マッチングアプリで写真と別人が来た時の対処法 マッチングアプリで写真と別人が来た時の対処法マッチングアプリで写真と別人が来た時の対処法マッチングアプリで写真と別人が来た時の対処法マッチングアプリで写真と別人が来た時の対処法マッチングアプリで写真と別人が来た時の対処法マッチングアプリで写真と別人が来た時の対処法マッチングアプリで写真と別人が来た時の対処法マッチングアプリで写真と別人が来た時の対処法
「出会い系でワリキリ募集のページを開くと、ものすごく可愛い女の子たちの写真がいっぱい出てくるんですよ」「あ、そうですよね」
「で、その写真の子本人に会えるまで帰れませんって企画をやってもらおうかと」
「帰れません?」
「そうです。本人に会えたら終了ってことで。もちろん、デブの熟女とかじゃダメですよ。ちゃんと可愛い女の子を選んでくださいね」 
なんだか簡単な企画だな。会えばいいんでしょ? 会うだけならエンコー代は大ホラを吹いてもいいわけだし。お安い御用です。ホ別2の条件でアポり、待ち合わせ場所に指定された池袋ザラの前で待つこと数分。目の前にピンク色のコートを着た首の短いオカメ顔の女が現れた。写真の女の子とは、顔と身体の大きさの比率が違いすぎる。
●あれ、すずさん…ですか?
◯はい。すずです。
●ご本人じゃないですよね?
◯本人でーす。
●そうですか? だいぶ写真と違う気がするんだけど。
◯え、見比べていいよ。
(スマホの画面を開き、彼女と2人でプロフ写真を見る)
●ほら、この方ですよね。違いません?
◯でも、この写真撮ってから1年も経ってないよ。
●え、そうなの? てか1年以内に撮った写真なんだ。
◯黒髪だったから。
●髪の色が変わったと。
◯エクステも付けてたから。
●いや、俺は髪の毛の違いを言ってるんじゃないんですけどね。
◯そんなこと言われても…。でも、そのあとで化粧品会社で働き始めたから、メイクとかも変わったのかも。
●なるほど。俺ね、写真の本人が来てくれないと、今日は家に帰れないんですよ。
◯は…?
●お姉さんが本人だって言い張ってくれるのはありがたいんだけど、さすがにそれはルール違反だから。
◯意味わかんない。ウザッ…。
(眉間にシワを寄せ、捨て台詞を吐き捨てて、スタスタ去って行った)
弱ったぞ。こんなに堂々と別人がやってくるなんて。こいつはなかなか厄介な仕事を引き受けてしまったかも。
自分ぐらいの人がさ、私を断っていいと思ってんの?
あやな「まったり癒やし合える感じで会える人いないかな~?」 とコメントを載せていた、20代前半の学生だ。一人目の女の子と髪型がほぼ同じで丸顔。もしや同じ人物の写真だったりして
なんと、待ち合わせ場所も同じく池袋のザラ前を指定された。
少しして、ファー付きのコートを着た細身の女の子が現れた。やはり写真の子とはまったく違う。というか、整形が丸わかりな不自然な鼻と目をした女の子だ。ブスじゃないけど人形みたいで怖い。
◯あやなです~。
●え、あやなさん? ですか?
◯そうです。はじめまして。
●あれ、あやなさん? お写真と違う方じゃないですか?
◯いやいや、ぜんぜん一緒一緒。一緒です、ハイ。
●違う方のような気がものすごくするんですけど。
◯いや、一緒です。
●いやいや違うでしょ。なんで言い張るんですか。
◯え~…なんなの。色々あるんですよ…。
●色々あるのか~。俺も色々あっってさー。
◯ちょっと何言ってるのか
わからないですけど…。前に自分の写真を載せてたら悪用されたことがあってえ。
●あ~、なるほど。
◯なんかエロサイトみたいのに使われて。
●はいはい。
◯女の子がアイコンで使うとかなら良かったけど、エロサイトはねえだろって思って~。
●なるほどね。それで結局、写真は別人だってことでしょ? 俺ね、今日は写真の本人が来てくれないと帰れないんですよ。
◯なにそれ? …いやいや、本人が来てくれないとっていうか、本人なんて来ないから。
●え? そんなことないでしょ。
◯いやいや、来ないですよ。こういうのって業者が多いから。
●お姉さんもそういう業者の人なの?
◯ハッキリ言って、私も業者なんで。だから黙って帰るわけにはいかないので。
●え? どういうこと?
◯その辺の子よりマシだと思いますよ全然。行ってすぐに終わったりしませんし。
●いやいや、ごめん、本人じゃない時点で無理なんだよね。
◯いや、こっちも無理なんで。
●え、何が?
◯え、何がと言われましても、無理なんですよ。仕事なので。
●いやいや、仕事だろうがなんだろうが、あなた写真の本人じゃないでしょ? 無理って言われたってこっちだって無理なんですよ。
◯なんで? 別に不満はないでしょ? 若くて可愛くてキレイなんだから。
●……。(整形顔のくせに…、と言おうと思ったが、ぐっと堪えた)うん、でもね、写真と別人の時点で無理なの。今日はそういうルールなの。
◯ルールって何? 何のルールなの? バカみたい。
●はいはい。じゃあね。
◯ちょっと待って。(立ち去ろうとした俺の腕を掴んだ!)
●なになに?
◯え? 自分ぐらいの人がさ、私を断っていいと思ってんの?
●は?
◯私にはお金出せないってこと?
●そうじゃなくて、写真の本人かどうかが問題だっつってんでしょ? 本人じゃないから無理だって言ってるの。
◯こっちもさ、タダで引き下がるわけにはいかないから。ここまで来た交通費ちょうだいよ。
●は? 何言ってんの? 別人の写真使って会ってる時点でそっちに非があるでしょ? 詐欺だよ詐欺。交通費払うのはそっちでしょ。ちょうだいよ電車賃、160円。
◯は? 何言ってんの? あんたがこっちに払うのが普通でしょ。こっちはバックがいるんだからね。
●知らないよ。ほら、早く出して、160円ちょうだい。
◯何言ってんの。なんでオマエみたいなオッサンに金渡さなきゃなんねえんだよ。帰り道気をつけろよ、バーカ。(ここで後ろを向いてスタスタ去って行った)
あーあ、悪びれずに業者とか言っちゃってるし。これは長期戦になるかも。ブス写真ならすぐ本人に会えそうだけど、可愛い子限定のルールだもんな。
◯すいませ~ん。ごめんなさい、遅れました。
●あ、かぐやさん?
◯そうでーす。
●あれ、本当にかぐやさん?
◯……。
●お写真と違う人じゃないですか?
◯あ~、すみませーん。そうなんです…。
●うわーやっぱり。
◯ダメですかー?
●そうですね。写真の本人が来てもらえないと家に帰れないんですよ。
〇あ~、写真と違うとダメなんですねー。そうですよねー。わかりましたー。
●ちなみに、なんで違う子の写真載せたの?
◯あー、怖いからですー。
●なるほどー。はーい、ごめんねー。
◯はーい。(ペコっと頭を下げて消えていった)
なんだろう、エンコー界って、写真と別人が来てもOKな男ばかりなのだろうか。意味がわからんぞ。オヤツでも食って仕切り直しだ。
フフ…そんなことないんじゃないかな
ゆきな
これまた目の大きな可愛い女の子だ。年齢は20 代前半、サービス業勤務で、職場の往復で出会いがないらしい。
巣鴨駅前のサンマルク前。しばらくして、遠くから大柄な女性が近づいてきた。あの子か。
◯すみませーん、おそくなっちゃって。
●あ、どうも。もしかして、ゆきなさんですか?
◯はい…。(ニコニコしてる)
●ゆきなさん、写真のご本人じゃないですよね。
◯え? フフ…そんなことないんじゃないかな(笑いながら、ゴモゴモごまかすような口調で)
●そんなことありますよね。なんで他人の写真使ったんですか?
◯えへへへ…。
●もう、なかなか僕、帰れないじゃないですか。
◯うふふふ、やっぱりやめときますか~?
●残念ですが無理ですね~。
◯はーい。わかりました~。うふふふ。
(ゆらゆらしながら別の方向へ歩いて行った)巣鴨ならイケるかも! なんて期待も見事に外された。ひょっとしてこのままいつまでも帰れないんじゃないだろな。もうアポるのが怖くなってきたよ。 指定してきた待ち合わせ場所は、またもや池袋ザラの前だ。黒いコートの短髪のガッチリ体型女が近づいてきた。
◯あは…、こんにちは。
●あれ、瑞葉さん? …とは違う方ですよね?
◯あ~はは、本人、本人。
●ちょっとご本人だと思えないんですけど。
◯そうですか? 私ですけどね。
●あの写真、コプスレイヤーのインスタの写真だって知ってました? 勝手に使っちゃダメですよ。
◯え、何言ってるんですか。私ですけどアレ。
●いやいや、違いますから。じゃ、そのインスタ見せましょうか? ちょっと待ってて…
◯じゃ、もういいです。(振り返ってスタスタ立ち去った)ま、インスタの写真をワリキリで使うわ
けないよな。少しでも期待した俺がバカでした。またもや池袋で、ホ別2万の条件でアポ。待ち合わせたコインロッカー前で待つこと数分。金髪でお下げのダルマ体型の女が近づいてきた。思わずペットボトルのお茶を吹き出しそうになった。マジかー。
◯あ、棚網さんですか?
●奈美さんですか。
◯はい、奈美です。
●いや、こちらの奈美さんじゃないですよね。(本人にスマホを見せながら)
◯え、言われたことないんだけど。
●いやいや、あるでしょう。だって別人でしょ?
◯ないですって。本人ですもん。
●じゃ、ちょっとマスク取ってもらっていいですか?
◯(マスクは取らずに)いやいや、言われたことないし。本人だし。
●困るんですよ。このままじゃ家に帰れないですよ。何なんですかホントに。
◯え、私に言われても。
●あなたに言うしかないでしょうが。
◯てかまず、目しか出てないのに別人って言われても困るんですけど。
●ははっ! いやいや体型とか全体のバランスも違うし。一瞬で別人だってわかりますよ。
◯そんなこと言われたことない。
●いま俺に言われてるでしょ。
◯そんなこと言われても本人なんだもん。目しかでてないのに…
●だからマスク取ってよ。
◯だから証拠がなくないですか? 本人だ本人じゃないとかいわれても。
●証明しろってことでしょ? とりあえずマスクとってよ。この写真と見比べてみようよ。
◯(マスクは取らずに)てか言われたことないし、そんな感じ悪いこと。しかもブスに!
●こんな感じが悪いことしといて、よく人に言えたよね。
◯その見た目でよく言えますね。(捨て台詞のように吐き捨てて立ち去る女)
 逆にブスと言われてしまった。もうやってられん! 家に帰ってコタツに入りたい!池袋西口。あれ? 白い大きなフワフワがついたコートを着た、小さくて可愛らしい女の子が現れた。パッと見はそこそこ可愛い。やっと帰れるか!
●ありなさんですか?
◯あ~、ありなです。遅くなってすみません。(こちらを振り向いた瞬間、別人だとわかったが、顔はカワイイ)
●あの、ちょっと確認なんですが、プロフ写真はご本人ですかね?
◯え~と、一応本人です。
●一応?
◯はい。ウフフ。
●ぼくね、どうしても写真の方じゃないと駄目なんですよ。いや、でも可愛いからいいのかな?
〇はい?
●いや、ルール上、やっぱり無理です。
◯あ~そうなんですねー。わかりました~。じゃあ、ありがとうございました~。(といいながら、すぐに手元のスマホをポチポチやりだした)
正直、彼女は2万払ってもいいかと思わせるぐらいのレベルだった。奇跡の90点クラス。でも本人ではないわけで⋮。もう無理。たぶんこのミッション、永遠に終わらないよ。ごめんなさい。もうギブです。