顔見せである。だからオグの実家の借金については尋ねないように、と。返事はこうだった。
「ああ、もう私も他人のこととやかく言うのやめとくし」
どうやら母親は、オグ家の借金話を聞いたあとで実のお姉さんと相談し、もう子供じゃないんだから好きにさせようということでまとまったらしい。
服装こそ普段どおりのオグだが、手土産にどこかの料亭の和菓子をたずさえ、表情は緊張している。過去にこういう経験はなかったのか、ちょっと気になるところではあったが聞かないでおこう。
地下鉄と私鉄を乗り継ぎ、昼の3時ごろ実家に到着した。
「あら、いらっしゃい」
「初めまして。慎吾さんとお付き合いしている●●(姓)ゆかりです」
「まあ、どうぞどうぞ」
応接間のソファに並んで座る。柄にもなく、お茶とカステラが出てきた。いつもはかっぱえびせんばかり食ってるくせに。
「この子が女の子連れてくるなんて初めてのことなのよ」
「そうなんですか」
「もうずっと独身でいくのかと思ってましたから」
ドキリ。おかんよ、あんまり結婚をイメージさせるような言葉を出すんじゃない。
「まあ、私もこの子にはできることはやってきましたんで、よろしくお願いします」
だから、そんなこと言うなっての!
初めての経験なのでよくわからないのだが、この関係における女2人の会話とはどこでもこんなに空虚なものなのだろうか。
オグ「お母さんと慎吾さん、お顔が似てますよね」
母「そう?昔は父親似やったけどねー」
母「東北出身なら寒さには強いでしょう?」
オグ「ええ、そうでもないんですけどね」
母「東北なら果物とかもおいしいんでしょう」
オグ「ええ、そうです」
オグ「吉本新喜劇を見てみたいんです」
母「生で見るとぜんぜん違うからね。私が行ったときなんか仁鶴さんがカーテンから顔出してはったし」
こういうどうでもいい会話(仁鶴のクダリだけは面白かったが)を隣で聞きながら、結婚トークだけはするなよ、と双方に念じつづける。気持ちの確認などを振られても答える覚悟ができていないのだから。と思い上がりつつも、ふとおもった。オグはオグで、当然ながら我が赤澤家の様子を観察する視点をもっていておかしくない。どんな家なのか、どんな家族なのか、知りたい気持ちはあるだろう。やもすれば落胆することだってあるかもしれない。
幸い、母親は普段よりもヨソ行きのトークをしているので安全なようだが…。

オグ「お母さん、お笑いが好きならM1とかも見られたんですか?」
母「見たよ。審査員の上沼恵美子な。お姉さんの海原万里は知ってる?姉妹で漫才やってはってな。そんでな…」
やはりボロが出た。この人は上沼恵美子関連の話題になると止まらないのだ。あーあ。今日はあくまで顔見せなので短時間でもかまわないはず。あまりの居心地の悪さに、オレが「そろそろ帰ろうか」と促し、滞在時間1時間半で、実家行きは無事に終わった。帰り、難波の町はクリスマスムードで浮かれていた。 念願のかなったオグは、「優しそうなお母さんでした」と、満足そうな表情を見せている。もう完全にオグのペースである。外堀から徐々に埋められ、このままどうにもならないところまで追いやられそうな気がする。40年間モテなかった男が何を言ってるんだと非難されるかもしれない
が、本当にこれでいいのか、結婚なんてしちゃっていいのか、との迷いは捨てきれない。
せめてあと1年経てばオレの心もかたまると思うのだが、オグはそんな持久戦を許さないに決まっている。もうすぐクリスマス。いよいよ腹をくくるときが来たのだろうか。
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