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愛読書はスティーブンキングの恐怖小説「ミザリー」
とにかく異様なモノが好きな女だ。
当然セックスもマトモじやないはず。Sだったら逃げればいい。スカ〇ロは趣味ではないが、この際経験しておくか。そんな気分だった。
ピンクのシャツからは黒のブラジャーが透けて見える。
手に持っていた大きなカンバスバッグのことを聞くと「後で見せてあげる」と冷たい目で言った。「これ、気に入ってる作品なの。見て」
北口のこじんまりとしたホテルの部屋に入ると、マリエは自分で描いたという油絵を俺に手渡し、トイレのドアを閉めた。テレビの画面大の油絵の中央に、見してそれとわかるベー卜ーベンのデスマスク。片方の目にはナイフが刺さっている。その周りにヘビかみたいなモノが。
この女にフェラでもさせたらチンポをかまれるんじゃないか、と思うと急速に気が萎えた。
女がトイレから出てこない。ドアをノックすると、「少し待って」と返事があり、それから15分ほどしてようやくドアが開いた。
「わたしって閉所恐怖症の反対なの。狭いとこが好きで」
広い場所にいると不安になり、外出した際は1回はトイレに入りを過ごすらしい。自宅では卜イレにとじこもることも珍しくないと言う。
俺の持ってきた画を見せると、マリエは食い入るようにページをめくった。
「これも見て」今度は、スケッチブックにペニスのスケッチばかりが描かれている。曲がったのあり、長いのあり、先っぽが人間の顔をしている人面ペニスあり、さきほどの油絵とは違いユーモラスだ。マリエのスカートのなかに入れる。冷たい肉の感触。陰毛は薄いらしくほとんど感じず、すぐ割れ目にあたった。女はスカー卜とシャツを脱ぎ、本を見たまま「いいよ、入れても」とべッドに寝そべった。
抱き上げバックのにさせ、パンツをひきずりおしゴ厶を装着、開かせた脚の間から小さくまとまった性器にペニスを挿入した。腹に感じる女の尻の温度が、金属を連想させる。妻の女ではなくダッチワイフと性交しているところを、女に観察されているような雰囲気が俺を興奮させる。
射精した後、マリエが言った。
「男ってわがままよね、コンドー厶なんかしちやって」
わけがわからない。それから毎日のように、彼女から電話がかかってきた。邪険にするとストー力ーにでも変身しそうだ。会話の内容はほとんど女の見た夢の話だ。
猫を食べた、私はマリアントワネットの生まれ変わり云々。それが一週間も続けば、さすがにガマンできない。
「もうヤメてくれるかな。」が、しばらくして、また電話が来た。
「私とセックスしないとあなたは事故で死ぬ」
それだけに言って、切れた。
1か月後今度は俺の絵らしいスケッチの入った手紙が届いた。
「好きでした。さようなら」はいいとして、俺の目にはナイフが剌さっていた。
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