
『マッチ・ドット・コム』で独身子持ちor写メ女を乱れ食い
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1、つい先日、この店に遊びに行ってきました。値段は4万円と高いんだけど、一度、フィストファックってヤツを味わってみたかったんですよね。ホテルに来たのは、30代のぽちゃ気味の女性です。生粋のドMとかで、ヘルスプレイをしながら、言葉責めをしてやったら、たちまち
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今回、俺はーつの企画を思いついた 初対面のキャバ嬢を一夜にして落とすべくニセの金持ちに成りすまそうというのだ。 むろん、簡単なことではない。相手は客の一挙手一投足に目を光らせ、人物の値踏みに目のないキャバ嬢。口先だげのウソなどすぐに見破ってしまうだろう。 会
ある日、編集部のムナカタ君から電話がかかってきた。「ちょっとおもしろい情報があるんですよ。山崎さんって盗撮モノとか興味ありましたよね。今から工藤って男から電話が行きますから、話聞いてやってくださいよ」何でも、編集部に電話をかけてきた工藤と名乗る読者によれ
コンパde恋ぷらんで合コンするなら看護師が盛り上がるネット上に合コンのセッティングサイトはいくらでもあるけど、こと登録女性の多さでいえば、ここに勝るところはない。毎日のように女性による合コン募集の書き込みがあり、週末などには軽く50件を超えるほど勢いがある。
最近、ウン十万円もする精巧なダッチワイフが売られているのはみんな知っているでしょう。洋服を着せて一緒に生活してるキモイ男なんてのもいるぐらいだ。しかしこの世の中、女がいれば男がいる。つまりワイフがいればハズバンドもいる。そう、女性用のダッチハズバンドも数
1、40才をこえて初めて中学校の同窓会に出席しました。当時のメンバー40名ほどが集まり、思い出話に花を咲かせたのですが、あわよくば今夜1人をお持ち帰りできないものかと企んでいました。 とは言え、大半の女子は結婚していて子供は学生と、すっかりおばさんです。当日は
ソープの姨捨山か?熟年の高齢老女たちが立ちんぼになって売春しているらしい噂の実態を調査しました。男はいったい何才まで年上の女と性交可能なのだろうか。オレは松田聖子と10才違いだが、これは十分いける距離だ。50代でも篠ひろ子や黒木瞳ならまったく問題ない。ツ
ブスはおだてりゃエッチができる?もしくは警戒心が強いのでオチにくいのかどっちだ男は美人が好きだ。合コンでも自然とカワイイ子を狙ってしまう。一番人気は敷居が高そうなので遠慮するとしても、せめて二番目の子を落とそうと躍起になる。しかしたいていの場合はあえなく
今回、俺はーつの企画を思いついた
初対面のキャバ嬢を一夜にして落とすべくニセの金持ちに成りすまそうというのだ。
むろん、簡単なことではない。相手は客の一挙手一投足に目を光らせ、人物の値踏みに目のないキャバ嬢。口先だげのウソなどすぐに見破ってしまうだろう。
会社の社長の名刺を作り、新宿の露天商で偽口レックスを調達、アルミのアタッージュケースと高級スーツは、アバレル関係の友人から一式借り受けた。場所選びも重要だ。六本木や歌舞伎町など、本物の金持ちがウョウョいる街でこちらのインバクトが小さくなる。なるべくなら繁華街から離れた地味な土地がいいだろう。
一通りの準備を撃えた俺は、同じキャバクラ好きの友人に同行を求めより社長っぼく演じ切るには共演者が不可欠。頭の回転の早いヤツに、名アシストを期待したい。
「おもしろそうじゃん。だったら見せ金も用意しなきゃ」
財布には最低50万くらいあるように見せかけないとキャバ嬢っで何気に中を覗いてるから。うん、なるほど。
午後10時コンビニ客を数人見かける以外、辺りに人影はない。出かける店はすでに決めている。クラブ。数日前にネットで見つけた店だ。ボーイの案内で席について間もなく、俺の隣りにはエキゾチックなミナミが、飯塚の横には小柄なリンカ21が座った。両者とも、場末のキャバ嬢にしてはかなりの上玉だ。
「ねえお客さんたちって、どういう知り合いなんですか」
「いやー、慶応時代からの付き合いなんだけど、今日、3年ぶりに会おうって」
実にわざとらしいやり取り。我ながら尻がむずかゆい。だが、キャバ嬢たちには想像以上に効いたらしい。 脈アリそう感じた俺は、ただちにミナミを場内指名を払い(退店まで同席させること)に 自分の名刺を渡しさらにホラを吹きまくる。フレンチイタリアンレストランを経営してるだの、年収が4千万あるだの。話のスケールがドンドンでかくなり、自分でもちと怖くなってきたが、酒の勢いもあってか口が止まらない。
ピリピリピリ午前0時過ぎ。電話を切り、すぐにミナミを誘った。
キミとも少し話がしたいんだけど、別の店で飲み直さない?
いくーホントは2時までなんだけど、上がっちゃう。そこまでして来たいのかよ。すげーなー、社長バワーってのば。
店の前で飯塚と別れた後、歌舞伎町へ向かった俺とミナミは、ショットバーで数杯飲み、さらに彼女の希望で寿司屋の暖簾をくぐった。先ほどから大ト口ばかりバクついているミナミが、視線を向ける。何をどう話したのやら、いつの間にか、俺がミナミに店を持たせてやるといっ話題になっていたのだ。
「もちろん」
「じゃあさ、私がプロデュースするから店やんない?儲かるみたいだしさ」
「じゃあ一度企画書出せよ。良い感じなら出資してやるから」
「ん、わかったー」
寿司屋を出た俺はミナミの手を引っ張り、ホテル街へ足を向けた。
「休んでいこうか」
「え、なんでえ?ダメだよ帰ろうよ」
殊勝なことを言っちゃいるが、本心でないことは目をみればわかる。ダメ押しするか。
「おいおい。これからお前は、俺のビジネスパートナーになるんだろ。だったらお互い、体もツーカーになっとかなきゃ」
「ツーカー」
「ん、それもそうだね。じや、行こっか」
いざホテルに入ると、ミナミは積極的だった。いいねえー。やればできるじゃん。俺はすっかり興奮していた。普段は手強いキャバ嬢をこうもたやすく手玉に取れるなんて。けど、もしいま俺が年収350万、貯金17万の弱者とバレたら、確実に殺されるよな。それも塵のごとく…怖っ。
財布のヒモが固ければショボイ客と同じ
翌日のタ方、自宅のベッドに寝転びながら、俺は考えた。確かに、昨夜は完壁に金持ちを演じ切れた。夢の即ゲットもなんなく成功した。けど、何となく手放しで喜べないのは、あまりに出費が大きかったせいだろう。
キャバクラの飲み代だけでも飯塚と2人で約6万円使い、さらにアフター、ホテル代、タクシー代でも3万以上。早い話、6万もかかった計算になる。いくら演出のためとはいえ女のコのドリンクやフルーツ盛りに金を使い過ぎたんじゃ、この企画の意味がない。ならば、次回のトライアルは、社長という肩書きやハッタリだけで挑んではどうか。
飲む酒は通常の飲み放題の焼酎、ドリンクも気に入ったコのみに限定すればいい。
その日の夜、午後11時。再び俺は飯塚と共にH町へと向かった。 目指すキャバクラは、昨夜訪れた『S』の2軒となりである。例によって、サル芝居を始めた。
しかし・・結論からいえば、見事なまでの失敗に終わった。2時間で4人の女のコが付いたにもかかわらず、ー人として、アフターに誘えない。むろん、飯塚も同様である
ま、当然かも。俺は社長さまなんだとふんぞり返るくせに、女のコのドリンクや食べ物のオネダリをことごとく断わるのだから。キャバ嬢にとっては、金のない客よりも感じが悪かったに違いない。つまりは、こういっことなのだろう。キャバ嬢が好きなのは、あくまで自分の利益に直結するリッチメン。いくら金を持っていても、財布のヒモが固ければ、ショボイ客と変わりはないのだ。ふう、出直しますか。
ある日、編集部のムナカタ君から電話がかかってきた。
「ちょっとおもしろい情報があるんですよ。山崎さんって盗撮モノとか興味ありましたよね。今から工藤って男から電話が行きますから、話聞いてやってくださいよ」何でも、編集部に電話をかけてきた工藤と名乗る読者によれば、その前日の夜、東京・渋谷のラブホテル街を車で抜けようとしたとき、カーナビのテレビモードで見慣れぬ映像が映ったという。見慣れぬ映像ってナンだよ、いったい。
「最初はなんか影が映ってるなあくらいだったんですよ。だけど、車を移動させてみるとだんだん輪郭がシャープになってきて。いやあ、あれはマジでビックリしましたね。ホテルの個室でカップルがエッチしてるんだもん」
まもなく電話をかけてきた工藤は、興奮した口調で言う。果たしてこれは何を意味するか。
「盗撮用のカメラが仕掛けられてるんだと思いますよ。間違いなく」
日を追うごとに盗撮に関する技術が発達している中、ホテルの一室に小型カメラを仕掛けるなんざ、ビデオ業者にしてみればいとも簡単なはずだ。その証拠に、街のセルビデオ屋を覗いてみれば「ホテル盗撮」なるジャンルの作品が並んでいる。が、それはあくまでビデオの話。一介の素人に盗撮電波が生でキャッチできるなんて話は聞いたことがない。自分でカメラを仕掛けないかぎり、おそらくや一生味わえないだろう。しかも、場所はラブホテル。若者の街・渋谷のラブホである。
言わずもがな、若い男女が入ってくる可能性は非常に高いわけで、いや、盗撮ビデオ好きの私なんぞは想像しただけでワクワクしてくる。もちろん、情報は、かなり疑わしい。だいたいカーナビにそんな盗撮電波が映るのか。
通常、盗撮機器で使われているのは、UHF波(過以降のチャンネル)かBS波のいずれか。ただ、BSの場沓、障害物に非常に弱いため、ほとんどの盗撮はUHF用の機器が使われている。実は、この電波自体は一般のテレビでも簡単に受信できてしまうらしい。
あらかじめ既存のテレビ局の周波数しか設定されていない家庭用テレビでは不可能だが、どんなエリアの周波数にでも対応できるスキャン機能付きのカーナビならOKだというのだ(ウソかホントか、工藤のカーナビには、前にも一度、どこかの女子トイレの中の画像が偶然映ったこともあったらしい)。
それなら、バッテリーはどうなっているのだろうか。盗撮カメラで捉えた映像の電波をトランスミッター(送信器)を使って飛ばすには、電源、つまりバッテリーが不可欠となってくる。一般的には電池が使われるが、単3形を使ったとしても6時間ほどしか保たないらしい。
もし、継続的に撮るなら、電池交換のためにいちいち休憩代を払って部屋に入らなければならない、逆にいえば、この電池交換のタイミングを知っていないと、よほどの偶然がないかぎり、電波をキャッチするなんて不可能なのだ。そのことを知っているのか、工藤は自分の連絡先すら教えてくれない。代わりに、こう言い残して電話を切った。
「たぶんスグなくなっちゃうから、早く見に行った方がいいですよ。そういうのって、仕掛けても1日2日で回収するらしいし、最近のラブホは結構ガード堅いから」
どこまでも怪しい態度に疑問は募るばかりだが、試してみる価値はある、と私は考えた。翌日、車で渋谷へと向かう。残念ながらカーナビはないので、無線マニアの友人から借り出してきたUHF用の受信機、モニターには8ミリビデオを用意した。
工藤によれば、電波をキャッチしたのはホテル街の外れ。ちょうど3軒並んで建っている通りに止めたところで映像が映ったという。そこで、まずは3軒の中でいちばん手前側のホテルに車を止め、受信機の周波数を変えてみる。
が、慣れないせいか、これがなかなか同調(周波数が合うこと)しない。電波が伝わる範囲がよほど限定されているのだろうか。いずれにせよ車の位置と周波数が合わないことにはどうにもならない。
そんなわけで、数センチ単八位で車の位置を変えつつ、周波数を動かしてみる。
しかし、2軒目もダメ。3軒目もうまくいかない。そして3時間が経過。結局、3軒連なるその通りすべてのポイントで試したものの、同調ランプはついに点灯することはなかった。あきらめかけて車を移動させようとしたとき、その3軒連なるホテルのちょうど裏に、車1台分が通れるほどの小さな路地があるのに気付いた。これでダメならガセネタだな。
そう覚悟して、さきほどの表通り同様、少し車を動かしてはそこで周波数チェックするという作業を再開する。案の定、1軒はダメ。そして2軒目にさしかかったとき。
アレ…同調を示すランプが点灯しているじゃないか。すかさずモニターの画面を調整してみる。と、さっきまでの砂の嵐が収まって真っ暗な映像に変わったのだ。これぞ盗撮電波…か。
いや、どうなんだろう。普通なら、カップルの姿が映っているはず。仮にタイミング悪く客が入っていないのら、誰もいない部屋が見えて然るべきなのに、画面は真っ暗のまま。うーん、わからん。どうなっているんだ。それとも、何やら違う電波をキャッチしてしまったとでもいうのか。
時間は午後5時を回ろうとしていた。相変わらず同調ランプは点灯しているが、モニターの画面は真っ暗のまま。いったいどうしたものかと途方に暮れていた私の目に、思わぬ映像が飛び込んでくる。部屋だ。
突然、暗幕が垂れ落ちたように画面が明るくなり、部屋のベッドらしき画が映ったのである。格子のような縦線が何本か入っているのを見るに、換気用のダクトかスピーカなどの中に設置されてあるのは間違いない。
さて、ここで真っ暗闇の正体がわかっただろう。そう、単に部屋の明かりが消してあったのだ。意外に気づかないかもしれないが、省エネのためか、ラブホテルでは客がいないときは完全に電気を切っているようだ。
ということは、客が入ってきたということか。が、モニターで見えるのはベッドだけ。しかも、マイクまでは取り付けてないのか、音声は聞こえず、状況がよくわからないのだ。
おや。よく見てみれば、画面の隅っこの方で、チラチラと人影が見え隠れしているじゃないか。間違いない、カップルだ。
まあ順当に考えて、シャワーを浴びる準備をしているのだろう。部屋に入った瞬間に即ヤリ始めるカップルなんてそうそういないだろうから。私は慌ててビデオの録画ボタンをプッシュし、しばらくベッドの映る画面を見守ることにした。しかし、こんなコトがあっていいのかよ。
他人がシャワーを浴びている間がこんなに長く感じられたことがあっただろうか。再び画面の隅っこ、つまりベッドの脇にタオルで髪を拭いているらしき男の姿が映ったのは、照明がついてから5分後。
シャワーを浴び終えたのだろう、フルチン姿の男が何やら笑いながらベッドにすべりこむ。そして、待ちに待った瞬間がやって来た。女がバスタオルを体に巻いたままで登場したのだ。力、カワイイぞぉ、これは。
間違いなく20代半ば、顔こそハッキリ見えないが、よく言えば持田香織のような色白の美人じゃないか。談笑しながらジャレ合う2人。顔を見合わせながらチュッと何度もキスしながらチチクリ合っている。カメラの存在にはまったく気付いていないようだ。
そして、すでにヤル気マンマンの男が毛布を軽くひっぺ返す。ああ乳首だ。女の乳首がハッキリ見える。車の中、1人狂喜乱舞する私。しかし、喜びもつかの間だった。
男がその乳首に吸いつこうとした瞬間、女は再びフトンに潜ってしまったのだ。そして次の瞬間、予期していなかったことが起こる。男は腕をベッド脇へと延ばしながら部屋の明かりを消し、わずかな光を放っていたテレビすらも消してしまったのだ。つまり画面は真っ暗…。
ああ、なんたることよ。せっかく捉えたうら若き乙女は、暗いのがお好みだったらしい。恨むべきはカメラなのか。それとも、恥ずかしがりやの彼女なのか。欲をいえばキリがないが、このカメラが赤外線仕様であればたとえ明かりを全部消してもベッドの様子がバッチリ撮れるはず。
そうでなくとも、せめて音声さえ拾えていれば中の様子がわかるのに。結局、彼らが部屋を出て行くまでにわかったことといえば女のパンツが黒であったことだけ。私は、映像が暗くなった瞬間に速攻で車をホテルの表通りに走らせた。
と、すぐにさっきのカップルらしき人物が歩いている。位置からして、3軒並んだ真ん中のホテルから出てきたのは確実。どうも盗撮カメラはそのホテルの中に仕掛けられているようだ。実際に盗撮カメラが仕掛けてあることは確認できた。
しかし、それがどこに隠してあるのかまではまだ特定できてはいない。まあ、そんなことを知らなくても、エッチが見れれば十分だろうとい毒2気もしなくはないが、それでは単なる物好きで終わってしまう。
やはり、この点をきっちり報告しておかねばならないだろう。まず、ターゲットとなっているホテル。これはさっきのカップルの動きから、間違いなく3軒並んだうちの真ん中「X」であると確信した。ラブホテル「X」は、3階建ての古くも新しくない物件だ。
全室通信カラオケ付きで、料金は休憩5千800円で、宿泊が1万2千円と、渋谷ではごくごく平均的。要するに、これといって特徴もなく、若いカップルでもさして抵抗なく入れるホテルのひとつといっていい。
では、何号室に仕掛けてあるのだろうか。まず、先ほどの映像を見る限りでは、残念ながらまったく判断がつかない。だからといって、そこに映ったカップルを追いかけて行って「どこに入ってました?」と聞くわけにもいかない。だいいち、自分が入ったホテルの部屋番号なんて覚えてるだろうか。では、いったいどうすれば…。
午後8時、私はムナカタ君に渋谷まで来てもらうことにした。部屋番号まで確かめるのは、とても1人じゃできない。まずは、ムナカタ君に「X」のフロントへ出向き、料金を確かめるブリをしながら部屋番号と空き状況をチェックしてもらうことにした。
ま、男1人だとフロント側から不審に思われるのではとの声もあろうが、幸いにして渋谷のホテル街は、都内随一のホテトルのメッ東京・渋谷のラブホテルに、盗撮カメラが仕掛けらている力。まず単,独でチェックインしてから内線電話や携帯で呼び出すのが普通だから、さほど不自然ではないのだ。
ムナカタ君によれば、3階建てのホテル「X」は全部で8室。2〜3階が使用しており、午後8時、2階の202と203,3階の302以外はすべて埋まっているとのこと。今は映像も真っ暗だから、カメラが仕掛けられているのはこの3部屋のいずれかであることは間違いない。
となれば、考えられる手はひとつ。カップルを待ちかまえ、彼らとほぼ同時に「X」へ入り、2人がどの部屋を選ぶかを確実に見届けることだ。
そこで、ムナカタ君にはホテルのすぐ近くで張り、カップルが入る部屋寺菅号をチェックしてもらうことにした。待ち始めて約別分。が、いかんせん午後9時という時刻が中途半端なのか、なかなかカップルはやってこない。やっとムナカタ君から電話が入ったのはその5分後。
「なんかね、サラリーマンの男1人がホテル物色してて、入っていきそうなんですよ」
男1人?ってことは、もしやホテトルでも呼ぶ気か。いったん電話を切り、しばらくすると、再び携帯が鳴った。
「オッサンが1人でXに入って行きましたよ。部屋は203。モニター、映ってます?」
が、残念ながら何分経っても、面面は真っ黒なまま。したがって203号室には、カメラが仕掛けられていないことになる。う-ん実に地道な作業だ。約30分後、ムナカタ君が息を切らしながら車に戻ってきた。
「じゃあ山崎さん、ちょっと次、行ってもらえますか?オレ、2回も入るフリしてるじゃないですか。ホテルのフロントに顔覚えられちゃってそうで」
そんなわけで、ムナカタ君には車で待機してもらい、今度は私がホテル近くで張ることに。しかし、いくら待っても客がやってこない。
夜8時過ぎということもあり、若いカップルが3分に1度の割合で前を通り過ぎていくのだが、隣にある豪華な方のホテルに吸い寄せられていくのである。
午後9時。休憩タイムが終了し、泊まりの時間帯へ突入しようかというとき、前方から中年カップルがやってきた。
一杯ひっかけてきたのか、何やらデカイ声で話ながら、ヨタヨタ足で「X」へ入っていく。私は彼らが302号室へ消えていくのを見逃さなかった。すかさず車で待機中のムナカタ君へ電話。
「オッサンとオバハンが入って行ったけど、どう?」
「ちょっと待ってください。…ああっ!映ってる、映ってる。ジジババのカップルでしょ」
急いで車に戻ってモニターを見ると、確かにそこには、入るなりベッドに寝そべってキスをかます熟年カップルの姿が映っていたのだ。
その後、2人は照度を少しも絞ることなく、短時間ではあるがカラミを展開してくれたのである。熟年カップルがヤルだけやって部屋を去った後、私は掃除のオバチャンが後片付けし終えるのを待って「X」に入り、302号室のランプを押した。
「1人なんですけど…」と言いつつフロントでキーをもらい、3階へ向かう。
部屋は、思っていたよりも狭かった。8畳ほどの部屋のほぼ真ん中にベッドが置かれ、その脇にテレビが置いてあるだけ。
まあ、渋谷のホテルはどこもこんな感じなのだが、ハテ?カメラはいったいどこにあるのだろう。カメラのアングルを考えると、ベッドを見下ろすような位置にあったはず。と思い、天井を見上げるとベッドのほぼ真上に換気扇の排気溝がある。
これか?さっそく脇にあったテレビの台を踏み台にして排気溝を外してみると…あった。確かにテープでグルグル巻きにされた小型カメラが柱の陰に埋め込まれているじゃないか。ピピピピッ。そのとき、携帯が鳴った。
「映ってますよ」
ムナカタ君の声だった。私の顔が画面いつぱいに映っているというのだ。中に手を延ばすと、電波を飛ばすための小型トランミッターが奥にくくりつけてある。
そしてその奥にバッテリーがあるハズなのだが、これがどうも見あたらないというか、あまりに奥に設置されているため、延ばした手の感触でしかわからないのだが、どうやらバッテリーを使っているのではなく、スグ隣にある照明のコードから電源を引っ張ってきているようだ。
なんたる根性。確かに、照明だろうが何だろうが、電源さえ引っ張ってこれれば、他人に気付かれない限り、このカメラは真下で行われる秘め事を観察し続けるのだ。ああオソロシや。
にしてもこの幻の盗撮カメラ、いったい誰が、何のために取りつけたのだろう。盗撮ビデオ業者か、それとも物好きなマニアなのか。天井裏で強引に電源をひいてしまうあたり、相当根性の座ったプロに思えなくもないが、私は前者だと推測する。
画面を見てもらうとわかるようにこのビデオ、画質の精度は悪いわ、格子で全体の様子が見えないわ、音声は入っていないわで、質的にとても商品として成立するとは思えないのだ。やはり単に、マニアがイタズラ気分で取り付けたというのが正解なんじゃないだろうか。私はそうにらんでいるけどネ。違うかい、工藤クン。
ネット上に合コンのセッティングサイトはいくらでもあるけど、こと登録女性の多さでいえば、ここに勝るところはない。毎日のように女性による合コン募集の書き込みがあり、週末などには軽く50件を超えるほど勢いがある。
女性は合コンが成立した場合、1人につきこのサイトへ1千円を支払うのだけど(男性は1人3千500円)、金を払ってまで合コンに参加したい連中なだけに、出会いに対するモチベーションはかなり高い。
では、どんな女を狙うべきか。このサイトには、職業別に女の書き込みを検索できる機能がついているが、ズバリ言うと、ターゲットは看護師一択だ。何も、看護師はエロいという、都市伝説を根拠にしているんじゃない。
今までこのサイトでさまざまなな職業の女たちと飲み会をしてきたオレの経験即から導き出された答えだ。ノリの良さが、他のOLなどとは比べものにならない。
さらにアドバイスするなら、20代前半よりは20代半ば、20代半ばよりは30代前半と、年齢が高くなるほど、盛り上がり度は上がる。普通なら逆の傾向になるハズなのに。もしかしたら彼女たちの看護師としてのキャリアの長さに比例するのかも。
片っ端から女グループに応募、なんとか成立したら日程を調整して…なんてわずらわしいことが多いのが、合コンサイトの常だ。でもこのサイトなら、そんな面倒をすっとばせる。
こちらの条件をメールで送って待っていると、条件に合うグループが見つかり次第、業者からメールがくる。OKすれば、あとは待ってるだけで勝手にセッティングしてくれる。日程から会場まですべてだ。気になるのは本当に条件通りの女性グループがいるのか、という部分だろう。
やはり「20才の学生5人組」などと若い女ばかりだったり大人数だったり、キツめの条件だとなかなか候補は送られてこない。
逆に言えば「30代までで人数は2人以上なら何人でも」くらいのユルい条件ならばほとんどが成立する。
実際の合コンが始まってからは、とにかく幹事(サイトに登録した代表者)を即座にみきわめ、そいつを盛りあげる。通常の合コンと違い、女はすべて見ず知らずの他人である。たとえこの場で関係がこじれても今後の生活に支障はきたさないのだから、ガンガン攻める人も多い。
合コン相手として熟女も悪くない。青天井で騒いでくれるわけで最高の合コン相手です。 合コンセッティング系の中では一番ちゃんと機能していると思われるこのサイト。
しかし合コンまでは開催できても、いざ食えるかどうかとなるとなかなか難しい。敵が友達同士なのでいくら酔わせようと引き離しが大変だし、気に入られて後日デートして・・・みたいな展開なんてイケメン君にしかできっこない。
だが、あきらめるのは早い。このサイトなんと1人で参加する合コンも用意されている。参加者は全員単独という、わけのわからん合コンだ。
例えて言うなら、3対3のお見合いパーティが居酒屋で2時間ほど続くようなものと考えればいい。ここなら強引さだけで突破できる。
なにせ女たちも単独参加なのだ。引き離しうんぬんに悩む必要はないし、男たちも合コンするような友達がいないのでここに来ました、みたいな弱々しいのばっかりなので敵じゃない。開催地域が都市部に限られているのが残念だが、悪くない企画だと思う。
1、40才をこえて初めて中学校の同窓会に出席しました。
当時のメンバー40名ほどが集まり、思い出話に花を咲かせたのですが、あわよくば今夜1人をお持ち帰りできないものかと企んでいました。
とは言え、大半の女子は結婚していて子供は学生と、すっかりおばさんです。当日は厳しいとすぐに悟りました。しかし、女全員と連絡先を交換してから、そのすべてに猛アタックです。
「むかし好きだった」
「中学のころよりいまのほうが好きだ」などなど。
ほとんど軽くいなされる中、そのうち1人とさっそく翌週2人きりで食事をすることになり、あれよあれよと。自分でも信じられませんでした。が、きいてみれば今年大学生になる息子を持つ彼女は、異性として見られることが久方なく、私のアタックにそれはもう胸がときめいたと語ってくれたのです。いやあ、やってみるもんですね。
この、同窓会で全員を口説きまくる手法、 「あいつ、私にも好きって言ってたよ」 と悪評が立つ危険性をつい危惧してしまいますが、40にもなるとそんな横のつながりなどないものだ。
2、40才前後になると、毎年正月には10人規模のプチ同窓会が開かれがちだ。フェイスブックやラインの普及で連絡を取りやすくなったおかげでもある。
さて考えてほしい。40前後の同級生人妻という、このユルユルなターゲットのことを。旦那とセックスレスなのは当たり前。
かといって自然な出会いはなし。出会い系などやる勇気ゼロ。そこに現れる男子同級生という存在は、素性がわかっていて、一応の信用があり、若いころの自分を取り戻せる相手である。浮気の相手にはもってこいだ。
このような条件が揃っているため、彼女らにアルコールが入り、さらに2人きりにさえなれれば、もらったも同然なことはわかっていただけるだろう。手法を教えよう。まずプチ同窓会には車で行く。「肝臓の調子が悪くて…」とでもゴマかしておけばいいだろう。
そして会が終われば、「車だし送ってやるよ」と全員の前で公言する。男女数人が手を挙げるはずだ。ここで女性を優先してやることに違和感はない。
仮に女3、男1を乗せてやるとしよう。 狙うターゲットはこの段階で決めておき、その子の家の近くに用事を残していることにする。これにより、女2、男1と順番に下ろしていき、最後にターゲットを残すことが可能になる。かくして先ほどの条件は整った。ストレートに口説いていく。この送り狼作戦、毎年のように成果をあげている。
3、中学時の同窓会で再会した担任のおばさん教師と流れで 中学3年時の同窓会へ出かけた。今年45才になる旧友たちとの、30年ぶりの再会である。開始は昼過ぎで、会場には、人くらい生徒が集まっており、教師も5、6人ほど来ていた。そこに何とも懐かしい顔が。
「山口君、久しぶりね」
「おっ、覚えてくれてましたか、ご無沙汰です!」
前田よしこ先生。当時30才で、「で、す、か、ら」というのが口癖の、小言が多かった女担任だ。 「お元気そうですね、先生」
「いやいや、私ももう還暦よ」
当たり前だが、けっこうなババアになっていた。そもそも当時から普通のおばさん教師で、これといって思い入れがあったわけではなかったが。
「まだ、教壇には立たれているんですか?」
「教師はだいぶ前に辞めてるのよ。今はもう地元に戻ってて」
今回の同窓会には、わざわざ電車で2時間かけてやってきたという。
「じゃあ、今日はどこかにお泊りで?」
「そう。もう歳なんで疲れちゃうし、この近くにホテル取ってるのよ」
それはご苦労様なこって。そんな宿泊話を聞いていたからか、一次会が終わった後、生徒だけで集まった二次会の席で、誰かがこんなことを言い出した。
「前田先生に電話してみようや」
「呼ぼう呼ぼう!」
「それ、面白そうじゃん」
さっそくオレが電話をする。
「もしもし。今、クラスのみんなと居酒屋で飲んでまして。まだ5、6人いるんですけど、よかったら来られませんか?」
誘ってみたところ、先生は「ちょこっとだけ」と言ってやってきた。
「ここはぼくらが持ちますんで、まぁ飲んでくださいよ」
「私はもう年寄りなんで、ほんとにちょこっとだけで」
先生は宣言どおりちょっとだけ飲み、まもなく帰ることに。そこでオレがホテルまで送っていくことになったのだが…。
「…先生、もしよかったら、せっかくだし部屋でお茶でも飲んでいかせてもらいたいんですが?」 「別に構わないわよ」
そそくさと部屋に上がり込み、ベッドに腰を降ろす。お茶を入れ始めた先生のシャツの胸元をじーっと眺める。
「山口君どうしたの?」
「…いや。こうしてホテルの部屋に先生と2人っきりってのは、何だかドキドキするなぁと思いまして…」
「何言ってるのよ」
お茶を一口ごくりと飲む。では、気合いを入れますか!
「先生、ちょっと横に座ってください」
「どうして?」
「…いいからいいから」
おもむろに腕を引っ張り、ベッドに押し倒した。
「…オレ、昔から先生のことが…」
状況が理解できていないのか、目を見開いて固まる先生。
…大丈夫かな…大丈夫だろう。いっちゃえ!
次の瞬間、頭をグイっと跳のけられた。
「もう止めなさい!」
火のついたような剣幕で睨まれている。やばい、さすがにこれ以上やるのはマズイか…。
「…すみません。先生」
「もう帰りなさい!」
逃げるように部屋を飛び出した。
男はいったい何才まで年上の女と性交可能なのだろうか。オレは松田聖子と10才違いだが、これは十分いける距離だ。50代でも篠ひろ子や黒木瞳ならまったく問題ない。ツラさえよければ50代後半まで守備範囲に入るだろう。
が、それ以上となるとさすがに・・・オフクロより年上の女を前にしてたつだろうか。年季の入ったテクニックというのは興味あるが、そんな機会など滅多にあるもんじゃない。やはり想像でしか堪能できないシロモノだろう。と、思っていた矢先、編集部から電話が入った。
「神戸にメトロ神戸って地下街があるんだけど、そこで福原のソープで使い物にならなくなったオバチャンたちが1回7千円〜1万2千円で売春しているらしいんだよね。その実態を調査してきてほしいんだけどさ」
「はぁ…(イヤな予感)」
「中にはホテル代がもったいないってトイレでヤっちまうバーサンもいるって話で、とにかくスゴイところらしいんだよ」
「調査してくればいいでんすか」
「そう調査。自分のカラダで確かめる調査。肉体使うのは当たり前じゃん」
「ははは、そりゃそうすよね」
この時点で断れれば、どんなにラクか。が、オレはしがない駆け出しライター。依頼した仕事を断るほどの勇気はない。それにバーサンといっても、元ソープ嬢ならそれなりのテクニックを持っているに違いない。わかりました。私、喜んで体験取材に挑みましょう。
「でさ、だいたい60代後半らしいんだけど、中に82才ってのもいるって話なんだよね」
うわ、その先は言うな!
「そのバーサンを見つけて、ヤってきてほしいんだよ」
売れないフリーライターとは、かくも弱き立場なのだろうか。
メトロ神戸は神戸電鉄新開地駅から高速神戸駅までを結ぶ約800メートルの地下街だ。通りには飲食店や古本屋のほか、ゲームセンターなども立ち並ぶ。この地下街の胸にある「星の広場」が立ちんぼたちの温床になっているらしい。地下へ下りていくと、さっそくババァがタバコを吸いながら立っていた。子供がクレヨンで描いた絵のような顔をしている。
目が合ったが、こんなのは論外だ。次に遭遇したのは、メガネをかけたドラえもんのようなババァと髪をポニーテールにしたガイコツみたいなババアが立ち話している光景だ。いずれもコートの下にスパッツを履き、手には小さなバッグを持っている。編集部から聞いたとおり。立ちんぼとみて間違いないだろう。
さらに進むと、真っ白に塗ったファンデーションの上に頬紅が真ピンクに浮きあがる、60才ぐらいの売春婦が立っていた。少しでも笑えば顔がひび割れそうだ。いやぁ、噂にたがわず濃い。これなら60才とヤラなくとも十分リポート成立だろう。それに、だいいちこんな状況では、誰がその82才か見当も付かんじゃないか。今のところ、幸か不幸か誰も声をかけて来ない。かといって、こちらから声をかけるのもシャクだ。当然ながら選択肢はないに等しい。どれもヤリ手ババア風情の5頭身。それでも、少しでも好条件の方に相手をしてもらいたい。オレはそのお相手を探して、地下街を歩き回った。と、しばらくして少しは見られるのではないかというババアを発見した。パーマヘアに大きめのピアス。一見して音楽教師風情だ。年の頃なら60代前半。
よし、このオバサンにしよう。
「すみません」声をかけると、一瞬ギョッとした顔でオレを見返すオバサン。そりゃそうだろう。こんな若い男が自ら声をかけて来るなんて、そうそうあるとは思えない。
「いくらでお相手してくれますか」
オレは精いっぱいの笑顔でそう聞いた。本当は泣きたい気分だったが、それを露骨に出すのはさすがに失礼だろう。この辺りがオレのやさしいところだ。さてオバサン、なんと答えたか。1万、1万5千円。オレ自身は2万円までならOKしようと考えていた。が、このオバサンの取った行動は実に意外なものだった。「なんで…」と一言だけつぶやくや、ササッとオレの側から離れてしまったのだ。しばし、あっけに取られるも、オレの言い方がまずかったのかと改め声をかけたら今度はダッシュで逃げ出した。何だよ、どういうことなんだ。こちらからお願いしますって頼んでるのに、逃げることはないだろ。くそ、屈辱的だなぁ。
それでも、あのオバサンは特別なんだと気を取り直し、改めて別の女に一層とかける。今度は森公美子が年を取ったようなババァ。想像も付かないだろうが、この状況では比較的マシな方だ。「あの…」と言った瞬間だった。森公美子がいきなり逃げていく。途中で一度振り返ったが、地上に向かって一目散だ。なぜだ、なぜババアたちはオレを見て逃げるのだ。ハーフコートにジーンズ姿のオレが、まさか刑事に見えたってことはないだろう。もしかすると、肩から大きなバッグを下げているのがいけないのか。などと思い、それをコインロッカーに預けて手ぶらで声をかけてみても結果は同じ。一言でも返事をしてくれるのはまだいい方で、たいがいは森公美子似のように無言のまま足早に離れていく。強引に前に立ちふさがってみると、ババアたちは決まってこう一言うのだ。
「私、そういうのじやないんですよ。ゴメンナサイね」たまりかねたオレは近くの喫茶店に駆け込んだ。マスターによると、オレが声をかけたババアたちは確かに立ちんぼだとのこと。それも十年来の筋金入りだそうだ。じゃあ、なんでオレは相手にしてもらえないのか。
「あの人たちはもう相手が決まってるんだよ。常連客のことを『あれは○○さんの彼氏』とか、そう呼ぶんだ」
不特定多数を相手にしているのではなく、特定多数を相手にしている。しかもそれはジジイばかりで、ババアたちは今日の生活費が稼げればすぐ家に帰って行く。あらゆる意味でオレはとんだミスキャストらしい。
「そういえば最近、80代の立ちんぼもいるんだけど今日は来てないねえ。お客さんはまだ若いし、福原のソープの方がいいんじゃないの。だからあの人たちも不審がって逃げるんだと思うわ」
なるほど。確かにそれはそうだ。何かババァたちを納得させる理由付けが必要だろう。そこでオレは賭けマージャンの罰ゲームでババアたちと一戦交えることになってしまった、という設定を考えた。オレも本当はやりたくない。でもそれじゃ先輩にドツかれる。どうか協力してください、というワケだ。が、この目論見も完膚なきまでに打ち砕かれる。
「いや、アタシ違うから」
「人待ってるだけだから」
「いま帰るとこだから」
ババァたちは、あくまで自分は立ちんぼではない、と主張した。常連客の2倍の金を払うと言っても門前払い。交渉すらさせてもらえない。くそ、どうすりやいいんだ!相手を探して早3時間。立ちんぼの数も少なくなってきた。もうなりふり構っていられない。手当たり次第に声をかけるしかないだろう。誰ともヤレませんでしたでは編集部にドヤされるに決まっている。向こうから名古屋章に似たババアが歩いてくる。あいつなら応じてくれるかもしれない。
「オバチャン、お願いします。実はコレコレこういうわけで…」
逃げられないよう、ほとんど一方的に交渉するオレ。しかし…。
「私、電話しに来ただけだから」
わかった、わかった。こうなりやアイツしかいないだろう。さっきから辺りをうろついている和田勉に似たババア。さすがにアイツだけは遠慮したいと思っていたが、とことん追い込まれたオレに余裕はない。しか-し!
「私、そんなことしてェへんもん」
「。。。。。。」
ショックだった。和田勉似の売春婦にまでフラれるって、マジか。こりや現実なのか。悪い夢を見てるんじゃないか。夜8時、こうしてオレはこれまで経験したこともない屈辱にまみれ神戸を後にしたのだった。
「アマイよ」
翌朝、編集部に電話をすると、案の定の答が返ってきた。
「もう1回、行ってみてよ」
フザケンナ!自分で行ってみるよ。
「どうせヒマだろ。今日これからでも再チャレンジして来てよ、期待してるからさ」
「はい、わかりました」
こうして、オレは2日後、再びババア売春婦がたむろする地下街に向かった。が、前回やみくもに声をかけ過ぎたせいで、今日ここにいる立ちんぼが2日前と同じなのか別なのかまるで区別できない。とりあえず、60過ぎの菅井きん似に声をかけてみる。
「オバチャン、相手してもらえませんか」
「私、そういうのじやないもん。人を待ってるだけだから」
ホラ、またこれだ。そう言いつつ、このババアどもはジジイに声をかけられると3分ほど会話して一緒に地下街を上がっていき、バラバラに歩きながら、最後はホテルの中に消えていくのだ(最初の日に後を付けてわかった)。
なのに、なんでオレだとダメなんだよォ。オレはババアたちの拒絶にあいながら虚しい交渉を続けた。ババアたちはそんなオレの行動がよほど奇異に見えるのか、昼を過ぎてからはオレが視界に入っただけで逃げるようになってしまった。無惨。本当に無惨だ。激しい落ち込みを伴って、地上の喫茶店で時間を潰す。窓の外には師走の街を足早に歩くサラリーマン。オレは何をやってるんだ。夕方4時。再び地下街に戻りヤケクソで声をかける。が、その大半には無言のままで逃げられ、返事をするにしても「さっきも声かけられたよ」と先手を打たれる始末。もうダメだ。もう限界だ。向こうから歩いてくるババァがいる。あいつで最後にしよう。いちるの望みを託して声をかける。
「オバチャン、お願いします。相手してくださいよ」
「アタシそういうのじやないもん」
んがぁもうヤメたヤメた。完全にぶち切れたぞ。もう帰ろう。こんなところにはもう1秒だって居たくない。2日間の延べ別時間に及ぶむなしい努力が胸に去来する。クソー、オレはいったい何をしてたんだ。と、そのとき、前回オレを拒絶した名古屋章似のババァが階段の上から下りてきた。
「オバチャンー」
オレは擦れ違いざま、反射的に声をかけていた。
「僕を覚えてますよね。なんでオバチャンたちは、僕じゃダメなんですか」
無言でオレを見て、足を止めるオバチャン。もうごまかさせんぞ。アンタに聞くしかないんだという気迫が通じたのか、オバチャンは初めて人間らしい反応をした。
「ダメじゃないんだけど…」ならどうしてだ。アンダだけじゃない。ここにいるオバチャンたちは判で押したようにダメ、ダメって。なんでなんだ。
「だってこんなお婆ちゃんよ。若い人は若い人がいいんじゃないの」
「そんなことないです。僕、年増が好きなんですよ」
この際、何でも言ってやるぞ。
「じゃ、こんなオバチャンにいくらくれるの」
「1万でどうですか」
難色を示されたら2万までは上げるつもりでいた。なんせ別時間もかかって初めて交渉らしい交渉ができたのである。ところがオバチャンは言うのだ。
「ホントに1万もくれるの!じゃ、行こうか」
えっ、えっ、ええ〜っ!あっけなく交渉成立。何なんだ、いつたいこれは何なんだ。起死回生の一発逆転サョナラホームランだ。オレは思わず、心の中でガッッポーズを決めた。名古屋章似に連れられ、新開地駅の近くにある安ホテルに入る。
「いらっしゃい…ませ」
受付のオッサンがオレとババアのカップルを見てギョッとしている。さすがに珍しい組み合わせなのだろう。当てがわれた2階の和室に入ると、章は風呂に湯を入れた後、おもむろに話しだした。
「兄ちゃんに最初に会った日の夜ね、アナタが夢に出てきたのよ。お願いしますって手を合わせてね」
「それでオレ何か言ってました」
「いや、何も言わないけど。アタシは兄ちゃん若いし、何かアヤシイと思ったのよ」
やはりそれでか。にしても、オレは声をかけた全員のババアから”アヤシイ“と思われて拒絶されたのか。くそ、アンタらの方がよっぽどアヤシイぜ。
「フッーやりたがらないでしよ。アナタ、お母さんいくつ」
「56かな」「でしよ。アタシ53だもん。お母さんとやってるようなモンよ」
ウソをつけ。どう見ても、70近いだろ。別々に風呂に入った後、章がバスタオルを体に巻いたまま布団に寝ころがり、言った。
「じゃ、ヤろうか」
「。。。」
ヤル、のか?章とヤルのか?急に素に返り寒くなるも、もう後には引けない。オレは覚悟を決めて章のバスタオルを取った。偏平型のバストが飛び出す。手や足は細いが、腹が出てバストとの境界線がかろうじて判断できるほど。言うなればロボコン体型。乳首は茶褐色でクレーターがある。右から祇めようか左から紙めようかとしていると「じれったいわね〜」と、章が首に手を回して抱き締めてきた。まさに、がっぷり四つ。この状態で章にぶちゅっぶちゅつと音を立ててキスをされる恐怖。オレのポコチンは縮み上がり、ピクリとも動かない。
「なんだ、若いから激しいかと思ったのに。元気ないわね」
「ちょっと緊張してるんですよ」
さっきは起死回生で小躍りしたが、しょせん名古屋章に似たロポコンババア。本来なら金をもらっても拒絶したい相手なのだ。が、オレから誘った手前、勃たないわけにいかない。こりや地獄だ。「そうだ、オバチャンフェラチオしてよ。フェラチオ」「フェラチオ?何それ」
知らないのか。あんたソープ嬢だったんだろ。
「違うよ。アタシ25才で結婚してずっと主婦だったんだから」
ババアの話を紹介すると、彼女は離婚を機に家を飛び出し、その後ホテルを泊まり歩くホームレス生活をしているらしい。メトロは立っているとお金になると知人から聞かされて3日前から始めたとのこと(ウソつけ)。元締めは存在せずへ他の立ちんぼとのつながりもないが、ボス格が朝、新開地駅付近に集まって何やら打ち合わせているという。
「チンチンを祇める、チンチンを祇める…。やっぱりムリかなあ。だってキチャナイじゃない。アタシたちはチンチンを紙めるなんてしないもん」
いや、別に強要はしないけど。
「ちょっと待って。やったことないことをやるときはやっぱり緊張するから。チンチンを祇める、チンチンを祇める…」
章は布団に顔を伏せ、うわ言のようにそう繰り返す。その間、オレは何とか勃起させようと必死に自分自身をしごき倒した。
「よし、何ごとも勉強だ。やってみるか」
決意したのか、章が半勃ちのポコチンをソフトクリームのように祇め始めた。
「これでいいの-?」
単に下から上になめ続けるだけのフェラが気持ちいいはずがない。それで10分。ついに挿入できるだけの大きさになった。持参のスキンをつけていざ合体だ。
ところが、章はダダをこれる。「だってアタシ、まだコーフンしてないも〜ん。年とってたってコーフンすれば燃えるのよ」
仕方なく章の胸から徐々に下に舌を這わせると、白髪混じりの恥丘が。おい章、髪はそうでもないのに何で下の毛はマダラなんだよ。染めてんのか。
「はやく〜、はやくぅ〜」
しゃべるなよ・ほら見ろ、せっかく勃起したのに、また萎えてきたじゃね-か。再びババアの横に寝て自分自身をしごく。すると今度はババァが自主的に”チンチン“をなめてきた。必死に若い女をイメージする。勃起はこれほど大変なのか。手とババアの舌のダブル攻撃でようやく再び勃起。よし、もう入れるしかない。これを逃したらもう勃たない。細い足だけ見てれば思い出さずに済むだろう。ババァの陰部に唾を塗りつけ、一気にポコチンを挿入した。入った!
「はあああん、気持ちイー!」しゃべるな!と、章がまたオレの首を抱き寄せた。肉塊に埋もれながらも何とかピストン運動を繰り返す。が、やはりダメ。2分
としないうちにオレのポコチンは縮み上がり、ババアの陸から押し戻されてしまった。
「お兄ちゃん。全然ダメじゃないの。お酒でも飲んできたんじゃないの」結局、発射できないまま終了。オレは章に謝りつつ1万円を払い、ホテルから出た。
「また声かけてよ。今度はビデオのあるホテルに行こうよ」
駅までの道すがら、章はオレに言った。本格的にフェラチオの研究をしてみたいのだそうだ。もしかすると、章は本当にフェラチオもしたことのない、素人以下のババアだったのかもしれない。そんなことを思いながら、章と歩く冬の神戸。今年は、もっと普通の取材がしたいなぁ。
ブスはおだてりゃエッチができる?もしくは警戒心が強いのでオチにくいのかどっちだ