

中部地方のN刑 務所に服役していた。罪状は、毒物及び劇物取締法違反。 要はシンナー使用というやつだ。 3回目の逮捕だったので、ブ タ箱に 10 カ月ぶち込まれるはめ に。昨年 12 月末〜今年の8月末 までだ。 で、今回お伝えしたいのは、 刑務所でコロナにかかるとどれ ほどしんどいかという話だ。シャ バでも、隔離だ仕事に行けない だと大変かとは思うが、ムショ の中はまた別種の苦しさがある。今年の夏、その日の朝も雑居 房でいつもどおり起きて、支度 をしてから朝ごはんを食べ、刑 務作業に取りかかった。 が、仕事中、なんか体調が悪 い気が…。 だんだん、ふらふらしてきた ので、これは熱かもしれないと 刑務官に伝えた。 「すみません。体調が悪く…熱 があるようなのですが」 「コロナじゃないのか?」 刑務官は俺の顔面にアルコー ルスプレーを吹きかけた。これ で菌を消毒したつもりなのだろ うか。いきなりのことに腹が立 ったが、抵抗するわけにもいか ない。 熱を測ったところ体温は 39 度。 作業を中断し、すぐに隔離病棟 へ移動となった。 しばらくすると、全身防護服 の医者が来て、鼻の粘膜を綿棒 のようなものでこすり取って行 った。検査結果はコロナ陽性。 よって以降1週間、独居房での 隔離が決まった。雑居の仲間と はお別れだ。 独居房ではかなりの蒸し暑さ が襲ってきた。3畳ほどの狭さ で、冷房器具はなにもない。う ちわはあるが、高熱のため扇ぐ 気力もない。ドアのところには 監視カメラがついていて、もち ろんプライバシーなどない。 まずは2リットルの水が支給された。中身が凍ってるのが唯 一の救いだ。自分で調整しなが ら1日をこの水分で過ごさなけ ればならない。雑居のころは至 る所でやかんに入ったお茶が支 給されてたので飲み放題だった のだが…。 その日の昼メシは病人だから といって特別なものではなく、 いつもと変わらなかった。麦飯 に味噌汁におかずが1品だ。た だ、それまでは陶器のお皿に入 っていたのだが、コロナ感染が 恐いからという理由で、使い捨 てのプラスチックの容器に入れ られ、まるで犬のような扱いだ。 食欲がなくまともに食べられ なかったが、残飯は処理しても らえず、隔離期間が終わるまで、 部屋に置いておかなくてはならない。 解熱剤は一応支給されたが、 飲んでもほとんど効かなかった。 ひたすらペラペラの布団で寝な がらコロナと戦うしかない。 夕方。喉はカラカラ、水も底 をつきそうで、体温は 39 度くら いか。薬も効かず頭痛がひどく、 息がどんどん苦しくなる。意識 を失いかけて、これは死ぬと思 ったので呼び鈴を押した。何か あったら押すためのものだ。 呼び出し中の赤いランプがつ いたが、刑務官は来なかった。 きっとコロナをうつされたくな かったんだろう。 それにしてもいったい、どこ でコロナをもらったんだろう。 受刑者たちは外出できないのだ から、ウイルスが塀を乗り越え てきたのか? そんなバカな。 どう考えても刑務官以外にありえない。彼らは勤務時間以外 は外の世界と触れ合ってるのだ から。治ったら文句を言ってや らねば。 寝るだけの隔離生活が2日、 3日と続いた。部屋が暑過ぎる せいか、残飯が腐って生ごみのニオイが充満する。 4日くらいでようやく熱は下 がったが、隔離期間が終わるま であと6日ほどある。クソ暑い 部屋でひたすら天井を見る生活 だ。娯楽などあるわけがない。 雑居房時代は毎日服を変えられたのに、今は同じペラペラの 白衣を着つづけなくてはいけな い。風呂に入れないのでいい加 減、服も身体も臭くなってきた。 部屋の生ごみもずっと異臭を 放っている。 ★ 隔離期間を終えて、ようやく 独居房から開放された。 腹が立つので一言なんか言っ てやろうと刑務官に近づいたと ころ、また顔面にアルコールス プレーをかけられた。 キレてやろうかと思ったが、 また独居房に戻るわけにもいか ず、ぐっと我慢することに。 雑居房に戻ったら、同じ部屋 の仲間たちに、「おいコロナ! うつるじゃねえか! 出てい け!」とイジメられ、工場でも 「コロナ」とあだ名をつけられ 散々だった。 すぐに出所のタイミングだっ たのだけが救いだ。もうシンナ ーは吸うまい。
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