今から3年ほど前。場所は新宿昼から新宿のマンガ喫茶で充 電しながらアポ取りを繰り返し ていました。出会い系サイトの 『PCーM●X』でなかなか相 手が見つからず、イライラも募 っております。 夕方の5時頃。「いいですよ。 会いたいです。今、新宿の歌舞 伎町にいます」とアポが取れた んです。 19歳の大学生、リコち ゃん。値段は2万円。西武新宿 駅の近くのセブンイレブン前で 待ち合わせになりました。 ウキウキで待っていると、グ レイと黒のヒョウ柄の上に黒のタイトスカートのコがやってき ました。 身長は150センチないくら い。幼さを残したフェイス。け っこうカワイイ! さっそく近づいて声をかける。 「すいません、リコちゃん?」 すると、頭をちょっとかしげ、 ボクのことをまじまじと見てき ます。え、なになに? 「そ〜〜だよ♪」 ニコリともしないで言う。な んだ?不思議ちゃん系?で も近くで見れば見るほどカワイ イじゃありませんか。 そこから一緒に歩きつつ、歌 舞伎町内のホテルへ。部屋に入 り、後ろ手でカギを閉め、リコ ちゃんの小さな体を抱きしめま す 細い体。唇を重ねる。ぬっと 舌を入れますが、向こうからは 舌を絡めてきません。はいはい、 そんな感じね。 黒いタイトスカートを脱がす と、ツルツル地の赤いパンツ。 いいじゃない。こういうの大好 きなのよ、ボク。 「先にお風呂入ってほしいんだけどぉ〜」 パンツの上からお尻をナデナ デしていると、リコちゃんが言 う。 「あ〜、そうだね。リコちゃん も入る?」 「ウチはいいや。さっきまで友 達んちにいたから入ってきた〜」 友達んちにいた?うーんコ レは、今日何回かエンコーして ると考えるのが自然だろう。す でにシャワーを浴びてきたって わけだ。まぁ、いい。かわいけ りゃなんでもいいのです。 光の早さで服を脱ぎ、シャワ ーを浴びる。ティンコとアナル。 そして乳首をボディソープでシ ャシャシャっと洗い、1分ほど でバスルームから帰還。ベッド に腰掛け、スマホをいじってい たリコちゃんも「は〜や〜いね 〜(笑)」と笑っています。 ベッドに上がり、リコちゃん を引き寄せます。しかしスマホ をいじったままです。 「ん?どしたの?」 「あ、ちょっとメール打たせて」 「あ〜、はいはい。いいよ」 急いてはコトをしそんじる。メールを打っているリコちゃん のパンツを見ながら、ティンコ はガチガチと硬化してまいりま した。 ││コンコン。 不意に、ノック音。 あれ?なんだろう。ホテル の従業員かしら?もしかして リコちゃんが若く見えたから、 警察とか呼んだんじゃなかろう な?やめてくれよ〜。 そーっと部屋の扉に近づき、 覗き穴から見てみます。 するとそこには、短めの茶髪 のシュっとしたアンちゃんが立 っていました。Vネックの半袖。 肩をイカらして、ちょっと左右 に揺れています。「いつでも突っ 込んでくぞ、コラ?」という表 情をしています。 …………? なんだこのアンちゃんは? 一瞬、事態が飲み込めません でした。でも次の瞬間、〝美人局〞 という文字が頭の中に浮かびま した。 やべーー!コイツ、リコち ゃんが呼んだの?さっきメー ルしてたのは、部屋番号を教えてたの?? とにかくこっちは裸にバスタ オル1枚。ここに突っ込まれた らどうにもなりません。ふと見 ると、扉に鍵がかかってない! あれ??部屋に入ったときに 閉めたよね??コレは多分、 ボクをシャワーに入れた瞬間、 リコちゃんが開けたんです。ア ンちゃんが突入できるように !!! あっぶねー !! 外のアンちゃんに気づかれな いよう、音をたてないようにそ ーーっとカギを回す。 すると次の瞬間! ガチャガチャガチャ !!! うわ !!!アイツ、いきなり開 けようとしてきた !!危なかっ た!間一髪 !! 「え〜、なに?どうしたの〜?」 リコちゃんが声をかけてくる。 どうしたもこうしたもない! オメーだろ、コイツ呼んだのは !! しかし、ここは落ち着いて処 理しなくては。パニックになっ たらオシマイです。胸が異常なくらい高鳴ります。でも、 まったく動揺してないよう に答えます。 「わかんない。なんか変な アンちゃんがいる。扉開け ようとしてるから、フロン トに電話してみるわ」 フロントに電話をかけます。 「すいません、なんか変な人が 扉の外に居て、部屋に入ろうと してくるんですけど」 「あー、わかりました。見てき ます」 電話を切り、「フロントの人が 見に来てくれるって」と言うと、 「そっかー」と言いながら、再 びスマホをいじりだすリコちゃ ん す 。 ると、ドアノブをガチャガ チャ回す音が止みました。そっ と覗き穴から見る。誰もいませ ん。わー、よかったー。 すぐに部屋の電話が鳴る。出 てみるとフロントから。 「なんか、部屋を間違えたみた いですねぇ」 ……いや、あきらかに間違え てないんだよ。ここにいるリコちゃんとグルなんだよ。超怖い んだよ!また来るかもしれな い。その前に逃げなきゃ !! ガチャガチャガチャ!ドン ドンドン! また来た !!!早いよ !!今度 はドアノブを回すだけじゃあき たらず、扉を強く叩いています! マジかよ !!! 「え〜〜、なんなの〜?とり あえず話を聞いたほうがいいん じゃない?扉、開けようよぉ 〜?」 バカなことを言ってんじゃな いよ!再びフロントに電話で す。 「すいません、また来てます。 なんか異常な感じでドアを叩い てるんですけど」 「はぁ〜。変ですね。わかりま した」 変じゃないんだよ!なんと かしてくれ!……でもこのフ ロント、絶対どうにもしてくれ なそうです。すっごい面倒くさ そうです。こうなったら、最後 の手段。警察を呼んでもらうし かありません! 「すいません、ちょっとドアの 叩き方が異常なんで、警察呼ん でいただけますか?」 〝警察〞に驚いたのか、リコち ゃんが目を丸くしてます。 「警察?それはそちらで勝手 に呼んで下さい。こちらでは対 応できませんので」 このやろう!フロント !!! どこまでもやる気ないな、オイ !! でも、こいつの声はリコちゃん には聞こえていません。ここは、 相手の声は無視だ! 「はい、よろしくお願いします。 はい、はい、5分くらいで来て いただける?はい」 「いや、だから、お客さんのほ うで呼んでもらえますか?」 「わかりました。お待ちしてお ります。黒いVネックに、茶髪 で短い髪の 20代前半くらいの男 です。はい」 ガチャ。一方的にしゃべって 受話器を切りました。 すると、リコちゃん。いきな りスマホでどこかに電話をかけ はじめました。 ティティ〜〜ン、ティンティ ン〜。 扉の向こうで電子音!リコちゃん、緊急事態に扉の外の男 に、電話をかけてます !! 「おい、とりあえず開けろよ!」 扉の外から声。そして、その 声がリコちゃんのスマホからも 小さく聞こえます。なにこれ! ウケる !! 「……なんか、……警察……う ん 小 」 さい声で話すリコちゃん。 でも「はぁ?」「マジか?」と、 扉の外からアンちゃんの声がダ ダ漏れです。 リコちゃんの中では、あと5 分で警察が来てしまいます。な んとしてでもアンちゃんを逃が さなくちゃいけないし、自分も 逃げなくちゃいけない。完全に あせってます。 そのスキに服を着て、靴もは く。いつでも逃げ出せる用意を しておく。 準備が完了したと同時に、リ コちゃんがスマホを切りました。 「誰と電話してたの?」 「え〜。友達〜。この後、会う んだよね〜」 バレてないと思っているのか しら?天然というよりバカなのかしら。おそるおそる扉の覗 き穴から見てみる。アンちゃん の姿はありません。……コレは 今がチャンス !! 「いなくなったけど、なんだっ たんだろうね。もうすぐ警察が 来てくれると思うから、ちょっ とフロントまで行ってくるね」 「あ、はぁい」 そう言って、ホテルの部屋か ら脱出。ドキドキしながらエレ ベータに乗り、1階のフロント へ。 「すいません、Vネックの人、 どこに行きましたか?」 フロントに声をかける。 「あ〜、3分くらい前に出て行 きましたよ。警察ならご自分で …… 。そういうトラブルは困る んですよ!」 コイツ、本当に最悪だ !!そ の声を無視して、ホテルから飛 び出す。周りを見渡しますが、 Vネックの姿は見えません。今 だ ホ!!テルから脇目も振らずに走 り出す。ここ数年、走るなんて こと絶対にしないボクが、あり 得ない速さで走る !!大通りに 出た瞬間、目の前のタクシーに 飛び乗り、そのまま家路につき ましたとさ。 【町田、池袋を走る!の巻】 これは、つい数カ月前のこと です。 深夜1時ころ。家で仕事をし ていたんですが、「ピロン♪」と 電子音。 出会い系アプリ『HトークD X』からメッセージがきたよう です。 「池袋まで来れますか?」 まぁボクくらいのカリスマに なりますと、常に出会い系アプ リ掲示板に「え、(援交)できる?」 とメッセージを送っております のでね。このように不意にメッ セージが届くこともあるのです。 みゆちゃん( 18歳)。アイコン は、黒髪で目がパッチリ。顔に アプリかなんかで犬のようなペ イントがされた写真です。けっ こうカワイイ! 「すぐに行けるよ」 「おねがいします。ゴムありで2って大丈夫ですか?」 「大丈夫だよ。ちなみに池袋の どこで待ち合わせする?」 「北口に、喫煙所があるのわか ります?白いカーディガンに 黒いスカートで行きますね」 「了解! 20分後で!」 話は一瞬で決まりました。仕 事をおっぽりだしてタクシーに 乗り込みます。池袋北口まで! 待ち合わせの喫煙所に到着。 「着いたよー」とメッセすると、 「こちらももう着きます!」と 戻ってきました。かなりスムー ズです。 数分後、白いカーディガンに 黒いスカートのコが喫煙所にや ってまいりました。 「えーっと、みゆちゃん?」 「あ、はい」 ちょっと切れ長の目に黒髪。 けっこう可愛いです!すぐ に北口のホテル街へと向かいま す。 「かわいいねー。よく会うの?」 「そうでもないです。ふふふ〜 〜 ウ 」 ン。この「ふふふ〜〜」が、 ものすごくわざとらしい言い方 です。なにこのコ?ちょっと オタクなの?それとも不思議 ちゃん系? そんなことを思いつつ、ホテ ル街の入口にあるホテルへ。入 ろうとすると、急にみゆちゃん、 「あ、向こうのホテルでいいで すか?おすすめがあるんで」 と言いだしました。 「なんで?ここ、安いんだよ」 「でも、あっちがいいなぁ……」 「ん?どこのホテル?」 「ここの角、曲がったすぐです。 1分もかかんないから!」 …………悪い予感がしました。 なーんか胸のあたりがザワザワ します。 「ここでいいじゃん。入ろ?」と、 目前の自動ドアを開きますが、 なにやらスマホをいじって中に 入ろうとしません。 なに?なにしてんのさ! 早く! 「……あの、お兄さん?この コとホテル入る気?」 不意に短い金髪に黒のVネッ クの 20代前半のアンちゃんが現 れました。え?なに? 「こいつ、俺の女なんですけど、どういうつもりなんすか?」 ……出たよ!美人局か !!!? 数年前、歌舞伎町の街を 全力疾走した思い出がよみ がえります。……っていう か、あんときの男も黒いV ネック着たアンちゃんじゃなか ったか??美人局の男って、 コレがユニフォームなの?? 「いや、知らないコだね?」 とりあえずしらばっくれます。 「しらばっくれてもダメだから。 駅で待ち合わせして一緒に歩い てるとこ、ずっと見てたんで」 しらばっくれてもダメみたい です。 「お前も、なにやってんだよ?」 「……ごめん」 Vネックとみゆちゃんが小芝 居をはじめました。っていうか、 このVネック、ホテル街に入っ たところでスタンバってて、ボ クらとすれ違ったときにコレを やるつもりだったんだな。絶対 に常習犯だよ! しかし、美人局に遭ったとき の経験上、パニックになったら 負けです。ここは冷静になるのです。まずは、こいつらと一緒 の空間にいたら危ない。入口ま で来ていたホテルの中にスタス タと入ります。 「ちょ、おい!待てよ!」 キムタクのような声を上げる アンちゃん。ボクはそのままホ テルのフロントへ。でも、人が 居ない!クソッ!第三者が いれば、最悪どこかへ連れて行 かれることはなかったのに! ……どうする !! ふと見ると、目の前にエレベ ータ。とりあえず逃げなくては。 エレベータのボタンを押す。扉 が開く。まだ、アンちゃんは追 っかけてきません。すぐに乗り 込んで、5階のボタンを押しま す。ウィーンと扉が閉まる。 ゴウンゴウン。古いエレベー タが音を立てながら上がって行 きます。胸がドキドキと高鳴る。 落ちつけ、落ち着けば大丈夫だ! 5階に到着。でも降りずに、 そのまま8階へ。もし追いかけ て来ても、どこで降りたのかわ からなくする戦法です。8階に 着く。さらに9階と 10階のボタ ンを押して、エレベータから降 ります。コレでアンちゃんは、 5階、8階、9階、 10階のどこ でボクが降りたかわからなくな ったハズです!ドキドキしな がらも、どこか心が覚めていま す。この冷静な判断力!スゲ ー!やっぱりボクはカリスマ だ!選ばれた人間なんだ……! 8階の非常口へ移動し、外階 段から下へ降ります。涼しい風 が頬に当たる。その風がさらに 冷静にしてくれます。 3階あたりから周囲を見回し ましたが、あの2人はいません。 追いかけてエレベータに乗って いるのか、それとも逃げたか。 いずれにせよ長居して仲間でも 呼ばれたら面倒です。そう、今 でしょ! ホテルから抜け出し、走る! 大通りまで走る!全力疾走! 10秒くらい走ったら、もう足が 痛い!大通りに出たら、へい! タクシー! 深夜1時 15分。池袋にいた時 間、約 15分。カリスマになると、 このくらいのトラブルは簡単に 処理できるのです。ちなみに、 みゆちゃんのアカウントは通報しておきました。 さて、ここまで読んでいただ いたみなさま。ボクのトラブル 処理能力の高さに、感心してい ることでしょう。さすがカリス マだと、尊敬しはじめてる方も いらっしゃるかもしれません。 そんなみなさまに、このお話を。 これは美人局とはちょっと違う のですが。ぜひ、読んでみて下 さい。 【町田、横浜の地にひざまづく! の巻】 これは今から8年くらい前の 冬のこと。 ある雑誌の取材で、横浜に行 っていたボク。早めに仕事が上 がりそうだったので、『孤独のグ ルメ』よろしく、「仕事も早く終 わったし、近くで女、喰ってお くか……落ちつけ、俺は女とハ メたいだけなんだ……」と、サ イトで物色しはじめました。 すると、探しはじめて 10分後。 関内駅で待ち合わせをしたいと いうレナちゃん( 19歳)とアポれたのです。 「関内。……中華街か。中華街 の 10代。いいじゃないの」 ニヤつきながら横浜駅から根 岸線で関内へ。 駅前で待つ。強くて冷たい風。 思わずコートの襟を立てる。 すると5分後、カーキ色のロ ングコートに白のインナー、黒 いタイトスカート。指定の服装 を着たレナちゃんがやってきま した。茶髪のロング。ちょっと 目が離れているつり目。ギャル っちぃ感じで、まぁまぁの可愛 さです。 「町田さんですか?」 「そうだよ!レナちゃん? 俺、こっちのほう全然わかんな いんだけど、ホテルってあるの?」 「ありますあります。歩いてす ぐですよ」 レナちゃんの言う通り、歩い て2分ほどの場所にラブホがあ りました。さっそく部屋に入る。 おぉ!レナちゃんってば、 コートを脱いだら、ノースリー ブの白いインナーの胸のあたり が、すんごい主張してますよ! 「えっと……Dカップ?」 「E!(笑)」 イーーーネッ !!中華街のE カップのギャル!なんていう 御馳走でしょうか!テンショ ンMAXですよ! 「エロそうだね、レナちゃん」 「うん。エッチ大好き(笑)」 いいねぇ。いいじゃないか。 こういうエロいコは、ハメ撮り とかも簡単に撮らせてくれちゃ ったりするんだよね。じゃあ、 ちょっと撮らせてもらおうかな。 コートのポケットに入れてい た使い捨てカメラを取り出しま す。(8年前。スマホを買うまで は、ずっと使い捨てカメラを使 っていました)カリカリとダイ ヤルを巻きながら、まずは自撮 り風にツーショットから。パシ ャ !! 「え?ダメダメ!撮影はダ メだよ!」 不意打ちで撮られたことに驚 くレナちゃん。いいじゃんいい じゃん。もう一枚。 「ダメだよ!本当に写真はダ メ。っていうか、今、一枚、顔 写っちゃったよね?」 「うん。ダメ?」「ダメだよー。普通ダメでしょ (笑)。えー、その使い捨てカメ ラ、ちょうだいよ」 「あ〜、ごめん。コレ、他にも 友達と遊びに行ったときとかの 写真も入ってるから、さすがに あげられない。大丈夫!悪用 とかしないし!もう撮らない から!」 もちろん、友達なんて撮って いません。っていうか、レナち ゃんと会うことがわかって、さ っきコンビニで買ったんだけど ね。 「……う〜ん。わかった。約束 だよ?」 「ありがとう。ごめんね。もう 撮らないから。じゃあ、続きし ようか?」 「うん」 再び、抱きしめあう。服の上 からでも、胸の弾力はわかりま す!イーーネッ! 「いいじゃん、エロくてかわい くて、オッパイも大きくて。も う最高だね」 「うふふ。しかもJKだしね」 え? 19歳って書いてなかっ たっけ? 「…………JKなの?」 「そうそう。でも3年生だから セーフだよ。来月 18歳になるし」 ダメだよ〜〜〜〜 !!!それ、 ダメなヤツだよ〜〜〜〜!う わーー、むしろなんで今、正直 に言ったの??? 「え〜〜、だってお兄さん、若 い子がスキそうに見えたから。 『エロくて、かわいくて、オッ パイ大きくて』っていろいろ言 ってくれるから嬉しくなって、 さらに若いっていうことも伝え たほうがテンション上がるかな って思って」 若い子、確かにスキだけどさ! ある意味テンション上がったけ どさ!ダメだよ!うわーー ー!超もったいない!もっ たいないけど危なかった〜〜 !! 「……いや、さすがにゴメン。 無理だわ」 「え?ウソ?」 「だって、未成年はさすがに無 理だよ。 17歳でしょ?ごめん」 「マジで??」 「うん。ごめん」 「せっかくホテル代、払ったん じゃん。いいの?無駄になっちゃうよ?」 「まぁ、そうだね。でも、 あきらめるよ」 「……そこをなんとか! (笑)」 「…面白い子だね(笑)。でもゴメン。19歳だと思ったからさど」 うしてもボクが折れないこ とがわかると、「え〜〜〜、悲 しい〜」と言いながらもコート を着て身支度を整えはじめまし た。あ〜〜、こっちも悲しいよ。 そのエロい身体とセックスした かったよ! 「わかったー。じゃあねー」 そう言ってレナちゃんは、悲 しそうな顔で部屋を出て行った のでした。 レナちゃんが帰ったあと、足 をバタバタさせるボク。あ〜〜 〜!もったいない!でも仕 方ない。むしろ何かする前にわ かって助かったと思おう。 ああ、ホテル代もったいない なぁ。このまますぐにホテルを 出てもいいけど、まぁ、風呂に でも入るか。せめて。風呂にお湯を張り、ゆっくり と身体を温める。湯船の中で、 次に会えそうな女の子を探しま す。水面から手を出して、ケー タイをいじります。アレだけの エロいコを逃してしまったわけ ですから。このまま帰るわけに はいきません!ほら、見て下 さい。そそり勃ったティンコが 水面から顔を出しているのが、 あなたにも見えるでしょう! しかし、なかなかアポが取れ ません。 30分後、風呂から出て、 さらにベッドの上でゴロゴロし ながら探す。……でも見つから ない。そうこうしているうちに、 ホテルに入ってから1時間半が 経過していました。ケータイの バッテリーも残り 30%。そろそ ろあきらめて帰ろうかな……。 っていうか、マジでもったい ないから、オナニーでもして行 くか。エロビデオも見れるし。 そんなこんなでワンニー(ワ ン・オナニーの意)を入れる。 ちょうどイッたあと、部屋の時 間も終わりに近づいていました。 はぁ、帰るか。あ〜、外は寒い んだろうなぁ〜。ホテルから出ると、予想通り、 冷たい風がびゅーびゅー吹いて いました。うおー、寒い。 縮こまった身体をおこし、前 を見る。すると、ホテルの前に、 金髪のリーゼントをした、長身 のオッサンが立っていました。 なんだこのオッサン。ただ者で はありません。漫画のキャラか なんかかな? すると、遠くを見つめていた リーゼントがこちらをチラリと 見ました。目が合う。すると、 ツカツカとこちらに向ってきま す。え?なになに??? 「てんめええコラぁーーーー !!!」 いきなり胸ぐらを掴まれたか と思ったら、そのまますごい力 で振り回されました。視界が急 にぐるんと回る。頭と身体が一 回転する。 「ゴォラーーー !!てめぇええ え !!」 ホテルと道を挟んだところに、 駐車場がありました。そこに投 げつけられる。砂利の上に思い っきり倒されました。 パニック !!!完全なパニック! 鼓動は、人生の中で1番じゃな いかってくらいバクバクいって います。身体中の体温がハネ上 がり、状況が整理できない。 「オラァ!コイツですよね! コイツ!」 気がつくと、金髪リーゼント の他に4人。ガタイの良いアン ちゃんたちが集合していました。 その中で、坊主頭の目が血走っ てる男がボクの髪を思いっきり つかみます。 「テメーー!ざっけんんなぁ ーー !!」 髪をひっぱりまわされ、駐車 場の端にある金網にガシャーー ン !!痛い !! 「殺すぞ?殺すから!殺す よ?オザワさん!殺してい いですよね ??」 坊主頭が叫ぶ。「そうだなぁ〜」 と、金髪リーゼントが言う。待 って!そんな大事なこと、ボ クの意見なしに決めないで! 再び髪を引っ張られ、駐車場 の真ん中に連れて行かれ、正座させられます。マジかよ?こ れ、いわゆる修羅場って奴だよ ね?ボク、ヤクザにスゴまれ てるんだよね? 顔を上げると、5人のヤクザ に囲まれています。ホテル前の 道を通行人がけっこう歩いてい ますが、みんなコッチを見よう としません。うわー、みんな都 会的!イッツ・アーバンライ フ! 「オメーよ?女のコの写真、 撮ったんだってなぁ?」 金髪リーゼントが口を開く。 そうか!あのコ、バックにヤ クザがいたのか!この人たち、 未成年援交業者か!もしくは、 そのケツモチか !! やっと状況を理解したボク。 身体中が震えているのがわかり ます。 「カメラ、出せや。あと財布も 出せや」 言われるままに、使い捨てカ メラと財布を渡します。リーゼ ントが、使い捨てカメラで土下 座しているボクをパシャパシャ と数枚撮影。一応、せめてもの 抵抗で、いつもはしないような情けない顔をして、ボクとはわ からないように試みたりする。 「このカメラは没収だ。でもそ れだけじゃすまねぇよな?女 の子がよ、撮影されたことで『精 神的に被害を受けた』って言っ てんだよ。どうすんだ、オメー」 「あの……ボクがしたことは犯 罪なので、警察に行きます」 「はーーー!舐めてんじゃね えぞ !!」 坊主頭が顔を近づけてスゴん できます。顔が恐い! 「警察とか言って舐めてますよ! やっぱ殺しましょう!待たせ やがって!」 ……待たせやがって? 一瞬、どういう意味かわかり ませんでした。しかし次の瞬間、 気づきました。 この人たち、レナちゃんに「写 真撮られた!」と報告を受けた 後、すぐにホテル前に集合した のです。で、レナちゃんに聞い た服装のボクを待っていた。 でもそこからボクったら、お フロに入ったり、ベッドでゴロ ゴロしたり、ワンニーを入れて いましたので、この寒空の中、 2時間ほど待機していたわけで す。そりゃあ、メッチャ怒るわ! 殺したくもなるよ! でもボクとしては、坊主頭が 思わず漏らした本音が面白くて。 笑いそうになりました。ダメ! 笑ったら本当に殺されちゃう !! 結局、「女の子の精神的なショ ックへのお詫び」という名目で、 3万円を取られました。 リーゼントが「これは、あく までもお前から払ったお詫びだ からな!」と念を押してきます。 恐喝からの逃げ道ってヤツです。 ヤクザって、狡猾ですね。 金を払ったら納得したのか、 5人ともゾロゾロと帰って行きました。 最後、坊主頭が帰り際、振り 向いて言いました。 「オメー!もしここらへんで 見かけたら、今度はマジで殺す ぞ!わかったな!マジで待 たせやがって!」 顔を伏せて、笑いをこらえる のに必死でした。
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