エロ漫画無料アダルト裏モノJAPAN

エッチ漫画・エロマンガ・出会い・モテ攻略・SEXテクニック・セフレの作り方・援助交際・愛人・パパ活情報・ハッテン場・ゲイ・同性愛の宴・素人エロ画像・風俗情報まで楽しく読めます。

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

記事一覧

  • 出会い喫茶や婚活パーティーで最後まで声がかからない女の子や付き合いで来ている女の子は口説きやすい
    2020年02月02日出会い攻略

    婚活パーティに女2人で参加しているコンビは、たいていどちらか1人は付き合いでついてきただけだったりする。どうせタダなので友達のために付き添ってあげているのだ。その子本人に彼氏がいる場合は難しいが、「彼氏はいないけど、別に今は真剣に探してない」というスタン

    記事を読む

  • 逆ナンサイトで普通の男がナンパされるか挑戦
    2020年01月31日出会い攻略

    四十を超えた私のようなオッサンさんが、若い女をナンパでモノにするのは至難のワザ。ましてや、出会ったその日にセックスするなど、想像もつかない。が、先日、そんな夢のような話を現実のものにするナイスなスポットを発見した。静岡で小さな商社を立ち上げ10年になる。仕

    記事を読む

  • 兄による近相姦の性的虐待を受けて育った女性セックスがトラウマに
    2020年01月28日突撃リポート

    兄による近相姦の性的虐待を受けて育った女性が頻繁に強烈なリストカットをやらかしていると言っている。知り合いになった相手が自殺するのは絶対に嫌だ。会って慰めてみよう。 「あのお、編集部さんですか?」今年8月の夜だと記憶している。電話の主は、低く上擦るような声

    記事を読む

  • チンドン屋になってお祭り気分を高めてナンパ|恋人募集の看板を持って新しい出会い方を探してみた
    2020年01月25日出会い攻略

    コンビニで一人でお酒を買った子をナンパしたら上手く行った体験談金髪の若いコが、ハンバーガーとお菓子と缶酎ハイを買っていた。家で誰か待ってる感じではないと思うけど。 いつもの文句で声をかける。「おねーさん、これから家飲みですか?」「いや…」 おっと、いきな

    記事を読む

  • 女性が注文したものと同じものを注文する|ミラー効果ミラーリングがナンパ・口説きに効果的か実践してみた
    2020年01月24日突撃リポート

    先月号で「吊り橋効果」という心理学の定説にすがって恋人を作ろうとしたオレだが、結果は聞いてくれるな。あれはちょっとフザけすぎた。というか、ターゲットが複数なので惚れられにくかったようにも思う。やっぱ相手は一人じゃないと。そこで今回、目を付けたのは「ミラー

    記事を読む

  • ピンサロでデリヘルで・本物の現役女子大生風俗嬢の探し方
    2020年01月23日突撃リポート

    欲望の対象としての『女子大生』という肩書きには抗しがたい魅力がある。頼るはやはりフーゾクだ。で、女子大生フーゾク嬢の探し方にはちょっとしたコツがある。まずホームページなどで「女子大生専門」なんて大学名までつらつら書いているような店は、間違いなくダマシだ。

    記事を読む

  • AV撮影現場のヘルプの女神・萎えてしまった男優のチンコをたたせる勃たせ屋という仕事
    2020年01月22日突撃リポート

    アダルトビデオの撮影現場で、萎えてしまった男優を再び奮い立たせる、世にも珍しい仕事AV撮影現場のヘルプ・勃たせ屋というのはどういう仕事なのだろうか。その女は、あるマンションの薄暗い4畳間にたたずんでいた。周囲にはホコリを被ったバイブレーターと、積み重なった

    記事を読む

  • 女をとろけさせる最強の口説き文句・夜景のきれいな高層ホテルの部屋を予約してナンパ
    2020年01月22日出会い攻略

    高層ホテルのバーで、男がおもむろに部屋のカギを女に差し出し、「今日、この下に部屋を取ってるんだ」。今回はコレをやってみたい。女ってのはこーゆーのに弱いのだ。お見合いパーティの女あたりをなんとかバーに連れて行きさえすれば、即マンってことになりますな。さっそ

    記事を読む

  • ナースと看護学生はどっちがエロイのか?
    2020年01月21日出会い攻略

    病院の看護師にヤリマンは多いがその看護学生はもっとエロイ京都O病院の看護婦はヤリマンのリポート。病院の近くでナンバが成功するワケないと、5月号の淫乱看護婦さんがおっしゃってたが、ちょっと待ってもらいたい。地元民の私から言わせてもらうと、事実は微妙に異なる

    記事を読む

  • ニセ占い師になりきって出会いを求める・自作自演の「運命的な出会いが待ってますよ」で口説いてみた
    2020年01月20日出会い攻略

    占いで婚約者の両親に結婚を反対されクレーム入れたらストーカー扱いされた話コトの始まりは、3年来つき合ってきた彼女の突然の別離宣言だった。 「ごめんなさい。あなたとは、もう別れたいの」 心臓が止まるほど驚いた。正式な婚約こそしていないが、彼女の口からはこれまで

    記事を読む

出会い喫茶や婚活パーティーで最後まで声がかからない女の子や付き合いで来ている女の子は口説きやすい

SnapCrab_NoName_2023-6-18_6-30-57_No-00

婚活パーティに女2人で参加しているコンビは、たいていどちらか1人は付き合いでついてきただけだったりする。どうせタダなので友達のために付き添ってあげているのだ。
その子本人に彼氏がいる場合は難しいが、「彼氏はいないけど、別に今は真剣に探してない」というスタンスならば、狙ってみる価値大だ。セフレ化も十分にありえる。
まず見極めるべきは、そのコンビの上下関係だ。
パターン①は、本気女Aのほうが、付き合い女Bよりも強い立場のとき(話せばすぐわかる)。Bはやや気が弱く流されやすい体質と見なせるが、意外や、このタイプをセックスに持ち込むのはなかなか難しい。連絡先交換までは義理で応じてくれるが、その先が続かないのだ。友達には従順でも、男には甘くないのだろう。
パターン②はその逆。本気女Aが地味で、付き合い女Bのほうが快活で社交性もあるようなときだ。会場ではAよりBが人気で、お気に入りカードもたくさんもらったりするが結果的にカップルにはならないシーンをよく見るだろう。
狙うはこのパターンのBだ。面倒見のいいBは、もともと男友達の多いタイプがほとんどで、たとえば「男と一緒に雑魚寝しても平気」などとのたまったりする(そういう女、見たことありませんか?)。なのでこちらも「恋人より友達が欲しい」的なスタンスでいると、あっさり親しくなってくれる。あくまで飲み友達としてざっくばらんな関係でスタートすれば準備は完了。彼女らのおもしろいのは、「うるさいけど、酔うと可愛いとこあるよな」とくすぐってやれば簡単に落ちる点だ。友達としていいヤツだけど女としても魅力がある、というアプローチにめっぽう弱いのだ。
かくして、付き合ってないのにセックスはする、という一番都合のいい関係が始まるわけだ。

出会いカフェに出会いパーティー、婚活パーティーで最後まで残っている女の子

出会いカフェに出会いパーティー、婚活パーティーで最後まで残っている女の子にも良い子が残っている可能性はあるのか。いろんな出会いの現場で最後まで残っている女の子にアックしてみた。

残りものには福がある、という。しかしおそらくそれは、刺身の盛り合わせやケーキ詰め合わせの争奪戦において、先に取れなかった者への慰めの言葉として使われるものだと思う。最後に残った、黒ずんだマグロの刺身に箸をつけた者に、
「まあまあ、残り物には福があるって」とか。
んなもん、ただの言葉のお遊びにすぎない。そもそも〝福〞って何だよって話だし。
では女の場合、残りものに福はあるのか。
刺身やケーキ同様、女も見た目の上位から順に選ばれていくため、残りものは例外なく容姿が醜いであろう。
しかし見た目が、まんま味につながる食品と違い、人間には内面というものがある。美醜のみにこだわる短絡的オトコの視界には入らない、そんな残りものに福がある可能性はなくもないのではないか。 第一の残りものは、金曜の夜、コンビニで1人分のオカズを買っている女性だ。
金曜の夜、合コンはおろか、女子会にも呼ばれていない女性。家族の待つ家に帰るでもなく、部屋でさみしくコンビニ飯。これぞ〝残った〞状況と言える。福の中身もわかりやすい。〝つけ入りやすい福〞だ。
金曜日、夜の8時。都心から電車で30分ほど離れた駅近くのコンビニに入る。しばし立ち読みをしつつ待つうちに、それらしき女子が入ってきた。
弁当売り場を物色し、おにぎりを手にレジに向かう。パッと見はオシャレな女子大生風なのに、こんな子でも取り残されてるのね。
店を出たところで声をかけた。
「そのおにぎりオイシイですよね」
「……」「良かったら一緒に食べませんか?」
あらかじめ買っておいたオニギリの入ったコンビニ袋を見せる。俺もアナタと同じ、1人でさびしくメシを食う男アピールだ。
「いや〜」
「ほら、そこの公園にベンチがあるから…」
「家で食べるんで」寂しいくせに強がっちゃって。そんなんじゃこれからもずっと残りもののままだよ。
続いて別のコンビニでは、黒縁メガネちゃんが唐揚げ弁当を一つ買っていった。住宅街に向かう途中で変化球を投げる。
「このへんにコインランドリーってありますかね? 引っ越してきたばかりでわからなくて」
「ああ、それならちょっと戻ってコンビニの脇ですよ」
「そうですか。お姉さんも1人暮らし?」
「ですね。それじゃあ」
「ちょっと待った。よかったら外でもいいから一緒にゴハン食べません?1人で寂しくて」
黒縁ちゃんは歩きながらオレの顔をじーっと見る。
「あの、来月、大地震が来るって知ってます?」
はて?どうしたの急に。
「いや、知らないけど…」
「私の行ってるセミナーで、その話が良く出てるんです」
「へえ」
「不穏なことが起こるから、私たちはそれに備えなきゃいけなくて。アナタはなにか備えてますか?」
…ヤバイのに声をかけちゃったみたいだ。こんなの追いかけても福なんてあるわけない。禍ならありそうだけど。
次の残りものは、婚活パーティーで誰からも声をかけられない女だ。みなさんも見たことがあるだろう、フリータイムで男が寄ってこず、さみしそうにケータイなんぞをいじってる女性たちを。あれほど残りもの感のある人たちをはっきり見せてくれる場はそうあるもんじゃない。
彼女ら、なるほど容姿はイマイチでも、あからさまに残りもの扱いされているだけに、ちょっと話しかけてあげればすぐ舞い上がるに違いない。舞い上がる、すなわち〝即マン福〞の香りがぷんぷん漂うのだ。
翌金曜、男女40対30の大所帯パーティに参加したオレは、最初の回転寿司タイムを軽く流しながらフリータイムが来るのを待った。
もちろんおおよその目星はついている。残りもの入りが濃厚なのは、その見た目からして5番、11番、24番あたりか。
フリータイムが始まった。男の数のほうが多いのに余ってしまう、つまり「あいつと話すぐらいなら1人でぼーっとしてるほうがマシ」と男性陣に思わせた女性は…3人いた。
見事に誰にも話しかけられずに携帯をいじっている24番さん、両サイドでは即席カップルが楽しそうに談笑してるけど、いったいどんな気分なんだろ。
では福を拾いにいこう。
「か?」
「え?私ですか?」
「もちろん」
「どうぞ。なんかすいませんね」
いきなり謝罪とは、ずいぶん自分を卑下した人だ。
「誰かいい人、見つかりました?」
「うーん。なんかよくわからないですね」「僕なんてどうですか? アナタのこと気になってるし」
「あはは。ありがとうございます」
説き文句にも本当に嬉しそうに笑う彼女は、34才の池田さん(仮名)。身だしなみはきちんとしているが、やはりルックスがアゴ勇似の25点レベルなのが残りものになった原因と思われる。
案の定、オレたちはめでたくカップルになった。しかしもちろん、こお話してもいいですちょっとした口の段階ではまだ〝福〞などない。即マンこそが今回の福だ。
一緒に会場を出てフラフラと歩く。時計は22時をまわったところだ。
さすがにホテル直行はなかろうと、近くの居酒屋に入ってビールと梅酒割りで乾杯した。
「でもいい人に出会えて良かったですよ」
「そんな、アタシのほうこそ。誘ってもらえると思わなかったから嬉しかったです」
やっぱり嬉しそうにニヤニヤしながら、池田さんはものすごいペースで一杯目を飲み終えた。めったにない男からの誘いに緊張してるのだろう。
「まあこうやって会えたわけだから、今日はパーッと行きましょうか」
「はい。明日はお休みですし」
彼女のほうから明日は空いてると申告してきた。やはり即マン福は実在するらしい。
深夜0時、そして1時を過ぎても、彼女は席を立とうとしなかった。
その間の会話に関しては正直どうでもいいようなものばかりなので割愛する。大事なのは終電を過ぎても帰りたがらないというこの状況だ。セオリーどおりに攻めるなら、この後、
「場所を変えよう」と店を出て、ふらふらとラブホを目指すべきだが。
「ちょっとお店変えようか」
池田さんの眉がぴくりと動いた。
「うーん、ここのご飯オイシイし」
「もっとムーディーなとこ知ってるよ」
「えー、動くの面倒だし」  どういうことだろう。残りものを拾ってもらったのに、わがままをぬかすとは。一寸の虫にも五分の魂、彼女なりにジラシの駆け引きをかましてるつもりなのか。そんなんいらんっちゅーの。
午前3時、オレは動いた。おそらくこの残りものは、強引な押しを待っているのだ。
トイレに立った彼女を追い、個室に一緒に入る。
「え? え?」
「いいじゃん。ちょっとだけ」
服の上からおっぱいに手を…。
「やめて。警察に言いますよ」
ものすごい形相で睨みつけてきた池田さんは、一礼して店を出て、タクシーに乗って帰っていった。
援助交際の現場にも、残りものがいる。出会いカフェに長時間すわりっぱなしの女だ。
トーク希望は入るけど、条件が合わないため店に居残り続けているパターンではない。誰からも指名されないのにずっとその場を動かない、
ヒマつぶしの極みのような女のことだ。
トークすら入らないのはすなわち『どれほど安かろうが絶対に買う気はない』と男たちに宣言されているわけで、当然ながらかなり醜い容姿の持ち主である。
そんな残りものに福があるとすれば、考えられるのは〝テクニック福〞しかない。
某日の夕方、都内の某出会いカフェで、明らかに浮いている女を発見した。推定年齢50才。髪の毛を後ろでひとつに結び、メガネをかけ、ポリポリとお菓子を食べながら携帯に熱中している。すさまじい浮きっぷりだ。プロフィールカードには、直美(仮名)35才とあるが、大嘘にもほどがある。
しばらく店内で観察を続けてみた。30分、1時間、2時間。女のメンバーが入れ替わり、男性スペースも満員にふくれあがってきたのに、直美さんだけは動かざること山の如しだ。
入店3時間が過ぎた。ではいよいよ、The・残りもの、直美さんに突撃だ。
「店員さん、1番に座ってる女性、お願いします」
その瞬間、男性陣からどよめきが聞こえた。勇者ついに現る、といった感じか。
トークルームにやってきた直美さんは、ワリキリを希望するオレに、淀みなく言った。
「アタシ受身はムリ。指入れもムリ。責めるほうは得意だけども。お兄さんがMなら相性はピッタリだけどどうする?」
なんか高圧的!おばちゃんならおばちゃんらしく粛々としてればいいものを…。
しかしこの物言い、テクニック福を期待してもいいかも。
「ボクMなんでお願いします」
「じゃあ出よう。1時間だけで、ホ別1万円くれればいいから。ほら、早く行こう」
おばちゃん特有の線香くさい臭いを隣に嗅ぎながらホテルへ向かった。
「先にもらうから」
部屋に入るや直美さんは1万円をせがみ、カネを財布にしまうと同時に行動に出た。
「ほら〜、ちんちん出して〜。早く大きくなりたいんでしょ?」
ズボンの上からチンコをなでている。ほう、そういうキャラか。
「おちんちんが『狭いですよ〜』って言ってるよ。はいはい、じゃあ楽にしてあげましょうねえ」
そのままズボンを脱がせて、なんと即尺スタートだ。洗ってないアナルにまで舌を這わせてくる。やはりテクニック福はあったのか!
「うん、美味しい。アナタのお尻、すごく美味しいんだね」
アナルを味わい終えた彼女が、服を脱いで浴室へと向かった。後を追ってオレも風呂場へ……は?
何でカミソリを股間にあててるんすか。
「ん? ちょっと伸びたから剃ろうと思って」
「……」
「んもう、我慢できなくて入ってきちゃったのぉ?」
キツイ。身の毛がよだつほどキツイ。不細工なババアがアソコの毛を整える姿なんてできれば一生見たくなかった…。
首元から足まで、カラダ中に広がった湿疹を爪でポリポリと掻く様も、異常なまでにおぞましい。テクニック福のわずかな喜びなどすっかり消え去ってしまった。
ベッドに入ってすぐ、オレの股間に直美さんの顔が近づいてきた。マングリ返しの態勢で、尻の穴に舌がグリグリ入ってくる。
「ねえ、どうしてこんなにヒクヒクしてるのお?」
「いや…」
「気持ちいいからでしょ〜。もっと奥まで、それ、それ〜」
舌のテクニック福10ポイント、アホらしい台詞マイナス10ポイントで、行って来いの0点ってとこか。
ババアが自分の手のひらにツバをかけて股間に塗りたくり、上に乗っかってきた。「チンチンがここにに入りたいって言ってるぅー。ほーら、いらっしゃいませ〜」
いかん、マイナスポイントばかりが増えていく。
「ウフゥ、ウフゥ。すんごーい、すんごーい」  驚異のガバマンに、針がマイナスのリミットを振り切った。こんなもん、1万も出して買ったオレが馬鹿だった…。
あらためて言うまでもないけれど、残りものに福なんかありません。こんなふざけた故事は、辞書から抹消すべきです。

カテゴリ
タグ

逆ナンサイトで普通の男がナンパされるか挑戦

SnapCrab_NoName_2023-6-18_6-30-57_No-00

四十を超えた私のようなオッサンさんが、若い女をナンパでモノにするのは至難のワザ。
ましてや、出会ったその日にセックスするなど、想像もつかない。が、先日、そんな夢のような話を現実のものにするナイスなスポットを発見した。
静岡で小さな商社を立ち上げ10年になる。仕事の都合上、車で東京に出張に出ることが多く、その際は東名高速を利用するのが常だ。とある平日午後2時過ぎ、例によって東名を東京方面に飛ばしていると、急に小がしたくなった。路肩に停めるのは危険、かといって次のサービスエリアまでは先が長い。ふと先に、路線バスの停留所が目に止まった。トイレはないが、一局架下に降りて立ちションで済ませてしまおう。無事に用を足し終え車に戻ろうとしたとき、バス停の建て屋に若い女がー人いるのに気づいた。25、26才か。大きな荷物を脇に置き、いかにもモッサリとした垢抜けない雰囲気である。いい女なら車に乗せてやるーんだけどなあ。あのルックスじゃあな。
再び車を走らせ気がついた。なるほど、その手があったか。向かうは、私も女も同じ東京方面。タダで目的地に行けるなら、意外にすんなり誘いに乗ってくるかもしれない。でもって、途中、パーキングで飲み食いさせたら。やましい魂胆を胸に、その先、十数力所のバス停をチェックしてみた。男女比は、2対8で圧倒的に女が多く、いずれも金のなさそうな荷物の多い客ばかり。単独女性も3人を確認できた。正直、みな田舎臭い雰囲気である。が、男に免疫のなそうな人種だからこそ、私のような中年にも付け入る隙があるというもの。この次は行動に移してみよう
2日後、再び東京で用事ができ、予定の時間より3時間ほど早く家を出たっ午前9時。東名に入ってーつ目のバスで、大きな荷物を抱えたショートカットの女の子を発見した。すかさずバス停の脇に車を寄せる。女は不思議そうな目でこちらを見ていた。
「こんにちわー。ウチのチラシ置かせてもらってるんで、チェックさせてくださいね」
「あはい」
実はすでに頭の中で何度もシュミレーションを繰り返していた。
「これから東京行くのっ僕もそうなんだよ。そんな荷物持ってバスに乗るのも大変でしょ。よかったら乗せてってあげようか」「えっっ」
「乗ってきなよ。お金もかからないじゃない」「ホントですかっうれしいかも」
予想以上の好感触。さっそくトランクに荷物を入れ、助手席に座らせる。美大に通う20才の学生で、彼氏ナシ。友達の家に泊まりに行った帰りで、いつも高速バスを利用してるらしい。まだ昼前だし、酒を飲ませるわけにもいかない。何を話していいかもわからない。私はイチばバチかの作戦に出た。「たまにこうして人を乗せるんだけどさ、前、若い子に援交を持ちかけられたことがあるんだよ」
「ふーん、それでどうしたんですかっ」
「あんまり気の毒だから、ホテル行って腰をもんでもらって、小遣いあげたよ」「へー」
微妙な反応だが、脈アリ。と、見た。
「もしお金とか大変だったらね、2万円ぐらいなら応援してあげられるよ。ー時間腰の上に乗って踏んでくれればいいから」
今思えば大胆な申し出だが、返事は意外なものだった。
「え、マジでそれだけでいいんですかっ」たまたま援交に抵抗のない子だったのか、本当にお金に困ってたのか。ともかく、バス停をチェックした。もし失敗したとしても、料金所の手前でUターンすれば払わずに済む。暇つぶしにばちようどいい。2人目の女の子は、もっさい20後半の女だ。用
を足すフリをしてバス停近くに車を止め、軽い感じで声をかけた。
「すいません、トイレ行くんで車見ててもらえます?」
鍵をかけてるのに妙なお願いだが、彼女は「あ、はい」と素直に首を縦に振った。
「ありがとね。あれ、これからバスで東京行くの?なんなら乗ってく?」
やはり金がないのだろう。車に乗り込んできた。時刻はタ方5時過ぎ。パーキングで食事をし、酒を飲ませた。彼氏はいるが、最近は微妙でなんたらかんたら。最初は口数の少なかった彼女も、ビール3杯を空けるころには、かなりの暁舌になっていた。
俺の演じたキャラは既婚の愛妻家だが、少々の女遊びも噌男。彼氏の愚痴を聞く一方で、下ネタを随所にちりばめた。パーキングから出るとき思い切って肩に手を回した。嫌がるそぶりはない。
「ホテル行こうか?」「えーーっ」
車に乗った瞬間キス。股間に手を差し込み、車をパーキングの隅に寄せた後、カーセックスと相成った。高速代と食事代合せて1万5千円。安いもんだ。
★むろん、毎回うまくいくわけではない。「友達と合流するんで結構です」と丁重に断られたり、離れた場所に座っていた男性客が、実は彼氏だと知らずに声をかけたこともあった。また、過去に援交の経験がある美人には、酒を飲ませた車内で迫った途端、「結局それが目的だったんですね」と激怒された。ただ、共通して言えるのは、バスを使う女は、みな金がなく、タダで目的地まで車に乗れることに相当な魅力を感じているということだ。皆さんもバス停にー人の女を見つけたら、迷わず声かけてみてはどうだろう。ただし、大して美人がいない点と、飲酒運転に注意することは肝に銘じておこう。
6、逆ナン出会いカフェ突撃体験談
本誌でも何度か取り上げた逆ナンパ部屋。
テレクラのような個室で待ってると、ほどなく女性が現れ、あとは部屋の中で口説くなり外に連れ出すなり自由、というのは表向きで、実態は個室内エンコーの温床だったりする。
相場は手コキ5千円、フェラ1万円、本番1万5千円~2万円程度と少々お安め。さらにはホテル代が不要とあって、利用してる男性も多いようなのだが、いかんせん女のレベルが低過ぎる。それこそ安かろう悪かろうの状況なのである。ところが、最近、その『常識』が覆った。東京・池袋東口の。なんとこの店、街中でもお目にかかれないような美女がわんさか集まるのだ。写真は、今年8月下旬の現場である。2時間、個室に待機して、会った女のコが計4人。ギャル系からOL風まで、みな揃いも揃って美女なのである。もっとも、誰でもエンコー可能ではないようで、話をフッた途端、部屋から逃げられることも。結局、最終的にOKしてくれたのは、写真のN子(19才)だけだった。彼女たちは言う。実は私たち、お店からバイト代が出てるのよ。サクラといえばサクラなんだけど、時給がめちゃ低くって。こうやって自分で稼いでるんだよね。人数?たぶん、3人に1人はヤッてるんじゃないかな一なぜ「L」にだけ、こんなイイ女が集中するのかは不明ながら、ここがいま一番熱いスポットなのは確か。スケべ野郎ども、いますぐ池袋にGO!
最後に逆ナンパサイトの話
30_20200402083433672.jpg31_20200402083434241.jpg32_2020040208343670f.jpg33_20200402083437be2.jpg34_202004020834399e4.jpg35_20200402083440dc9.jpg
【概略・全文は上記記事をお読みください】
オレが今ハマっているのは、出会い系でも、女性が男を選ぶ逆ナンパサイトなのだ。旅費もホテル代もぜんぶ女性持ち
「お前、携帯持ってるよな。面白い遊びがぁるんだ」
去年の暮れ、ライオンズクラブの忘年会で生臭坊主の佐野さんが声をかけてきた。仏教大の大学院を出たのが自慢の彼は5 才年上で、同じ東京からのU夕ーン組ということで何かとオレを可愛がってくれる。
けど、携帯ってまさか、出会い系サイトでナンパとか言うんじやないだろうな。そんなのとっくに実践中で、この一年で10人は喰っているぞ。もっともメシをおごりカラオケで遊ばせ、挙げ句、Hは無しなんてこともしばしば。最近は風俗に行った方が手っ取り早いと思い初めてもいた。
「だろ。でも、そこは逆。女が全部、費用を出してくれるんだ」「えっ?」
驚いて聞けば、女性が男を選ぶ逆ナンパの出会い系サイトがあるのだと言ぅ。会員は医者や弁護士など金持ちの奥さんたちで、デート代はもちろんのこと、小遣いまでくれる女も少なくないらしい。
「審査が厳しくて、本当はお前なんか入れないとこだけど、紹介してやつからさ」
酒に酔ってヘラヘラ笑う姿から想像できないが、佐野さんは宗派の中では高い地位にあり、思いのほか顔が広い。このサイトも、どこぞの代議士から聞いたそうだ。しかし、この手の話は詐欺業者が多いのも事実。入会金を払ったはいいが、そのまま梨のつぶて、なんてことになるんじや…。
「バカ、オレがそんないい加減な話するわけないだろ。実は先週、京都の祇園で遊んでみたいつて女からメ —ルが来てさ、連れてったのよ。そんときの旅費から芸妓の花代から全部女持ち。その後のホテル代もだぜ。しかもその女が財前直美バリの美女でさ。ホテルに行ってからも…」
「ゼヒ紹介してください」
オレはその場で頭を下げ、佐野さんの言いつけどおり写真機能付き携帯を買いに走った。35才の社長夫人が«ときめきが欲しいの»手続きはいたって簡単だった。入会金3 万円を振り込み、送られて来た仮IDを、サィトの入会フオ—厶に名前や住所などを書き込み返信。とるものもとりあアクセスしてみると、コレがあるわあるわ。男どものメッセ—ジが山のように登録されている。年齢層は他の出会い系に比べかなり高い。20、30代は少数派で、過半数は40以上だ。こりや楽勝かもな。自惚れるわけじやないが、疲れたオヤジ顔が並ぶ中じや、オレも男前に見えるってもんだろう。厶—スで髪を整え、少し上方から携帯カメラで。ハシヤ。どれどれ、はにかんだ笑顔が、さわやかで真面目な青年って感じじやないの。
«33才の淳です。先日、映画を見ました。30、40代はまだまだ若いですよね。もう一度、出会いを求めたくて登録しました»
熟考2 時間。35才の高校教師が夢を追いかけメジャ—リ—グに挑戦する映画を引き合いに出し、これに少しサバを読んだ歳と身長& 体重を書き添える。どうだ。女はロマンチストに弱いから、返事は期待できるぞ。デー卜代向こう持ちでH付きだ。来る女、拒まず、多少、オバサンだろうがブスだろうが目を瞑ろう。気合いは十分だったにもかかわらず、有閑マダムからのメールは届かなかった。女性会員に比べて男性登録者が多過ぎるってことか。けど、佐野さんを選ぶ女がいてオレは無視ってのはどうもオカシイ…。納得いかん。自信を失いかけた一週間後、待望の初メールが届いた。
«35才の美佐子です。京都に住んでます。結婚してますが、女としてときめきたくて会員になりました。お話しませんか»
来たぞ。社長夫人!そこいらのガキどもと違い、顔文字の類はいつさいなし。しつとりした雰囲気がいいじやないの。«メールありがとぅございます。僕でよかったら喜んで美佐子さんの話し相手になります。自営なので時間も自由です。何でも言ってください»
彼女の旦那はコンサルティング会社を経営しており、帰宅は深夜。子供も手がかからなくなり、ヒマを持て余してるといぅ。
«毎日、寂しくて»«僕もこの歳でときめきを求めるなんて難しいかもしれませんが、自分にウソはつけなくて»«ときめきつて大事よね»«体の関係だけつてのも寂しいから僕は恋愛をしたいのです»
«淳さんはご自分のポリシ—をお持ちなんですね»
いい大人がバカなことを言ってると笑わば笑え。どんなキザなこともサラつと言えるのがメールのよさなんだから。«私は経済的に余裕がありますので、交通費などはこちらでお持ちします。お食事でもしませんか。淳さんは神奈川ですよね。地元では何かとうるさいので、中間の名古屋あたりでいかがでしよう»
メール交換を始めて3 日、いよいよ社長夫人が誘ってきた。待ち合わせは駅に隣接したホテルのロビーに午後2時。目印はオレの胸ポケットに入れた赤いハンカチだ。逆ナンゆえ、実物の才レを見て気に入らなければ声をかけなくていいと伝えてある。はやる気持ちを抑え切れず一時にホテル到着。女性客が入ってくるたび心臓がバクバク鳴る。2時ちようどに外国製らしいスーツに身を包んだ女が現れた。2627才だろうか。設楽りさこ似のいい女だ。美佐子とは歳が違うよな。けど、あんな女性を相手にできるラッキーな野郎もいるんだな。ぼんやり目で追いかけると、彼女は辺りを見回し、なんと真つ直ぐオレの方へやってきた。「淳さん、ですか?」「み、美佐子、さん?」
「よかった、思ったとおり優しそうな人で」ひや!「おキレイですね」
「うふ、お世辞でもうれしいわ」「そんなんじやないですよ」
彼女に促され、ホテルの52階にあるフレンチレストランへ。腰を降ろすとシャンパンが運ばれてきた。事前に美佐子が予約しておいたようだ。
「僕、こういうの初めてなんで、怖いお兄さんが奧から出てきたらどうしようと思ってました」
「ヤダ、そんな訳ないじゃない」
ケラケラ笑う美佐子は、とてもじやないが2人も子供がいる主婦とは思えない丹念にセットされた髪は亜麻色に輝き、お肌はツルツル。爪にはピンクのマニュキュアが施されている。こんな素敵な人がオレを気に入ってくれるだろうか。無我夢中でしゃべり続けた。そして2 時間かけた食事の後。
「今日はどうもありがとう。また、お会いしたいわ。あなたの電話番号を登録して」
美佐子が自分の携帯をオレに手渡す。どうやらオレは合格したらしい。結局、この日はそれで別れはしたが、食事代は彼女が力ードで支払い、その上、駅へ下るエレベー夕の中で手渡された封筒には、帰りの新幹線のグリーン切符と3万円。逆ナンは本当だったのである。
美佐子とHしたのはその翌週、2度目に会ったときだ。名古屋で落ち合い、海辺をレンタカーでドライブ。途中のホテルへ入った。
「きゃ—、お風呂がガラス張りになってるう」ラブホが初めてという美佐子は、はしやぎ回ってる。
オレは、有閑マダム=性に飢えた人妻との図式が頭から離れず、彼女を満足させられるか不安で仕方ない。が、結果から言えば、ごく普通にHし、美佐子からは「よかった」の言葉、そして交通費として3万をいただいた。彼女とは、いまも2 週に一回のぺ—スで会っている。
«これで慰めてね( 写真①)»«え、胸だけ?下は?»«ぅふふ( 写真②)»
ぁんなに清楚だった美佐子が、こんなメールを送りつけてくるのだから女は恐ろしい。いきなりグラマラスな谷間画像を送ってきたのは37才の女社長だ( 次ページ写真③)«ミドリです。今すぐシタいの»こういうのは実に手っ取り早くてぃぃ。«何がシたいの» とリタ—ンすると、すぐに官能小説まがいのメ—ルが( 写真④)。その日のうちに電話番号を交換し、初対面でホテルへチェックインと相成った。会ったときはタカラジェンヌも真っ青の厚化粧だったが、シャワーを浴びたら、あらま、原日出
子みたいで可愛いじやないの。「ううん…」
「声出していいんだよ」「やん、ああぁ」メ—ルでは散々挑発的なことを言っておきながら、ベッドの中では女子もよもやのウブさ加減だ。おまけに「わざわざ関西まで来てもらってありがとう」と、ポンと5万円を寄越す気前の良さはどうだ。どうやらバツイチだというが男に慣れてないらしい。その後も「会いたい」と素直に言えず、「ねえ、渡したいモノがあるの」とオレを金品で釣ってきた。
そして会えば、交通費とは別にコーチのバッグや、ヴイトンの札入れ、さらにデー卜中、オレが何気にいいねと眩いた定価60万のロレックスまで買ってくれる。もはや金づる以外の何ものでもなぃ。
だが何もミドリが特別なわけではなく、世の中には彼女のよぅに貢ぎたがりの女が意外なまでに多いのだ。«この3 年、夫婦生活もないし私は疲れ切ってしまいました。心が枯れちやいそぅです»29才の佐知子も、その典型だ。東北にある大病院の院長夫人という彼女は、« 僕なら枯れないよう潤してあげられると思いますとの返信に、2日後、飛行機で上京してきた。ブランド品に身を包んだ佐知子は上品なお嬢様タイプで、とても夫婦生活がないと嘆く人妻には見えない。普通ならオレなど目も合わせてもらえないハイソな奥様だろう。なのに旦那にないがしろにされ、自分に自信が持てずにモノで好意を示す。レストランの席に着くなり「似合うと思つて」と高そうなネクタイを差し出してくるのだからまつたくどうなつてんだか。もちろんキッチリHさせてもらい、その後も何度か会い、そのたびに服や靴、時計などをプレゼントされた。しかし、毎日のように子供がどうした近所の奥さんがこうしたと携帯に電話されては、さずがにウンザリだ。先月、ついに耐えきれず「カミさんにバレた」と言い訳し、彼女のメ —ルを受信拒否設定にさせてもらった。
この3 力月で、会った女性は合計10人。美佐子とミドリの他は自然消滅したものの、オレから断った相手も2 人いる。強烈だったのは大阪のレイだ。
«35才でG カップよ» という彼女とは、新大阪のホテルで待ち合わせた。ビジネスマンで混み合ぅラウンジに、女が姿を見せたのは約束の10分前。その瞬間、オレの背中を悪寒が駆け抜けた。
どうみても50間近。おまけにウド鈴木似のデブが着てくるはずのブルーのコー卜を羽織つていたのである。逃げようと席を立つたとき、目が合つてしまった。
「淳さんね。レイコです」
ウソだろ!?心の中で叫びながら食べるイタリアンは鉛の味しかしなかつた。いつたいお前のどこが黒木瞳なんだよ!
「この後、どうされます?」
デザ—卜が運ばれてきたところでレイコが意味ありげに囁く。確かに事前のメ—ルでは、下ネタを振つてH をほのめかしたオレだ。カミさんにも泊まり仕事だと。けど…。
「あ、ごめん。実は急な仕事が入つちやつてすぐ帰らないといけないんだ。今日は、こうしてレイコさんに会えただけでもよかつた」
「じやあ、次回…」
電話番号を尋ねるレイコをその場に残し新幹線に飛び乗った。こんなとき出会い系は世話ない。メールが来ても無視すりやいいのだ。そしてもう一人、都内田園調布に住むコマダム、香織は爆弾女だつた。レイコの件以来、事前に写真を送つてもらうことにしたためルックスはOK。子供を作らない主義とかで32には見えないモデル並のプロポーション。
«外だと誰に見られるかわからないので、よかったら家に来ませんか?主人は出張中なの»
商社マンの旦那の留守に、自宅で人妻とH 。こんな刺激的なシチュエ—ションはそうない。二つ返事で6LDKの瀟洒な豪邸に上がり込んだ。そこでオレは目を疑った。イタリア製の家具が置かれたリビングに雑誌やわけのわからない品々が溢れかえっていたのだ。物で埋めつくされ画至の床が見えない!香織は、最近流行りの片づけられない女だつた。聞けば掃除と洗濯は週2で、ハウスクリー二ング業者に頼んでいるらしい。ま、お金があればそんな生活もありでしよぅ。
とにかくオレは、目の前でいい匂いのする外国製紅茶を飲む彼女を押し倒そぅと必死になつた。旦那の愚痴をこぼす彼女の手を取り、「こんなキレイな奥さんがいたら僕は出張なんか断るのに」
と、口説きまくる。コートや上着はもちろん、ズボンが脱いだ形のまま床に転がり、ブラジャーやパンティがそこここに…。しかし、香織は気にする素振りもなくベッドの上の物を下に振り落とし、布団をめくっている。萎えた。「ねぇン」甘い声で香織がキスをねだり、Dカップはありそうな胸をはだけても、彼女の右手が触ってきてももはやどうにもならない。「なんか、疲れてるのかな」
見え透いた言い訳をしてそそくさと家を後にした。
カテゴリ
タグ

兄による近相姦の性的虐待を受けて育った女性セックスがトラウマに

SnapCrab_NoName_2023-6-15_9-54-4_No-00

兄による近相姦の性的虐待を受けて育った女性が頻繁に強烈なリストカットをやらかしていると言っている。知り合いになった相手が自殺するのは絶対に嫌だ。会って慰めてみよう。

「あのお、編集部さんですか?」今年8月の夜だと記憶している。
電話の主は、低く上擦るような声の女。聞いてもいないのに、最初に山本良子(仮名)と名乗った。情報は、出会い系チャットの仕事の裏側である。現在、某サイト運営会社でバイトをしているため、内情を詳しく語れるのだという。正直、手垢にまみれたネタ。申し訳ないけど、ボツだ。
「もう3カ月以上やってるんで、いろいろ話あるんですけど…」
「いや、それはわかりますが」
この調子で、ずるずると会話を引き延ばす。深夜の電話には、よくあるパターンだ。加えてこの女、強引に話を脱線させ、プライベートなグチまでこぼすからたまらない。
日く、「彼氏に恵まれない定職につきたい」云々。ああ、もうウンザリだ。女が一息入れたところで、すかさず『何かあったらまた』と受話器を置いた。

翌日、女からメールが届いた。今度は職場の不平不満である。まったく、こんな愚にも付かぬことを。斜め読みし、最後の下りにたどり着いたとき、思わず背筋が寒くなった。

『寂しいから、バイト先のトイレで手首を切って、ムカツクから血を壁になすりつけてやりました』ご丁寧に、メールには、出血する左手首の写メまで付けられてあった。なんだコイッは『あんま無茶しないほうがいいですよ』対して、またすぐにレスが。
『今日は、静脈まではやらなかったんで、ぜんぜん平気です』どうやら、頻繁に強烈なリストカットをやらかしているらしい。この女、なぜそんな死にたい?少し編集者的な興味が湧いてきた。女の実態を探れば、何かネタになるような話が出てくるのではないか。で、餌をまいた。

『静脈ってそんな勘弁してくださいよ・悩みあるなら、いつでも間きますんで、電話ください』10分後、電話が鳴った。
「今日は、東急ハンズで万引きしたんですよ」
「万引き?もう止めた方がいいすよ」
「そう、最近リスカだけじゃなくて、万引きも癖付いて。昔は、もう少しイイ子だったんですよ」
「いやあ信じれませんね。やっぱ手首を切ってたでしよ?」

以後、こんな調子のやり取りが1カ月ほど続いた。性急にネタを引き出すより、じっくり話し相手になってやるのが賢明と考えた。良子は壮絶とも言うべき半生を送っていた。神奈川県鎌倉市で生まれ、家族は両親と兄の4人。小4の頃に隣の平塚市に引っ越し、現在も、この自宅に親と同居している。虐待は7才の秋から始まった。

兄による近親相姦だ。乳房を操まれたり股間をまさぐられたり。ぎりぎり一線は超えていないが、嫌な顔をすれば暴力を奮われた。それがほぼ毎日、20才まで続いたのだという。暗い顔で小・中・高校生活を送り、卒業後、事務職に就いた。

が、社内の陰湿なイジメにあい、1年もたたず退社。転職先は、渋谷のイメクラだった。初めて自殺を図ったのは、22才の夏のことだ。
渋谷から移籍した吉原のソープで、客をイカせられなかったことを店員から怒鳴られ、衝動的にハサミを手首に押し当てた。以来、彼女は何かにつけて自らを傷付ける行為に走る。リストカットはもちろん、壁に頭をぶつけたり、殺虫剤を口に向けて噴射したり。時に、通販で購入したスタンガンをこめかみにあてがったこともあったという。28才で精神病院への入院を余儀なくされ、ある程度、症状を快復した1年後に退院。現在は、少しずつ普通の暮らしを作りかけているという。


「今、駅のホームに1人いるんですけど」

その日、いま新宿にいるという良子の声は、いつにも増して暗かった。何でも、テレクラでエンコーの約束をしたが、待ち合わせ場所に男が現れなかったという。きっと自分の容姿を見て素通りをしたんだ、と溜息混じりに話す。
「で、階段に座って、缶ビール飲んでるんですよ」ふと、会ってみようと思った。いや、正確には、良子が俺に会いたがってるように感じた。2カ月近くにわたり、話を聞いてきた間柄である。彼女の《何とは無しの気持ち》は、以前より薄々感じ取っていた。

「ヒマだったら、これからビールでも呑みましょうか」
「あっ、いいですね!」
待ち合わせは、1時間後の夜8時、新宿駅前と決まった。受話器を置いて、しばし考えた。いったい、俺は彼女に会って何をしようというのだ。改めて、悩みの相談でも乗ってやるのか。それとも、まさか口説くのか?冗談だろ。エンコー相手にも拒否られた女だぜ。だったら俺は何をしに。

整理が付かないまま、新宿へ。
約束のアルタ前広場に足を運ぶと、前方で1人の女が携帯をイジっていた。ちよいと太めの短髪。以前に写メを送ってもらっていたこともあり、すぐに良子だと気づいた。にしても、この妙な威圧感はなんだ。俺に気づいた良子に、精一杯の笑顔を返した。
同じく笑みを向けてきた彼女の右頬には、真新しい切り傷があった。近くの居酒屋のカウンターに座り、ビールで乾杯。さて何を話そうか。のっけから『自殺』だの『手首』だのってワケにもいかないだろう。

「そう言えば、ペット飼ってるって間いてたけど」
「ああ、ネコですか。一昨日、首締めてやりましたよ」
「え?」「コンビニで万引きが見つかっちゃって。逃げたんですけど…」
店員に路上で捕獲され、思わずその場に寝転がり、持っていたメスで手首を切ったそうだ。

「車に向かって『体を蝶け』て言ったんです。そしたら警察に怒られたんで、家に帰ってネコにお仕置きしました」「・・・」ドン引きする俺など目に入らないかのように、彼女は鞄から刃渡り3センチほどのメスを取り出した。うれしそうに眺め、こちらに差し出す。何をどうしたいんだ。

この後も、良子は異常な話を自慢げに語り続けた。時計の針は、すでに10時を回っている。普通のデートならば、このあたりでホテルにしけ込むのだろう。
が、隣にいるのは…。もういいだろう。そろそろお開きとしようじゃないか。伝票に手をかけ、ふと彼女を見ると、そのクリクリとした目が、さらに大きく見開いた。

「あのお、私って、男運ないんですよ」「ああ、そうなの」浮いた尻を、また元に戻す。

「ソープにいたときは、チンカス野郎に編されて、130万くらい取られたし」
「マジで?」「今日もテレクラで、ぜんぜんエンコーできないし」
「まあまあ、それはねえ」
「…あの、タダでもいいですよ」「………何が?」

不覚にも動揺した。コイッ、誘ってやがる。いやいや、俺はそんな気はないんだ。今日は、素直に帰ろうじゃないか。
駅前で握手して別れた翌日、メールが送られてきた。『マンコにペットボトル突っ込んでみました〜写メは夜のオカズにどぞ☆きゃはは』
さらに、その翌日には、バイト先の出会い系チャットのURLを送り付けて来た。無料でライブ動画を閲覧可能なため、ぜひ覗きに来てほしい、とある。さっそく、良子に連絡を取り、指定のぺージにアクセスしてみた。

と、画面の向こうで、シミーズ姿の彼女が手を振っている。おもむろに胸を晒けて、自分の乳を操み、そのうちに右手は股間へ・ベロンと出した舌は、楕円を描いていた。良子と知り合って2カ月強。俺は、少々気になりだしていた。徐々に増加気味である彼女のリストカット回数だ。

もしかすると、俺が過去のトラウマをきき出したことで、良子の精神状態に何らかの影響を及ぼしたのではなかろうか。気にかける必要は無いのかもしれない。が、もし、妙な関係ながらも、知り合いになった相手が自殺するのは、俺は絶対に嫌だ。

良子の病が治ればいいと願うし、快活な顔で日々を送るようになれたら彼女にとっても幸せだろうと信じる。だからといって、俺にできることは何一つないのだが。良子から映画に誘われた。『チャーリーとチョコレートエ場』が観たいのだという。断る理由はなかった。待ち合わせの渋谷駅で、彼女は開口一番言った。「映画、おごってくださいよ!」

さらに、腰に付けていたポーチを目の前に付きだし、声を荒げる。「お金ないんですよ。だから、さっき東急ハンズで、これも万引きしたんですから」「…そうなんだ」
映画の後は、露店を冷やかしたりコーヒーを飲んだり、デートらしいことを一通りなぞった。良子が楽しい気分になってくれたらと思う俺がいた。道玄坂を登ってる途中で、思い出したように彼女が言った。

「その向こうに、働いていたイメクラがあるんですけど、見に行きませんか?」「うん、いいよ」良子の後に続き、路地を右へ左へ・客引きたちを尻目に、風俗街を突き進む。

「あつ・あの店なくなったんだ。向こうに飲み屋あったんですよ」
「そうなんだ…」「でも、すごいなあ」

街の移り変わりように、良子は興奮し、くったくなく笑っている。歩きながら、俺は少々、唐突な質問を投げかけた。「ねえ、いま楽しみって何?」「別に…。あるんですか。楽しみ」
そう言われて、俺は口を閉ざした。仕事やセックスかと言えば、少し違う気もする。自分の楽しみって。

「ないじゃない」「だね…」「みんな、楽しみなんて、ないと思いますよ」
「どうして?」「楽しみなんて、うそ。人間って、ずっと寂しいものでしよ。誰といても、そう。もしあったとしても、ぜんぶ寂しさを紛らわすための、ちょっとした道具。少なくとも、私の場合はそう」
イメクラを見つけた後、居酒屋へ・前回と同じような、バカ話をして、俺たちは店を出た。帰り際、ほんの少しだけセックスをしたいと思ったのは、『ずっと寂しい』という彼女の声が頭に残っていたからかもしれない。

カテゴリ
タグ

チンドン屋になってお祭り気分を高めてナンパ|恋人募集の看板を持って新しい出会い方を探してみた

SnapCrab_NoName_2023-6-18_6-30-57_No-00
コンビニで一人でお酒を買った子をナンパしたら上手く行った体験談

金髪の若いコが、ハンバーガーとお菓子と缶酎ハイを買っていた。家で誰か待ってる感じではないと思うけど。 
いつもの文句で声をかける。
「おねーさん、これから家飲みですか?」
「いや…」 
おっと、いきなり壁を作ってきましたな。
「バイト帰りとか?販売員さんって感じするんだけど?」
「美容師」
職業を明かした。しゃべりたそうじゃん。
「立ち仕事で大変そうなイメージがあるんだけど」
「まあそこそこ」
「ストレスも溜まるでしょ、よかったら飲みに…」 
と、誘おうとしたとき、彼女が目の前のバス停のベンチに座った。「バスで帰るの?」
「次のやつ逃すと、歩いて帰らなくちゃいけないんで」
最終バスが来るらしい。疲れてるから歩いて帰りたくないわけね?
でも、このまま帰って一人で飲むのもさみしいと思ってるはずだけど。 
ひとまず彼女の横に座る。
「ねえねえ、ぼく、缶ビール持ってるんだけど」「そうなんですか」
「おねーさんの持ってるそれ、缶酎ハイでしょ?バスが来るまでの間飲もうよ」
「でも…」
まあまあと促すと、彼女はコンビニ袋に手を突っ込んだ。よし、2人で飲んでしまえば楽しくなるはずだ。缶ビールを突き出すと、彼女も自分の缶酎ハイをコツンと当ててきた。
「はいおつかれ」
「でもここで飲んでいいんですかね」
まわりの目が気になるのか、ハンバーガーを頬張りつつ、照れ臭そうにチビチビ口をつけているが、楽しそうだ。ほらねーさん、やっぱり酒は人と飲むほうが楽しいでしょ?
「あ、でもバスが来た!じゃあそろそろ行きますね」 
おいおい、チューハイ飲みながらバス乗るんかよ!深夜0時を過ぎた。 
コンビニ前で張っていると、ボーダーのスカートを履いたぽっちゃりちゃんが、スーパーの袋を持ってやってきて、コンビニ入り口のゴミ箱に捨てた。ああいうやついるんだよな。 
おや? 
彼女、コンビニの中へ入って、酎ハイを1本買って出てきたぞ。しかも袋には入れずそのまま握ってるし。すぐにでも飲みたいのか。急いで近寄っていく。自分の持ってい
る缶チューハイを突き出しながら。
「おつかれさまでーす。おねーさん、いいもん持ってますね」
「そうですかぁ」
彼女も缶を突き出してくる。
「というか、袋入れてもらわなかったの?」
「はははっ。袋必要ですかって言われたから必要ないって。ゴミになるし」

何だかノリよくしゃべってくれるじゃん。
「というか、さっき家で食べたパスタのゴミ袋も、そこのゴミ箱に捨てたし」
つまり、さきほどオレが見たのは、晩メシのゴミを捨てに来た光景だったのか。
そして缶酎ハイって…侘びし過ぎる。
「おねーさん、よかったら、ここらへんで座って飲みますか?」
「はははっ。てか、おにーさん、私によく声かけてきましたね。すっぴんだし」
「まあ、これ1本だけ付き合ってくださいよ」
「じゃあ、まあはい」 
広場のベンチでチビチビ飲み始めた。彼女がカバンの中からタバコを取り出す。
「吸ってもいい?」
「いいよ」
…って、ん?
カバンの中に毛むくじゃらの物体が見える。ぬいぐるみだ。
「あ、見られた。恥ずかしいんだけど。でも持ってると落ち着くんだよね、これ、クマ太郎って言うんだ」 
ぬいぐるみを持ち歩くねーさんか…。
「名前は?」
「カオリ」

22才で、仕事はハケンらしい。
「ちなみにカレシとかいるの?」
「春までは…」
しかし、突っ込んで聞くと「クマ太郎がいるからいいんだもん!」と人形に抱き付いておどける。なんかこいつオカシくない?
まもなく彼女の缶酎ハイが空いたところで誘ってみる。
「ねえねえ、居酒屋にでも行かない?」
「うん、いいよ」
やっぱりこの手の女はついてくるよね。
オレ、こういうの引き当てるの上手いよね。
近所の居酒屋に入り、たわいもない会話をかわす。
「いつもこんな夜中にチューハイとか買いに行ってんの?」
「だね〜。なんかヒマだし立ち読みついでとかに」 
この一言で、生活習慣も部屋の様子も手に取るようにわかる。家賃5万ぐらいのアパートでだらしない毎日を送ってるんだろな。料理なんか絶対してねーし。しゃべるうちにちょっと酔ってきたのか、彼女はトロンとした目でこちらをじーっと見つめてきた。
何だこの雰囲気…?
何となく胸に手を伸ばそうとすると、さっとかわされた。
「はい。今、エロくなったでしょ!ダメダメ」 
ちっダメか。と思いきや、彼女が言う。
「ねえねえ、カラオケとか行きたくない?」 
安い店を知っているという彼女の案内でカラオケへ。どういうつもりの誘いなんだろう。エレベータに乗った瞬間、何気にしなだれかかってみる。
「あぁ、まだぁ〜」 
まだ?まだってことは?やっぱりそういうつもりじゃん!
部屋に入ると、彼女は無言でさっと曲をいれた。しかし歌うことなく、こちらに手を伸ばしてくる。抱き寄せてってことらしい。行かせてもらおう。
おおいかぶさる。キスをかまして、大きな胸をモミモミモミ。
「ねえ、電気消したら、ヤっていいよ」
何を言うかと思ったら、ねーさん、めっちゃヤル気マンマンじゃん。もちろんヤラせてもらうけど。スカートとパンツを一緒に脱がす。ぱっと見てわかるほど、割れ目がぬるっと光っている。もうびしょびしょじゃん。
「ねえ、舐めて?」 
さっき出会ったばかりの男に、クンニ要求かよ!
めっちゃ淫乱じゃん。
お望みのままクンニを5分ほどかましてやると、お返しにロングタイムのフェラをしてくれた。つくづく不思議な女だ。ついさっきまで、部屋でパスタ食いながらゴロゴロしてたのに、ゴミ捨てのついでにここまでするかよ。ナマのままバックでハメて、最後は背中に発射!

恋人募集の看板を持って新しい出会い方を探してみた

今までの俺の恋人探しは、自分の連絡先をいかにして多くの女性たちの目に触れさせるか、に主眼を置いてきた。手紙つき風船を飛ばしたのも、新幹線の立て看板に目をつけたのも、すべてベクトルは同じだ。今回も方向性は変えない。用いる手段は『チンドン屋』だ。パチンコ屋の新装開店などで登場するあの集団。なかなか人の目を集めている気がするのだがどうだろう。今の時代、あのアナログ感はかえって目立つんじゃないか?とはいえ、チンドン屋が「恋人募集」なんて仕事を受けてくれるのやら。あの人たち、パチンコ関係しかやってなさそうだし。ネットで見つけた都内のチンドン屋に話を振ったところ、打ち合わせ場所の喫茶店に、担当者のおっちゃんが現れた。

「どうもタカダです。ご相談のお話ですが…」
「できますかね?」「やったことはないですが、お引き受けしましょう」
料金は、3人編成で2時間7万円。そこそこいい値段だ。もちろん演奏しながら練り歩くだけじゃ、
恋人作りにはならない。宣伝方法は、「恋人募集」というポスターを掲げて、渋谷の町を練り歩いてもらうことにした。「恋人募集」の一文と携帯番号、オレのニックネーム「マー君」、そして顔写真は、普段のオレの坊主頭ではなく、過去の写りのいいモノを載せる。さらにタカダさんの提案で、連絡先を記したビラも配ることにした。すぐに電話をかけられない女性には助かるだろう。
当日の土曜。昼2時。渋谷駅前は、夏のような陽気である。若い連中で溢れるセンター街の入り口で待っていると、カラフルな着物姿の3人が近づいてきた。ちょんまげカツラをかぶったタカダさんが先導している。「お待たせしました」連れの2人は、水戸黄門の助さんとお絹(由美かおる)風の方だ。2人ともベテラン役者みたいな落ち着いた雰囲気だ。タカダさんが作ってくれた宣伝ポスターは2枚。自分の太鼓に1枚、もう1枚を助さんの背中へ取り付ける。では、みなさんお願いします。
3人が通りの真ん中に歩いていく。サックスがスマップの「世界に一つだけの花」を奏で始めた。オレはちょっと離れた場所から見守らせてもらおう。
「そこを歩くおねー様方、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。この写真の青年、現在、恋人募集中でございます」
タカダさんの口上に、周囲の視線が一斉に飛んできた。

「名前はマー君。なかなかイイ男じゃないですか? ほら、おねーさん、この電話番号にかけてみてください」センター街の入り口がちょっとしたステージみたいになった。写メもバチバチ撮られている。すごい注目のされ方だ。女の子グループがヒソヒソ喋っている。「マジなのこれ?」「携帯さらしてんだけど」「かけてみたら?」
ふふふ、迷ってないで早くかけておいで。センター街の入り口で宣伝を続けること分ほどで、やっかいそうな状況が発生した。お回りさんの巡回だ。
「これ、キミ?」オレの顔とポスターをジロジロ見比べる警察官。「恋人募集してんの?」「…はい」
「ふーん、ま、それは別にいいけど、同じ場所でパフォーマンスするのはダメだからね」
ふーん、じゃあ渋谷の街をぐるぐる練り歩きますか。センター街を抜け、109、そしてぐるっと回ってハチ公銅像のほうへ。その間、服屋のスタッフさんが顔を出してきたり、2階のカフェから写メを撮られたりと、まったくもってスゴイ注目のされ方だ。ただ、それにしては電話がなかなか来ませんなぁ。1時間が経過。休憩のために宮下公園へ移動する。とそこで突然、電話が鳴った。非通知である。来たか?

●もしもし。
○あ、繋がった。マー君?(男の声)
●はいそうです。
○恋人募集してるんですか?
●そうです。
○怪しい店とか? 騙しとか?
●いや、そういうのでは…。
○こえーよ!
電話は切れた。チンドン屋の3人が心配そうにこちらをのぞき込んでくる。
「何て言ってました?」
「男でした。怪しい業者だと思われてるっぽくて」
「じゃあ、仙頭さん本人を見せるってのははどうですかね?」
助さんがボソっと言った。おっと、それはナイスアイデアだ。写真だけで「この男いい男でしょ? 電話をかけてください」では、悪徳フーゾク業者と一緒だもんな。休憩を終え、再びセンター街の入り口へ戻ってきた。さて気合いを入れましょう。タカダさんの口上が始まった。「そこを歩くおねー様方、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。この青年にご注目」めっちゃ見られてる。けっこう恥ずかしいかも。でもここは気合いでオレも声を出す。「ご紹介にあずかりました、ぼくマー君でございます。カノジョがおらず、毎日の生活はさみしい限り。もっか恋人募集中の男でございます」
そう呼びかけながら次々とビラを差し出していく。それを援護するように、3人のサックスや太鼓が鳴り響く。まわりを見れば、今日一番の注目のされ方だ。どうだこの宣伝力は。おっ、電話が鳴ったぞ。

●もしもし。
○はははっ。(男の声)
●もしもし。
○おまえバカか?
イタ電かよ!かくして2時間のチンドン屋は終了した。あとは、時間差でどれだけ連絡が来るかだ。女子ってのは、買い物を終えてからゆっくり電話したがるもんだからな。電話が鳴ったのはその晩からだった。19時21分
●もしもし。
○もしもし、マー君?(男の声)
●はい。
○マー君さぁ、人の女にちょっかいかけようとしてんの?
●…ちょっと状況がわからないんですけど。
○オレのカノジョの鞄からマー君のビラが出てきたんだけど。
●…それは何というか、町で配っているポケットティッシュくらいの意味で…。
○おまえさぁ!
この後もさんざん怒られてしまった。何をそんなに神経質になってんだか。
20 時03分
●もしもし?
○……。
●聞こえますか?
○……。
●あのー、イタズラだったら切りますんで。
電話を切ると、またすぐに掛かってくる、というイタズラを10回以上繰り返された。うっとうしい。
22時13分
●もしもし。
○もしもし。マー君…さんですか?(女の声)
●はい、そうです。
○渋谷で見たんですけど、彼女募集ってやつ。
●ありがとうございます。
○これ、テレビの企画とかなんですか?
●いや、テレビとかではなくで、単純に個人でやったんですけど。
○そうなんですか? 反応とか来ました?
●イタズラばっかりですよ。
○はははっ。じゃあ、頑張ってくださーい。
やはり個人が本気であんなことをするとは思わないのかもしれんな。
22時45分
●もしもし。
○こんばんは。好みのタイプとかあるんですか?(女の声)
●もしかして恋人募集を見てくれた方です?
○そうそう。おにーさんも誰でもいいってわけじゃないでしょ?
●まあ…。
○私はね、やっぱり嫌いな部分が同じ人かな。パートナーにするなら好きなことが一緒な人がいいとか言うじゃない? でもそれは間違い。それは割と離婚する。おにーさんも離婚は。
恋愛についての持論を延々語ってくれた。ヒマ潰しにかけてくんじゃないっつーの。翌日12時31分
●もしもし。
○もしもし(男の声)
●はいはい。
○マー君は、ゲイとかじゃないんですよね。
●はい、違います。(すぐ切る)
ま、こういう輩が現れるだろうとは予想していた。
なんと、電話は以上5人だけだった。なんてこったい!
もし今後、なんらかの展開があるとすれば、22時13分の彼女ぐらいだろう。着信番号が残ってるし、こっちからかけてやれ。だが、繋がらないし留守電にもならないので、電話番号を使ったショートメールをしておく。

『先日の恋人募集ではお騒がせしました。電話もらってからも、相変わらずイタズラが続いています(笑)』あえて単なる報告だけのあっさりしたメールを送ってみた。すると、速攻で返事がきた。
『wwwwww。まったく来なかったんですか?』
『ぜんぜんです』
『へー』
チャットみたいにポンポンとメールが繋がった。よっぽどヒマしてんのか?
『今日はお休みですか?』
『仕事中です』
『すみません、仕事中に。ちなみに何をされてるんですか?』
『パチンコの景品交換所』
金を受け渡すあの人たち、ケータイ片手でも務まるのか。いずれにせよこのテンポの良さ、一気に押してみるか。
『今日はお仕事いつまでです?』
『夕方までですよ』
『お仕事終わったあと、もし良かったらお茶でもどうですか? せっかくだししゃべったりしたいんで。よろしくです』
『いいですよ。私、好きな店があるんですけど、そこでもいいですか?』
さらっとアポれてしまった。しかも、教えられた店は、代官山のお洒落カフェだ。意外とイイ女だったりして?夜7時。待ち合わせの代官山駅前には、子供の参観日に行く母親みたいな微妙に着飾った熟女が立っていた。
「マー君ですか?」
年齢は40代前半くらいか。お見合いパーティでよく売れ残っているような雰囲気の方だ。電話の声は若かったのに。ん? 彼女がオレの顔をジロジロ見ている。
「写真と雰囲気ちがいますね?」
「…いや、あれはちょっと前に撮ったもので。最近、坊主にしちゃって」
「ふーん」
いかん、これじゃ裏モノがさんざん標的にしている詐欺写メエンコー女と一緒だ。
「すみません。でも恋人募集してるのはマジなんで」
「ああ、そうみたいですね」そうみたい? 言い回しが引っかかるな。上から目線?
白々しい空気のまま、シャレたカフェへ。ベッド席に二人して寝転がる。
「そういや、お名前聞いてなかったですよね」
「ああ、小島です」
下の名前を言わないあたりも、ずいぶん他人行儀だ。注文を終え、彼女のほうから口を開いた。
「マー君は本気であれで恋人を探してたんですか」
「いや、ちょっとフザけた気持ちもあったんですけど、こうやって小島さんに会えたし間違ってなかったのかなって」
100点の答えを返したつもりだったが、彼女の表情は冴えない。さて困ったものだ。この人、ぜんぜんノリ気じゃなさそうじゃん。さっきからずっとスマホいじってるし。
「小島さん、なんか怒ってます?」
「怒ってませんよ」
「でもなんか機嫌悪そうだし」
「あー、なんか印象違うかなって」
うっ、やっぱり詐欺ポスターのことを怒ってるのか。あれ、3年くらい前の奇跡の1枚だもんな。
「あの写真のボクは気に入ってくれてたんですか?」
「うーん、気に入ったっていうか、ちょっとどんな人か知りたいかな、ぐらいの感じ?」
「今のボクはどうですかね」
「そういうこと言ってるんじゃなくて、嘘はダメって思いません?」
あー、こりゃ相当怒ってるわ。さっさと帰ろっ。みなさん、チンドン屋で恋人を募集するときは、現在の写真を使いましょうね。って誰もマネしないか。

カテゴリ
タグ

女性が注文したものと同じものを注文する|ミラー効果ミラーリングがナンパ・口説きに効果的か実践してみた

SnapCrab_NoName_2023-6-18_6-29-31_No-00

先月号で「吊り橋効果」という心理学の定説にすがって恋人を作ろうとしたオレだが、結果は聞いてくれるな。あれはちょっとフザけすぎた。というか、ターゲットが複数なので惚れられにくかったようにも思う。やっぱ相手は一人じゃないと。
そこで今回、目を付けたのは「ミラー効果」だ。これまた心理学の定説である。目の前の異性が自分と同じ行動をしてると、無意識のうちになぜか好意を持ってしまうのだそうです。
こいつは簡単だ。目の前でまったく同じことをすりやいいだけなんだから、雪国の吊り橋なんかに出かけなくてイイし、しかも相手は一人っきり。男セントウ、マジカノ作ります。

ミラー効果は居酒屋で対面すればすぐに実践できる。長時間、女と向かい合い、相手のやることなすことすべてを真似すりやいいだけだ。ビール飲んだらこっちもビール、タコわさ食ったらタコわさ、むせたらむせる。店を出るころには、「この人、ちよ-通じ合ってるみたい、好き」となるわけだ。狙うのは、最近合コンで知り合ったマユミだ。宮崎あおい似で、童顔のあひる口がめちやタイプである。
決行当日、軽くメシでも食おうかと彼女を誘い、居酒屋へ。テーブル席に向かい合う。
正面からマジマジ見ると、ホントかわいい。絶対カノジョにしたい。
ミラー頑張るぞ。
早押しクイズ回答者ばりの集中力で、マユミの動きを待つ。すると、彼女の手がおしぼりへ。遅れることコンマ5秒くらいで、オレもおしぼりに手を伸ばした。ふ-。ドキドキするなあ。
続けて、ほおづえ、注文時の手上げタイミングと、オレは次々とミラーリングをこなした。順調なすべり出しだ。
まもなく、机に料理がずらっとならんだ。さあ、何から食べるよ、マユミちゃん。
彼女が最初に選んだのは、生春巻きだった。オレの手も同じ皿へ。すると彼女がさっと皿から手を引いた。
「あっ、先どうぞ」優しい子だ。ますます惚れちゃいそう。
「いやいや、どうぞどうぞ」
「ううん、いいからいいから」
「じゃオレはこの、型くずれしたやつ取るよ」
「じゃあ、私はこっちを」
ミラー成功。ニンマリ。
お次は刺身。マユミのタイミングに合わせて箸を伸ばすと、皿の上で互いの箸がぶつかりそうになった。
「あっゴメン」
「何で一緒に手をだすの」
「それはマユミちゃんが…」
「出してきたのは、そっちじゃないの、もう〜」
なんとなく顔に困惑が現れている。
ちょっと心配。でも続けるし。オレが同じことをするたび、マユミは、何だかヘンなテンションになってきた。
「何で私が取ろうとしたのを取るのよ。もうウケるんだけど〜」
バレてる。わざとやってるのバレてる。
「ウケるよれ、こんなに一緒のを選ぶなんて。運命かな」
「運命?ひやははっ」

「いや、笑いことじやなくて」

「ホントおかしい」 笑ってるんだから印象はいいんだろぅ。

もっともっとマネてやる。携帯を見たり、髪を触ったり。 あくびだってミラ—だ。 ふと彼女が言った。

「ちよつと私トイレいきたいんだけど」 「じやあ、オレも」

席を立ち上がる。

「席に誰もいなくなるのはまずくな い?」

「大丈夫だよ」

「私はいやなんで」 そう言うと、彼女はほおづえをつい てこちらをみる。これもやっぱりマネしなきゃね。

「ヘンなの〜」

やるだけのことはやった。じゃあこのへんで店を出て、さらりと肩でも抱きましょうかね。

「マユミちゃん、もう一軒いっとこうか」

さりげなく肩に手を…。あれ、逃げてる?離れてる? 歩ぐらい前歩いてる?

「ごちそうさま、もう帰るね」

おっとっと、これもマネしなきやいけないのかしら。ごちそうさま、 オレも帰るね…って、おいおい!

次の狙いは、最近しょっちゅう呼んでるデリヘル嬢のチカだ。天然キャラだけど気が利き、こちらのポイントを攻めてくれる。自宅にあの子を呼んでるときは、ホント恋人気分になるんだよな。体の関係もあるし、うまくいきそうな予感がする。カノジョにできたら、ただでヤリまくれるぞ。
深夜おそく、部屋にチカがやってきた。「今日も呼んでくれてありがとう」と笑う彼女、かわいいなあ。さっそく同じペースで服を脱ぐ。バスタオルを胸にまいたら、オレも巻く。胸かくす必要はないけどね。シャワーを浴び、ベッドに人で並んで座った。いつもならゴロンと大の字になるとこだけど、今日は違うぞ。
「セントウさん、今日は何してたの」「知り合いと飲んでて」「そうなんだ」
カノジョがバスタオルを下ろした。オレも下ろす。
「いっぱい飲んだ?」「そんなに飲んでないよ」「そうなんだ」
言いつつ、チカはオレの乳首を触ってくる。オレもおっぱいを触った。ああ、やわらかい。カノジョがオレの乳首を舐めようと、顔を近寄せてきた。おっと、これはどう対応すればいいんだ。逆から頭をつっこみ、乳首を舐めるか。
人で同時に舐めるものだから互いに相手の胸に頭をおっつける体勢で動けなくなり、二人で相撲をとるようにもごもご押し合うことになった。こりゃダメだ。よし、交互にやることにしよう。カノジョに舐めてもらったら、オレも舐める。攻守をコロコロ変えてもミラ—はミラ—だ。そうと決まれば、まずはゴロンと寝ころぶのみ。
チカが上から多い〇かぶさって乳首をペロペロ舐めてきた。あ—、気持ちいい。けどそこまで!今度はオレの番!逆にチカを押し倒し、右乳を舐める。そしてまたゴロン。チカが今度は左乳首をペロペロ。はい、そこまで。次は俺ね。
「もう、なにぃ〜」「どうしたの?」「…なんかさあ、交代が早いんだけど」とか言いつつも彼女はベッドに横になった。乳首をくりくりすると、アンアンと声を出す。へへ、効果は出てきてるぞ。シックスナインなら完璧なミラ—だ手コキには手マンで返し、フェラにはクンニで応戦する。マンぐり返しも交互にやりあった。
最初は彼女のほうも、何だろうと思ってたみたいだけど、「この人は今日はそういうプレイがしたいんだ」と理解したのか、だんだんノッできた。じやあ、そろそろ大ワザだ。すくっと立ち上がり、仁王立ちフェラを要求する。チカがかしずき、ペロペロとチンコを舐める。で、入れ替わって立ちクンニ。
またぐらに潜り込み、ペロペロペロ。この体勢、ツラすぎ。けど頑張らないと。ペロペロペロ。騎乗位スマタのあとは正常位スマタ。
そろそろ「もう抱いて!」みたいになってるんじやないの。入れてあげよっかな。「入れちやだめだよ」「ホントに?」「うん、ダメ」まだミラ—が足りないか。んじやシツクスナインにしよう。あれならタイムラグのない完璧なミラ—だし。完璧を求め、つまり上下の差をなくすため、オレたちは横向きシックスナインで舐め合った。ああ、まさにミラーだ。他の客もみんなやってるような気もするけど。最後は口内発射すると、彼女はゲホゲホとむせていた。よし、もうこれで十分。帰り際に携帯アドレスを交換し、速攻でメ—ルだ。今日も楽しかったよ。今度は飲みにでも行こうね返事には絵文字すらなかった。ありがとうございました。また指名してくださいねいや—、マジ泣きそう。また馴染みのキャバ嬢になぐさめてもらおっと。
カテゴリ
タグ

ピンサロでデリヘルで・本物の現役女子大生風俗嬢の探し方

SnapCrab_NoName_2023-6-18_6-31-40_No-00

欲望の対象としての『女子大生』という肩書きには抗しがたい魅力がある。頼るはやはりフーゾクだ。で、女子大生フーゾク嬢の探し方にはちょっとしたコツがある。まずホームページなどで「女子大生専門」なんて大学名までつらつら書いているような店は、間違いなくダマシだ。大学名などオープンにするわけがない。ストーキングされるかもしれないのに。そういう店は、きれいなストリートスナップをよく載せているが、たいていがファッション系サイトからパクっている(巻頭グラビア参照)。
では、どうやって女子大生を探すのか。チェックポイントはシフトだ。結論から言えば、週に1~2回、決まった曜日(しかも平日)の日中にシフトが入っている子は、女子大生の可能性がきわめて高い。たとえば、毎週火曜と金曜、12時18時のような子だ。
専業フーゾク嬢ならこんなシフトにはならない(もっとガッツリ稼ぐ)し、OLの平日出勤はありえない。専門学生は忙しいのでシフトは休日や夜だ。大学生のバイトだからこそ、授業のない日のみの変形シフトになるのだ(人妻の可能性は残るが、年齢でおおむね除外できる)。
某所のピンサ口に、プロフか「新人、現役女子大生」でかつ、シフトが条件に合致するコを見つけた。
顔写真はないが、期待して行ってみよう。木曜の午後、店へ。受付スタッフに指名を伝え、写真を見せてもらう。「このコです」大島優子の顔に、板野知美の髪を乗っけたような、ちょっとギャルっぽい女の子だ。「ホームページに現役女子大生って書いてあったけど、本当に女子大生ですか?」「そうですよ」「本当に?」「そうですよ」念を押した。ま、信用していいだろう。個室に入ると、だいたい写真の通りの女の子がやってきた。「今日は授業ないの?」「えっ?」「いや、受付で女子大生って聞いたからさ。女子大生なんだよね?」「そうですよ」
ウソをついている様子はない。よかった。ちょっとギャルっぼい
「大学生活楽しんでる?」「うーん、バイトばっかりしてるんで。居酒屋2つとコンビ二のバイトも掛け持ちしてるし」なんでそんなにバイトしてるんだ。その上ピンサ口まで始めてるなんて。学生にそんな時間あるのかいな。「学校ってどこ?」
「どんな勉強してるのっ」「文化の比較とか観光のこととか。中国語とかもとってます」
「じゃあ、ちょっと中国語しゃべってみてよ」「xxxxxxxxxx」マジだー
それにしても、ここまでバイトを掛け持ちしている理由がよくわからない。なぜっ「生活費とか学費とか稼ぐためなんで」「そんなにキツイの?」「うーん、ちょっといろいろあって。」「いろいろって?」「まあそんな感じで」「……」「でも、風俗はとりあえず今年いっぱいやってやめようと思ってるんですよ。お金稼ぐのラクじゃないですか。こういうのに慣れたらいけないと思うし」
うんうん、しっかりしてるね。そういう大学生、ボクちゃん好き
「なめていいですか?」その台詞でプレイはスタートした。まずは亀頭をぺ口ぺ口。上目遣いで、こちらの表情をチラ見してくる。そしてパクリ。た、タマんねー
Yシャツを脱がせ、おっばいをムギュムギュムギュ。サイスは小ぶりだが、張りが素晴らしい。さてさて、アソコの具合はどうかな。「下はちょっと」ダメなのっでもここまで来た。
お尻をこちらに向けさせ、太ももをがっちりホールドだ。パンツの上から撫で回す。ふふっ、この体勢だと逃けられねーだろ。ヤバイ。そろそろチンコが限界になってきた。最後はどうやって果てよう。さっと起き上かり、仁王立ちになった。顔を見ながら口内発射だ。うおおー、い<うー。
仁王立ちフェラまでしといてアレだが、一人目は事情がレア過ぎた。もうちょい軽い感覚の大学生のほうが興奮できそうなんですけど。なわけで翌週、例のごとく女の子の目星を付け、別のピンサ口に向かった。受付スタッフは「女子大生ですよ」と断言したが、見せられた写真はフラッシュが強く当たっており、顔がいまいちわかり店内もかなり暗い。これほど照明を落としてるのは、容姿を誤魔化すためかもな…。個室で待っていると、クリスマスのコスプレをした女の子がやってきた。「よろしくお願いします」かわいいじゃん。パフュームのあーちゃんっぽい。悪く言えば若干ヒラメ顔だが、なかなかチャーミングだ。
「黒髪いいね」「そうですか」「ちゃんとした学生っぽいじゃん。女子大生なんでしょ?」「そうですよ」
これで2人連続的中。シフト作戦、完壁ですな。
カテゴリ
タグ

AV撮影現場のヘルプの女神・萎えてしまった男優のチンコをたたせる勃たせ屋という仕事

SnapCrab_NoName_2023-6-18_6-32-8_No-00

アダルトビデオの撮影現場で、萎えてしまった男優を再び奮い立たせる、世にも珍しい仕事AV撮影現場のヘルプ・勃たせ屋というのはどういう仕事なのだろうか。
その女は、あるマンションの薄暗い4畳間にたたずんでいた。周囲にはホコリを被ったバイブレーターと、積み重なった古いエ口雑誌が置かれている。フスマ1枚へだてた隣室から、突如、中年男の怒号が轟き渡った。
「頼むよ・10分休憩!」
若い男が肩を落として部屋へ入ってきた。
「…あの」
恥ずかしげに己の股間を指さす男・サオとタマが、根元まで完全に縮こまっている。
「ほんま。大変やなぁ」
「いやぁ、ええ」
「とりあえず座りいや・お茶、出すわ」
屈託ない口調に、男の表情が少しずつほぐれていく。と同時に、女は目の前の陰茎にそっと手をのばした。小西亜佐美(仮名)。
インディーズ系の作品をメインに働いてきた、業界歴7年のベテランAV女優である。今、彼女はアダルトビデオの撮影現場で、萎えてしまった男優を再び奮い立たせる、世にも珍しい仕事を手がけている。人は彼女を、《勃たせ屋》と呼ぶ。
「アダルトビデオ冬の時代」と言われて久しい。
単体女優モノの売り上げはジリジリと下降線をたどり、安定したヒットが見込めるのは、いまや一握りの大手だけ。大半の弱小メーカーは、1本の制作費を限界まで切りつめ、素人役者を使った企画モノでなんとかしのいでいる。勃たせ屋は、そんな状況下で生まれた。
人前でのセックスに免疫を持たないがため、本番で使い物にならなくなってしまう素人男優が続出したのだ。美人とは呼べぬルックスに、ピンクのTシャツとスリ切れたジーンズ、軽く口紅をさしただけの顔。AV女優とは思えぬ色気のなさである。
「それ、よう言われますねえ。でもアタシ、お水な格好とか全然似合いませんもん」
この素朴な女性のどこに、萎えた男の心を奮い立たせる魅力が潜んでいるのだろう。ボディラインが抜群なのか、それとも特殊なテクニックでも編み出したのか。

「いややわ・そんなエラいことあらへん・胸はBカップやし。男優さんとも、ちょっとお話してるだけやし」
両腕で自分の胸を抱きながら、小西が頬を赤らめる。ますますわからない。
「じゃあ、変わった会話術を使ってるとか」
「う-ん、わからんなぁ」
「でも、コツみたいなものはあるんでしよ?」
「せやなぁ…」体系だった技術があるわけではないらしい・全ては無意識の産物ということか。「考えるの苦手やねんもん。この世界に入る前から、ずっとこんなんでしたねえ」小西亜佐美は京都の小さな田舎町に生まれた。両親は共に高校の教師で、地元では名士として通っていた。厳格な家庭だったわけではない。
勉強ができなくても「次は頑張れ」と励まされただけだし、男子生徒との交際も自由、門限もナシ。今考えてものびのびとした学生時代だったと、彼女は回想する。
中3のころ、同級生から告白を受け、彼の家で初体験を済ませた・高校へ進んだ後も交際は続いたが、17才の夏に向こうが九州へ引っ越し自然消滅。以降、彼氏ができぬまま、府内の2流短大へ入った。
「大学のころは、テニスサークルの男と1年間だけつきあったかなぁ。
どうも普通ですんませんねえ(笑)2年を通して中程度の成績だった彼女はその後、卒業と同時に京都を飛び出し、東京・新宿の運送会社で経理として働き始める。仕事は日がなソロバンを弾くだけの単純作業。給料に不満はないが、少しだけ寂しかった。
「知らない土地やし、友達はみんな地元で働いてるし。ずっと1人やねんもん」

そんな折り、ヒマつぶしにブラついていた渋谷の交差点で、ダークスーツの男に声をかけられた。自分はAV専門プロダクションの人間だ。
企画モノに出てくれる女優を探している。興味はないか。
AV、企画モノ、女優。言葉の意味はサッパリわからなかったが、なぜか後を付いていく気になった。
その心理を、彼女は「まぐれ」と表現する。
「だって、普段ならスカウトなんて絶対に付いていかへんよ・たまたま誘いに乗ったのが、まぐれでAVだっただけやもん・話し相手が欲しかったんやろねえ」

軽い気持ちで事務所へ向かつた彼女は、社長から簡単な説明を受けただけで宣材写真の撮影を許諾、その場で契約書にサインまでしてしまう。ペンを走らせる瞬間、両親と友人の顔が頭に浮かんだが、すぐに消えた。
「今から思うと、なにがなんだかわかってへんかつたな・田舎モノやったからねえ」こうして平凡な田舎娘がAV女優になった。初仕事は、契約から1週間後に舞い込んだ。とあるインディーズメーカーの乱交モノ・5名の女優に混じり、奥飛騨の山奥でセックスをした。

不安を抱きつつ臨んだ現場は、意外にも楽しかった。久々に知り合った同世代の女性、新鮮な職場、親切なスタッフ。人前での複数プレイも、見知らぬ男に抱かれるのも初めてだった。
「一回やってみたら、普通の仕事と変わらへんかったんですよ。スタッフさんもみんな普通やし。親にバレるのがちょっと怖いぐらいやなぁ…」
インタビュー中、彼女は何度も普通なる言葉を繰り返した。確かに、AV女優であること以外、彼女のプライベートにはおよそ突出したものがない。

休日は、テレビ、音楽、雑誌で時間をつぶし、ヒマになったら掃除をするか寝て過ごす。愛読誌は「レイ」と「シュプール」。
ミスチルとスピッツが好きだというが、両者ともベスト盤しか持っていない。撮影以外での男性経験は6人。むろん逆ナンなどするはずもなく、いずれもマジメに付き合った人間ばかりだという。
「学生時代が2人で、後はVを始めてから知り合った人たちやね。一時期、友達がよく合コンに呼んでくれててん」
借金に苦しむ女優や、過去の虐待で精神を病んでしまった女優が多いこの業界で、彼女ほど素の人間は珍しい。この異常なまでの平凡さこそ、勃たせ屋の重要な資質なのではないか。

「あ、それ、監督さんに言われたことありますよぉ。『キミは被写体としては退屈だけど、キャラはそのままでいてくれ』やって(笑)」
平凡すぎるが故の異常・小西がその独自性を発揮し始めるのは、マネージャーがかけてきた電話がきっかけだった。知り合いの現場で女優が足りなくて困っている・男優に問題があって、みんな逃げてしまったようだ。どうかヘルプに行って欲しい。
詳細も聞かず、首をタテに振った。この時期、すでに500本以上の撮影をこなしていた彼女には、大抵の修羅場なら大丈夫との自負があった。
「最初は、たぶん怒りっぽい男優さんなんやろなって・でも、行ってみたら優しそうな人でな。しょぼんとしてて可哀想やってん」

問題は、男優の履歴だった。この男、仕事欲しさに「NGナシ」の看板を掲げていたところ、半月前にAというフエチ系メーカーの依頼を受け姦モノのシリーズに出演。鶏、犬、牛、サルなどと絡みまくった結果、『ケモノと兄弟になりたくない」と多くの女優から総スカンをくらったらしい。「それぐらいなら…って感じですかねえ。ちょっと抵抗もあったけど、別に自分が動物とやるわけやないし」


無事にヘルプ役を務めた彼女の元へは、以後、《ヨゴレ》との仕事が多く舞い込み始める。女優が泣くまでいびらないと興奮できない男、セックス中に必ず小便を漏らす男、ひたすら奇声を発し続ける男。中でも驚かされたのは、正常位すらマトモにできない男優が存在することだった。

「企画モノの世界では、結構よく見かけるタイプなんですよぉ。風俗しか行ったことがないと、受け身のセックスしかできひんくなるんやって」
まさに大抵の女優なら裸足で逃げ出す難物ぞろい

しかし、彼女は依頼を淡々とこなした。
「そこは仕事やからねえ・しゃあないんちゃう?」彼女にとっては、ヨゴレも他と平等に扱うのが『普通』なのだ。初めてサオが萎えた男優のへルプをしたのは、2年前の夏のことだ。とあるレ〇プモノの撮影現場。たたなくなった男優がいた。自分の性器に口ーションを塗りたくり、しなびた陰茎を強引にインサート。そのまま男の体を抱きしめ、ゆっくりと腰を振り始めたのだ。効果は予想以上だった。挿入から3分で男の亀頭が充血を始め、やがて完全に機能を取り戻したのである。

計算があったワケじゃない。しょぼくれるレ〇プ魔の姿を見て、体が勝手に反応したのだ、と彼女は言う。

「う-ん、なんやろ。何も考えてへんかつたからなぁ。まあ、みんな自信がないんとちやいます?なんて言うんやろ。正常位ができないのも、レイプを繰り返すのも、根っこはおんなじように思えるんですよねえ」

この後、しばしば萎えた男優のサポートに駆り出されるようになった。素人モノの撮影現場へ行き、トラブルが起きるまで別室で待機。萎えた男優が送り込まれてきた端から対処していくのがいつもの流れで、1回のへルプに2〜3万円が支払われた。初対面から勃起までにかかるタイムは平均で1時間、顔見知りの場合は3分・成功率は実に8割を超える。
「ほとんどは世間話から始めますねえ・名前を聞いて、出身地を聞いて…、まあ、普通に接してあげたらいいんですよ」
そもそも企画モノに出たがるような男には、異性とマトモに会話すらしたことのない者が多い。まずは女への恐怖心を取り除くことが重要なのだと、彼女は言う・インポ治療というよりは、もはやコミュニケーションのリハビリに近そうだ。
「で、だんだんと男優さんのアソコが垂れ下がってきはりますから・そしたら、だいぶうち解けてきた証拠なんやけど…」

ただし、単に会話を続けるだけでOKな者がいる一方で、フェラチオや手コキを駆使しなければダメな者もいる

皆、一様のやり方というわけにはいかない。
彼女が、天性のコミュニケーション能力で、萎えた男を奮い立たせていることはわかった。が、まだ実感がわかない・いくら経験則で鍛えたテクニックを披露しようと、海千山千の難物たちがそう簡単に心を開くものだろうか。
「それなら、現場に来てもらってもええですよ。週末に撮影がありますから」
彼女のことばに誘われ、後日、待ち合わせのJR中野駅に向かうと、小西嬢は白いポロシャツを着た中年男性と共に現れた。
「どうも、小西の取材だそうですね。今日は楽しんでってください」
差し出された名刺には、「企画専門監督。Y」とある・インディーズビデオ界では、知る人ぞ知る有名人らしい。駅から徒歩5分の某スタジオには、すでに数名の女優とスタッフたちが待機していた・監督の指示で、さっそく全員が撮影のスタンバイに取りかかる。

恥ずかしながら、AVの現場を見るのは初体験・期待と緊張が少しずつ膨らんでいく。

「こちらでアタシと待っててください。狭くてすいませんねえ」

監督の号令が室内に響き、撮影スタート。隣室のベッド上で、2人の女優を名以上の男優が取り囲み、一斉にオナニーを始めた。
が、順調だったのはそこまで。本番シーンに入った途端、20代の男優が床に崩れ落ち、そのままへタリ込んでしまう。「おい頼むよ・休憩!」監督のことばにガックリと肩を落とした男が、4畳間へ姿を見せた。

「どした-ん。元気ないなぁ」すかさず声をかける彼女。、ものすごく簡単に言えば『勃たせてみよう』じゃなくて、「勃つまで待とう」なんですよ・だから男優もリラックスできる・でも、ほとんどの女性って『勃たぬなら殺してしまえ』みたいな発言をしがちでしよ(笑)」

カテゴリ
タグ

女をとろけさせる最強の口説き文句・夜景のきれいな高層ホテルの部屋を予約してナンパ

SnapCrab_NoName_2023-6-18_6-30-57_No-00
高層ホテルのバーで、男がおもむろに部屋のカギを女に差し出し、「今日、この下に部屋を取ってるんだ」。今回はコレをやってみたい。女ってのはこーゆーのに弱いのだ。お見合いパーティの女あたりをなんとかバーに連れて行きさえすれば、即マンってことになりますな。さっそくホテルを予約することにした。オレは新宿西口のお見合いパーティが行き付けなので、ホテルも新宿にしよう。もちろん、有名ホテルのほうが女ウケはいいはずだ。ぱっと思い浮かぶのは、三角屋根の『パークハイアット』だが…。電話で問い合わせてみる。
「今週末泊まりたいんだけど、一番安い部屋っていくらです?」
「スタンダードタイプで、一泊7万5千円になります」

何だその料金は! 他を当たりましょう。

しかし『ヒルトン』と『京王プラザ』も、共に一泊3万オーバーだった。有名ホテルってのはスゴイ世界ですなぁ。残るは、『小田急センチュリー』というホテルだ。場所は新宿駅南口、高島屋の線路を挟んで向かい側だ。
「もしもし、今週末に泊まりたいんだけど、一番安い部屋っていくらくらいです?」
「一泊1万9千円になります」
ギリギリ手の届く金額だ。
「バーはありますか?」
「はい、ございます」
23階に、バーとフレンチレストランがあるようだ。小田急センチュリー。良さそうじゃん。センチュリーってネーミングの響きもいいし。よし予約しよう。
当日の土曜、朝。新宿西口のお見合いパーティ会場へ。せっかく高層ホテルに出かけるのだから晴れて欲しかったが、あいにくの曇天だ。
本日最初のパーティは「午前11時スタート」回だ。最初の自己紹介タイムでは、ひとまずホテルの話は一切出さず、普通に女たちと挨拶していく。プロフィールカードにケーキやクッキーのイラストを描いている38才が気になった。
「絵上手ですね」
「あははっ。ちょっと頑張って描いてみました〜。お菓子作るの好きなんで〜」

イイ歳こいてカワイ子ぶったこのキャラ、狙い目だと見た。過去50回以上パーティ経験があるオレの直感でピンときたんだから間違いない。
「ぼく、結婚相手にするなら、お菓子作れる女性とかいいなぁと思ってたんですよ」「お上手ですね」
「いやいや、ほんとですって。ほら、ぼくの番号メモっといてくださいよ」
昼1時、パーティ終了。狙い通りお菓子作りちゃんとカップルになった。では誘いましょう。一緒に会場を出たところで、切り出した。
「よかったら、お茶でも飲みませんか?」「あ、はい」
「オススメのバーラウンジがあって。センチュリーホテルに入っている店なんですけど」『小田急』という冠はあえて外した。なんとなく野暮ったいんで。
「南口のほうなんですけど」「ふーん。南口って遠くないですか?」あれ? 予想外の反応だ。「センチュリー」なんてカッコイイ名前のホテルだし、当然食い付いて来ると思ったのに。
「…じゃあ、タクシーでさくっと行きましょうよ」とりあえず車道に出てタクシーを止めた。ところが、彼女の表情が冴えない。
「そのホテルにどうしても行きたいんですか?」「まあそうだねえ」「…うーん」
もしかして部屋に連れ込まれるとか思ってる?まあそのつもりなんだけど。
「すみません。私、この後ちょっと予定があるんで、あんま時間ないし、また今度でいいですか?」なに警戒してんだよ?
駅前でお菓子作りちゃんと別れた後、腕時計を見た。しょうがない、もっかいパーティに出席だ。急いで戻った会場では、ちょうど「午後2時スタート」回が始まろうとしていた。さっきみたいなヘンな女を引くのはもう勘弁だ。今回はプロフィールカードの『カップルになったら行きたい場所』欄に「高層ホテル」と書いておこう。「自己紹介タイム」で、3番の女性がオレのイラストに食い付いてきた。「高層ホテルってチョイスが面白いですね」「じゃあ、よかったらこの後一緒にいきますか?」
「うん、まあ、はははっ」
笑って誤魔化されたが、狙ってみたい。3番の中島さん。ロックオンだ。フリータイムで、例のごとく「ぼくの番号8番なんでメモっといてよ』と猛アピールし、かくして結果発表である。
「男性8番と女性3番。おめでとうございます」やっぱオレってパーティのプロだな。先に会場の外で待つこと3分、彼女がやってきた。「おまたせしました」
「じゃあ、お茶でも飲みに行きませんか。オススメの店があるんですよ。センチュリーホテルに入っているバーラウンジなんですが」
「センチュリーホテル?」「南口のホテル、タクシーで行けば近いですよ」「はぁ…」
彼女は何だかよくわかってなさそうな表情である。建物が思い浮かばないんでピンとこないのかな。とにかく行きましょう。タクシーに乗ること5分、ホテルに到着した。オレ自身も実際に来るのは初めてだ。スタスタとエレベータへ。到着した23階は、広々としたガラス張りのフロアだった。手前にバー、奥にレストラン。なかなかシャレた場所だ。バーに入ろうとすると、彼女が言う。
「そう言えば、私、お昼食べてなくて。レストランのほうでもいいですか?」
別に構いませんよ。レストランで互いにハンバーグ、サラダバーを注文する。「この店、知り合いがシェフをやってるんですよ」ジャブがわりにキザなトークをかましてみた。
「晴れてれば景色がよくて、新宿が一望できるんだけどなぁ」「そうなんですか。でも、十分ステキですよ」
ステキなんて言ってくれた。もうこっちのペースになってるんじゃね?かくして1時間ほど他愛もない会話をし、食後のコーヒーが運ばれてきたタイミングで切り出した。
「ぼく、ちょっと先に会計してくるんで」「あ、すみません」レストランの入り口で会計を。そしてフロントへ。
「仙頭です。チェックインをお願いしたいんですが」カードキーを受け取った。これがないと始まらない。席に戻ると、彼女はすでにコーヒーを飲み終わっていた。
「お待たせお待たせ」「いや、大丈夫ですよ。じゃあそろそろ帰ります?」「いや、まあ、そうだけど」では本番だ。カードキーをすっと差し出す。
「今日、このホテルに部屋をとってるんだよ」キマった。キザだね俺って。「取ってるって? 仙頭さんが?」ポカンとしている彼女。
「泊まるってことですか? いつ取ったんですか?」何て答えよう。さすがに「今キミのために取ってきたよ」はキモイし。
「ぼく、休日をホテルでよく過ごすんですよ。今日はたまたまその日で。たまたまお見合いパーティーに行って」よーわからん話だが、彼女はウンウンうなずいている。
「よかったら軽く、部屋をのぞいて行きなよ」「じゃあ、まあ、ちょっとだけ」

わお!即答したじゃん!部屋は26階だ。エレベータに一緒に乗るうちに、何気に股間が熱くなってきた。ホテルの個室に大人の男女が2人っきりになるってことは、いろんなことが起こる可能性がある。中島さんも大人だし、当然それはわかっているはずなのに、即答した。もしかしてヤル気マンマンなんじゃね。
「どうぞ入ってよ」部屋はこれといって特徴のない普通のシングルルームだった。中島さんが中に入り、窓際に立つ。
「…こんな部屋なんですね」「景色いいでしょ? まあゆっくりしていってよ。ベッドに寝転がってもいいし」「……それは」
んん?ビミョーに緊張した表情になった。中島さん、何かそわそわしてんじゃん。これからの展開を想像してるのかな。ここはリードしてやるか。彼女のそばに立って窓の外を指さす。
「あそこ見て。新宿南口の工事ってずーっとやってるよね」「そうですね…」外を眺める彼女に顔をすーっと近付け、キスをしようとした瞬間、さっと逃げられた。
「びっくりした! ちょっとそういうのは…」「ごめんごめん」「いや、あの、私はそろそろ」
彼女がカバンを持ち直した。表情も口調も明らかに冷静だ。何だこの態度。本当に部屋を見に来ただけなの?意味がわからないんだけど。覆い被さろうとしたが、彼女はささっとドアのほうに小走りに向かう。

「じゃあ、帰りますんで」そのままドアを出て行ってしまった。中島さんが部屋を出ていき、ガチャリとドアがしまった瞬間、ベッドにバタンと倒れこんだ。何でこうなるの。窓の外のドコモビルの時計が見えた。時刻は5時半。んー、今からなら「6時スタート」回のパーティに間に合うな。行こっか。なわけで本日三度目の会場へ。夕方になったせいか、女の数がけっこう多くなっていた。あれ?女たちの中に、先ほどの「午後2時スタート」回で見かけた女性がいた。たしか、名前は岡部さん。かなり真面目な雰囲気の方だったが…。『自己紹介タイム』で、彼女のほうから声をかけてきた。「あの、さっきもいましたよね?カップルになったと思いましたけど」「…いや、まあそうですね。まあ、お茶をちょっと飲んだら何か違うかなと思って」何だかバツが悪いなあ。
「おねーさんこそ、また2回目ですよね」
「はははっ。2時のに出てその後ゴハン食べて帰ろうと思ったんだけど、何となく来ちゃいました」ふと、彼女のプロフィールカードの欄に目が留まった。年齢が書いてないな。
「ちなみにおねーさん、いくつです?」「…36です」「ふーん、同い年かぁ…」
三十半ばの女性、いろいろ焦りはあるんだろうな。日に2回もくるほどがっついてるなんて、ある意味狙い目かも。

「じゃあ、お互い2回目ってことで、カップルになりませんか?」
「はははっ」「こうして出会えたのは何かの縁だし」「まあねえ」
「そうだ、南口にいい店があるんですけど、そこに行きませんか?夜景が見える高層ホテルのラウンジがあるんだけど」
「夜景ですかぁ…素敵ですね」
ボソリとつぶやく岡部さん。何だか興味をもってくれてそうじゃないか。

午後8時半。センチュリーホテルのフロントでは、ジャズバンドが生演奏をしており、昼間よりもグっと落ち着いた雰囲気だ。
「いい場所でしょ?カップルになってよかったでしょ?」「そうですね」
岡部さんはうれしそうだ。バーに入る。窓際のソファ席に向かい合って座った。

「こんなシャレたところがあるんですね」
彼女にメニューを開いて渡してやる。

「今夜はぼくが奢りますんで。何でも食べてくださいよ」

「ほんとですか? じゃあいただいちゃおうかな」

彼女は嬉しそうにメニューを開き、一番安いハヤシライスだけを選んだ。

「飲み物は何にします?」「じゃあハーブティーを」
酒じゃないのか。控え目なキャラが出てますな。こんなムーディな雰囲気なのに。

「岡部さんって職場ではなんて呼ばれてるんですか?」「岡ちゃん」「じゃあ、ぼくも岡ちゃんって呼びますよ。同い年だし堅っ苦しいのもアレだし」少しづつほぐしてやろう。と、彼女が照れ臭そうに言い出した。「でも、私、もうすぐ誕生日になるんで」「そりゃおめでとう。いつ?」「明日」「明日?」
マジか?なるほど。誕生日を一人で迎えたくないって事情があったんだな。ふむふむ。すかさずポケットからカードキーを取り出し、差し出した。

「実はぼく、今日、部屋をとってあるんだ」
「えっ?」彼女が固まった。そりゃそうか、自分の誕生日の前夜にこの展開、本当にドラマみたいだもん。
「休日をここで過ごそうと思っていたんだよ」「そうなんですか」「ゴハン食べ終わったら、部屋に寄ってよ」「あ、はい」
決まった。これはいけるでしょ。バーの会計をし、エレベータで部屋へ向かう。ドアを開け、岡部さんの背中をぽんと押した。「どうぞ」「あっ、はい」
彼女は一瞬びくっとしてから中に入る。やはり照れてるようだな。そもそも真面目な方だし、酒も入っていないし。夕方の彼女のようにガツガツ行くと逃げられるかもしれない。
「岡ちゃん、こっちおいでよ」彼女を窓際に立たせ、オレはうしろに回ってぽんと肩に手をおく。
「夜景がきれいでしょ。まぁ曇ってるけど」「はい…。とてもいいと思います」

「なんでここで敬語なの。ほれ、もっとリラックスリラックス」
肩を揉み揉み。彼女が窓に映ったオレの顔をじーっと見つめてきた。おっ、この雰囲気は…。そのままモミモミモミ。さあ、これでスキンシップは十分かな。「あの…」彼女が口を開く。
「ん?」「ありがとうございました。じゃ」あれ、どこ行くの? そのドア、お風呂じゃないよ、出口だよ。「それじゃ、ごちそうさまでした。失礼します」
夜11時半、言わずもがな、今日はもうお見合いパーティは終了済みだ。惨敗だ。今夜、オレは一泊2万円のオナニーをするのか。ダセーな。仕方なくナンパ目的でホテル周辺を歩き回ること小一時間。路上で、四十代前半らしきオバさんを見つけた。

「おねーさん、ちょっと」「何? ナンパ〜? あんた誰〜」けっこう酒が入っているオバさんをすぐそばの居酒屋に連れ込み、ウーロン杯で乾杯。さっそくカードキーを取り出した。

「ぼくさ、そこのセンチュリーホテルに部屋取ってんだけど」「はぁ? 泊まれるとこ?」

「そうそう。よかったら寄っていかない」「うん、いいよー」
ありゃま。簡単じゃん。激しい一戦後、なんでそんなに軽くついてきたのか聞いてみたら、「電車ないし、家帰るの面倒だったしぃ」部屋取ってるんだ作戦は、終電後の女に効くのかもしれません。

カテゴリ
タグ

ナースと看護学生はどっちがエロイのか?

SnapCrab_NoName_2023-6-18_6-32-8_No-00

病院の看護師にヤリマンは多いがその看護学生はもっとエロイ


京都O病院の看護婦はヤリマンのリポート。
病院の近くでナンバが成功するワケないと、5月号の淫乱看護婦さんがおっしゃってたが、ちょっと待ってもらいたい。
地元民の私から言わせてもらうと、事実は微妙に異なる。実は、ターゲットは別にいるのだ。
地元民の私から言わせても女子短大の女子寮などのナンパスポットがある。
学校の並びのラブホ前に広いスペースがあるものの、明るいうちからそんな場所に停めていては露骨に怪しまれる。駐車位置は、学生が利用するバス停やら自転車の通学路など、あらゆる情報を分析し導き出させねばならない。
病院一帯はほとんど変わりなかった。さっそく、前記の駐車ポイントに停め、友人と辺りを物色する。オレの片手には作戦用のビデオカメラが握られている。おーおるおる。めっちやおるやんけ
金・赤・茶髪のヤリマンちやんたちが、群れをなして歩いている。制服は昔かり変わっとらんの。女どもが歩く姿を撮っていると、3人組が近寄ってきた。茶髪に金髪ルーズソックス。知能のレべルも変わっとらんみたいやの
「なあなあ、おっちやん、何してんの?盗し撮り?わはははははは」
初対面の私を捕まえて、おっちやんとは何事や。オレはまだ27ゆうねん。
「うっそー」
「ほんまや。今、ミニにタコの絵を撮ってんねんから、アッチ行け」
「きやはははは。オッチャン、やっぱりアホやろ」
「うっさいわ、ボケー」「きやはははは」
よしよしつかみはええ感じ。
「番組のロケハンしてんねやんか」「え、マジ?ドコのテレビなん?」
「関西テレビやけど」「うっそーいえーい、今イエーイ」
うーん、タマラン。この分なら話は早いかもな。
「軽く飲みいこか」
といえば、これがまたすんなり付いてくる。
0病院看護学生の尻軽度数は見ての通り格段にアップしていた。力ラオケの男子トイレでいきなりチンボを力プッー
これから彼氏とデートだという1人を途中で降ろし、四条の居酒屋へ。ほいほい付いてきた2人はルーズの好美に茶髪の由紀。両方とも目宅から通う19才らしい。彼女らのノリの軽さは、酔いが回るにつれエスカレートしていった。
「母乳ってどうやって出すか知ってる?」「え、母乳?」
「あ、おっちゃん、今、顔赤なったでー」「うっさいわ」
「妊婦さんの母乳が出るように、オッパイをこう下から上に操みあげて」
おお、おお。好美が由紀の胸を正面からグリグリやっとる。こりゃエエの
「なに、ョダレ垂らしてんのん?」
「はっ?」「きゃはははははー」
悔しいまでに、場慣れしてやがる。くそー、このままオゴリ損だけはせんぞ。なんて、気合いを入れたのがバカらしくなるほど簡単だった。居酒屋の後、カラオケボックスに連れ込み、トイレに立った好美を男子便所に誘ってみた。
「吸ってくれへん?」
どこまでノリがええのか見たろやないかとチンポを取り出せば、これがまたお見事。
うふふふと妖しい笑いを浮かべ、すぐさまカプリ。しかも、しゃぶりながら、余裕の顔でオレを見てやがる。もうホンマにおまえらは。
そのまま挿入したいのを堪え(人が来た)部屋に戻ると、友人の膝の上で由紀が腰をくねらせながら歌っていた。オマエはパッポンのダンサーかーいやそれ以上や。

★この後、オレたちはそれぞれ若いカラダを思う存分堪能させてもらったのだが、オレのパートナー、好美が貴重な情報を漏らしたので報告しておこう
「ぶっちゃけた話、自分ら結構遊んどるやろ。せやけど、ここら辺で一番Hな看護婦ってドコにおんのかな?やっぱり。病院なんかな」
「そんなんA病院ちゃう?」
A病院。なるほど。ずっと前だが確かにあそこの看護婦はすぐヤラせるって話を聞いたことがある。ウワサはホンマやったんかい。
カテゴリ
タグ

ニセ占い師になりきって出会いを求める・自作自演の「運命的な出会いが待ってますよ」で口説いてみた

SnapCrab_NoName_2023-6-18_6-30-57_No-00

占いで婚約者の両親に結婚を反対されクレーム入れたらストーカー扱いされた話

コトの始まりは、3年来つき合ってきた彼女の突然の別離宣言だった。

「ごめんなさい。あなたとは、もう別れたいの」

心臓が止まるほど驚いた。正式な婚約こそしていないが、彼女の口からはこれまで何度も結婚しようという言葉が出ていたのだ。それがどうして急に・・・

「何かあったの?」尋ねる僕に彼女が淡々と返した答はなんとも驚くべきものだった。「親が祈祷師に2人のことを占ってもらったの。そしたら…」

なんでも、いよいよ結婚も近いかと考えた信心深い両親が、祈祷師に2人の今後を占ってもらったところ、相性最悪と結果が出て、それを理由に両親が交際に猛反対しだしたのだという
「…そういうわけなの」「……」

悲しみを通り越して怒りが込み上げてきた。そんな理不尽な理由で別れるとはどういうことだ。怒り冷めやらぬ僕は、彼女と彼女の両親に文句を言った。それはあんまりでしょう、結婚を前提として付き合ってきたのに、占いごときですべて台無しにしてしまうなんて。ところが相手は「また、次の水曜に電話してくれ」などと、毎回のらりくらり交わしてくる。僕も言われるまま何度もかけ直したが、そのうちついに電話が通じなくなった。約東の時間にかけても誰も出ない。くそ、ばっくれる気かよー

その3日後、自宅の電話が鳴った。

「もしもし」「警察ですけど」
「はい?」「ちょっと署の方まで来てもらえるかな」

「え、どうしたんですか」「いいからとにかく来て。話があるから」

いったい何事かと警察に向かう。通されたのはなんと取調室。呆気に取られる僕の横で、担当官が読みげていく。

「…これ以上ストーカー行為を繰り返すと逮捕します・・」

ストーカー行為。呆れてものも言えないとはまさにこのことだ。早朝にしつこく電話したわけでも、無理矢理対面を要求したわけでもなく、ただ相手の指定した日時に連絡しただけなのに・・

世の中広しと言えど、わずか数回の電話で警察にストーカー扱いされ、さらに刑事罰まで匂わされた人間は僕ぐらいのものだろう。まったく元カノに愚痴でも聞いてもらいたい気分だが、電話したら逮捕されちまうし。ああ、なんてこった

自作自演の「運命的な出会いが待ってますよ」で口説いてみた

ブラブラ歩いていると、ある路上占いのオバハンの前に大量の女が並んでいた。あいかわらずアホばっかりだ。占いがインチキなことは、裏モノで何度も証明してきてやったのに。もうあきらめよう。女はアホなのだ。アホに何を言ってもわかりっこない…。
瞬間、ひらめいた。こうなりゃそのアホの特性を利用してやろうじゃないの。作戦はいたって単純だ。まずニセ占い師が路上に座り、やってきた女の子にこう告げる。
「おやおや、あなた、今日あたり運命的な出会いがありますね」
で、その直後、オレがナンパする。普段なら見向きもしてくれないだろうが、直前に占い師に予言されているだけに、女は「この人のことかしら?」と胸が騒ぐ。いかがでしょう。アホ女なんて、この程度で引っかかると思いませんか。
金曜夜7時。新宿駅西口。待ち合わせの相手は、ライター和田虫象だ。この薄汚なさ、ニセ占い師の大役にぴったりである。作務衣と袈裟に着替え、メガネをかけた虫象は、なかなかソレっぽく見える。テーブルとイスを並べ、虫象と客との会話が聞こえるよう、互いのケータイを通話状態にしたところで、では参ろう。
「じゃあオレ、あっちで見てるからよろしく」
「了解っす」
「男とかブスが来たら、適当にうっちゃってね」
「オッケーっす」
待つことしばし。一人の女が立ち止まった。

○いいですか?
●どうぞ。
○私、声優をしてるんですが、その仕事について観てもらえますか。
●あなた、今、おつき合いされてる方は?
○いないです。
●女性は、いい男性と巡りあうことで仕事やプライベートのバイオリズムも上向くんですが、あなたはこれから運命的な男性と巡りあいます。
○へえ。
●ガンに出てます。専門用語で顔に出るって意味なんですけどね。目の下の相を観ると、近々、運命的な出会いがあると出てます。それもかなり直近。今週中、いや、もしかしたら今日かもしれませんね。
○そうなんですか。
●声優の仕事にもつながる大切な出会いですので、チャンスを逃さないように。では頑張ってください。
○ありがとうございました。
虫象、上手い! 仕事の相談なのに、いつのまにか出会いを大切にしろとか言ってるし。あとはオレにまかせてくれ!彼女は駅の改札へ向かっている。駆け足で近づき、声をかける。
「ちょっとすみません」
「はい?」
「京王線のこの改札、東口に抜けられましたっけ?」
足止めさせるための適当な口実だ。
「ちょっとわからないんですが」
「抜けられるんなら、東口のほうに飲みに行こうと思ったんだけど」
「……」
「オネーさんは仕事帰りとか?」
「…はい」
声優ちゃんは無表情のままだ。さっきの占い師のことばを忘れたのかよ。
「ぼく一人で飲むのもアレなんで、オネーさん、よかったらご一緒しませんか」
「いやちょっと」
彼女は即答して、ホームのほうへ去っていった。虫象の近くに戻りターゲットを待っていると、今度は女の子2人組がやってきた。片方の子がイスに座る。
○(無料鑑定の文字を見て)本当に無料ですか?
●はいそうです。
○無料ならお願いしたいですけど。
●大きなカバン持ってますが、旅行か何かです?
○私は鹿児島なんですけど、この子は東京に住んでいて。
●何を観ましょう。
○じゃあ恋愛を。
●恋愛ですね。ちょっとお顔をよく見せてください。
○はい。
●ガンに出てますね。ガンというのは専門用語で、顔の相なんですけどね。私もいろんな人を見てきましたけど、こういう顔は珍しい。
○はあ…。
●あなた、おそらく近々、いや今日かもしれない。運命的な出会いがあると思いますよ。
○運命的ですか?
●そうです。
○その相手ってこれから出会う人なんですか?
●そうです。
○そうなんだ。でも私、最近いいなって思ってる人と会ったんですけど、その人がソレってことはないですか?
●ちょっと手を見せてくれます?
○はい。
●ほーほーほー。この線がここで交わってるということは、運命の出会いは、間違いなく今後のことです。
○そうなんですか。
●とにかく、今日の出会いは大切にしておいてソンはないですよ。
○わかりました。
好きな男がいるというのは手強いが、声をかけてみなきゃ始まらない。
「こんばんは」
「……」
「2人でこれから、飲みに行くと
かですか?」
「……」
「オススメの店とか教えますよ」
「いいんで」
「まあ教えさせてよ」
「いいんで」
「そう言わずに…」
「マジで半径2メートル以内に入らないでくれない?」
あちゃー。虫象の話、ぜんぜん聞いてないじゃん! 深夜0時過ぎ。駅前はあわただしく通り過ぎる人ばかりなので、歌舞伎町方面に占い場所を移動した。
そこにすぐやってきたのは、ふわふわスカートにもこもこカーディガンを着た、トイプードルみたいな女の子だ。
●何を観ましょうか。
○恋愛面を。今、いいなーと思う人がいて、その人と仲良くなりたいんですけど。
●その人と付き合いたいと?
○そうですね。
●ちょっと手相を見ましょう。
○お願いします。
●んー、その人とは仲良くはなれますが、恋人という流れにはなっていませんね。
○え、そうなんですか。
●近々、運命的な出会いが来そうです。
○ホントですか!
●お顔を見せてください。顔の相で観ると、出会いの時期がわかりやすくて。
○はあ…。
●ふーん、これは珍しい。まさに今日これから運命的な出会いがありますよ。今好きな方は運命の人ではないと思います。
○そうか。
●でも一つ注意してほしいんです。運命的な出会いというのは、第一印象はそんなによくないんです。
だから最初「ちょっと違うな」と思っても、実はそれが大切な人だったりしますので、その点を意識しておいてください。最後のフレーズは、二度の失敗を経た結果、編み出したものだ。プードルちゃんが歩き始めた。横断歩道で立ち止まったところに近づき、目が合ったところで切り出す。
「もしかして、おねーさんも終電がなくなっちゃった系?」
「…はい、まあ」
「ぼくもそうなんだよ。お互いおつかれさまですね」
「そうですね」
何かいい感じだ。
「よかったら、終電逃したモン同士で飲まない?」
「これから青山のクラブに行こうと思ってるんで…」
「まあそう言わずに、1杯だけ奢らせてよ。それからクラブに行けばいいじゃん」
「じゃあ飲んで行こうかな」
ほい来た!新宿2丁目のオカマバーに入り、カウンターに並んで座った。
「私、こういう店に来るのは初めてなんで新鮮です」
「けっこう面白いでしょ」
スタッフのオカマに「キャリーパミュパミュみたいでかわいいわね」と煽てられ、彼女は楽しそうに笑っている。
「オカマバー、一度行ってみたいと思ってたんですよ」
「普段はどういうところで遊んでるの」
「渋谷です。新宿にはほとんど来ないですけど、今日は来て良かったぁ」
おっと、おっと! なんですか、その興味深いセリフは。
「そう言えばさ、さっきボクと会った通りに占い師いたでしょ? あの人ってけっこう当たるらしいよ」
「私、観てもらいましたよ」
「どうだった?」
「へーそうなんだ!ってこと言われました」
ハッキリ言わないあたりが可愛らしい。運命うんぬんを、その、まさに運命の相手であるオレに向かっては、恥ずかしくて口にできないのだろう。店に入って1時間ほど経過したあたりで、彼女が時計をチラチラ見始めた。
「私、そろそろ青山に行くよ」
まだクラブなんかに未練があるのかよ。てっきり今日はオレとしっぽりすると思ってたのに。
「じゃあ、ぼくもそのクラブ行こうかな?」
「行く?いいよ」 
だよね。運命の相手をムゲにはできないよね。目当てのクラブには、奇抜ファッションの若い子たちが、いっぱい集まっていた。ドリンクコーナーに並んでいると、数人の男女が近寄ってくる。
「あっ、めぐみー」
「おつかれー」
彼女は親しげに彼らとハグをしている。仲間か。ほれ、そんな西洋かぶれの挨拶はもういいから、早くオレを紹介しなさいよ。ところが彼女は言う。
「ちょっと私、向こうの友達のところに行ってくるね」
その後、彼女はまったく戻って来る様子はなく、オレはダンスフロアで一人で揺れているしかなかった。翌日の夜8時。新宿の路上に再びスタンバイしたところ、最初にやってきたのは、ずんぐりむっくり体型のおデブちゃんだった。
●何について観ましょう?
○結婚とかは?
●ちょっと手を見せてください。
○はい。 
●女性の場合の手相は、左手がメイン、右手がサブで観るんですけどね。
○はい。
●あなたは感情線の流れから観て、基本的に積極的な方だと思います。でも恋愛のときは意外と臆病になってませんか?
○なってますね…。
●積極的になってほしいですね。
○はあ…。
●というのは、実は、あなたのお顔をぱっと見てすぐに気づいたんですけどね。近々、というかたぶん今日ですね。これから運命の出会いがありますね。
○ホントですか?
●はい、あります。
○そうなんですか。
●大切な出会いです。頑張って積極的になってください。
鑑定が終わり、彼女が立ち上がった。
小走りで近寄り、横に並んで歩く。なるほど、虫象が適当にあしらわなかっただけあって、顔そのものはわりとカワイイ。
「そのパーカーってシャレてますよね」
「…はい」
「ぼくもそういうヤツ持ってるんですよ」
「パーカー好きなんですか?」
「そうですね。キミも?」
「はい」
「今日は仕事帰りとかですか?」
「いや、買い物とか」
会話は普通につながった。意識して積極的になっているのかもしれない。
「よかったら、パーカー好き同士ってことでメシでも食いますか」
「あっ、いいですよ」
ピザ屋に入り、ビールで乾杯。彼女は「後藤(仮名)です」と名乗り、意外なほどしゃべりまくった。バナナの皮を1秒で剥けるとか、いちごのヘタを1秒で3個取れるとか、反応のしようがない話題ではあるが。
ピザをむしゃむしゃ、ビールをぐびぐびしながら2時間以上も喋ったところで、彼女が
「そろそろ帰りますね」
「え、じゃあメアド交換とかしとこうよ」
「ぜひぜひ」
夜、彼女にメールを送ると、こんな返事が返ってきた。
〝今日はごちそうさまでした。ぜひまた遊びにいきましょう。仙頭さんのご都合がいいときに誘ってください〞
後藤さんと再開したのは、なんと翌日のことだ。深夜のメールで、お互い『早く会いたいね』と盛り上がったためだ。
デートの目的地、サンシャイン水族館へ向かう途中、彼女がたずねてきた。
「仙頭さんってカノジョとかいないんですか」
 この質問をしてくる女は、
1 気がある
2 気がある風を匂わせている
3 話題に困っただけ
に分類されるが、今日にかぎっては1番のような気がしてならない。きっとそうだ。
「うん、いないんだよ。後藤さんは?」
「いれば来ませんよ」
わあ、なんか始まりそうかも。太っちょだけどカノジョにしちゃおうかな。水族館やショッピングモールで談笑し、居酒屋へ。そこで彼女が不意に言った。
「仙頭さん、占いって信じます?」「うん、信じるね。信じたほうが幸せになれると思うから」
「へえ、男の人で珍しいですね」
「後藤さんは?」
「私も信じるほうですね。昨日も…」
おっと、昨日と来た。虫象のデタラメ占いを頭の中で反すうしている。運命の話をするの? それがオレだって話をするの?
「やっぱりいいです」恥ずかしいんだ。太ってても女は女だな。
その夜のホテル行きはかなわなかったが、プリクラでほっぺたキスまではもらっておいた。もはや2人は恋人同士といっていいだろう。さあ、いよいよ念願の結婚も間近なのでしょうか。新宿の母にでも占ってもらいに行こっと。

カテゴリ
タグ
運営者情報
鉄人社裏モノJAPAN公式ブログ
【社名】株式会社 鉄人社
【本社所在地】〒162-0801 東京都新宿区山吹町332
【メールアドレス】rha452041@gmail.com アットを半角に変更してください
メッセージ

名前
メール
本文
Copyright © エロ漫画無料アダルト裏モノJAPAN All Rights Reserved.

テキストや画像等すべての転載転用販売を固く禁じます

  • ライブドアブログ