ときたま登場する女性ライターのリポートを読むたび、自分でも何かできないかと思っていた。小柄で幼く見えるものの、16の初体験以来、ヤった男は3ケタ以上。大きな声じゃいえないが、私はエッチが大好きなのだ。好奇心のおもむくまま、SMからカップル喫茶、乱交パーティーまで一通りのことは全部試した。が、それ自体は誌面に載るほど特別なことではない。
でも最近、ライター見習いや女性読者がバター犬やうなぎでイケるか実験してるのを見て、私にもチャンスがあるんじゃないかと思えてきた。体を張ったリポートなら私にもできるんじゃないかと。何かやらせてください!と、思い切って編集部に電話を入れた。
「じゃあ、黒人男性とのHは気持ちイイか試してみない?」え!
「やっばり犬やうなぎより、人間の方が安心でしょ」
そりゃそうだけど、黒人ねえ。私がこれまで相手にしたのは日本人だけだし、正直、ちょっと恐い気がする。
「よく彼らのペニスはデカくて、一度体験したら虜になるっていつじゃん。あれが本当かどうか実際にヤって確かめてほしいんだよ」
デカいチンチンか。そういや家田荘子の「イエ口ー・キャブ」にも、彼らとヤったら並みの男じゃ物足りないなんて書いてあったな。感じやすい体質のせいか、エッチのたびイってる私だけど、もしかして、まだ【性の悦び】ってヤツを知らないのかも。
「…あの、私やります。ゼヒやらせてください」
「え、本当の本当にいいの?」「本当にって・・」
編集さんいわく、女性ライター陣に断られ続け、お蔵入りになっていた企画らしい。いまさらそんなこと言われても、もう火がついちゃったよ。やっば女と生まれてきたからには、一度ぐらいマグナム級のチンチンを体験してみたいもんね
黒人=米兵といっ単純な発想のもと、友人を誘い海軍基地の街、横須賀へ足を運んだ。インターネットの情報によれば、この地には黒人目当てに日本各地からモンスターと呼ばれる黒人大好きギャルたちが集まるクラブがあるそうだ。おまけに歩いて5分ほどの距離にラブホも。カンペキだあー。ムフフ、踊ってるうちエディ・マフィーみたいなNAVYと目が合い一目惚れしちゃったりして。んでもって、アメリカで暮らそうなんて言われたらどうしよ。
妄想する間に電車は横須賀中央駅に到着。時刻はまだ午後6時夜はこれからだ。とりあえずベースの向かいのタコス屋に腰を落ち着け様子を伺う。うわ、オーバーオール着た彼カッコいい。モデルじゃないの。きゃ、あのパーカーの子、カワいくない?最初は道行く異人さんたちをドキドキしながら眺めていた私だけど、1時間たち2時間が過ぎる間に気がついた。圧倒的に日本人の方が多いのだ。店にもときどき外人客はやってくるがもしくは40-60代の方々ばかり。
「いまはキティホークがいないから静かなのよ」
店のおばちゃんによると、アフガン空爆のため、横須賀に停泊していた空母・キティホークとともに5千人以上のNAVYが出動してしまったそうだ。ウソでしょ。念のため、件のクースフを覗くも、10時を過ぎたというのに人っ子ひとりいない。名物ドブイタ通りの飲み屋街も閑散とし、唯一、客がいたカントリーバーでは白人のおじいさんたちが歌
声を張り上げていた。これじゃあダメだ。
すぐさま東京に折り返し、渋谷はブラックミュージックの殿堂・クラブHへ。身分証を提示して薄暗い店内に入ると、大音量のフラコンが流れていた。よしよし。席もダンスアロアも、ブカブカパーカー&ワークパンツ姿の男子たちで満杯だ。これだけいれば、2、3人お持ち帰りできるかも。コロナビールをあおり、ターゲツトを物色する。デブはヤだけど、多少は筋肉がないとな。あ、あれあれ。目深に被ったキャップで顔は早えないものの、色黒の胸元で揺れるゴールドのネックレスがセクシーじゃん。フラフラ踊りながらブラック君に近づき顔を覗けば、ん?キミ、日本人じゃないの。
って…ブラックライトの中で踊ってるヤツらは全員、日本人だよ。席に戻り改めて観察した結果、純粋な黒人と認定されたのはブースで皿を回すDJと店員、たったの2人。いったい、黒人さんはどこにいるのでしよう。
相手を見つけるのがこれほど大思わなんだ。黒人さん黒人。あっでっいや新宿でチラうてるのを見たことあるぞ。思うが早いかタクシーで歌舞伎町に着いたのが深夜1時30分。さっそくカラォケ屋の前にいたガタイのいい、目鼻立ちのハッキリしたアフリカンに声をかけた。「リメンバー・ミ?」「オフ・コース」
初対面なのにノリのいい方だわ。彼は25才のナイジェリア人。実に親しみが持てる。いい線いってんじゃないの。英語はよくわかんないけど、たぶん仕事が終わるまで1時間待てと言ってるらしい。「イエス」とりあえずケータイを教え、冷え込む街をブラブラ。と、モ口好みの黒人に遭遇した。肌は黒というより褐色で、180センチはありそうなモデル体型だ。
「プリーズ・ゴー・トウー・ホテル・ウイズ・ミ」
「OK-2万」「メイクラブする、2万オレとセックスしたけりゃ2万払えだって・・」
落ち込んだ私がヤンキースの口ゴ入りキャップを被る黒人男に出くわしたのは、その5分後だった。「アイ・ライク・ユー」ヤケクソで声をかけると、肩に手を回してきた。で、まずは彼を連れ韓国屋台へ。なんでも、ジャマイカ出身の29才で、名はボブ。友人と埼玉のアパートに同居してるそうだ。
「ユー・ライクニソャパニーズ・ガール?」「イエス、イエス」
お腹が膨れ、ヤる気になったボブとラブホテル街へ向かう。さあー、いよいよだァー
しかし・・、回るホテルみんな、フロントのおばちゃんが私たちを見るゃ満室なの、ゴメンなさいと断ってくるのだ。これって、人種差別?やつと入れたのは、うらぶれた連れ込み宿の牡丹の間だ。
ボブは部屋に入るとさっそくバスローブにお着替え。横目で見れば、筋肉質で引き締まった体ながら、足も胸も下半身もチリチリの体毛で被われている。おまけにキャップを脱いだ顔は動物に近いような・・、
「メイクーてフ・エンジョイー」
布団に寝転び手招きするボブ。シャワーで汗を流したかったが、これだンャマイカ流かと下着姿で横に潜り込む。と、むむ。トワレと体臭の入り交じった何ともスパイシーな香りが。慣れればクセになるのかしらと、フンフン匂いをかげば、いきなりディープキス。エサに食いつく鯉のように、私の唇を丸パックリとふさぎ、もの凄い吸引力で吸い付いてくる。
「んー、んー」苦しそっな声に気ついたボブが、間いかける。犀ン、コワイノフ」いったいこの男は何を言ってるのか。呼吸困難であえぐ私の脳裏に浮かんだのは痕菌だ。そりゃ恐いに決まってる。
「ベリー・デンジャラス」
般若のような顔になるボブ。感情がすぐ表に出るからわかりやすい。
「ノーノー、ゼンゼンコワクナイ。」
「ソーリー」とキスすると、ボブは機嫌を直しバスローブをかなぐり捨てた。勃起したチンチンが、お腹に沿ってヘソの辺りまで反り、さりげなくタッチすればカチンカチンだ。外人は柔らかいなんてウソじゃん。おまけにこれがデカイんだなあ。太さはビックリするほどじゃないけど、長さが尋常じゃない。20センチぐらいあるんじゃないか。私は予め用意した、Lサイズのコンドームを差し出した。
「ホワイ?」スキン持参で逆ナンする女なんて私ぐらいだろう。驚きながらも真っ黒でスジもカリもないチンチンにコムを被せるボブ。でも長さが足りず、まるでピンクの帽子を被ったヌンチャクみたいだ。
「オーケー」体勢の整った彼が、私の上に乗っかり乳首をゴリゴリ操んでバキュームキスで吸い上げる。
「ノー、ノ」
と痛がる私を、彼は瑞いでいると勘違いしたらしい。ちょびっとしか濡れてないアソコに指を2本突っ込み、そのまま正常位でー入るわけないじゃん。と、2、3度腰をぐねらかしたかと思うと、腔の中で熱いモノが。マジ?イっちゃったの?早すぎだって。しかし、それから10分と経たぬうち再びボブは動き出す。見ればチンチンがカチンカチンに反り返っている。
「もっとエンジョイシマショ」
さすがに2度目は三こすりではなかったが、ピストン運動はなく、腰を左右にこねくり回す方法で2分弱。だからさあ、気持ちよくなるヒマもないんだってば。
「もっともっとエンジョイー」2回出したというのに、彼はまだまだヤル気だった。グッタリした私の両足を持ち、マングリ返しの体勢に持ち込むと、唾をアソコになすりつけ、長いチンチンをぶっ差す。早くイケー早くイケー早くイケーー…。心の中で繰り返すこと2回チンチンが波打つ。あー、助かった。まったくお前はオナニーを覚えたサルかよ。後で聞いたところによれば、ガールフレンドが国に帰ったとかで、3カ月ヤってなかったらしい。あーあ、デカくて体力があればいいってもんじゃないね、セックスは。
いきなり4Pはコワイっす
いくら何でもこれで黒人は気持ちよくなどと結論するのは無茶がある。っていっか、私が納得できない。もっともっと気持ちいいエッチがしたいよー。アソコの痛みが引くのを待ち、終電で六太木に繰り出したのはその1週間後。夜の六本木は恐い、なんてビビってるロじゃない。六本木に黒人が集まってるのは周知の事実なのだ。
案の定、電車を降りた塗順駅のホームに黒人が3人。地上に出れば出たで・白人や黒人の客引きが声をかけてくる。それを振り切り六本木通りを溜池方面に進めば、黒人男&日本人女、または白人男&日本人女のカップルが、いまから工ッチしますというエロエロオーラをまき散らしタクシーを拾ってる。真っ先にここに来ればよかったよ。とりあえずインターネットのクラブリストに一初心者向けと紹介されていたGに直行。
ドリンク片手に物色したものの、目につくのは白人ばかり。その周りでキャーキャー騒いでるのは、ヘソ出しタンクトップの日本人ギャルだ。黒人は見あたらない。速攻でGに見切りを付け、今度は半分が黒人とコメントの付いていたNへ。狭い階段を上って店に入ると、薄暗いフロアで20-30が踊ってる。黒人7割。残りが日本人のカップルと、女性同士の客だ。カウンターでソントニックをもらいイスに座ると、ニッコリ笑顔で手招きする黒人と目が合った。180はあろうかという長身に、黒いキャップ&金ぴかネックレス。独特のリズムで踊る姿がなんともカッコイイ。名はジョー。28才でアメリカのノースカロライナ出身と言うが、…顔はどうみてもアフリカ系だよな。
仕事は亀有のエ場で「口ボット・リペア」してるそうだ。「ワタシヤサシイョ」手をつないで踊りながら、頬をなでたり髪を触ったり、さらには股間をグリグリ押しつけ口説いてく。六本木で遊んでるだけあって女の扱いは慣れてそうだ。
「アー・ユー・マイ・ガールフレンド?」「イエス」
思わずっなずくと、車でボクの家に行こうと誘っ。「メイクラブ。ぼくヤサシイ」耳元で嚇かれフラっときたが、頭のどっかで引っかかる。友だち3人と住んでるって言わなかったっけ?もしかして4P?いやー、さすがにそれはコワイっすー。
トイレに行くフリをしてそのまま外へ出る・すでに時計は4時。始発を待とうと目に付いたバーへ入った。白人も黒人も日本人も、静かにグラスを傾けている。あー、疲れたな。本日の出来事をメモっていると、肌の浅黒い外国人がやってきた。顔立ちはインドとかイスラム系だ。
「ハ口ー」声をかけると横のイスにあっさり腰掛けてきた。もしかしてもしかする?トニーはカナダ出身で、来日1年弱の25才。都内の会社に勤めるコンピュータ・プログラマーらしい。六本木で遊ぶ外国人というより、仕事先で会うビジネスマンの雰囲気だ。「ホェア・アー・ユー・フロムフ」「ホシカラキタョ。ユーはフェアリーね」
僕は星の王子様でキミは妖精だ「ベリー・キュート」
「アイ・ウォント・ラーン・イングリッシュ・イン・ホテル」
文法もへったくれもないが、これで十分。トニーは「OK」とウインクを返してきた。よつしゃー。はよ行きましょ。六本木にラブホがあるのか心配だったが、トニーに手を引かれコジャレたホテルにチェックイン。部屋に入るや服を脱ぎすて、バスルームへ。シャンプーを泡立てて互いを洗う。身長175ほどで細身のトニーは、体毛も薄くおヘソの下に褐色の陰毛がやわらかそつにカールしてる程度だ。が、そこからニョッキリ飛び出たチンチンは与太さはそれほどでもないものの超ロング。肌の色より黒々とし、実に使い込んである感じだ。
「ユー・ベリー・キュートー」
「アイム・Aカップ。バスト・イズ・マイ・コンプレックス」
「アナタ、自分の魅力ワカッテナイ。バストサイズ、ノープロブレムー」
耳元で嘱きながら、円を描くように乳首をタッチするトニー。ああ、こんな優しく私の胸を骨撫した人は初めてだわ。ジワーっとアソコが濡れて来る。ああ、早く入れてー
指一本入れられ震えるほどの快感がベッドルームに移動して体勢を撃えると、
「抱っこしてフレンチキスしながらOK?」なんて嘱く。「イエス」「ウレシイョ」
優しく押し倒されてる自分が、アメリカ映画のヒロインにでもなったようだ。
「アー・ユー・オッケ?」
お姫様のように労りながらも的確な指遣いで休みなく触り続ける。アソコに指を1本入れられただけで、思わずソ久ソクふるえがきた。アーン、気持ちいいよお。
「ユー、キュート」頬をなでられ、キスしながらゆっくり挿入。
「イタクナイ?」痛いどころか、アソコがキュンキュン伸びてチョーー熟持ちいい。トニーはピストン運動しながらもキスしたり微笑んだり。アソコだけじゃなく、心まで感じちゃ一2きっとシスターたちはこれにハマるのね。日本人とじゃ目を見つめながらエッチするなんて、吹きだしちゃうもんな。「サユリ、キモチイイー」私の手を握りしめ~子宮の奥深くにドクドク熱い精子を出すトニー。私も深いオーガズムを感じていた。
★黒人男性は、気持ちイイ人もいればそうでない人もいる。ただ、大きさに慣れると小さいサイズには感じなくなってしまうかもしれない。私の場合、ボブとの3回戦で免疫ができたのかトニーとは痛みもなくヤれたが、彼いわく「最初は痛がるけど3回目からはびっくりするほど感じる」らしい。