援デリ業者の女を除いた格安売春女の現実
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当連載の担当を引き継いだ第一回目 の前号。お相手は文字通り横綱級の大 デブだった。これまでの自分の出会い 系サイト経験でも間違いなく圧倒的最 低レベルの大ハズレを、初回から引い てしまったことになる。格安売春女の 現実を目の当たりにし、想像以上にキ ツい連載だと認識させられてしまった。  前任者の和田虫象氏に相談すると 「たまには当たりの女もいるから頑張 って」と素っ気ない返事。以前は「何 でも相談して」と言っていたのに。先 輩、寂しいんですけど。  責任感が強い俺は引き受けた以上、 頑張ってはいきたい。しかし、あの怪 物を毎月相手にするなんて身も心も持 たない。そもそも本当に当たりの女な どいるのだろうか。  気分は重いがウダウダ言っていても 始まらない。今月の諭吉っつぁん探し を始めよう。 慣れている女を 感じさせる  俺なりに作戦を練ってみた。まずデ ブは苦手なので、いの一番に排除して いきたい。次におばちゃんも避けたい。  手としては愛用の出会い系サイトP CMAXにて、スリム〜普通体型の 35 才 までの女に絞り込む。あとはどう見て も援デリ業者の女を除いて、片っ端か ら「1万円で遊んでくれませんか?」と コピペメッセージを送ってみることに。  目標としていた 50 通を送ったところ で、メッセージが届きだした。ドキド キしながら開いてみるが内容は酷いも のだった。 ︿馬鹿なの? 最低でもイチゴーでし ょう﹀ ︿ケチはサイトで会うの向いてねーよ﹀  地味にダメージを受ける辛辣な言葉 が続いている。一万円が安いのは重々 承知だ。しかし、わざわざくだらない メッセージを送り付けてこなくてもい いのに。  ドッと疲れを感じているところに、 もう一通通知が来ている。ビクビクし ながら覗いてみると、ようやくまとも なメッセージだ。 ︿1万円で大丈夫です。今日これから お会いできますか?﹀ プロフィールを見ると 34 才の普通体 型。掲載画像はマスクと手で顔を隠し、 片目しか見えていない。画像は加工も 入っているかもしれないが、一見する とブスではなさそうな印象だ。雰囲気 も悪くない。  自己紹介文には「大人な紳士とお会 いしたいです」とだけ記載されている。 いかにも売春慣れしたセミプロ女のよ うな印象を受ける。俺としては常連女 だろうがなんだろうが、デブスおばは ん以外であれば全く問題ない。アポも 取れそうだし一安心だ。 ︿ご連絡ありがとうございます。ぜひ お会いしたいです。どこに行けばいい ですか?﹀ ︿新大久保でお願いします﹀  ターミナル駅の新宿ではなく、ラブ ホが駅から近い新大久保を選択するあ たりも慣れている女を感じさせる。 ︿オッケーです。一時間後でいいです か?﹀ ︿もっと早くてもいいですよ﹀  彼女は、すでに新大久保界隈にいる らしい。では急いで行こう。服装を伝 えて、駅へと向かった。連絡によれば新大久保駅近くの「自販機の横」で待っているらしい。聞い た位置にある自販機に向かうと、たし かにいた! 自販機の横に佇む雰囲気は絵に描いた立ちんぼのようだ。  一見デブでもブスでもない。清潔 感のある水色のワンビースを着てい る黒髪ロングの女性だ。間違いなく 前回よりはだいぶマシなので、ホッ とさせられる。しかし、近づいてみると明らかに 30 代ではない。マスクはしているものの、 俺より年上なのは間違いない。 「待ち合わせのお姉さんですか?」 「はい、そうですよ」 「すみませんけど、軽くマスク外してもらっていいですか?」 「いいけどコロナ怖いし、ちょ っとだけね」  今から密室で濃厚接触しようという のに、屋外でマスクを外すことでどれ ほどのリスクがあるのか甚だ疑問だ。 素顔を見て断られることが怖いだけで は? 「はい。こんな感じ」  0・2秒ほどマスクを口元までめく って戻す。 「えっ? 一瞬すぎて全然見えないん ですけど」 「じゃあ、もう一回だけね」  二度目も1秒足らずの早ワザだった が、顔面は現在のジャガー横田にそっ くりだと確認はできた。しかも白髪や 肌のシミやシワから察するに、年齢は おそらく 50 すぎではなかろうか。サバ 読みすぎだろう。 35 才以下の女に限定 した意味がないぞ。 「うーん」 「で、どうするの?」  俺の訝しむ表情を見てイラついてい る様子。「断るのかホテル行くのかハ ッキリしろ」と言わんばかりだ。短気 な性格なのが伝わってくる。 「ホテル行きましょう。ちょっと昔会 ったことあるか考えてみましたが、な さそうですしね」 「ないない。私、最近全然会ってなかったし、会った人全員の顔覚えてるけ どお兄さんは絶対初めてだよ」  逆を言えば、昔はよくワリキリをや っていたってことか。彼女は早口で続 ける。 「よく知り合いに間違われたり、似て いると言われたりするのよね」  知り合いではなく、ジャガー横田一 択だと思うが。 「近くのラブホわかりますか?」 「そこの角曲がったところにホテルが あったはず。そんなに高くはなさそう なところ」 「そうなんですね。じゃあ行きましょ う」 「あー、私は入ったことないところだ から、中はどんな感じかわからないけ どね」  どうも「自分はしょっちゅうワリキ リで会っている常連女ではない」「界 隈のホテル事情にも詳しくない」とア ピールしたい模様だ。無理しなくても いいのに。 自分はブス枠に 入っていない認識らしい 「先にお金お願い」  ホテルに入るとすぐに金の要求があ った。1万円札を手渡すと財布にしま い込み、聞いていもないのに自分のことを語り出す。 「私一応普通に働いているし、別にお 金に困っているわけじゃないから」  なんでも彼女は小さなスナックのチ ーママらしい。たしかにそう言われて みれば、おじいちゃん向けの場末のス ナックにいそうではある。 「じゃあ、目的はセックスですかね?」 「そんなわけないでしょ。暇つぶしと お小遣い稼ぎみたいなもんよね」  彼女は独身で、彼氏もいないらしい。 「なんか言い寄ってくる男はチラホラ いるけど、面倒くさいよね。子供は嫌 いだし、結婚なんかしたくないし、彼 氏も作りたくない。一人が楽でいいわ」  暇なときは酒を飲むか、麻雀をやる のが数少ない趣味らしい。 「麻雀、勝ててます?」 「負けている人が多いけど、私はちょ っとだけプラスくらいかな」  どうせ負けがこんで生活費にも困っ ているんじゃないのか? 強がりを感 じさせる嘘くさい発言が多いのでつい 疑ってしまう。  ふと彼女がいじっているスマホを横 目に見ると、このタイミングでPCM AXを開いている。別の男と連絡をと っているのか。やっぱりワリキリしま くりの常連女で間違いはなさそうだ。 「あの出会い系サイトでいい男と出会 えましたか?」  声をかけると慌ててスマホを伏せた。 「いないよね。パッとしないおじさん が多いしね。でも、男も変なのが多い けど、あそこで売りやってる女はメン ヘラみたいな人もいるって聞くよ?」 「中にはそういう人もいますよね」 「デブとかブスも多いんじゃないの?  結構ヤバい女も多いでしょ?」 「まぁいますね」  自分はブス枠に入っていない認識ら しい。だいぶ上から目線で語っている が、 20 才近くサバ読みしているジャガ ー横田なんて間違いなくヤバい女だけ どな。 「昔、元ジャニーズの人 と付き合っていたから」  風呂に一緒に入っていると、彼女の 腕に根性焼きらしき痕が目に入った。 ちょっとツッコんでみるか。 「それ根性焼きですよね? もしかし て昔はちょっとワルかったんですか?」 「バレた? 元ヤンだったよね。まぁ そういう時代だったしね」  時代って。もはや自分が 30 代の設定 は完全に忘れているようだ。 「暴走族とかやっていたんですか?」 「どっちかっていうと暴走よりもケン カとかしていたかな。あとシンナー」  彼女は中学を卒業したころから水商売で働き始めたらしい。これまた時代 を感じさせる話だ。 「そのくらいから二十歳までが一番む ちゃくちゃやってたね。ウリ(売春) もそのときが一番よかったね。金も取 れたし」 「どこで男を見つけてたんですか?」 「紹介が多かった」  曰く、愛人バンクに登録している友 達の紹介や代打に行くことが多く、一 発 30 万円もらうこともあったのだとか。 おそらく本人は顔面レベル的に愛人バ ンクに登録できないのでおこぼれをも らっていたのだろう。嘘くさくはある が、政治家や芸能人と寝たこともある らしい。 「誰ですか? ヒント教えてください よ」 「それは秘密。ペラペラ喋ったら消さ れるから」  何が「消される」だ。じゃあ最初っ から言うなって話だが、どうしても自 分を大きく見せたくて言っちゃうのだ ろう。  風呂から上がりテレビをつけると、 ワイドショーは「ジャニーズ騒動」に ついての話題だった。 「昔、私ね、元ジャニーズの人と付き 合っていたから一通り聞いているけど ヤバイよね」  今度はジャニーズにも首を突っ込ん できた。 「合宿所でジャニーさんシャブ りまくっていたそうよ」 「なんかそうらしいですね」 「元彼に直接聞いたからマジよ」  話はだいたいネットで見聞きしたよ うなネタばかりだ。裏話を知っているか の如く語られても、聞いていて疲れる。 「ジャニーズの人とどこで知り合った んですか?」 「あんま言えない。特定とかされると まずいしね」  秘密にしておくほうがマジっぽいと 考えているのか、肝心な部分は語らな い。ホラ吹きの中でも聞いていられな いタイプだ。 ストレス発散の 暴力としか感じない  バスタオルを巻いてベッドに来た彼 女を改めて見ると、やっぱり歳を感じ させられる。シミやシワ、皮膚の質感 がババァっぽいのだ。ただFカップら しい乳は若干垂れてはいるものの、ボ リュームはある。乳だけが頼りだ。 「プレイは私がリードすればいいよ ね?」 「はい、そうしてもらえれば」  金玉をモミモミし始めた。意外にち ゃんと頑張ってくれそうではある。「お兄さんはSかMかでいうとどっ ち?」 「どっちかっていうとですけど、Mで すかね」 「そうなの、いいね。じゃあ、こうい うのはどう?」 「痛い!」  一瞬何が起こったのかわからなかっ たが、玉袋をつねりながら引っ張られ ている。女が本物のジャガー横田のよ うな不敵な笑みを浮かべている。 「痛いのどう?」 「なんですか? SMごっこですか?」「そうよ。いじめてあげよっか?」 「いやー、ごめんなさい。無理っす」  SMではなく、ただのヤンキーのス トレス発散の暴力としか感じない。そ もそもブスおばはんにいたぶられても 全然楽しくないし、不快なだけなんで すけど。 「経験ないんだったら一回試してみた らいいと思うけど? ハマるかもしれ ないよ」 「いやー、やめときます」 「あっそう。じゃあ、普通でいいけど」  何事もなかったかのようにフェラを 始める。玉袋を撫で回しながらのフェ ラは下手くそではないが、玉袋の痛み が残っていて勃起しにくいぞ。 「ちょっと勃ってきたから入れようか」  目を閉じて 10 分ほど舐めてもらった が半ダチ程度の状態が限界。彼女もフ ル勃起しないので疲れてきたのだろう。 仕方がないので、コンドームを装着し、 芯の入っていないチンコで挿入してみ る。 「中、気持ちいい?」「いいですよ」  嘘だった。あまり締まりはよくない。 濡れも悪く、ギチギチしている。  なんとか腰を振り続けて射精はでき たが、全く気持ちのよいものではない。 身も心も疲れるセックスだった。



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