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北関東を中心に相次いだ家畜の窃盗事件は、世間に大きなインパクトを残した。
その件数は、牛、豚、鶏を合わせて900頭以上。被害総額は推定で2千万から3千万円とも言われている。
いったい誰が犯人なのか、これだけの規模なら組織的な犯行なのは間違いない。
 
様々な憶測が飛び交う中、10月下旬に逮捕されたのは、群馬県太田市に住むベトナム人たちだった。
在留ベトナム人は年々増加しており、中でも日本人の人口に対して最も高い割合なのが、今回の犯人が逮捕された群馬県だ。
群馬に昔から住む日本人たちは、彼ら急増するベトナム人に対してどんな感情を抱いているのだろうか。現地で生の声を聞いて回ることにした。
「やりかねない気はしてるよ」
都内から電車を乗り継いで約2時間。太田市の中心地である東武鉄道・太田駅にやってきた。
 まずは改札を出て、繁華街のある南口へ。と、駅前の光景にいきなり度肝を抜かれた。
 周辺の建物はよくある地方都市の光景なのだが、そこにいる人々が他とはまったくちがう。
 浅黒い肌の男たちが、何やら談笑しているのだ。それも1人や2人じゃない。日本人は見当たらず、そこにいる10人前後のすべてが外国人。
 パッと見、彼らの人種は2種類に分かれていて、東南アジア系と南米系だ。
 近くを通りすぎるだけで、ツーンという酸っぱい体臭が鼻について、異国にやってきたような気分が湧いてくる。
 外人だらけの駅前から少し離れたバス停に一人ポツンと座るご高齢の日本人男性がいた。
 ちょっと話しかけてみよう。
「いきなりすみません。お聞きしたいことがあるんですけど、いいですか?」
「はい。何でしょう? 私でよければお付き合いしますよ」
 この方は長年太田市に住んでるそうだ。
「初めて太田に来たんですけど、外国の方が多いんですね」
「ああ、そうだね。昔からブラジル人はいっぱいいたけど、最近はベトナム人も増えてるよ」
 やはり駅前にいた東南アジア系の人たちはベトナム人だったようだ。
「それにともなう苦労はありますか?」
「うーん、まあ、もともと外人が多い町だったからねえ…」 
 
20年以上も前からブラジルやペルー出身者はいたようで、その多くが近くにあるスバル自動車やパナソニックの工場で働いていたらしい。
 隣町の大泉町が、日本でも屈指のブラジルタウンとして有名なことから、その影響でここ太田にもブラジル人が多く住んでいるとのことだ。
「アジア系の方はいつごろから増え始めたんでしょうか?」
「ここ4、5年くらいかなぁ。気が付いたらワーっと増えちゃったよ。ブラジル人はまだ日本語通じる奴がいるけど、ベトナム人はほとんど通じないから、ちょっと怖いよな」
 彼によれば、日本語がしゃべれる割合はブラジル人が2~3割。ベトナム人にはほとんどいないそうな。
 さらに男性が続ける。
「しかも、かなり危ない連中って聞くよ」
「というと?」
「ほら、ブタが盗まれた事件もあったでしょ? 最近ウワサになってるんだよ。なんか企んでるんじゃないかって。 栽培してた果物を盗まれた人の話を寄り合いでも聞いたし、犯人はベトナム人だろうってもっぱらの噂だよ」
「噂まで立ってるんですか」
「絶対かどうかはわかんないけど、やりかねない気はしてるよ。本性がわからないし」
真犯人はもちろんまだわかっていないし、偏見なのは間違いないのだが、こういう疑惑を持つ空気は、彼の周りに確実にあるようだ。
 最後に男性はこう言い残して去って行った。「もうちょっとお互いに話をする機会があれば仲良くできそうなんだけどね。ただでさえ家畜の窃盗で疑心暗鬼になってるからさ」
 おそらく今回の事件をきっかけにして、ベトナム人=悪という印象が広まっているのだろう。溝は思ったより深そうだ。

「外人全員が悪人だと思うのも違うよね」
 お次は駅前のドン・キホーテで買い物を終えた若いカップルに声をかける。
「すみません。ちょっとお話を伺いたいんですけど」
「はあ、どういったことでしょうか?」
 一瞬怪訝な表情をされたが、こちらの事情を伝えると快く了承してくれた。
 カップルの男性が話し始める。
「うーん。たしかにこの町は外人多いけど、あんまり気になったことないなー。ほら、俺生まれたときから太田育ちだし」
「そうですか…」
「強いて言うなら運転が荒いくらい? だから実害はないな」
 男性の話を聞いていた女性が割って入ってくる。
「うそ! アタシはめっちゃ怖いよ~」
「そうかあ?」
「うん。深夜コンビニに行ったりすると、よく店の前で何人かでダベってたりしてて近寄りにくいし」
 女性が怖がるのも無理はない。
「それはベトナム人ですか? ブラジル人ですか?」
「うーん、どっちでも緊張するかな。暗闇に目が浮いてて警戒しちゃいます」
 そこで男性が何か思い出したように声を上げた。
「あっ! そういえば聞いたことがある!」
「なんでしょうか?」
「2年くらい前なんだけど、ドラッグストアで働く友達から教えてもらったんだけどね…」
 太田市と伊勢崎市の境目にあるドラッグストアで働く友人が、大量の化粧品を万引きするベトナム人2人組に遭遇したとのこと。
 彼らは技能実習生として来日し、もうすぐ3年の期限を終え、母国に帰る寸前に犯行に及んだらしい。
「そいつ(友人)が言うには、国に帰る間際なら防犯カメラとかに映っても大丈夫ってことらしいよ。なんか気分悪いよな」
 ベトナムでは日本の化粧品の人気は高く、高額で取引されることから、万引きのターゲットになりやすいとのこと。 最後に女性が口を開いた。
「でもさあ、そうやって犯罪するのはごく少数だし、外人全員が悪人だと思うのも違うよね」
「まあな。太田市だけでも何千人といるわけだし、一緒くたにはできないわな」

「ベトナムの方は信心深い人が多いんですよ」
駅前に戻り、聞き込みを再開。すると一人の中年女性がチラシを片手にこちらへやってきた。
「すみませーん。ちょっとお時間よろしいですか?」
手に持ったチラシを見る限りどうやら仏教系の宗教の勧誘のようだ。
うーむ、どうせなら彼女にも聞いてみるか。勧誘を適当に聞き流し、こちらの疑問をぶつけてみた。彼らにどんなイメージを持っているのだろう。
「ベトナム人ですか? そうですねえ、でもコロナ前に比べたら静かなもんですよ」
「そうなんですか」
「はい。1年前はもっとあふれかえってましたから、そのときはおっかなかったです」
コロナ流行を機に帰国した人も多いのではないかと語る彼女。
「ここで勧誘してるだけで、ギロっと睨まれたりしてね」
「なにか具体的なエピソードはありますか?」
「よくスケートボードをやってる男の子たちがいて、一度なんか足首に当てられて最悪だったわよ」
 しきりに自分の足首をさする彼女。そうとう痛かったようだ。語気に怒りがこもっている。
「でもねえ、ベトナムの方は信心深い人が多いんですよ」
「え? 勧誘もするんですか?」
「はい。一度に何人も入信してくださることもあるんです」
 どういう意味だろ。
「ほら、一つのアパートに何十人かで暮らしてるでしょ? だから一人が入ると他の方も一緒にってことがあるんです」
彼女が言ってるのは、こういうことだ。ベトナム人は不当に賃貸でシェアハウスを行っており、その規模は1部屋に10人前後とかなりの大所帯。
そのため中の一人を勧誘できれば芋づる式に信者を増やすことができるのだという。
「仏教のお国柄ですからね。積極的にお声がけしています」
 彼女の教団では北関東を中心にベトナム人の信者が増えているとのこと。なんとも意外な話である。
「あいつら異様に金持ってんですよね」
 聞き込みを続けるうち日が暮れて、次第に町のネオンが輝き始めた。
 太田駅の南口といえば、群馬県随一の風俗街として有名な場所だ。次は夜の町の評判を聞いていこう。閑散とした風俗街を歩くと、威勢のいいキャッチの兄さんが声をかけてきた。
「もうお店決まってますか? お安くしますよ~」
「すみません。実は調べものをしてまして…」
 こちらの事情を伝えると、今日はヒマだからということで、話に付き合ってくれた。
「うーん、ベトナム人の素行についてですか~。そうですね~」
「この辺のお店を利用することもあるんでしょうか?」
「いや~。めったにないね~。基本は日本人客だけですから」
 北関東全域から遊びに来る男性は多いが、外国人が利用することはないという。
「でも、あいつら異様に金持ってんですよね」
「といいますと?」
「この前も4、5人のベトナム人グループが歩いてたんすけど、着てるのがハイブランドだらけだったから」
 オフホワイトのスウェットに、バレンシアガのスニーカーなど、全身そろえるだけでウン十万はくだらない金額の服を身に着けていたらしい。
「思わず聞いちゃいましたもん。それホンモノ? って。そしたら親指を挙げてオフコースって言われましたよ」
 笑いながら語るキャッチの兄さん。寂れた繁華街の太田とは、あまりにもかけ離れた格好だったことは想像がつく。
「絶対悪いことしてるとしか思えないっすよ。この辺でそんなに稼げる仕事なんかないですから。
 俺が同業から聞いたのは、フェイスブックにベトナム人だけのグループがあって、そこでヤバイものを売ってるって話ね」
 おそらく今回の家畜窃盗の事件でも話題になったフェイスブックのコミュニティだ。そのグループ内で窃盗した家畜の売買も行われていたとの報道もあった。
「銀行の通帳とか、飛ばしの携帯とかも売買してるらしいっす。どこまで本当かはわかんないっすけどね」
 キャッチの兄さんと別れた後で調べたら、たしかにフェイスブックのベトナム人コミュニティに通帳やスマホの売買を促す投稿があった。この日は駅前のビジネスホテルで一泊。
 翌日は朝から、家畜窃盗で逮捕された犯人が住んでいた場所を訪れることにした。
 太田駅から伊勢崎駅方面に3駅。最寄りの世良田駅にやってきた。無人駅で人の気配は全くない。ここから犯人の家までは北に8キロの距離だ。
 幸い近くにあったレンタサイクルで移動することに。
 のどかな田舎道でママチャリを揺らすこと10分。途中、通りかかった公園で、タバコを吸ってるヤンキー風情の女性を見つけた。
 犯人の家も近いことだし、なにか情報を知ってるかもしれない。話を聞いてみよう。
 こちらの意図を告げると、笑って答えてくれた。
「ああ、ベトコン? あいつら悪い評判しか聞かないよ」
 ベトコンって…。そんな蔑称を使ってんのか。
「詳しくは知らないけど、ここからすぐ近悪いことしなきゃ大金は稼げないはずベトコン呼ばわりはヒドすぎるくの養豚場でも盗まれたらしいよ」
 なんと、被害に遭った場所が近くにあるのか。
「ここらじゃ事件があってすぐ、ベトナム人がやったって情報が広まってたよ」
「犯人を断定してたってことですか?」
「そりゃそうさ。テレビでやるような大きな事件なんか一度も起きたことない町なんだから」
 つまり、ここ何十年も平和だったのだから、事件が起こる理由は異分子のベトナム人しかありえない、と。さすがに決めつけが過ぎる気も…。
「私、団地に住んでるんだけど、何カ月か前に、他の棟に住む知り合いがベトコンが練習してるのを見たって言ってたし」
「練習ってなんですか?」
「高い塀をよじ登ってたんだって、たぶんリハーサルしてたんじゃないかな。窃盗の」
 ええ!? マジかよ。
「それ本当ですか?」
「深夜に遠目でしか見なかったみたい。でもたぶん本当でしょ」
 うーむ、鵜呑みにするには、あまりにも突拍子のない話だ。近所の悪ガキが遊んでただけって可能性も十分考えられるけど…。
 しかし実際に事件が起こったのだから、結び付けてしまう気持ちもよくわかる。
「はやく、全員捕まってほしいよね~」
 タバコをプカ~っとふかす彼女であった。
「野菜を盗まれたりするんですって」
他の住民にも話を聞きたいのだが、周辺は畑ばかりで出歩いてる人が見当たらない。
 仕方ないので近くの幹線道路にあるパチンコ屋に入店し、休憩所にいたお婆さんに声をかけた。
「すみません。ここら辺にお住まいの方ですか?」
「はい。そうですけど」
「最近ベトナム人が増えてるそうですけど、なにか実感はありますか?」
 眉間にシワを寄せて、うーんとうなるお婆さん。何か心当たりがあればいいのだが。
「そうねえ。農作物を盗んだりする人がいるってのは聞いたことがあるけど」
「詳しく教えてください」
「ええと、野菜を盗まれたりするんですって。大変よねえ」
 規模はそれほど大きくないものの、頻発する盗難の対策として、高級な果物を扱う農家では、ビニールハウスに防犯カメラをつけることもあるそうな。
「無人の販売所を閉鎖してるところも増えてますよ」
「無人販売所って…?」
「ほら、農道にある野菜一個100円みたく書いてあるアレよ」
 小屋に野菜が置いてあって、小銭を入れて持っていく、あの直売所から盗んでいく輩がいるらしい。ひどい話だ。
「だからこの辺はロッカータイプが多いで
す。それなら盗まれませんから」
「盗んだベトナム人は逮捕されたんでしょうか?」
「いや~、聞いてないわね。だから余計に怖いわ~」
 先ほどの女性と同様、悪いことをする人=ベトナム人という共通認識があるのかもしれない。
「あれはほとんど乱獲だから」
ようやく犯人の家にたどり着いた。
外観は、中で何百頭もの家畜を屠殺していたとは到底考えられないごくごく普通の平屋建て物件だ。
 近くの県道をときどき車が通る程度で、人の姿はほとんどない。日本のどこにでもある地方の風景だ。 30分ほど家の周りをブラついてみたが人影はない。現在でも住んでる人がいるのだろうか。
 近くの溜め池で釣りをしてる青年がいたので話を聞いた。
「ああ、あそこはまだ何人かいるよ。不法滞在だろうね」
 そういえば今回の事件では、家畜窃盗の逮捕以外に、入管法でも数名が逮捕されていた。ビザが切れているのだろう。
「コロナの関係で移送もできないらしいよ。だから自宅待機なんだって」
 なるほど、そういう事情があるわけか。
「お兄さんは何かトラブルに遭ったことはありますか?」
「ははは。トラブルってほどじゃないけど、ここの魚をいっぱい取っていくのに困ってるかな」
「魚ですか?」
「うん。ここヘラブナが釣れるんだけど、日本人は捕まえても逃がすの。フナなんか食べないしょ?」
 ほうほう。
「だけどベトナムの方は好きみたいで、持って帰っちゃうんだよ。一匹二匹なら別に文句はないけど、あれはほとんど乱獲だからね」
 日本人とベトナム人。お互いが気持ちよく過ごすには、まだまだ時間がかかりそうだ。
★あれだけの事件があったのだから、悪い印象を抱くのも当然ではあるものの、ベトナム人に対する悪いイメージが、想像以上に根深かったことには驚かされた。 しかし、このような印象を逆手にとって悪だくみする日本人がいることも、決して忘れてはならない。
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