私と同郷(石川)の男が裏モノ編集部に入社したというので、3月の末にちょこっと鉄人社に顔を出してみたところ、その若者藤塚は、一通りの挨拶の後、こんなことを言い出した。
「松本さん、最近温泉ルポやってないっすよね。どうなってんすか、まったく」
彼の非難は、過去、本誌上で男の楽園温泉を探し求め続けた私が、ここ最近活動を控えていることに対してのものだ。
なるほどその言い分はもっともである。いっときは温泉ルポライターを自称しておきながら、毎日自宅のユニットバスにバスクリンを入れて浸かっているようでは、責められても仕方あるまい。
しかし私はここで逆に間ってみたい。
裏モノが求める男の楽園のような温泉など存在しないことが判明した今、はたしてどこへ向かえばいいというのだ。いかにも最後まで遊べるかのような広告を打ちながら、やって来るのは、ただうるさいだけで乳輪すら露出しないコンパニオンだったり、見るに耐えないオバチャンだったりと、もう温泉にロマンを求めることの無意味さを私は悟ってしまったのである。
これ以上どうしようもないではないか。
「な、だから俺はもう温泉行くのやめたんだよ」
「え、でもまだあそこ行ってないですよね」
「あそこ?」
「石川県にあるじゃないですか▲湯って」
▲湯……、さて、そんな温泉あっただろうか。
「え、知らないんですかーあそこはスゴイっすよ」
聞けば、彼の地元、金沢の辺りでは、女遊びをするなら▲湯一との暗黙の了解があるらしく、老麟いも若きも、小金が貯まると当地でドンチャン騒ぎをするのが古くからの習わしらしい。
「習わしっていうのは大げさですけど、ぽくの友達とかよくいってましたよ、笑いが止まらんって」
すぐさま▲湯の広告を見せてもらったところ、これがとんでもないことになっている。
『ザ・男の艶会』という露骨なフレーズもさることながら、白い太股や胸の谷間を露出しニッコリ微笑むコンパニオンたちの色っぽさといったら。
この温泉が湯や食事ではなく"女"をウリにしていることは明白である
こんな派手な広告になぜこれまで気づかなかったのか。
いやはや、まったく新人編集の言うとおり。こりゃ行ってみるしかあるまい。
コンパニオンにバニーちゃんを指名
小松空港まで出迎えに来てくれたA湯の男性従業員は、ワゴン車の後部座席に私を乗せ、退屈な田企遣を無言のまま突っ走った。
30分ほど経ったろうか、ワゴン車が到着したのは、ラブホテルをモチうにしたような派手でデカイホテルだった。辺りの温泉旅館と比べてもその威圧感は群を抜いている。
「お客さん、お疲れさまです」
よつやく口を聞いた運転手に促され、門をくぐる。と、すぐ目の前に2階のフロントへ続く長いエスカレータが。ずいぶん豪著というかミスマッチというか。ひなびた温泉宿、というイメージかりは程遠いこの独特な雰囲気は、さらに続く。エスカレータを上りきったところにいきなり2人のバニーガールが立っていたのである。
「ありがとうございます。お疲れさまでしたー」
お辞儀をする彼女らに目を奪われつつ、まっすぐフロントへ。同時に50前後と思しき接待さん(仲居さんのこと。このホテルでの呼び名)がすっとそばに寄ってきてささやく。
「今日はお泊まりのみ?」
「ええ、まあ」
「コンパニオンはどうします?」
「え?ああ、そうすね」
チェックイン時だというのに、もうコンパニオンの話を振ってくるなんて。まるでコンパニオン呼ばずは客にあらずとでも言いたげな様子だ。
「ああ、コンパニオンねえ。いま決めなきゃいけないのかな」
「もう宴会(タ食)が始まるから早く決めないと」
いきなり岐路に立たされた。呼ばぬ、という選択肢はないにしろ、過去の温泉旅館のように、ハズレクジを引かされることだけは避けねば。腹の弛んだオバサンがやって来るようではどうにもならんからな。何か名案はないものか…。
しばらく迷った末、私は無理を承知で接待さんに耳打ちした。
「あそこのバニーちゃんでもいいかな?」
エスカレータ脇に立つ2人。あのクラスが酒の席に来るなら文句はない。
「いいわよ。指名料6千円かかるけど」「え、いいんだ?」「どつちにするの」「んーと、右かなー」「そうよね、そりゃ右よね」
80年代アイドルのようなルックスの右を指名。コンパニオン2時間分を含む4万6千円を払って、チェックインは終了した。
前から後ろから。湯女の挟み洗い
バニーちゃんとの宴席を1時問後に控え、私は長旅の汚れを落と
すべく大浴場へと向かった。加入り口の暖簾をくぐると、広い脱衣場が。その割には人っ子1人いない・かと思ったら、隅のほうで水着姿の若い女性が2人眠そうに座っている。ここは男湯のはずなのだが。
「--・…」「---…」
目を合わせても驚く素振りはなく、ただ腫れぽったいまぶたをこするのみ。掃除のオバチャンと言うには若すぎるし、水着姿というのもよくわからない。なんだろ?と、この彼女ら、素っ裸になって浴場へ向かう私の後ろを、ひょこひょこ付いてくる。
「ん?」「お背中流しますので」
「あ、そうなの?」
さすが男の温泉。気の効いたサービスである。いわゆる湯女というやつだ。いつぞや、栃木の湯女には湯船でフェラチオしてもらったっけな。
以来、湯女といえばフェラ、フェラといえば湯女、と、それはちょっと言い過ぎだが、とにかく私の頭の中でこの2つはワンセットとしてくくられている。
しかも今日は相手が2人。湯船でWフエラ。もう賛沢すぎてワケがわからんー湯女ちゃんたちをとりあえず待たせたまま湯船に浸かり、わざとネッシーのようにチンチンを露出させて話しかけてみる。
「ねえ、水着は脱がないの?」
「脱ぎませんよ」
「ふーん」
「……」
脱がずフェラ。そういう趣向もあっていいかと納得しようとする私だったが、この気のない返答ぶりからして、どうやらフェラそのものもありえないように思えてきた。
なんと言うか、やっつけ仕事です的態度がありありとわかるのだ。
「お体流しますから。ここに座ってください」
1人は後ろから背中を、もう1人は前かり両手両足をタオルでゴシゴシと洗い流す。なかなかよろしいのはよろしいのだが、今1つ盛り上がりに欠けるのは、ここまで密着しているにもかかわらず性的な匂いがいっさい漂ってこないからだろう。
ステンレス流し台を洗っかのような単調な手の動き。もっとこうニュルニュルヌメヌメやってもらわんとなあ。
「それじや、3本目の足は自分で洗ってくださーい」
数分後、いい残して、彼女らはスタスタと脱衣場へ消えて行った。ふ、やっぱりこんなもんか。まあいいだろう。こんなとこでヌイたら後が持たないからな。
やんわりと勃起しかけた3本目の足を自ら洗いながら、私は余裕をかますのだった。
接待さん、いつまでおるの?
ひとっ風呂浴びて部屋でくつろいでいたところ、タ方6時半、先ほどの接待さんがやってきた。どうやら宴席は自室ではなく、階下に用意された宴会場で開かれるらしい。
飲みながら勢いにまかせてバニーちゃんを押し倒す計画だったのだが、仕方あるまい。いそいそと浴衣の帯を締め、部屋を後に。とそのとき、接待さんが言った。
「あなた、それカメラ?」
「ええ」
「写真は駄目」
「え?」
「カメラは置いていってー」
えらい剣幕である。携帯電話やサイフはいいが、とにかくカメラだけは持ってくるなと強い調子で繰り返す。こんな注意は温泉ルポ始まって以来、初めてだ。撮影禁止とは、何か隠さなければならない催しがあるという意味に他ならぬ。
いったい何をしてくれるというのだろうか。
取材者としては困った話だが、一個人としては非常に気になる展開になってきた。1人客の酒席にしては広すぎる大広間で、ポツンと置かれた膳を前に座っていると、いったんどこかに引っ込んだ接待さんと共に、バニーちゃんがシースルーの浴衣に着替えて登場した。
「ようこそいらっしゃいませ。ヒロミ(仮名)でございます」
バニー時と異なる薄化粧。見えそうで見えない乳首。こりゃまたソソりますな。よしよし、こっちに来なさい。
私の隣にヒロミ、向かいに接待さんが座る形で、酒席はスタートした。
「かんぱーい」「かんぱーい」さして旨くもないカニや鍋なんぞをつつく私。空いたグラスにビールを注ぐヒロミ。そしてその様子を眺める接待さん。ん?なんでまだいるの、オバハン?もう引っ込んでいいよ。ところがこの人、なかなか出て行かないのである。むしろ彼女主導で会話が進行するのだから手に負えない。
「私も若いころ東京にいたのよ。ずっと水商売でねー」
「へえ、そうなんですか」
まったくどうでもいい話である。聞いたところで何がどうなるというわけでもない。しかし対面しておきながら無視するわけにもいかず、しかもヒロミが愛想笑いなんぞをするもんだから、ダラダラと意味のない会話が続く。
「ほらヒロミちゃん、ビールお注ぎしなさい」
「あ、はい」
「ちゃんと見てなきゃ駄目でしょ」「はい」
何を出しゃばっているのか、このオバハン。そんな教育はもういいから、さっさと出て行きなさいっての。ところがどっこい、このオバハン、機先を制するかのようにとんでもないことを言い出した。
「ここはねー、私たちが付きっきりなのよ」「え?」
「よそのホテルははお客さんとコンパニオンだけになるんだけど、ここは私たちもそばにいるの」
まったく何を言っておるのだ。そんなルール勝手に作るなっての。これでは一体いつどのようにコトがおっ始まるというのだ。何のためのコンパニオン?何のためのシースルー?ああ、頭が痛い。
オバハンのいぬ間にシコシコシコ
素肌を露にした美女を隣にはべらせておきながら、オバハンの視線が気になって手出しできないという状況下、しばらくして妙案が浮かんだ。
「あのー、接待さん」「はい?」
「あのさ、ビールだけじゃなくて水割りなんかも飲みたいんだけど」「あら、そう?」お客様に言われれば、仲居さんの役割を果たす接待さんは、ウイスキーと氷を取りに厨房へ向かわざるを得ない。その隙にコンパちゃんを篭絡するのだ。
「ほら、ビールばっかだとお腹が膨れるから」
「そうよね」「ああ、水割り飲みてえなー」「はいはい」
かくして迫真の演技が、オバハンを部屋の外へと追いやったのだった。大成功。すかさずヒロミの肩を抱き寄せ、シースルーの浴衣をはだけさせる。飛び出す小振りの胸。「あーん」「いいじゃん誰も見てないし」
抵抗なしと見るゃ、素早くおつばいをモミモミモミ。乳首もつまんでみたりなんかして。こーつなりゃ吸ってまえ。チューチュー。
「もー、接待さん帰ってくるよ」
「大丈夫だって」
私の計算では、ウイスキーと氷を進備するのに要する時間はおよそ毘分。というのは嘘で、もうここまで来ればバレても仕方ないという考えになっていた。よし、次は下半身だ。
「それはダメー」「いいよいいよ」「ダメだって」
かたくなに拒むヒロミ。くそー、じゃあこっちはどうだ。ちょっと触ってみてよ」手を持って誘導すると、ヒロミはトランクスの上からためらうことなく触れてくる。
チンチンの形を確かめるようにさわさわと。なんだこの器用な指の動きは。タマラン、もっ脱いでしまえ。障害物がなくなっていきり立つムスコを、ヒロミはこれまた当然といった調子で握り締め、シコシコとしごき始める。
「いっちゃうよ、そんなことしたら」「ダメですよ」「いや、出るって」「ダメです。」
あ、帰ってきたーすかさず手が離される。直後、するりと襖が開き、オバハイスキーを持って現れた。緊張感だな。見事なまでの寸止め技術
「もっ飲めないんで、ご飯もらえるかな?」
すでに満腹ではあったが、またしてもムダ話を始め出したオバハンを追い出すには、こうでも言うしかない。
「あら、もうご飯にする?」「うん、ご飯だよやっぱり」
無難に追い払い、乳首チューチュー息子シコシコの応酬を再開。
「ちょっとなめてよ」「それはダメ」「いいじゃん、ちょっとくらい」
「ダメ。シコるのまではいいんだけどね」
なんだ、またアホなルールを作って、どういうつもりだ。
「なめてみようよ」「ダメー」「トライしてごらん」「ダメー」
あくまでシコシコのみのスタンスは崩れなりまもなく接待さん秒が白飯を持って戻ってきたと同時に、ヒロミは手を離したが、私はなんだかアホらしくなって、そのままギンギンのイチモツをさらけ出しておいた。
すると、「まあ、ご立派ねえ」オバハンが目を細めて言う。
「そう?」「ええ、立派よー」
「どうもどうも」と言いつつ、大胆にヒロミの手を股間に。すると彼女は拒むことなく、うつむき加減になりながらまたシコり始めた。
なんだ、接待さんも公認だったのか。こんなことなら早くかり触らせておけばよかった。「出していい?」「それは駄目よ、あなた」オバハンが口を挟む。
「でも出そうだし」「駄目、それはやっちゃ駄目なの」
いったい何が基準になっているのか、2人は口を揃えて、ガマン汁までは出してもいいが精子の放出はイカンと言う。ホテルに怒られるのか?
「そんなのカニの上にでもかけておけばバレないよ」「駄目です」
まったく厳しいルールである。しかもヒロミはヒロミで、しばらくシコってガマン汁が出た途端に手を離すという、見事なまでの寸止め技術を発揮。食後、宴会部屋のカラオケセットでデュエットしたときも、彼女は右手にマイク、左手に我が息子を握りしめ、先端から液体がにじみ出るたびマイク1本に集中するのだった。
ラウンジコンパニオンはラウンジを出れない
「さ、これからどうします」接待さんが言う。コンパニオンの時間はもう終了。もしもっとヒロミと一緒にいたいなら、延長料金を払ってラウンジで飲んでくれとのことだ。「ふーん、あのそれは、接待さんも一緒に?」
「いえ、もう私は付いていきませんよ」
なるほど、そういうことか。本番はここからなのだ。食事はあくまで食事。その後の諸々は、延長料金という名のプレイ代を払って楽しんでくださいというわけだ。
「延長しますします」「どれくらい?」
「そうだなあ。ま、90分ってとこかな」
追加料金2万4千円。少々高いが、このまま一発も抜かずに寝るわけにはいかんだろ。巨大ピンサロのような造りの薄暗いラウンジで、ヒロミと私はさっそく宴席の続き、乳首チューチュー息子シコシコの延長戦に突入した。
隣のテーブルでは、左官屋の集団がコンパちゃん5人ほどをはべらせて騒いでいる。
パンツをかぶってカラオケを歌う者、背後から胸をワシ掴みする者。
「じゃ、部屋に行こっか?」「え?」
「やっぱ人に見られてるとやりにくいしさ」
「無理よそれは」「は?」
彼女が言うには、延長に突入した時点で、宴会コンパニオンヒロミは、ラウンジコンパニオンヒロミに変わっているので、ラウンジの外には出れないのだという。
「何それ」
「そういう決まりなんですよ」
決まり決まりと、まったくどうなってんだこのホテルは。くそーこうなったらここでヤッてやろうじゃないか。本番ピンサロじゃ。
「もう、ここでいいや」「ええ」
「じゃ、なめて」「ダメですって」「え、ダメ?」「うん、ダメ」
なんたることか、場所が変わろうと許されるのはあくまでシコシコのみで、本番はなし、手マンなし、フエラなし、発射もなし。これがここのルールだと言うのだ。
「これじゃ生殺しじゃん」
「みなさんそう言うんですよ」
「いうよ、そりや一」
「でもそういう決まりだから仕方ないんですよ」
ヒロミによれば、彼女らはよくある派遣コンパニオンと違ってホテルの従業員なので、その場の勢いでコトを起こすわけにはいかず、しかももし何か問題を起こせばホテルの責任が問われるため、厳しく監視されているのだという。
客と同時にトイレに立つことすら許されないのだそうだ。
「それはわかったけどさ、こんな状態にしておいて、そりゃないと思わない?二マっーん」「おかしいよ、せめてなめるべきだよ」
亀頭の先端にガマン汁を光らせたまま、私は残り時間をヒロミの説得に虚しJ証質やしたのである。
★「で、これからどうするの?」
ラウンジから部屋へ付き添った接待さんが、下半身の状態を見透かしたように間うてくる。なんだよ、まったく。
「遊ぶんだったら、チョイの間かソープよ。車で送迎があるから」
はいはい、そう来ましたか。とことんまでみなぎらせておきながら、近くのチョイの間に引き渡しですか。ふーん。接待さんを追い返した私は、部屋で1人有料AVを見ながら、ヒロコとはまったく違うゴツゴツした右手で、さらなる延長戦に入ったのだった。
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