俺が死んだら友達は泣くのか?偽の葬式をやってみた
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オレももう26才である。この歳になると、友 人の大切さを痛感する。 若い日は、恋人こそが一番だと信じていた時 期もあった。信頼できるのは家族だけと感じた こともあった。 でも違う。男にとって最も重要なのは友だ。 利害関係なく〈バカ騒ぎもマジメ話もでき、 ときに悩みを語り合い、ときにケンカもする、 そんな親友がいる幸せ。彼らは人生の宝物だと あらためて思う。 しかし、そう強く感じるからこそ、逆に不安 にもなる。あいつらはオレのことを親友だと思 ってくれているのだろうか。大切で、かけがえ のない男だと思っているのだろうか。 「オレってお前の親友?」 そんな照れくさい台詞、とても口には出せな い。聞かれたほうも面食らうだけだろう。 でも友情を確かめる方法はひとつだけある。 オレが死んだことにするのだ。 通夜の席での彼らの態度、話すことば。そ こにはオレに対する嘘偽りない本音が出てく るはずだ。聞きたい。 誰だってそんなもんだと思うのだが、小中学 時代ならともかく、大人になっても友人と呼べ る相手はそうそういるものではない。 オレの場合、友情を確認したい相手は3人だ。 以下に、その関係性を記しておく。 家が近かったので、小学校の6年間は毎日一 緒に登下校をしていた。 中学1年のころ、近所の公園で2人で殴りあ いのケンカをしたことがある。きっかけは覚え ていない。些細なことだったと思う。坂田は腕 の骨が折れ、オレの顔はパンパンに膨れあがった。 それでも翌日からは元どおり、いやそれ以上に仲良くなった。高校卒業後、そば職人になる と大阪に行ってからも、2カ月に1度は会って いた。数年前に地元埼玉に戻ってきてからは月 2ペースで一緒に飲んでいる。高校時代は特別に仲がいいわけではなかった が、卒業後の飲み会で話がはずんだ。当時の彼 氏がオレと仲がよかったので、グチを聞いて励 ましてやったこともある。 やがてその男と別れても、オレと杏子はまる でお互いのグチをこぼしあうためだけに集まっ ては朝まで飲み明かした。 男女の関係はない。親しくなるとついつい体 の関係を持ち、結果的に疎遠になってしまうこ との多いオレにとって、異性で友人と呼べる こいつの存在はかなり貴重だ。大学に入った初日、可愛い女子に勧誘されて ついていったサークルの部室に石本はいた。後 から聞けば、石本もその先輩が目当てだったそ うだ。結局二人ともそのサークルには入らなかった が、オレたちは急速に仲を深めていった。 授業にも出ず、喫茶店でコーヒーを飲みなが らくだらない話ばかりをする大学生活。2年生 のころにはヤシの部屋で半年ほど一緒に暮らし たこともある。 今でもときどき当時たむろしていた喫茶店で おちあうのが恒例行事だ。一番の親友と呼べる かもしれない。 この3人、オレの通夜の席で、いったい何を 語ってくれるのだろうか。涙は流すのだろうか。 いや、それ以前にちゃんと出席してくれるかど うかも気になるところだ。本来ならば家族の協力が不可欠な当企画な のだが、母親、ヨメ共に「縁起でもない」と、ソ ッポを向いてしまった。たとえウソであっても 大事な家族を殺したくないらしい。それはそれ で立派な愛情ではある。 実家で行われず、家族も出席しない通夜。こ の不自然さを解消するための設定はこうだ。 オレが交通事故で急逝し、家族はパークって いる。そこでニセ叔父(編集長サトウ)が喪主となり、簡易的に自分の家で簡単な通夜を執り 行う11も ありえないことではないだろう。あの3人だ って疑いやしないはずだ。 お通夜前日、ニセ叔父が3人に電話をかけた。 遺品の携帯電話に残った「友人フォルダ」を見 てランダムに連絡しているという設定だ。 ニセ叔父の説明 〈もしもし、ワタクシ建部博の叔父です。ヒロ シが本日の早朝、交通事故で他界しました。つ きましては明日姐時から私の自宅で通夜を行いますので、ぜひご出席をお願いいたします〉①坂田の反応 「え?本当ですか!はぁ…。事故ですか。 …奥さんは大丈夫なんですか。赤ちゃん産まれ るって聞いてましたけど。わかりました、行き ます。あ、駐車場ってあるんですかね?」 真っ先にヨメのことを心配してくれた点は評 価したい。だがそれにしてもあっさりした印象 だ。駐車場の有無なんて、気にするポイントじ ゃないだろうに。 ②〉杏子の反応 「はい、え…。……わかりました」 死んだと聞いて加秒ほど言葉を失った。非常 にリアルな反応だ。 気が動転したのか、その後数回、ニセ叔父の 携帯に電話をして会場の場所を確認していた。出席することは間違いない。 ③石本の反応 「はい。えP本当ですか?…信じられない です。それ本当なんですか?1週間前にも会 ったばかりなんです。信じられない。はい…絶 対に行きます。なにか手伝えることはあります か?」 お手伝いまで買って出るなんて泣かせるじゃ ないか。やはり一番の親友と見込んだ男だけの ことはある。参加者は、喪主のニセ叔父と、仕事関係者を 装ったサクラ2名。坊主は面倒なので呼ばなく ていいだろう。 夜7時、ろうそくに灯をともし、線香の臭い が部屋に充満したあたりで、チャイムが鳴った。 ピンポーン。 最初にあらわれたのは杏子だった。ゆっくり と入ってきて叔父に挨拶してから香典を渡し、 二度お焼香して、無言で席につく。こんなマジ メくさった杏子、初めて見る。 叔父がとりあえずビールをすすめるが、少し 口につけただけで、後はずっと遺影を見ながら、 ハンカチを目にあてている。 泣いてくれてるんだ。なんだかうれしいじゃ ないか。 杏子に遅れること5分、玄関のチャイムが鳴 った。やってきたのは坂田だ。いつちよまえに喪 服なんて着ちゃって。あれ、目をこすってる… オマエも泣いてるのか? 「このたびはご愁傷さまです」 神妙な面持ちで焼香する坂田。人並みのマナ ーを知ってるんだね。本でも読んで勉強してきたのか。 部屋では無言状態が続いた。叔父が「お寿司 でも食べてくださいね」と促すが、杏子はうな ずくだけだ。当然だろう。泣いている真っ最中 に寿司なんかノドを通るわけがない。 …と思ったら大間違いだった。なんと坂田が 堰をきったかのように寿司をバクバク食べはじ めたのだ。マグロ、いくら、ウニと高いものから 手をつけている。 友人が死んだというのにその食欲はおかしぐないか、坂田よ・悲しさよりウニのほうが強い のか。 それにしても石本は遅いな。あんなに意気込 んでたくせに。まさか来なかったりして。 7時釦分、チャイムが鳴った。来た、石本だ。 やっぱりお前は親友だ。 石本は部屋に入ってきた瞬間からすでに泣い ていた。喪主に挨拶し、香典を……ん?渡さ ないまま焼香して席についてしまった。なんだよ、 金が惜しいのか。死んだのはこのオレだぞ?ともかくこれで3人が揃った。彼らはお互い に面識がないため会話はない。みな静かに、正 座をするだけだ。〃寿司バカ食い〃の坂田を除い ては。 無言状態を崩すために、叔父が口を開いた。 「昨日の明け方なんですけどね。車の助手席に 乗ってて、トラックと衝突したようでして…。 こんなコトになって残念ですけど、しっかり送 りだしてやりましょう」 説明が終わると同時に杏子が「ウシ」と鳴咽 を漏らした。つられて石本、坂田も目をこすっ ている。こんなに泣いてくれるなんて、ありが とうよ。 「僕はヒロシの大学の友達で石本って言うんで すけど」 突然、石本が口を開いた。 「ヒロシとはこの前に会ったばかりで、こんなこ とになるなんて本当に信じられないです」 続いて、坂田や杏子、さらにはサクラ役まで もが、とつとつと話し出した。 「オレも1ヶ月前にくらいに会ったんですけど◆。、」 「ワタシはずいぶん会ってなかったけど、ときど きメールしたりしてて…。ホント、信じられな い・・・」 「この前、一緒に仕事したんですけどね…」 みんな、似たようなテーマばっかりだな。も っとオレについての思い出を語れよ。 しょうがない。幕の裏から、ニセ叔父にメー ルを送ろう。ニセ叔父が、とつぜん明るい声を出した。 「まあワタシ、こういう通夜ってのは、明るく天 国に送り出してやるものと思うんですよ。ヒロ シってどんなヤシでしたか?」やや強引な無茶ブリに、坂田が反応する。 「オレは小学校からの友達で。奥さんとも仲が いいんです。一緒にヤンチャしてたこともあった けど、あいつは面白いヤシでしたね」 面白いャ叉か。当たり障りね-な。もうち ょっと気の利いたこと言えよ。 「そうなんですか。もしかして女グセが悪かっ たりした?」 叔父がいじわるな質問を飛ばす。 「わりとモテてましたしね。でも結婚してから はちゃんとしてましたよ。そのへんはエライな って思ってました」 「へ〜、そうなんだ」 石本と杏子が意外そうな反応をする。 「ヒロシって、ちょっと太ってたでしよ?モ テてたなんて意外ですね。ハハハ」 石本の言葉で会場に小さな笑いが起こる。そ うか、石本。お前にとってオレはデブのモテな い君だったんだな。減点皿だ。 「でも奪奥さん大丈夫なんですか?妊娠して るし、心配です」 ふむ、ヨメの心配か。さっきの減点は取り消 して、座布団2枚だ。 「もうすぐ産まれるはずだよね。:かわいそうに」 「うん…」こいつらは、やっぱり親友だと思う。こんな に泣いてくれたんだし。みんな、ありがとな◎ じゃあ、そろそろ登場しようか。ほら、オレ は死んでないんだ。安心してくれ、これからも 一緒に遊ぼうぜ。 「おう、みんな何してんだ!」 幕を開けたオレは3人の前に飛びだした。 ☆ しばらくあきれていた坂田と石本は怒って帰 り、杏子はその場に突っ伏して泣き崩れてしま った。ニセ叔父もサクラ役も気まずそうにして いる。さすがにやりすぎたか? 「なぁ杏子。オレのこと好きだったんだって?」 無言のパンチが腹に飛んできた。 その夜遅く、2人からメールが届いた。 「あんなドッキリありえないって!CD売っ た話、聞こえてたのか?ごめん』(坂田) 「本当に死んでも葬式行かないからな。それと、 あの高校の友達と合コン開いてくれ(笑)』(石 本) みんな、ずっと友だちでいてくれよな・死ぬ までずっと



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