世の中って… 表向きは平穏に見えますが…
それに騙される女がいたりするようで… 今回はヒドイ男に騙された女たちの話です。
繁華街を歩いていると、居酒屋の客引きに声をかけられるものだ。
いかついニーチャンに近寄ってこられるのはうっとうしい限りだが、実はああいう連中のなかには若い女の客引きも存在し、しかもやり方次第では意外とあっさりセックスに持ち込めたりする。
俺自身の居酒屋バイト経験から編み出したその方法を、皆さんにご紹介しよう。話を進める前にひとつ、ハッキリさせておくことがある。ここで言う客引きとは、単に店の外で呼び込みをやらされている居酒屋従業員のことではない。
店側と個人契約を結んだ、あるいは店の依頼で専門業者から派遣された、客引き専門のスタッフだ。
一般の従業員と客引きを服装から区別するのは難しいものの、たとえば相手が「居酒屋いかがですか？」と声をかけてきたときに、「オネーサンの仕事、歩合制なんでしょ？
大変だねえ」と返せばすぐにどちらかがわかる。
一般の従業員なら、
「いや、私は時給なんで」対して客引きの場合は、「そうなんですよ〜」
と同意してくるからだ。そうまでして客引きオンナを狙う理由は単純だ。まず彼女たちは、なぜかみんなノリがいい。きっとそういうキャラでないと務まらない仕事なのだろうが、とにかくフレンドリーなので、口説くには打ってつけの人種なのだ。
そしてもう一つ、彼女たちは軽くお願いすれば１００％、個人の連絡先を教えてくれる。
彼女たちは完全歩合で働いてるために、客から「そんなに安い店なら今後もキミを通して飲みに行くわ」などと言われれば、むしろよろこんで電話番号を教えたがるのだ。
連絡先を聞き出した後は、ひとまず女の案内する店へ。
そこでフツーに飲食を済ませれば、当然、彼女の歩合に貢献することになり、まずは好印象を得られる寸法だ。実のところ、ここまでの流れは、他の男たちも結構、実践していたりする。で、連絡先を聞いた翌日あたりに、「昨日はありがとう。今度ご飯でもどう？」などと誘うわけだが、なかなか上手く行かないのがパターンだ。当然だろう。
だって彼女らにしてみれば、誘いに乗るメリットなどないのだから。こちらがよほどのイケメンでもない限り、こういった正攻法は厳しいのだ。そこで、俺はいつもある時間帯を狙って電話をかけることにしている。ヒントは客引きの勤務形態だ。
繁華街にある居酒屋は、週末（金土、あるいは祝前日）の場合、どこも朝４時ごろまで営業している。つまり、２時間飲み放題を売り文句に客引きしている連中は、深夜２時ごろに仕事が終わるわけだ。言うまでもなく、その時間帯に帰りの電車などあるはずもなく、彼女たちはスマホをいじりながらどこかで時間を潰すことになる。
ヒマでヒマでしょうがないといった感じで。つまり客引きオンナとアポるには、連絡先を聞いたその日の午前２時以降がベストなのだ。
「今日はいい店を紹介してくれてありがとう。いま駅の近くで飲み直してるんだけど、ヒマだったら合流しない？もちろんオゴるよ〜」
よほどのことがない限り、二つ返事で話に乗ってくるだろう。ここから先はみなさんの腕の見せ所だが、前にも言ったように客引きオンナというのはとにかくノリがいい。事実、俺の場合も、ガンガンに酒を飲ませて酔っぱらわせるという力技だけで、何度もホテルに連れ込んでいる。ぜひお試しを。
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