ナンパが3度のメシより好きなオレは、その日、声をかけ始めてから十数人目にして、ようやく1人の女を立ち止まらせることに成功した。
「ねーねー。一緒にカラオケでも行かない?」
「いいですねえ。行きましょ」
日々、ナンパに励んでいれば、ごく稀に驚くほどラクショーな女と出くわすことがある。このマサヨが典型だった。2時間のカラオケが終了するころ、あっさりホテル行きを承諾したのである。
「ああ、楽しかったなあ。今日はホントにありがとう」
彼女がそんな殊勝なセリフを口にしたのは、無事射精を終え、2人でまったりテレビを見ていたときだ。あ、こちらこそ丁寧なフェラチオありがとう。おかげで白目を剥いちゃったよ。ハハハのハ。
「黙ってたけど、私、実は自衛隊にいるんだよね」
「へえ、そうなんだ」
「といっても、また新米なんだけど、もう大変でさあ」
「ふうん、あそ」
マサヨは、問わず語りにしゃべり続けた。日々の訓練の辛さ、プライバシーのない生活への不満・・、もっとも、すでに最大の目的を果たし終えたオレにとっちゃまったく興味のない話。最初は適当に相槌を打っていた。ところが、まもなくその内容がとんでもない情報であることに気づく。
「それってマジスゴすぎるじゃんー」
いったいオレは何に興奮したのか。順を追って説明したい。入隊後、自衛官は男女問わず、約半年間の新隊員教育を受ける。
簡単に言えば、部隊の研修期間なのだが、これが実にキッい。厳しい訓練による肉体的な苦痛はもちろん、徹底された寮での管理生活が、隊員の情緒を不安定にするのだ。唯一、自分の時間が持てるのは週末のみ。それも夜9時の門限つきだという。
「だから、休日は心の垣根がなくなってるんだろうね。結構、ナンパに付いてくコ多いもん」
「ホントかよー」
「フフ、アタシもそうじゃん」
「で、マサヨはどこの自衛隊にいるの?」
「X県の△基地だよ」
ナニィ、車で軽く2時間もかかる場所じゃねえか。マえ、じゃキミははるばるここまで何しに来たのさ?に
「ん、おばあちゃんのお見舞い」
何て女だ。そんな大事な用も忘れて、肉欲に溺れるとは。おっと、そんなことはどうでもいい。婦人自衛官、さっそく狩りにいくべ。
果たして彼女は処女だった
友人の山野辺、千葉を召集。編成されたナンパ隊が一路△基地に向かったのは翌週末のことだ。辺郡な田舎を右へ左へ。昼過ぎ、無事現地に到着したものの、周辺には婦人自衛官の姿はおろか、人影すら見当たらない。シーン。なるほど、今日は休日。みな貴
重な時間を外でエンジョイしてるのだろうか。町だ。町に行くぞ。
「でもさ、どうやって自衛隊の女を見つけるんだよ」
「そりゃオメー…」
「私服だったらわかりっこねーじゃん」
どうにもマヌケなオレたちの前に、それは突如、出現した。町の本屋から濃紺の制服を着た女が3人出てきたのである。しかもあのどことなく漂っ初々しさは新隊員に違いない
「すいませーん。キミたちどこの生徒さん」
運転手の山野辺がロ火を切った。
「は?」「いや、見慣れない制服だなあと思って」
「ああ。私たち自衛官なんです」
厳しい訓練の賜物か、背筋をピンと張り、実にハキハキした態度である。本当にコイツらが落ちるのかねえ。とりあえず嫌がった風でもないし、ストレートに誘ってみるか。「ね、時間あるでしょ。一緒にドライブしようよ」
「えードライブですか?いいですよ」
通常、3人も女がいれば、ー人くらい「止めとこ、危ないよ」などとフザけたことを言うのがパターンである。ところが19才の仲良し組という彼女らはまったく疑うことを知らなかった。
「じゃ、ちょっと待ってもらえますか。あそこの店でTシャツとスカート買ってきますから」
狭い街である。さすがに制服姿で男の車に乗り込むのはマズイという。にしても、わざわざ服を買ってまでついて来ますか。のっけから幸先いいなあ、も~。5人乗りセダンに男女が6人。密着状態のまま、海岸に喫茶店にゲームセンターにと移動すれば、打ち解けるのも早い。タ方、カラオケボックスに入ったころには、互いの手をつなぐまで親密になっていた。
「もう、いきなり声かけてくるんだもん。びっくりしちゃった」
「いやー、みんなキリッと済ましてっから、ちょっとからかいたくなったんだよね」「あはは、ヒドーイ」
オレが狙ったのは3人のリーダー格・ミホである。彼女もこっちを気に入ったようで、終始体をすり寄せてくる。
「ミホちゃん。疲れたでしょ?」
「うん、でも楽しかったあ。久々に大笑いしたよ」
「あそう。ね、この後ちょっとホテルに行って休まない?」
「えー、ダメだよお」
口ではそう言うものの、強い拒絶はない。それが証拠にオレの腕を握る力がギュッと強くなったではないか。グへへ、キミも本当はメイクラブしたいんでしょ。30分後、街はずれのラブホに入室ランプが3つ灯る。その1室でオレとミホは激しく抱き合った。いつもより念人りに愛撫したのは、彼女が処女と判明したからだ。
「本当にいいの、入れるよ?」「-・・…」
答を聞かないまま前人未踏の腔にねじ込み、ゆっくり腰を動かす。
「…あ、イタッ」
窮屈な感覚がなんともたまらない。結局、オレは3分と持たずに果てたー。んなアホな。いいたいみなさんの気持ちは実によくわかる。が、事実である。
悶絶6Pに生レズビアンショウ
1回目の成功にすっかり舞い上がったオレたちは、以後毎週のように、出撃するようになった。ボーリング場、デパート、ファーストフード店。まずは新隊員たちが出人りしそうな場所をくまなく調べあげる。一般人との識別は容易だ。
それが規則なのかは知らないが、彼女たちは制服を着て外出することが多いのである。また、例え私服でも見分け方はある。髪型だ。これは後に本人たちが教えてくれたのだが、入隊したての新米は原則、髪を短くしなければいけないという。ベリーショートのグループがいればまず間違いなく自衛官と思っていい。獲物が見つかれば声をかけるのみだ。
「ねえキミたち、遊びに行こうよ。そしたら階級を上げてあげるから」
「あはは、よく知ってますね」
食いつきは呆れるほどいい。そのまま適当にどこかで時間を潰し、頃合をみてホテルへ。ほとんどこれで最後までいける。何度も言う。事実だ。こんなことがあった。いつものようにまんまとホテルに連れ込み、ようやく一戦終了したとき、相手の女が
「ねえねえ。あの千葉くんっていくつなの?」「オレと同い年だよ」
「彼女とかいるの?」
「さあ、今いないんじゃない?」
どうやらコヤツ、オレよりハンサム千葉が好みらしい。ムカツクなー隣の部屋にいるから行けばいいじゃん。ノドまで声が出かかってハッとした。すぐさま彼女の手を引き、千葉の部屋をノック。まったり顔の千葉にこういった。
「いや、このコ、オレよりオマエが好きなんだってさ。連れてきたから一緒に入れてくんない?」「お、お、」
露骨にニヤける顔をみて、瞬時にこちらの意図が伝わったらしい。5分と経たずに乱交がスタートした。もちろん、最後は山野辺たちも加わり6P状態となったのだが、おかしいのはさすが自衛隊というべきか、その3人のうち2人がバイセクシャルだったことだ。生で見たレズショウ。マジで興奮しました、はい。
人間の心理とは不思議なもので、いままで敵わなかった相手を一度攻略した途端、それを軽んじようとする意識が働く。オレたちもまた、毎度難なく引っかかる女たちに対し、次第にぞんざいな行動を取り始めるようになった。あるときは態度が気に食わぬ女を田んぼの真ン中に置き去りにし、あるときは別の女の紹介を迫り、またあるときは生ゴックン、中出しを強要し。まったくもって最低の男どもである。
当然、基地内では悪評が吹き荒れていた。が、そんなことは露とも知らず、相変わらずオレたちは婦人自衛官のケツを追っかけ回していたのである。そんなある日のこと、山野辺が街中で急ブレーキをかけた。
「痛っー」助手席に座っていた千葉が頭を押さえている。
「危ねーな、急に止まるなよ」「おい見ろよ、アレアレアレ」「ん?」
ヤツの指さした方角には制服をきた婦人自衛官が2人。1人はどおってことないが、もっ片方がかなりの美人である。自衛隊は隊員募集のPRに、地方のミスコン優勝者を入隊させてるって聞いたことあるが、彼女もそんなー人なのだろうか。いずれにしてもカワイイー
「どもどもー。何してんの」すばやくパワーウィンドを下げ、ハンサム千葉が声をかける。
「買い物ですけど」「じゃ、車で送ってあげるよ。ま、乗りなって」
「えーいいんですか」「いいょ、いいよ乗っちゃって。さてどこ行こう?ホテル?」「ふふふ、ダメですよ」「ウソウソ。でもせっかくだしドライブでも行かない?」「あ、いいですねえ」ドライブを承諾して、ホテル行きを拒んだものはこれまでのところ1人もいない。ふふ、ねえさん。データは、100%アンタが股開きまっせ。
果たして、この日も例外ではなかった。カラオケやボーリングを楽しんだ後、彼女たちはあっさり、ホテルまでやってきた。さっそくシャワーを浴びよう。で、すぐムシャぶりつこう。ニヤけた顔で、服を脱ぎ始めたそのときだった。おパシャパシャ。突然、激しい光が目を射抜く。見ると、カワイ子ちゃんの手にカメラが握られてるではないか。おい、何の真似だよ。
「アンタたちがひどいことするからでしょー・この写真、張り出しとくから」
なんとコヤツら、以前食った女の班長様とかで、蛮行を繰り返すオレたちを追っていたというではないか。むーチョコザイな。
「カメラ渡せー」血の気の多い山野辺が即座に飛びかかった。が、パッと割って入ったブスがメチャメチャ強い。瞬く間に床に抑えつけられた。もちろん、オレと千葉もタダで済むはずはなく、カワイ子ちゃんに思い切り平手打ちを食らう始末。結局、延々と1時間、ヤツらに罵倒されまくった後、ホテルから帰された。
水虫のせいで撤退を余儀なくされる
撮られた写真の効果は絶大だった。街で声をかけても、顔を見ただけで逃げ出され、豪気な者はこんこんと説教までたれてくる。どうにもひどい有様である。もっとも、それで女日照りになったワケでもない。これまで喰った自衛官のうち、比較的オレたちに悪感情を持っていない者、特に初期にゲットした女たちとはセックスフレンドとして、頻繁に会っていた。
しかもそのうちの3人は、オレたちに処女を捧げたコたちで、調教が実に楽しい。性格がマジメなため、教えたことをスポンジのように吸収するし、下手に耳年増なぶん、かなりスケべなことを命じてもスンナリ受け入れるのだ。中でも前半に登場したミホは、相当なM女に育った。元々素質があったのだろう、家に呼びつけ、奉仕させていると、いつもオネダリが始まる。
「はあはあ…あの、噛んでもらっていいですか?」「またかよお」
乳首ではない。ミホはクリトリスを引き千切れるほど噛んでくれと懇願しているのだ。ガリ。
「んぐぐーァー痛い、痛いょー。…んん気持ちいいー」
まったく、この変態国防女めが。
★彼女たちとパッタリ会わなくなったのは、オレたちが△基地に通い始めてちょっど4カ月目のことだ。理由は1つ。水虫である。日夜、ブーツを履いてドロの中を駆け回る彼女たちの足の皮はボロボロ。そんな彼女たちとのセックスを続けたせいで、いつのまにか強烈なヤツが伝染してしまったのだ。情けない話だが、悩みは深刻。退散止む無しである。それにしても、だ。出撃回数15回のうち、ゲットできなかったのはわずかに3回。どちらかと言えば、モテないタイプのオレでさえこの数字である。おまけに、それまで経験したことのなかった乱交プレイや、SMも大いに堪能できたのだ。うらやましいと思っているアナタ、一度挑戦してみたらいかがです?何の策もいらず、リスクもない(ヤり過ぎには注意だが)ナンパがせっかくあるんだから。